筆者は「クロックス」のサンダルの愛用者です。素足でも靴下でもサッと履けて、買い物やゴミ捨てなどのちょっとした外出に非常に便利なんですよね。ただ、冬はさすがに寒い……。そう思っていたのですが、なんと“冬向けのクロックス”を見つけました。
一見クロックスとは思えないルックス
これが温かくて履きやすく、冬の軽い外出にぴったりだったのです。
商品名は「ブリッツェン ラックス コンバーチブル クロッグ」。ちょっと長い名前ですが、その名の通り“コンバーチブル”、つまり2種類の形に切り替えて履くことができる靴となっています。まずは、クロックスの定番である「クロッグ」の形から見ていきましょう。
クロックスといえば、甲の部分に穴が開いているイメージが強いはず。しかし本製品は穴なしです。そして何より、靴の履き口にあるモフモフが特徴的。まるで普通のシューズのようで、一見するとクロックスとはわからないかもしれません。
カラーは、「Black/Black」、「Espresso / Clay」、「Navy/Smoke」の3種類。筆者が持っているのは「Espresso / Clay」です
素材は、クロックス独自のやわらかく軽い「クロスライト」を使用。サンダルの素材と同じで、防水性もあります。
クロックスなのに穴が開いておらず、靴ヒモがあり、そして裏面はしっかりグリップできるアウトソールになっているなど、普通のシューズのようです
特徴的なのがライニングのモフモフ! インソールにも全面に敷き詰められています
履き心地は、おなじみのサンダルとほぼ同じ。見た目は違えど、足がスルッと入る感触と、脱ぐ際にかかとが引っかからない脱ぎ履きのしやすさは健在です。そして、サンダルに比べてかかとがしっかりしているので、歩いていてもずれたり脱げそうになったりしません。内部のモフモフも相まって、ホールド感が増している感じですね。なにより、とても温かいです。
素足で履いていますが、冬でもまったく問題ないくらい温かいです
最初は靴下を着用したうえで履いていたのですが、素足でもすごく温かいです。むしろ素足で履いたほうが気持ちいい! 筆者の自宅には床暖房があるので、基本は素足で過ごしているのですが、これなら買い物などのちょっとした外出時に素足でそのまま履けるので重宝しています。
クロスライト素材はある程度の防水性能がありますが、モフモフが表面に出ているので、大きな水たまりや雪の中を歩くのには向いていないと思います
ただ、筆者は甲高なので、ちょっとフロント部がきつく感じることもありました。特に厚手の靴下を履いていると、甲部分が結構当たる感じがありますね。そんな場合は靴ヒモをゆるめることで調整しましょう。ヒモは結構長く、だらんとしてしまうこともあるので、気になる場合は結び方を工夫して短くしたほうがいいかもしれません。
先ほど軽くご説明しましたが、この靴は2種類の形に切り替えて履くことができます。先ほどまでのクロッグスタイルと、もうひとつはブーツスタイルです。
フロントのヒモをほどき、折り返し部分を立てて、ヒモを結び直せばブーツに変身!
クロッグスタイルと比較して。印象がガラリと変わりますね
くるぶしまでサポートするブーツになりました。一見ゆるそうに見えますが、ヒモをしっかり結べば足にフィットします
ブーツスタイルにすると足首までライニングのモフモフが当たることになるので、かなり温かさを感じます。こういった、ボアの付いた冬用ブーツはずっと欲しかったのですが、有名ブランドのものだとかなりお高く、そしてアウトドア仕様でゴツいものが多いため、なかなか購入に踏み切れませんでした。しかしこれなら、メーカー希望小売価格でも約6,000円と安価で、履き心地も知っているので安心してガシガシ履けます。
一見ゴツめのブーツに見えますが、やわらかく履きやすいです
写真でもわかる通り、ブーツの状態でも靴ヒモが結構長いので、気になる場合はヒモの通し方を工夫したり、一度ブーツの後ろ側まで回してから結ぶとちょうどいいでしょう。
ここ数年、春夏にクロックスのサンダルを愛用してきた筆者ですが、さすがに冬は寒いな、と感じていました。ただクロックスの快適さと履きやすさは捨てがたかったので、昨年の冬は、靴下を着用して穴開きのクロックスサンダルを履いていたほどです。
まさかクロックスにこんなモフモフで、ブーツスタイルにもなる靴があるとは知らなかったので、今さらながら感激しています。新しいブーツを履くときは足が痛くなることも多いですが、本製品なら中身はいつものクロックスなので、履きやすさは抜群。そして寒さ対策もしっかりされていて、まさに理想の冬用クロックスといったところです。今冬はこの一足で快適に過ごせそう!
近所に出かけるなら、サッと履けるクロッグスタイルで
少し遠出をするならブーツスタイルで。と2WAYの楽しみ方で冬を過ごせそうです
趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。