今季、ストリートからキレイめまで、さまざまなジャンルから熱い注目を集めているシューズと言えば、「ナイキ エア フォース 1」。バスケットボールシューズとして1982年にリリースされて以来、NBAで伝説的スタープレイヤーが愛用するのはもちろん、音楽&ストリートシーンとも深く結びつき、今やカジュアルスタイルにはマストなアイテムとして君臨しています。
そんな「ナイキ エア フォース 1」はこれまで、ミリタリーモチーフや「GORE-TEX(ゴアテックス)」仕様など、あらゆるバージョンが登場しましたが、今季また新たに気になる特別バージョンが追加されました。それがこれ。「ナイキ エア フォース 1 ラックス」です。
「ナイキ エア フォース 1 ラックス」(品番:DB4109-001)。公式サイト価格は15,400円(税込)
本モデルは、「ナイキ エア フォース 1」のボリューム感あるフォルムを生かしながら、ブーツライクに仕上げられています。
なかでも最初に注目すべきポイントが、アウトソール。コートや舗装地での着用を想定した通常のマットなトレッドパターンから一転、凹凸のメリハリを効かせたラグソールにアレンジされており、荒地でのグリップ力を高めています。街履きとしてはもちろん、アウトドアフィールドでも活躍してくれそうです。
地面で回転しやすいようにピボットポイントが設けられている通常のトレッドパターンとは異なり、溝の深いラグパターンを採用したアウトソールへとチェンジ。未舗装地でも、高いグリップ力を発揮します
突起状のアウトソールを採用したことで、「ナイキ エア フォース 1」の通常のソールと比べ、約5mm厚底に
無骨でワイルドなソールとは裏腹に、アッパーはより一層上品な雰囲気へとアップデート。通常版よりも肉厚で深いシボ感を表現したタンブルレザーを採用しており、ラグジュアリーな雰囲気を強化しています。
一見すると、肉厚だし、硬めの履き心地かな?という印象ですが、さにあらず。肉厚なライナーで足をやさしく包み込んでくれるほか、シュータンは目の細やかなナイロンに切り替えられており、足へのソフトな当たりを実現しています。
アッパー全体が深いシボ感を刻むタンブルレザーで構成。無骨な中にラグジュアリーな雰囲気を加えています
おなじみの「スウッシュ」とヒールタブは、スムースレザーを採用し、さり気なくルックスにメリハリを与えています
シュータンは、ナイロンを採用し、軽快かつソフトな足当たりに。金属製シューホールも、ブーツっぽさを演出しています
ボリュームあるルックスなので、ダウンジャケットや高機能シェルなど、ヘビーデューティーなアイテムとの相性も抜群!
無骨でワイルドなソールと、上質で高級感あふれるアッパーのバランスが絶妙! 重厚感もしっかりとありますので、ヘビーデューティーに変化していく大人の秋冬コーディネートにピッタリですね。街でのアーバンアウトドアスタイルにフィットするのはもちろん、タフなソール構造でアウトドアフィールドでも活躍してくれる1足です。
●取材協力/「アトモス」
https://www.atmos-tokyo.com/
ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。