スニーカー“最旬足報”

ニューバランス「1400」は、「Made in USA」なのに日本人の足にぴったり!?

ニューバランスの「1000番台」は、同社が誇る「ENCAP(エンキャップ)」や「ABZORB(アブゾーブ)」といったテクノロジーを搭載する高性能モデルシリーズ。1985年には、第1弾となる「1300」が130ドルという、当時では驚愕の価格でリリースされ、大変話題となりました。

そして、第2弾としてリリースされたのが「1500」です。あれ!? 「1400」を飛ばしているのでは!?と思う人も多いかと思いますが、そのとおり。実際、「1400」の前に「1500」がリリースされています。これには実は事情があります。当時は「1300」の次に「1400」を当然登場させる予定でしたが、クオリティーをストイックに高めようとするあまり、プロトタイプの段階ですでに価格がかなり高騰。当時の技術では大量生産が難しかったこともあり、残念ながら商品化が中止に……。そこで、その次に発売を予定していた「1500」が先にリリースされることになったのです。

その後、「1400」に光を当てたのが、我らが英雄、ニューバランスジャパン! アメリカの工場にあった「1400」のプロトタイプを日本に持ち帰り、設計などを練り直して、1994年に商品化を実現させたのです。そして生産は、ニューバランスのクラフトマンシップを象徴する“Made in USA”。2018年には1度廃盤になってしまいましたが、再び“Made in USA”で復活したとのことで、これはチェックせずにはいられませんよ!

ニューバランス「M1400TN」(品番:M2002RX A)。「atmos 千駄ヶ谷」での販売価格は、33,000円(税込)

ニューバランス「M1400TN」(品番:M2002RX A)。「atmos 千駄ヶ谷」での販売価格は、33,000円(税込)

2つのテクノロジーを組み合わせたミッドソール!

「1400」の最大の特徴と言えるのが、日本の技術開発によって大量生産が可能になった、「エンキャップ」と「C-CAP」を搭載したミッドソール。「エンキャップ」は、「1300」で使用されていたテクノロジーで、衝撃吸収性にすぐれています。そこに、クッション性の高い「C-CAP」が組み合わされることで、足にソフトにフィットする抜群の履き心地を獲得しています。そして、アウトソールは、オンロード&オフロードを兼ね備えるトレッドパターンを採用しているので、未舗装地でもすぐれたグリップ力を発揮してくれます。

ミッドソールは、「エンキャップ」と「C-CAP」を組み合わせており、履き心地は抜群

ミッドソールは、「エンキャップ」と「C-CAP」を組み合わせており、履き心地は抜群

アウトソールは、オンロード&オフロード両方に対応するトレッドパターンを採用

アウトソールは、オンロード&オフロード両方に対応するトレッドパターンを採用

日本人の足にフィットするアッパーシルエット!

そして、もうひとつ「1400」らしさと言えば、アッパーのシルエット。「1400」のラストは、若干細身な「SL-1」を採用していますが、ほかのモデルの「SL-1」よりも若干ワイド目な作りを採用しています。元々アメリカ規格で設計された「1400」は、発売に漕ぎ着けるまでに1度、日本で設計し直したという経緯があります。その過程を経ることで、幅広甲高な日本人の足にフィットするようにアレンジされたのでしょう。

アッパーは、メッシュとスエードのコンビ仕様で、高い通気性と耐久性を兼ね備えます

アッパーは、メッシュとスエードのコンビ仕様で、高い通気性と耐久性を兼ね備えます

シュータンラベルには、「MADE IN USA」の刺しゅう入り

シュータンラベルには、「MADE IN USA」の刺しゅう入り

細身のラストながらも、若干ワイド目なシルエットに

細身のラストながらも、若干ワイド目なシルエットに

若干ワイド目のラストのおかげで日本人の足との相性は最高!

アメリカ発のスポーツブランドであるニューバランスですが、「1400」に関しては日本人向けに作られているということがうかがい知れますね。ニューバランスの当時の最新テクノロジーと、日本人技術者の努力の結晶と言っても過言ではありません。元々ニューバランスは、扁平足を直す矯正靴などを開発していたブランドです。そのシューズの履き心地には定評がありましたが、若干ワイド目のラストのおかげで日本人の足との相性は最高です。

ほかのニューバランスのシューズと比べても、フィット感は抜群!

ほかのニューバランスのシューズと比べても、フィット感は抜群!

●取材協力/「atmos 千駄ヶ谷
https://www.atmos-tokyo.com/

本間新

本間新

ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。

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