本連載は、カシオ計算機の耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」の新作を発売月ごとに紹介する企画。今回は、2022年11月発売モデル17本を、撮り下ろしの写真とともに紹介する。
※価格はすべてメーカー希望小売価格(税込)
【10月発売モデルはこちらから!】
「G-SHOCK」2022年秋発売12本! 注目は、2代目「FROGMAN」復刻モデル
2022年11月発売モデルのなかで最注目は、2023年にG-SHOCKが40周年を迎えることを記念した限定モデル「G-SHOCK 40th Anniversary Flare Red(フレアレッド)」。ベースモデルは「MTG-B3000」と「GWG-2000」で、強大なパワーを持つ「太陽フレア」(太陽における爆発現象)をコンセプトに、新開発の技術を用いながらG-SHOCKのブランドカラーの「黒」と「赤」でデザインしている。
上が「MTG-B3000FR-1AJR」(165,000円)で、下が「GWG-2040FR-1AJR」(143,000円)
ベゼルには、カーボンとグラスファイバーを幾層にも積み重ねて成形した「マルチカラーカーボンインサートベゼル」を採用。ソーラーフレアの巨大な爆発力をイメージし、蓄光粒子の入ったグラスファイバーシートを用いることで、暗闇の中でも発光して存在感を放つ。両モデルともに、ベゼルパーツは柄が1点1点異なるという唯一無二の表情を持ちつつ、軽量で高い強度を兼ね備えている。
カーボンとカラーグラスファイバーを積層したものをベゼルの形状に削り出すことで、ランダムな模様を生み出すとともに、蓄光粒子の入ったグラスファイバーシートも入れることで、暗闇で美しく発酵する幻想的なデザインに仕上げている
「GWG-2040FR」は、フォージドカーボン製のベゼルパーツにも蓄光粒子を入れているため、暗闇で発光
ダイアルにもソーラーフレアパターンをプリントしているほか、ケースバックにはG-SHOCKの40周年ロゴを刻印。こちらは25、30、35周年のロゴも手がけたグラフィックアーティストのエリック・ヘイズがデザインしている。
遊環には「40」を表現するスターマークを刻印するなど、スペシャルモデルにふさわしい仕様に仕上がっている
「MTG-B3000BDE-1AJR」(165,000円)
メタル素材と樹脂素材を融合して革新的な構造美を追求する「MT-G」シリーズから、アクセントにゴールドカラーを取り入れた「MTG-B3000BDE」が登場。
「MTG-B3000」シリーズでは、カーボン強化樹脂ケースでモジュールを保護し、外側をメタルパーツで覆った「デュアルコアガード構造」がさらに進化。ステンレス製の裏ブタを、何工程ものプレス、切削、研磨によって立体的な複雑形状に成形することで、バンドを固定するラグやりゅうずガード、ボタンガードの機能を裏ブタに持たせている。また、高密度実装技術により薄型の多機能モジュールを開発することで、裏ブタからベゼルまでが12.1mmと、従来の「MT-G」モデルと比べて大幅に薄くなっている。
さらに同シリーズは、新開発のワンプッシュ式交換バンド構造を採用しており、ラグ部のボタンを両サイドから挟むように押すことで、工具なしでバンドが簡単に付け替え可能。今回の「MTG-B3000BDE」には、ステンレスとファインレジンにより軽量化したレイヤーコンポジットバンドと、美錠と遊環にゴールドIPを採用したソフトウレタンバンドが付属する。
「DW-5600SMB-4JR」(17,600円)
「スーパーマリオブラザーズ」とのコラボモデルが登場。本モデルは、何度も立ち上がり、最後まであきらめずに冒険に向かうマリオの「挑戦」がG-SHOCKとも共通するコンセプトテーマだとして、バンドに「マリオ」のデザインをマルチアングルプリントで表現している。
ベースモデルは、定番「DW-5600」を採用。「マリオ」のキーカラーである赤を基調としたベゼルに、地上ステージの背景カラーである青を配色した文字盤を組み合わせ、コインをイメージした金の差し色でアクセントを入れている。
ライトを点灯すると、液晶画面に1UPする「マリオ」が出現。文字盤に表示される「ノコノコのこうら」との組み合わせで、ゲームのワンシーンを演出するギミックが楽しめる。
写真左が「DW-D5600TD-3JF」(16,500円)、上が「DW-6900TD-4JF」(16,500円)、下が「DW-5900TD-9JF」(16,500円)
時空のゆがみを表現した「Time distortion」シリーズ3モデル。時空のゆがみを表現した模様をバンドや文字盤、ガラスに印刷することでSF的な世界を演出しつつ、アクセントに鮮やかな蛍光カラーを採用している。
左から「GMA-S2100BA-4AJF」、「GMA-S2100BA-3AJF」、「GMA-S2100BA-2A2JF」で、各14,850円(税込)
人気のデジタルとアナログのコンビネーションモデル「GMA-S2100」シリーズから、ワントーンカラーが3モデル登場。フラットな文字盤とシンプルなバーインデックスが、ミニマルな印象を演出している。
「DW-6900RH-2JR」(17,600円)
NBAのプロバスケットボールプレイヤー、八村塁選手が監修したシグネチャーモデル第3弾。同選手の生まれ故郷、富山県の海と空の間にそびえる雪の立山連峰のイメージを、アイスブルーとホワイトのカラーリングで時計全体に表現している。文字盤には立山連峰の等高線をデザインし、裏ブタには背番号「8(八)」にちなんで作られた八村選手オリジナルロゴを刻印。ELバックライトにもオリジナルロゴが浮かび上がるなど、エッジの効いたスポーティーかつ精悍なデザインに仕上がっている。なお、ベースモデルには、1985年の発売から世界中で人気の「DW-6900」を採用。
「GW-9408KJ-7JR」(58,300円)
「Love The Sea And The Earth」というテーマのもと、絶滅の危機にある生態系、海洋・生物の多様性、気候変動など多岐にわたる環境保全、研究を支援している「EARTHWATCH」との2022年コラボモデル。ベースモデルには「MASTER OF G」シリーズの「RANGEMAN(レンジマン)」を採用し、地球温暖化により絶滅が危惧されているホッキョクグマをモチーフにデザインしている
ホッキョクグマをイメージしたオフホワイトの樹脂をベースに、ホッキョクグマの棲む氷山を表現して、ダイアルにはブルーに光る蓄光樹脂を、バンドの裏面にはクリアブルーのスケルトン樹脂を使っている。
「GM-5600LC-7JF」(左)と「GM-S5600LC-7JF」(右)。各25,300円
冬限定のペアウォッチ「プレシャスハートセレクション」より、1996年に発売した初代「ラバーズコレクション」のカラーリングを表現したモデルがラインアップ。ベースモデルには、定番のスクエアデザインで人気の「GM-5600」と、それを小型化した「GM-S5600」をセレクトしている。
高級感あるメタルベゼルにホワイトのバンドを組み合わせ、ダークブルーの差し色を施しているほか、フェイスは初代の「ラバーズコレクション」で採用されたクロスバンドのテクスチャーをイメージしたデザインに仕上げている。
「LOV-22B-8AJR」。ペアで35,200円。ベースモデルは、シンプルで薄型のデザインが人気の「GA-2100」と、それをダウンサイジングした「GMA-S2100」を採用している
「LOV-22A-7AJR」。ペアで39,600円。ベースモデルには、人気の定番ビッグケースモデル「GA-110」と、そのデザインにインスパイアされたBABY-G「BA-110」を採用している
恋人たちに贈るクリスマス限定ペアウォッチシリーズ「Gプレゼンツラバーズコレクション」から、2022年版の新作が2ペア登場。両ペアともに、それぞれのバンドには恋人同士のメッセージを「モールス信号」に変換したデザインが施されており、2つの時計を並べると “引力のような目に見えない力強いパワーにより惹かれ合う恋人たちの様子”を表した「Love is gravity」というメッセージが読み取れる。
月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。