Daddy’s Sneaker

アディダスの“一石五鳥”な「EQT93 サンダル」は、とにかく楽チン!

本連載「Daddy’s Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって本当に使えるスニーカーを模索する企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義づけています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子供を連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、値段は20,000円まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とはいえ浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのおすすめモデルと、その履きこなし方を紹介します。

★★連載「Daddy’s Sneaker」のアーカイブはこちら!★★
https://kakakumag.com/backnumber/?contents=158

第26回テーマ/猛暑の夏を楽チンに過ごすためのスニーカーサンダル

ファッション好きからスポーツファンまでを虜にするアディダス。数多あるラインアップの中から、猛暑日が続く今の季節に活躍間違いなしの、タウンからアウトドアまで幅広く対応するスニーカーサンダルを紹介します!

ファッション好きからスポーツファンまでを虜にするアディダス。数多あるラインアップの中から、猛暑日が続く今の季節に活躍間違いなしの、タウンからアウトドアまで幅広く対応するスニーカーサンダルを紹介します!

さて、世間はすっかり夏休みモードですが、2022年夏は猛暑日続きのため、ついついラフな格好に頼りがち。とはいえ、ラフであれば何でもイイわけではありません。長期間のステイホーム生活を経て、モノ選び、とかくウェア&シューズ選びの最重要項目となったのがコンフォート性です。要は“着ていて、履いていて楽チンかどうか”。

そこで今回は、“猛暑の夏を楽チンに過ごすためのスニーカーサンダル”がテーマ。ピックアップしたのは、「adidas Originals(アディダス オリジナルス)」の「EQT93 SDL(EQT93 サンダル)」です。

本モデルは、スニーカーがファッションアイテムとして注目されるようになった1990年代初期に登場した、アディダスの最高機種シリーズのDNAを受け継ぐディテールがポイント。ここでは、シューズの特徴に触れながら、どんなスタイルに似合うのか?を考えつつ“なぜ買いなのか!?”を検証してみました。

そもそも「EQT93 サンダル」って、どんなモデル?

まずは、本モデルの出自である「EQT」シリーズとは何ぞや?という点を掘り下げていきましょう。

同シリーズが誕生した当時は、第1次ハイテクスニーカーブーム前夜。1980年代終盤より、各ブランドは、鮮やかな色や派手なグラフィックを多用したケレン味たっぷりのデザインを競って展開していました。

アディダスは、これに対し、無駄を省いて自分たちのアイデンティティーを表現できる本質だけを残した“最高のモノ作り”を徹底追求する方向に舵を切ります。こうして1991年に誕生したのが、パフォーマンス性能を重視したプロユース向けの最高機種シリーズ「EQT」です。

同シリーズでは、ランニング、バスケットボール、テニスなどの人気競技から、ボクシング、フェンシング、重量あげまでもカテゴリーを網羅しており、各カテゴリーの最上位シューズ以外にもウェアやバッグなどをラインアップしています。その種類は多岐にわたり、たとえば「EQT」のランニングシューズにおいては、「EQTガイダンス」や「EQTクッション」、「EQTサポート」といった、ユーザーの要望に合わせたバリエーションまで展開されるほどの力の入れよう。

今回取り上げるのは、そんな当時のデザインアーカイブから着想を得ながら、現代にフィットするデザインに落とし込んで再現する現代版「EQT」シリーズの最新作。ここからは、今回の主役である「EQT93 サンダル」の実物の写真をご覧いただきつつ、シューズの細部を掘り下げていきましょう。

90年代アーカイブデザインが、パパ世代のココロをくすぐる

アディダス オリジナルスの「EQT93 サンダル」(カーキ)。メーカー希望小売価格は14,300円(税込)

アディダス オリジナルスの「EQT93 サンダル」(カーキ)。メーカー希望小売価格は14,300円(税込)

先ほど“当時のデザインアーカイブから着想を得た”と述べましたが、その名に冠した「93」のナンバリングや随所のディテールから、本モデルは「EQT SUPPORT 93(EQT サポート 93)」というモデルをベースに、先述の「EQTクッション」と「EQTガイダンス」もマッシュアップされているんだと思います。メッシュ素材×ネオプレン素材で構築されたアッパーが軽快さとスポーティーさを演出するも、フォルムはアウトドア風味のタフな容貌。頑強なソールも相まって、ストリート世代のパパたちのココロを巧みにくすぐってくるではありませんか。

では、ここからはシューズの細部にフォーカスしていきましょう。

軽く涼しく、履き心地良好! ニオイも足蒸れも防いで“一石五鳥”

【写真上】背面だけでなく、ストラップ部分でも主張するパフォーマンスロゴ。このロゴこそ「EQT」シリーズの証しです 【写真下】甲部分に配されたベルクロは、ジグザグ状にデザインすることで全体のフィット調整も容易に

【写真上】背面だけでなく、ストラップ部分でも主張するパフォーマンスロゴ。このロゴこそ「EQT」シリーズの証しです 【写真下】甲部分に配されたベルクロは、ジグザグ状にデザインすることで全体のフィット調整も容易に

本モデルでまず目を引くのが、涼しげで通気性にすぐれたメッシュ素材のアッパー。「EQT」ならではの無駄なく機能的なフォルムを継承しながら、ソフトな質感が軽快な印象を与えます。これは、本モデルがそもそも、“高温多湿な日本のサマーシーズンに特化したサンダルの新たな選択肢”として開発されたからにほかなりません。ゆえに、肌の露出範囲も広く設計されており、着用時の通気性の面でも余念なし。しかも、裏地には防臭効果を備えたクッション性の高いソックライナーを採用。軽いだけでなく履き心地もよく、さらには夏場に気になる足蒸れ問題とニオイ問題まで一気に解決してくれるなんて、まさに“一石五鳥”!

続いて注視したいのが、履き心地を左右するフィッティングです。どんなに洒落たデザインでも、履いていてストレスを感じるようでは話になりません。ここで力を発揮するのが、ベルクロ仕様のレザーストラップ。異なる質感のコンビネーションが表情を豊かに見せます。さらに、水平ではなくジグザグ状に配置することで、甲部分全体をホールドするアッパーとしての役割も担っています。また、先述のライナーはクッション性も良好。ちなみに現在、スポーツカテゴリーのアイテムで使用されている三角形の「バッジオブスポーツロゴ」も、同シリーズのためにデザインされたものだとか。

リサイクル素材を使用し、自然環境にもナチュラルに配慮

【写真上】取り外し可能なインソールには、プライムグリーンのプリントがオン。地球環境への配慮も現代的なアプローチです 【写真下】ソール裏は、アウトドア環境の悪路にも対応するラグパターン。中足部のパーツは、土踏まずを支える「トルション・バー」です

【写真上】取り外し可能なインソールには、プライムグリーンのプリントがオン。地球環境への配慮も現代的なアプローチです 【写真下】ソール裏は、アウトドア環境の悪路にも対応するラグパターン。中足部のパーツは、土踏まずを支える「トルション・バー」です

履き心地に関わる部分で言えば、インソールもまた然り。取り外し自在なので、今の時期に多いゲリラ豪雨や、外で子供と水遊びしたあとの濡れた状態からでも、乾かしやすく即効リカバリー。さらに、バージンポリエステルを一切使わず、リサイクル素材を使用しています。これもまた、地球環境にも配慮したプロダクトが求められる現代ならでは。

最後は、アウトソールです。本モデルでは、「EQTサポートランニング」のツーリングをアウトソールに採用。中足部には、「トルション・バー」というパーツが埋め込まれており、走行中の足裏のねじれを防ぎつつ、土踏まず部分から支えてくれます。さらに、トレイルシューズから着想を得たというラグパターンが刻まれているため、足元が悪い場所でもグリップ力を発揮。安定感もあって、履き心地抜群と、まさにスニーカーの延長線上にあるサンダルと言えるでしょう。ちなみに、このソールもリサイクル仕様。再利用過程で混入した異素材がわずかに見えますが、これがまたアウトドアテイストを演出する隠し味として効いています。

というワケで、そろそろ実際に着用したスタイルサンプルをご覧いただくとしましょうか。

主張し過ぎることなく、ほどよいギア感でさり気なくなじむ

着用するのは、アディダス オリジナルスの「EQT93 サンダル」(カーキ)

着用するのは、アディダス オリジナルスの「EQT93 サンダル」(カーキ)

ボトムスは、エビセンのツータックイージーパンツ。トップスは、東京・桜新町にある古着屋「シエスタ」のプリントTシャツ、キャップはフラグスタフ。外は暑いし、Tシャツ&ショートパンツなんて格好が最適解なんですが、それにスニーカーサンダルでは直球過ぎるというか、やや子供っぽくなるきらいが。そこで、フルレングスのボトムスを選んだのですが、ここに「EQT93 サンダル」のカーキを合わせてみると……!?

アディダス オリジナルスの「EQT93 サンダル」(カーキ)を着用

アディダス オリジナルスの「EQT93 サンダル」(カーキ)を着用

いかがでしょうか。夏季につい取り入れたくなる色物は、キャップ&Tシャツで上半身に配置し、アースカラーの下半身でコーディネートを支えることで、派手になり過ぎず、自然と色物を取り入れられています。ここでのポイントは、主役であるはずの「EQT 93サンダル」のナチュラルななじみっぷり(笑)。日本人の肌色にも近い彩度低めのカーキカラーは、主張し過ぎることなくアウトドアムードを醸し出すのに最適です。街中でアウトドア感が強過ぎるのは気恥ずかしいと感じる筆者的には(実際、アウトドアアクティビティーとかたしなみませんし……)、このほどよい温度感がうれしい限り。

ここで、毎度おなじみの小ネタのコーナー。今回は“ヒール踏みつけ/突っかけ履き”と“ソックス合わせ”というスニーカーサンダルなではの履き方に触れたいと思います。

【写真上】ヒール部分は、やわらかなネオプレン素材で作られているため、踏みつけて突っかけての着用も可能。もちろん、脱ぎ履きはイージー! 【写真下】素足で着用するのも軽快ですが、ソックスを着こなしのポイントにするのもおすすめ

【写真上】ヒール部分は、やわらかなネオプレン素材で作られているため、踏みつけて突っかけての着用も可能。もちろん、脱ぎ履きはイージー! 【写真下】素足で着用するのも軽快ですが、ソックスを着こなしのポイントにするのもおすすめ

まずは、本モデルならではの“ヒール踏みつけ/突っかけ履き”から。といっても、文字どおり、ネオプレン素材のヒール部分を踏みつけて、突っかけ履きするだけです(笑)。「ワザワザ取り上げるような内容じゃないだろ!」と思われるかもしれませんが、“倒して履いても痛くないように、やわらかな素材を使用している”のもこだわりのポイントなので、その思惑にしっかり乗っかってみるのも一興です(笑)。活躍するシチュエーションとしては、朝のゴミ捨て。ゴミ収集所に持っていく際に、玄関でサッと脱ぎ履きできると楽チンですよね。もしくはキャンプ。テントの中で腹痛を感じて、急いでトイレに! そんな1分1秒を争う事態でも、すぐに履いて飛び出せるのでご安心あれ。

次が“ソックス合わせ”。サンダルには素足派という人も多いかと思いますが、足全体を包み込むような構造のスニーカーサンダルでは、ソックスを履いたほうが断然快適。どうせだったら、ソックスもいつもの白や黒ではなく、カーキと相性がよく、テンションも上がる派手色を取り入れてみるのも一興。しかも、先述のように肌の露出範囲が狭いので、変に目立ち過ぎることなくアクセント効果のみを享受できます。どちらも簡単なので、ぜひお試しを。

ちなみに、カラバリはこのカーキ以外にブラックとホワイトがラインアップされています。ともに「EQT」の象徴的カラーである「EQTグリーン」がアクセントとして使われており、オリジンモデルの空気感が欲しいという人には、そちらもおすすめです。

【まとめ】“背景とディテールをしっかり語れる”スニーカー感覚のサンダル

というわけで、今回はアディダス オリジナルス「EQT93 サンダル」をピックアップしました。

数年振りとなる行動制限のない夏ということで、海に山にとアクティブに過ごす予定を立てている人も多いかと思います。でも、そのためだけに専用のシューズを用意するのは、お小遣い的にちょっと……。そんなパパたちの心強い味方が本モデル。デザイン的にも汎用性が高く、しかもしっかりしたバックボーンを持ち、ディテールの隅々まで語れるウンチク満載。それでいてタウンからアウトドアまで幅広く対応するなんて、こりゃあ、買わない手はありません!

●撮影協力:アディダス(https://shop.adidas.jp)

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する本厄41歳。

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