春と言えば、新生活スタートの季節。それにともない、バッグの新調にもよいタイミングだ。そこで今回は、グレゴリーをピックアップ。注目の最新モデルから、長く愛され続ける定番モデルまで、全9アイテムを紹介する。
グレゴリーは、1977年の創業以来、過酷なアウトドア環境用から街用バッグに至るまで、さまざまなシーンにマッチするバリエーション豊かなバッグが、世界中の人たちに愛用されているバッグブランド。現在では、グローブをしたままでも開閉しやすい「レザージッパープル」がアイコンとして広く知られおり、それを使ったモデルをアウトドアフィールドや街中で見かけることは多い
「デイパック」は、クラシックな見た目は踏襲しつつ、随所にアップデートが施されながら、ブランド創業当時から40年以上に渡ってファンに愛され続けているティアドロップ型パック。
グレゴリーのアイコニックモデル「デイパック」。クラシックなティアドロップ型が人気の定番モデルだ
ブランドアイコンでもある「レザージッパープル」の付いたファスナーには、丈夫な「YKK#10ジッパー」を使用。容量は26Lで、ノートPCや書類を収納できるスリーブポケット付きのメインコンパートメントのほか、小物の収納に便利なファスナー付きフロントポケットを装備する。
大きく開閉するメインコンパートメント。フロント内部には、小物の収納に便利なファスナー付きメッシュも搭載している
肩への負担を軽減する「ライフスパンEVAショルダーハーネス」には、アタッチメントや小物を装着できるDリングを備えているほか、ウエストベルトは不使用時にベルトキーパーに収納できる仕様。また、位置調節できる「スターナムストラップ」は、取り外しも可能だ。
肩への負担を軽減する「ライフスパンEVAショルダーハーネス」。パックの固定に便利な「スターナムストラップ」は取り外し可能
日常使いのカジュアルバッグとして、あるいはアウトドアのワンデイアクティビティ用バックパックとしてなど、さまざまなシーンで活躍できるオールマイティなモデルだ。
「オールデイ」は、ロングセラーモデルをアップデートさせて誕生した、トレイルでも街でも活躍する小型デイパック。
フロントポケットやサイドポケットなど、機能性の高いデザインで、シーンを選ばず使い勝手がいい
本モデルは、容量は24Lと小さめでも、ファスナー付きフロントポケットと両サイドのボトルポケットが付いているため、効率よく収納できる使い勝手のいい作りが特徴。「レザージッパープル」で開閉するメインコンパートメントには、スリーブポケットやファスナー付きメッシュポケットを備えているほか、4本のコンプレッションストラップによって、中身の量に応じてサイズ感を調節したり、収まりきらない荷物を固定したりできる。
サッと取り出して使いたい小物などの収納に便利な、ファスナー付きフロントポケット
メインコンパートメントには、スリーブポケットとファスナー付きメッシュポケットを備える
また、「ライフスパンEVAショルダーハーネス」やアタッチメント用Dリング、収納も可能なウエストベルト、取り外しできる「スターナムストラップ」など、グレゴリーならではの特徴もしっかり踏襲している。
「ミウォック24」は、アクティブなトレイルで活躍するさまざまな機能を搭載した、容量24Lの軽量バックパック。
トレイルでの使用を想定し、背負いやすさと使い勝手のよさを追求した、さまざまな機能を搭載
ショルダーハーネスには、軽くて通気性がよく、身体の動きに合わせて伸縮する「バイオシンク・サスペンション」を採用。ハーネスの固定位置も調整でき、しっかりと身体にフィットするので、背負ったままでも動きを妨げにくいのが特徴だ。また、ショルダーハーネスにはサングラス収納用のクイックストウが、ヒップベルトには小物を入れておけるファスナーポケットが付いているなど、多彩な機能を搭載している。
背面には、背中の空気の流れを促進する「エアウェーブ・パネル」を搭載
ヒップベルトの両側には、小物を入れておけるファスナーポケットを搭載
そのほか、別売のハイドレーション「3Dハイドロリザーバー」を搭載できる専用ポケットをはじめ、サングラスや電子機器を保護するパット入り裏地の付いた、フロントのソフトタッチ・アクセサリーポケット、さらにフロントとサイドに付いているメッシュポケットなど、使い勝手のいいポケットを多数搭載する。
背負いやすさと使い勝手のよさで、本格的なトレイルはもちろん、通勤や通学などの普段使いでも間違いなく活躍してくれる。
「バージ トラベルデイ」は、旅行に便利な機能を多数搭載する、スッキリとしたシンプルなデザインが特徴のデイパック。
スッキリした見た目だが、収納力は十分で、旅行に役立つ機能を多数搭載する
容量は24Lで、オープンスリーブとファスナーポケットが付いたメインコンパートメントのほかに、背面にノートPCやタブレットPC専用コンパートメントを完備。さらに、フロントには大型のファスナー付きポケットが、トップにはソフトなライニングを使ったアクセサリーポケットが、サイドにはファスナー付きポケットが搭載されているなど、収納力は十分だ。なお、止水ファスナーを採用しているので、急な悪天候でも内部に水が侵入しにくいのもうれしい。
大きく開口するメインコンパートメントには、オープンスリーブとファスナー付きポケットを備える
背面には、背中への負担を軽減し、ムレを逃がす形成フォームのバックパネルを採用。また、背面下部には、スーツケースのハンドルに取り付けられる仕組みを搭載している。
背負いやすく、カーブしているショルダーハーネス。スターナムストラップは、調節・取り外しが可能
なお、フロントやショルダーハーネスには、夜間の視認性を高めるリフレクター仕様のロゴがプリントされている。旅行のほか、通勤や通学といった普段使いにも最適だ。
「カバーとミッションスリム」は、つかみやすいグラブハンドルのブリーフケースとしても、カジュアルなバックパックとしても使える2WAYのビジネスバッグ。
ブリーフケースのようなスリムでスタイリッシュなデザインで、ビジネスシーンにマッチ
サイズは、40(幅)×30(高さ)×7.5(奥行)cmの薄型で、13インチまでのノートPCが収納可能。容量は10Lで、内部には小物が入るメッシュポケットと、ノートPCや書類の収納に便利なスリーブポケットが付いている。
ファスナーによって大きくコの字型に開くメインコンパートメントには、メッシュポケットとスリーブポケットが付いている
本モデルは、収納されている「ライフスパンEVAショルダーハーネス」を取り出せば、バックパックとして背負うことができるほか、スーツケースのハンドルにも取り付け可能。日常の通勤や出張といったビジネスシーンをはじめ、プライベートでのバックパックとしてなど、オン/オフ問わず使用できる。
ショルダーハーネスを出せば、バックパックのように背負える。なお、フロントにはファスナー付きポケットが付いている
「テールランナー」は、軽量でスリムなシルエットが特徴の定番ウエストバッグ。
スリムでクラシックなデザインだから、カジュアルに男女問わず使いやすい
容量2.5Lのシンプルな1気室で、内側には小物を収納できるスリーブ付き。トップの開口部は「レザージッパープル」付きファスナーを使用しているため、片手でも開閉もしやすい。ウエストベルトは、38mm幅で、長さ調節が可能だ。
開口部が大きく開くシンプルな1気室構造で、内部には小物の収納に便利なスリーブ付き
本体重量は170gと軽量なので、ウエストバッグとしてはもちろん、肩から斜めにかけてボディバッグのように使うのもアリ。普段使いやアウトドア、旅行中のサブバッグなど、多様な使い方ができるのも魅力のひとつだ。
クラシックなデザインが印象的な「クラシックミニショルダー」は、小ぶりなサイズでも収納力にすぐれたショルダーバッグだ。
ボックス型のクラシックなデザインで、ポケットが5つある機能的な作り
容量は7Lで、サイズは28(幅)×19(高さ)×11(奥行)cm。メインコンパートメントのほかに、フロントに2つのスタッシュポケットを、内部にはオーガナイザーが付いたフロントファスナーポケット、そして背面にはスナップクロージャー式ポケットを搭載するなど、小物を分けて収納できるのが便利だ。
機能的なうえ、男女問わず使えるサイズ感なので、メインバッグとしての普段使いをはじめ、旅行中のサブバッグなど、さまざまなシーンで活躍する。
「ファントート」は、ショルダーベルトの長さを調節することで、手提げとしても肩かけとしても使えるトートバッグ。
書類や雑誌、ノートPCなどが余裕で入る縦長のトートは、手提げでも肩かけでも使用可能
筒状のシンプルなデザインで、サイズは35(幅)×40(高さ)×12(奥行)cm、容量は17L。内部には、小物の収納に便利なキーフォブの付いたファスナー付きメッシュポケットを備えており、荷物の量に合わせ、さまざまな使い方ができる。
今の時代にマッチする「イージーショッパー」は、先述の「デイパック」型のポーチに収納して持ち歩ける、ブランドロゴが入ったショッピングトート(エコバッグ)。
70デニールナイロンのシンプルなショッピングトート。ブロンドロゴが大きくプリントされている
容量は20Lで、素材には70デニールナイロンを使用。ブランドアイコンでもあるバックパック「デイパック」の型をしたポーチには、ミニフックが付いているため、バックパックのDリングなどに付けられる。
「デイパック」型ポーチに収納し、コンパクトにして持ち歩ける
本モデルは、ポーチに小さく収納できるため、どこにでも気軽に持っていける。普段の買い物をはじめ、アウトドアや旅行時に着替えを収納したり、サブバッグとして使ったりと、あらゆる使い方ができる便利アイテムだ。
アウトドアやデジタルカルチャーなど、ジャンルに捉われない自由な記事を執筆するライター・編集者。週末は家族でアウトドアを楽しむファミリーキャンパーでもある。