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トヨタ、新型「プリウス」発売開始で、注目度も急上昇! 「3代目の欠点をすべて改良し、乗り心地がアップ」との評価

トヨタ 新型「プリウス」

トヨタ 新型「プリウス」

2015年12月9日(水)、トヨタのハイブリッド車の代表車種ともいえる「プリウス」の新型モデルが発売開始された。本モデルで4代目となる「プリウス」だが、今年秋の「東京モーターショー2015」で一般公開され、大きな話題となった。この新型プリウスは、トヨタが掲げる「TNGA」(Toyota New Global Architecture)に基づいて設計されており、ボディ剛性などがアップしている。また、1.8リッター直4エンジンを中心にしたハイブリッドシステム「THS II」も小型・軽量化されており、走行用バッテリーとしてニッケル水素に加えてリチウムイオンも用いられる。目標燃費は、JC08モードで40km/l(一部グレード)。

図1:「自動車」カテゴリーにおける人気4車種と「プリウス」(全モデル)のアクセス数推移(3か月)

図1:「自動車」カテゴリーにおける人気4車種と「プリウス」(全モデル)のアクセス数推移(3か月)

図2:「自動車」カテゴリーにおける人気4車種と「プリウス」(2015年モデル)の注目ランキング推移(3か月)

ただ、価格.comの「自動車」カテゴリー上では、新型プリウスの話題は、これまでさほど盛り上がっていなかった。図1は、「価格.comトレンドサーチ」で見た、「プリウス」(全モデル)と、12月16日現在の人気4車種とのアクセス数推移を示したものだが、これを見ると、新型プリウスが大々的に発表された10月後半の「東京モーターショー2015」以降も、それほど大きな盛り上がりにはなっておらず、12月に入って、新型プリウスの発売日が近づいてから急激にアクセスが上がっていることがわかる。図2は、新型「プリウス(2015年モデル)」と、人気4車種との注目ランキング推移を示したものだが、12月9日の発売日以降に急激に注目が集まり、一気にベスト10入り。12月16日現在では、ベスト5内の4位につけるほどの注目を集めるようになった。ただ、これまで代々のプリウスの発売時に比べると、その盛り上がりや注目度はかなり控えめで、爆発的な人気となっているわけではない。

図3:新型「プリウス」のユーザー評価(12月16日時点)

図3:新型「プリウス」のユーザー評価(12月16日時点)

12月16日時点ですでに3名の方が試乗を含んだユーザーレビューを投稿しており、納車は年明け以降になるものの、その乗車感などを綴っている。現在の満足度は4.00で、まだレビュワーの数が少ないとはいえ、それほど高い評価にはなっていない。レビューの内容を見ると、どのレビュワーも全体的な満足度は高そうなのだが、なぜか総合的な評価となると、4.0という結果になっている。項目別に見ると、「乗り心地」と「燃費」は5.00の満点だが、そのほかは「走行性能」が4.29である以外は、すべてが4.00という標準レベルの評価だ。

高く評価されている「乗り心地」では、「車体の剛性感の向上と振動の少なさ、カーブを曲がるときのロールの少なさは特質物です。上級の車に乗ったようです」「今回1番改良された部分。段差、細かい振動をすべていなす」「外部ノイズからの遮断性が高く、話題の新骨格構造「TNGA」を採用するボディが「従来型よりもはるかに強靭」というテイスト」など、新型プリウスが採用する「TNGA」プラットフォームが、高い剛性を実現していることをうかがわせる内容だ。「燃費」については、40km/lという目標燃費をうたっているだけあって、こちらも高評価。「急坂、街中を走り試乗後の自分の燃費が24.4km/l」など、実燃費でもかなりのパフォーマンスを発揮している。

「走行性能」についても、4.29という評価はそこそこではあるが、3代目の評価が3.68であったことを考えると、かなり向上していると見ることができる。「コーナリングは街中の交差点を曲がってもわかるくらいシャープ」「ピッチング挙動が見事に封じ込まれた高いボディコントロール性や、ライントレース性が明らかに従来型より優れているあたりにも、「クルマとしての基本性能が高まった」という印象を強く受けた」など、レビューでも高評価だ。

こうした高評価とは反対に、さほど評価が芳しくないのが、「エクステリア」「インテリア」だ。デザインは3代目プリウスとさほど変わらないのだが、元々それほど高い評価を得ていなかったためか、新型モデルでも、標準的な評価だ。ただし、「扉を閉める時の音も高級感があってよい」「シートは3代目よりもホールド感があってよい」など、前モデルからの進化は随所に見られるようだ。

図4:新型「プリウス」の12月14日時点でのライバルランキング

図4:新型「プリウス」の12月14日時点でのライバルランキング

総論としては、「3代目の弱点が全て直っているので、こだわりのある人は買い替えの価値がある」「あきらかに3代目とは全く異質な仕上がりになっていた」など、従来のプリウスオーナーからすれば買い換える価値のあるモデルとなっているようだ。ただ、すでにハイブリッド車は数多くが市場に投入されており、プリウスが特別な存在であったような時代ではないだけに、新たなプリウスユーザーを引き込めるかどうかはやや微妙なところもある。

図4は、新型「プリウス」の12月14日時点でのライバルランキング(同時に比較されている車種のランキング)だが、2位にはマツダ「CX-3」、3位にスバル「レヴォーグ」、4位にホンダ「ヴェゼル・ハイブリッド」、5位にマツダ「デミオ」が来るなど、ハイブリッド車ばかりがライバルではなく、「CX-3」や「デミオ」のように、高燃費のクリーンディーゼルエンジンを搭載した車種や、「レヴォーグ」のような「走り」にこだわった車種との比較も多くなされている。ユーザーの車に求める要素がやや変わりつつある中で、今回の新型「プリウス」がどの程度の支持を得られるのか、注目したい。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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