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お手ごろな軽スーパーハイトワゴンをお探しなら、スズキ「パレット」はいかが?

限られたボディサイズと排気量という制限があるいっぽうで、維持費の面で大きく優遇されているのが軽自動車だ。ひと昔前までは、いろいろと我慢を強いられる車両というイメージがあったが、近年では普通車並みの装備を持った車両もめずらしくなく、ファーストカーとしても十分使用に耐えうるものが多くなってきている。

2008年に、ダイハツ「タント」のライバル車として登場した、スズキ「パレット」。後席両側スライドドアを装着するなど、先進的な装備を豊富に備えた軽スーパーハイトワゴンとして人気となった。パレットは、後継車種の「スペーシア」が登場する2013年まで販売された

2008年に、ダイハツ「タント」のライバル車として登場した、スズキ「パレット」。後席両側スライドドアを装着するなど、先進的な装備を豊富に備えた軽スーパーハイトワゴンとして人気となった。パレットは、後継車種の「スペーシア」が登場する2013年まで販売された

パレットの製品画像
スズキ
4.56
(レビュー93人・クチコミ3389件)
新車価格:111〜169万円 (中古車:1〜94万円

その代表格と言えるのが、スーパーハイトワゴンと呼ばれるジャンルの軽自動車だ。限られたボディサイズの中でも、高い全高によって広い室内空間を実現しており、両側にスライドドアを備えることで利便性をアップさせるなど、日常使いにおいて過不足のない実力を身に着けている。

そんな軽スーパーハイトワゴンは、人気モデルということもあって、中古車で購入しようと考えた際には、比較的高値で安定しているというのがネックになる。そこで、おすすめしたいのが、軽スーパーハイトワゴンとしては意外なほど買いやすい価格で推移している「スズキ パレット」である。

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ダイハツ「タント」のライバル車として生まれたパレット

2007年に開催された東京モーターショーで披露され、翌年1月に販売をスタートしたスズキ「パレット」は、2003年に初代モデルが登場して一躍人気車種となったダイハツ「タント」のライバル車として誕生した。

スズキ「パレット」の両側スライドドアの開閉イメージ

スズキ「パレット」の両側スライドドアの開閉イメージ

ボンネットを持つ軽自動車のなかでは、史上初となる両側スライドドアを採用した車種として話題となったパレットは、現代の軽スーパーハイトワゴンの基本となるモデルでもあった。

スズキ「パレット」のインパネ

スズキ「パレット」のインパネ

パレットは、装備面でも充実しており、軽自動車の下位グレードでは省かれがちな電動格納式ドアミラーや、シートリフター&チルトステアリング、自発光式メーター、ABSなどが全グレードに標準装備されていた。さらに、下位グレードの「G」以外には、サイドエアバッグや電動スライドドアが備わるなど、一クラス上の装備を備えていたのも特徴的だった。

スズキ「パレット」のフロントシートとリアシート

スズキ「パレット」のフロントシートとリアシート

室内空間は、ゆったりとしたベンチタイプのフロントシートと、大人が足を組むことができるほどに広いリアシートを持ち、新たに採用された低床プラットフォームによってリアのステップ地上高は340mmという低さを実現している。

スズキ「パレット」のリアシートを倒すとフラットになり、自転車など大きな荷物を積み込むこともできる

スズキ「パレット」のリアシートを倒すとフラットになり、自転車など大きな荷物を積み込むこともできる

バックドアの開口部も広く採られているほか、リアシートはダイブダウン機構を採用することで、格納するとほぼフラットで広大なラゲッジスペースとして利用できるなど、使い勝手にもすぐれたものとなっていた。

搭載されるエンジンは、当時のスズキの軽自動車に広く採用されていた「K6A」型エンジンで、NAとターボ(「T」系グレードに搭載)が用意されていた。組み合わされるトランスミッションは、デビュー当初は4速ATのみであったが、2009年9月の改良によって、「G」グレードを除く全車に、市販車では世界初搭載となる副変速機構付CVTを採用。これによって、発進加速の向上と燃費性能の良化を実現している。その後も、CVTの改良やアイドリングストップの採用などの変更を実施して燃費性能を向上させながら、2013年2月ごろまで販売を継続し、実質的な後継車種である「スペーシア」へとバトンタッチしたのだ。

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支払総額10万円台から見つけることができる「パレット」

スズキ「パレット」は、一部改良によって新たにCVTが搭載された(発売当初は4速AT)。画像は、CVT搭載車の「X」グレード

スズキ「パレット」は、一部改良によって新たにCVTが搭載された(発売当初は4速AT)。画像は、CVT搭載車の「X」グレード

現在、人気を誇る軽スーパーハイトワゴンの要素の多くを先んじて採用していたパレット。それだけに、デビューから10年以上が経過した現在でも、装備内容に不満を感じる点が少ないのが魅力のひとつだ。とはいえ、年数は経過しているために、中古車市場では安価な物件も多くなってきており、安いものでは支払総額が10万円台で購入することができるものも複数存在している。

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ただし、いくら安価でもあまりに過走行な車両は推奨しづらいのだが、予算を40万円までアップさせることができれば、改良後のCVT搭載モデルで走行距離5万km以下、上級グレード「X」系の車両を十分に狙うことができるのでおすすめだ。

さらに、予算を60万円までアップさせれば、余裕の出力を誇るターボエンジンを搭載した「T」系グレードでCVT、走行距離7万km以下という物件も射程圏内に入ってくる。街中を普通に走るだけであればNAモデルでも十分ではあるものの、人を乗せる機会が多い人や、高速道路を使っての移動が多い人などは、動力性能に余裕があるターボモデルをおすすめしたい。

記事執筆時点で掲載されているパレットの中古車は、最も高価なものでも90万円をわずかに下回るものとなっており、最も掲載台数が多いのは20万円〜30万円台ということもあって、全体的に買い得感が高いのが最大の特徴だ。

スズキ「パレット」の一部改良によって、新たに追加された「パレットSW」

スズキ「パレット」の一部改良によって、新たに追加された「パレットSW」

ちなみに、パレットには派生車種としてシャープなフロントマスクを持った「パレットSW」という車種が存在している。パレットSWは、最も掲載台数が多いのは30万円〜40万円台とやや高値となっているが、クルマとしての機能や性能はパレットと同等なので、「どうしても、パレットSWの見た目がいい!」というこだわりがある人以外は、通常のパレットのほうが圧倒的にコストパフォーマンスにすぐれているといって差し支えないだろう。

※当記事に掲載されている中古車の価格や相場、台数、推奨モデルなどは、記事掲載時点の情報になります。

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小鮒康一

小鮒康一

某大手自動車関連企業を退社後にフリーランスライターへ。かつて中古車販売店に勤務していた経験を生かし、中古車系の媒体などで執筆。国産旧車の記事を得意とするが、現行車の情報収集も欠かさない。

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スズキ
4.56
(レビュー93人・クチコミ3389件)
新車価格:111〜169万円 (中古車:1〜94万円
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