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X-BREAK EXが414万7千円、Limited EXが429万円

スバル 新型「レガシィアウトバック」はプレミアム価格に!?ライバル車のトヨタ「ハリアー」と比較

2021年10月7日に正式発表が予定されている、スバルの新型「レガシィアウトバック」。

2021年10月7日に正式発表が予定されている、スバル 新型「レガシィアウトバック」

2021年10月7日に正式発表が予定されている、スバル 新型「レガシィアウトバック」

2021年9月2日には、新型レガシィアウトバックの日本仕様における概要が公表されているが、今回は独自情報で価格が明らかになったので、ライバル車との比較などを交えながらお伝えしたい。

レガシィ アウトバックの製品画像
スバル
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(レビュー293人・クチコミ16565件)
新車価格:414〜429万円 (中古車:9〜369万円

スバルの販売店では、「正式な発売は、2021年11月末ごろになる。試乗車は、その後に配車される」と言う。新型レガシィアウトバックのグレードラインアップは、X-BREAK EXとLimited EXのシンプルな2グレード構成だ。エンジンは、1.8L水平対向4気筒ターボが搭載されており、駆動方式はAWD(4WD)のみになる。

■スバル 新型「レガシィアウトバック」のグレードラインアップと価格
※価格はすべて税込
X-BREAK EX:4,147,000円
Limited EX:4,290,000円

■スバル 新型「レガシィアウトバック」の主なメーカーオプションと価格
※価格はすべて税込
ハンズフリーオープンパワーリヤゲート:143,000円(X-BREAK EX)
本革シート(ナッパレザー):176,000円(Limited EX)
ハーマンカードンサウンドシステム+11スピーカー:132,000円(全グレード)
サンルーフ(電動チルト&スライド式):110,000円(全グレード)

新型「レガシィアウトバック」の「X-BREAK EX」グレード

新型「レガシィアウトバック」の「X-BREAK EX」グレード

新型「レガシィアウトバック」の「Limited EX」グレード

新型「レガシィアウトバック」の「Limited EX」グレード

価格は、X-BREAK EXが4,147,000円、Limited EXは4,290,000円になる。X-BREAK EXのほうが143,000円安いが、Limited EXに標準装備されている「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」(リヤゲートを電動で開閉する機能)がX-BREAK EXではオプション設定になっており、それをオプション装着すればLimited EXと同額になる。したがって、両グレードの関係性は上下ではなく並列だ。都会的なプレミアム感覚を好むならLimited EXを、悪路向けSUVのような野性的な雰囲気を重視するならX-BREAK EXを選ぶといいだろう。

新型「レガシィアウトバック」に搭載されている、「11.6インチ センターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム」

新型「レガシィアウトバック」に搭載されている、「11.6インチ センターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム」

ちなみに、先代の価格はX-BREAKが3,465,000円、Limitedが3,630,000円であった。新型の価格は、先代に比べると60万円以上高くなっている。新型と先代の装備を比べると、新型では渋滞時にステアリングホイールから手を放しても運転支援してくれる「アイサイトX テクノロジー」や「11.6インチ センターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム」などが標準装備されている。またエンジンは、先代の2.5L水平対向4気筒から、新型では「レヴォーグ」にも搭載されている1.8L水平対向4気筒直噴ターボへと刷新された。さらに、プラットフォームやボディ構造にも変更が施されており、高剛性化や軽量化などが図られている。

これらの性能アップを考えると、値上げについては納得できるが、本来の価格上昇はエンジン関連で約15万円、装備とボディ構造で約30万円、合計して約45万円といった水準だろう。つまり、X-BREAK EXが390万円、Limited EXなら405万円前後が妥当なのではと考えられる。2種類のグレードのどちらも400万円を超えてしまう価格帯になると、少々割高感を感じてしまう。

トヨタ「ハリアー」の外観イメージ

トヨタ「ハリアー」の外観イメージ

価格が400万円を超えると、ライバル車も上級SUVが対象となってくる。人気なども考慮すると、筆頭にあげられるのはトヨタ「ハリアー」だろう。新型レガシィアウトバックと条件を合わせて4WDを選ぶと、同じ価格帯に位置するハリアーは、Gハイブリッド・E-Four(422万円)、あるいはNAエンジンのZ・4WD(413万円)になる。
ハリアー Gハイブリッド・E-Fourの装備は、新型レガシィアウトバックのX-BREAK EXに比べると見劣りするが、ハイブリッドシステムが搭載されているのでWLTCモード燃費は21.6km/L(E-Four)になる。新型レガシィアウトバックの13km/Lを、大きく上回る燃費値だ。

また、ハリアーにNAエンジンを搭載しているZは、排気量が2Lなので動力性能は低いが、「JBLプレミアムサウンドシステム」や高輝度塗装の「19インチアルミホイール」などが標準装備されている。両車の特徴を比べると一長一短で、新型レガシィアウトバックにはパワフルな動力性能、進化した運転支援機能の「アイサイトXテクロジー」といった魅力が備わっている。そして、ハリアーであれば同じ価格帯でハイブリッド車や、豪華な装備などが手に入る。ハリアーは、日本市場に重点を置いて開発されており、人気の高い機能や割安感に配慮されているので、高価格車でもコンパクトSUVの「ライズ」と同等の販売台数になるほどの人気を得ている。

スバル 新型「フォレスター」の外観イメージ

スバル 新型「フォレスター」の外観イメージ

同じスバルのSUVで、高い人気を誇る「フォレスター」とも比べてみよう。フォレスターのボディサイズは、全長が4,640mm、全幅は1,815mmなので、新型レガシィアウトバックの4,870mm、1,875mmに比べると全長が230mm短く、全幅が60mm狭い。フォレスターのエンジンは、2L水平対向4気筒の「e-BOXER」(ハイブリッド)に加えて、新型レガシィアウトバックと同じ1.8L水平対向4気筒直噴ターボも選べる。ターボの動力性能は、新型レガシィアウトバックと同じ数値で、同エンジンを搭載するフォレスタースポーツの価格は3,300,000円だ。両車を比べると、新型レガシィアウトバックはフォレスターに比べて走行安定性において勝っており、装備も充実しているが、価格は同じエンジンを搭載しながら約85万円高い。

スバル「レヴォーグ」の走行イメージ

スバル「レヴォーグ」の走行イメージ

新型レガシィアウトバックはステーションワゴン感覚のSUVなので、「レヴォーグ」とも比べてみよう。レヴォーグのエンジンは、新型レガシィアウトバックと同じ1.8L水平対向4気筒直噴ターボで、エンジンスペックも共通だ。レヴォーグ GT-H・EX(3,707,000円)の装備内容は「アイサイトXテクノロジー」「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」の標準装備なども含めて、新型レガシィアウトバック Limited EX(4,290,000円)に近い。これと比べても価格は、新型レガシィアウトバックのほうが、約58万円高くなる。

新型レガシィアウトバックは、同じスバルのSUVに比べて、内外装の質感や装備を充実させている。そして、価格はフォレスターやレヴォーグに比べて、50万円前後上乗せされている。新型レガシィアウトバックの評価は、大柄なボディによる広い居住空間や大容量の荷室、ゆったりした運転感覚をどのように判断するかによって変わってくるだろう。ちなみに、先代レガシィアウトバックは、車内の広さはLサイズでも、価格はミドルサイズという割安感が魅力のひとつであった。それが、新型では価格を含めてLサイズの領域に一歩踏み込んでいると言えそうだ。

日本市場では、ボディをミドルサイズに抑えて、価格も割安な「レヴォーグ アウトバック」のような車種もラインアップするとよろこばれるはずだ。以前のレガシィアウトバックは、まさにそのような商品性で人気を高めたからだ。

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渡辺陽一郎

渡辺陽一郎

「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も大切と考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心掛けるモータージャーナリスト

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