2021年夏、モードファッションシーンで盛り上がり始めているジャンル&キーワードは、ズバリ「Y2K」! 「Y2K」は「Year 2 Thousand」の略で、「2000年問題」というコンピュータートラブルにまつわる文脈で扱われていた言葉ですが、現在ファッションシーンでは、「2000年ごろにトレンドだったスタイルやアイテムを取り入れるムーブメント」という意味で使われています。
実際、スニーカーシーンでは、2000年当時と同様に「ナイキ ダンク」が再びブレイクしていたりと、そのムーブメントが見て取れます。そこで、「ほかに『Y2K』なスニーカーってないかな〜?」と探していたら、ありました。それがこれ、「ナイキ エア プレスト」です。
「ナイキ エア プレスト」(品番:DJ5143-001)。 「アトモス」での販売価格は、15,400円(税込)
「ナイキ エア プレスト」が登場したのは、2000年。スニーカーのサイズは、通常「27.5cm」や「9.5インチ」など、0.5単位で分けられていますが、当時「ナイキ エア プレスト」は「S」「M」「L」の3つのサイズで展開したことで話題となり、“足のためのTシャツ”と称されていました。現在では、0.5単位で展開されていますが(一部では初代と同じサイズ表記のモデルもあり)、今でも多くのスニーカーヘッズたちから絶大な人気を獲得しています。
そんな「ナイキ エア プレスト」の特徴と言えるのが、しなやかな履き心地です。アッパーの素材には、医療用に使用されているメッシュ生地を採用。高い通気性と伸縮性を兼ね備え、まるでソックスのように足を包み込むようなフィッティングを提供してくれます。
アッパーは、伸縮性のあるメッシュ生地によるブーティ構造。まるでソックスのようなフィット感を実現しながら、通気性も強化
アッパーの中央部には、樹脂製のケージを設置。しっかりとしたホールド感も得られます
もうひとつの特徴として外せないのが、ソールテクノロジー。ミッドソールには、フルレングスでEVA素材「ファイロン」を採用したほか、ヒールにはおなじみのソールユニット「ナイキ エア」を搭載しており、すぐれたクッショニングと反発力を提供してくれます。また、アウトソールには強化ラバーを使用し、強いグリップ力と耐久性も兼ね備えています。
ミッドソール全面にEVAの一種である「ファイロン」使用し、軽量性と高い反発力を実現。さらに、ヒールに搭載した「ナイキ エア」が、着地時のクッショニング性を高めています
アウトソールとミッドソールには、溝が設けられており、さまざまな方向へ柔軟に曲がります
「Y2K」が話題になりつつある今、ほかの人よりも1歩先を行くシューズが欲しいなら、「ナイキ エア プレスト」はもってこいの1足。しかも、ソフトなブーティ構造のアッパーと「ナイキ エア」のおかげで、履き心地が快適なのは言うまでもありません。高機能とモードを兼ね備えた本作は、今夏おすすめです!
アッパーに伸縮性があるので、サイズはジャストサイズを選ぶのがベター
●取材協力/「アトモス」
https://www.atmos-tokyo.com/
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。