「G-SHOCK」今月の衝撃!!!

G-SHOCKに緑文字盤!? 「G-STEEL」の最新作は洗練されまくっていた

2022年4月、G-SHOCKから新作「GST-B500」が発売された。メタルと樹脂という異素材を融合し、タフネスとデザイン性を両立した「G-STEEL」シリーズの最新作。G-SHOCKらしい力強さを備えながら、さまざまなファッションスタイルにもフィットするよう洗練されたデザインに仕上げている。

2022年4月発売のG-SHOCK「GST-B500」

2022年4月発売のG-SHOCK「GST-B500」

ファッション性を高めた新「G-STEEL」が登場!

「GST-B500AD-3AJF」の公式サイト価格は、49,500円(税込)

「GST-B500AD-3AJF」の公式サイト価格は、49,500円(税込)

今作を紹介する前に、「G-STEEL」シリーズについて触れておきたい。

シリーズの原点は、2015年7月に発売された「GST-W100」。“STEEL”と名付けられたことからわかるように、ステンレススチールを採用していることが特徴だ。長らく、G-SHOCKと言えば樹脂素材というイメージが根強かったが、ベゼルにメタルパーツを用いたモデルは、1994年発売の「DW-6400」や1995年発売の「DW-8100」など、一部ではあるもののブランド最初期よりわずかに展開されていた。

ただ、1996年に誕生した最上級ライン「MR-G」では、初代モデル「MRG-100」にてブランド初のフルメタルモデルを実現し、1999年にはメタルと樹脂の融合をテーマとする「MT-G」がスタートしたことで、メタルモデルは「ひとつ格上のG-SHOCK」という認識が定着していく。

そうした背景の下、G-SHOCKが持つベーシックな魅力をメタル素材で表現する新シリーズとして生まれたのが「G-STEEL」だ。最上級ライン「MT-G」で開発された技術を応用した耐衝撃構造を備え、「100」、「200」、「300」、「400」と型番を増やしながら時代に即したモデルを発売。そして、2022年4月に最新の「500」が登場したことで、G-SHOCKのメタルモデルに触れられる機会がさらに増えたわけだ。

デザインはよりミニマルに! シリーズ最薄も実現

最新「G-STEEL GST-B500」の第一印象は、「より一層洗練された」というものだ。

「G-STEEL」シリーズの初代「GST-W100」は、男らしさや力強さを存分に感じさせるモデルだったが、そこから新作が登場するたびに、ファッショントレンドの変化も受け、よりシンプルなデザインや小径化を加速。「GST-B500」には、そのひとつの到達点がうかがえる。

「G-STEEL」ではビスがアイコニックなディテールのひとつだが、本作ではこの露出が抑制的になった。外装面では、ひとつ前の「GST-B400」と似た雰囲気を持っているが、「GST-B400」ではベゼル直下のケース部分に4つ留められていたビスが、本作ではケース側面に回ったことで、よりスッキリとした印象になったのだ。

左が新作の「GST-B500」、右が「GST-B400」

左が新作の「GST-B500」、右が「GST-B400」

ベゼルに設けられたビスは、「G-STEEL」シリーズの特徴のひとつ

ベゼルに設けられたビスは、「G-STEEL」シリーズの特徴のひとつ

また「GST-B400」では、放射状に入っていたラグ付近のエッジも、「GST-B500」では直線状になったことで、よりシンプルな見栄えに。さらに、ブレスレットのコマには丸みがつき、柔和な雰囲気をもたらしている。

ケースフォルムは、よりスッキリとした

ケースフォルムは、よりスッキリとした

ケース素材には、「GST-B400」に引き続き、カーボンファイバー強化樹脂を使用。耐衝撃性の確保と軽量化を実現させた。また、同素材がわずかに左右に張り出したことで、正面側からもその存在を確認でき、デザイン的なアクセントにもなっている。

ケース素材には、カーボンファイバー強化樹脂を使用

ケース素材には、カーボンファイバー強化樹脂を使用

カーボンファイバー強化樹脂の使用は、「G-STEEL」に薄型化ももたらした。「GST-B400」ではシリーズ最薄となる12.9mm厚を達成していたが、今作「GST-B500」では、何とそれよりも薄い12.8mmを実現。装着感も高まっている。

シリーズ最薄となる12.8mm厚を実現

シリーズ最薄となる12.8mm厚を実現

なお、カーボンファイバー強化樹脂は、デザイン要素としてケースの上下にもレイアウトされている。これまでに見られなかった手法だ。

カーボンファイバー強化樹脂が、デザインのアクセントに

カーボンファイバー強化樹脂が、デザインのアクセントに

さりげない仕上げでより洗練された雰囲気に!

次に、文字盤デザインを見ていこう。

中央に短長2針を据え、プロペラのようなディスク針を設けた点からは、これまでの「G-STEEL」らしさを感じさせる。

「G-STEEL」らしさを感じさせる文字盤デザイン

「G-STEEL」らしさを感じさせる文字盤デザイン

バーインデックスも、実に“らしい”ディテールだ。わずかに傾斜させ、かつ表面に細かなヘアライン仕上げを施すことで高級感を醸成。高さも出すことで、視認性と奥行き感を高めている。

存在感のある立体的なバーインデックス

存在感のある立体的なバーインデックス

文字盤デザインの特徴は、さりげなく上下に2本のラインを添えたことだ。横目のヘアラインを加えたことで、一見するとシンプルな文字盤に見えながら、角度や光の当たり具合によってラインが浮かび上がる仕組み。これにより、シャープな印象が高まっている。

文字盤の上下にヘアラインを施した

文字盤の上下にヘアラインを施した

日付や秒といった情報を示す液晶部分は、1か所に集約。この形状は、八角形フォルムでヒットした「2100」を彷彿とさせる。

「2100」を思わせる形状の液晶画面

「2100」を思わせる形状の液晶画面

ディスク針も、これまでのモデルと比べると、ミニマルなデザインに。仕上げによって立体感を表現しているが、形自体はフラットだ。

ミニマルに仕上げたディスク針

ミニマルに仕上げたディスク針

以上のように、今作は実にモダンにアップデートされたモデルだ。ここまでサンプルであげてきた「GST-B500AD-3AJF」のように、グリーンカラーを最初からラインアップに加えてきた点からも、ファッション性を強く意識していることがわかる。

新しい専用アプリ「CASIO WATCHES」に対応!

「GST-B500」は、Bluetooth機能を搭載しており、スマホとの連携が可能だ。スマホを用意し、時計本体の左下のボタンを長押しすれば、スマホとの連携が行える。

今作もBluetoothでスマホとの連携が可能

今作もBluetoothでスマホとの連携が可能

左下ボタンの長押しで、スマホと接続できる

左下ボタンの長押しで、スマホと接続できる

スマホとの連携には、無料の専用アプリが必要だが、今作から対応するアプリが変更された。これまでの「G-STEEL」シリーズでは、「G-SHOCK Connected」が用いられていたが、今作では「CASIO WATCHES」に変更された。

新採用された専用アプリ「CASIO WATCHES」

新採用された専用アプリ「CASIO WATCHES」

「CASIO WATCHES」は、カシオが2021年にローンチさせたiOS/Android対応アプリ。スマホと連携させることで、時刻修正やアラーム設定、充電状況の確認といったさまざまな操作・設定が行える点は「G-SHOCK Connected」と変わらない。進化した点は、メーカーからの情報発信が強化された点だ。新作や「Instagram」にアップされた画像などが表示され、G-SHOCKの最新トレンドを追うことができる。また、2021年より始まった新会員サービス「CASIO ID」と紐づき、これまで購入したG-SHOCKや「TIME & PLACE」の使用履歴などの管理も行えるようになった。カシオは「CASIO ID」を使ったユーザーとのコミュニケーションを通してファン作りを強化する考えで、その想いを感じさせるアプリに仕上がっている。

専用アプリ「CASIO WATCHES」の画面(2022年4月時点)

専用アプリ「CASIO WATCHES」の画面(2022年4月時点)

アプリ内では、各種操作や設定を簡単に行える(2022年4月時点)

アプリ内では、各種操作や設定を簡単に行える(2022年4月時点)

どれも個性的な5モデルがラインアップ!

ファッションスタイルにフィットさせるというコンセプトは、「GST-B500」のカラーラインアップにも表れている。ここまで紹介してきたグリーンカラー「GST-B500AD-3AJF」を含め、一挙5モデルが登場している。

ファッション性を考慮し、一挙全5型が登場

ファッション性を考慮し、一挙全5型が登場

最もスタンダードなカラーリングと言えるのが、「GST-B500D-1AJF」だ。

「GST-B500D-1AJF」の公式サイト価格は、49,500円(税込)

「GST-B500D-1AJF」の公式サイト価格は、49,500円(税込)

ブラックを基調としながら、ブランド名やインジケーターの一部の差し色としてレッドを採用。G-SHOCKのブランドカラーを用いたものであり、往年のファンも満足させるモデルだ。

G-SHOCKのブランドカラーのレッドを採用

G-SHOCKのブランドカラーのレッドを採用

定番とは少し異なるモデルを希望するなら、「GST-B500D-1A1JF」がおすすめだ。

「GST-B500D-1A1JF」の公式サイト価格は、49,500円(税込)

「GST-B500D-1A1JF」の公式サイト価格は、49,500円(税込)

シルバーカラーのケース&ブレスレットとのコントラストをきかせるように、文字盤はオールブラックで表現。単色にすることで、文字盤に施されたヘアライン仕上げが一層際立っている。

文字盤とケースとのコントラストが映える

文字盤とケースとのコントラストが映える

「GST-B500BD-1AJF」では、オールブラックという選択肢も提案。

「GST-B500BD-1AJF」の公式サイト価格は、60,500円(税込)

「GST-B500BD-1AJF」の公式サイト価格は、60,500円(税込)

文字盤はもちろん、ベゼルやケースに至るまで、すべてをブラックで統一。引き締まった雰囲気で、造形の美しさも光る。

オールブラックで引き締まった印象に

オールブラックで引き締まった印象に

ファッションのアクセントとして絶大な効果を発揮するのが、「GST-B500GD-9AJF」だ。

「GST-B500GD-9AJF」の公式サイト価格は、60,500円(税込)

「GST-B500GD-9AJF」の公式サイト価格は、60,500円(税込)

ブラック文字盤にゴールドケース&ブレスレットという、インパクト大な組み合わせ。抜群の存在感を見せつけつつ、いやらしさのない色合いに抑えているのもポイントだ。

インパクト大なゴールドカラー

インパクト大なゴールドカラー

【まとめ】メタル×樹脂の可能性を広げる新提案!

ここ数年、「フルメタル」や「メタルカバード」といったシリーズが続々と登場し、G-SHOCKの「メタル」はずいぶんと人気が高まっている。しかし、往年のファンならご存じのように、その礎を築き上げたのは間違いなく「G-STEEL」シリーズで、2010年代後半からブランドの顔としてG-SHOCK人気を牽引してきた。

現在は、「メタル」モデルの拡充にともなって、相対的に影が薄くなってしまった感もあるが、あくまで既存モデルをそのままメタル化することが目的である「フルメタル」「メタルカバード」とは異なり、「G-STEEL」は自由な発想の下でメタルと樹脂の融合を目指している。今の時代にふさわしい洗練を手に入れた「GST-B500」には、やはり「G-STEEL」でしか表現し得ない魅力が宿っているように思えた。

「GST-B500」
【SPEC】※5モデル共通
●ガラス:無機ガラス
●防水性:20気圧防水
●ケース・ベゼル材質:樹脂/ステンレススチール
●バンド材質:ステンレススチール
●ケースサイズ:48.9(横)×46.6(縦)×12.8(厚さ)mm
●重量:143g

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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