Daddy’s Sneaker

メレルの名作「モック」シリーズから「Y2K」な最旬冬モデルが復活!

本企画「Daddy's Sneaker」は、30〜40歳代のパパにとって本当に使えるスニーカーを模索する連載企画。ここで言う同世代の平均的なパパたちとは、以下のように定義づけています。

・平日はスーツ姿で出勤。休日は全身ファストブランドで無難な感じにまとめがち
・休日のお出かけは、家族や子どもを連れて公園や地元のショッピングモールへ
・自由に使える1か月分のお小遣いは3〜5万円

そんなパパたちがスニーカー選びで押さえておくべきは以下の3点です。

・生活圏内でも浮かないデザイン
・公園でも子供と走り回れる機能性
・地方でも買えて、価格は20,000円台前半まで

以上の条件から導き出されるのは、「トレンドを超越したスタンダード」。履けば思わずテンションが上がり、とはいえ浮くことはない。ひと言で表すなら、“地に足のついたスニーカー”。ここでは、そのオススメモデルと、その履きこなし方を紹介します。

第30回テーマ/パパの足元にふさわしい! トレンドにマッチしたウィンタースニーカー

世界160か国で愛されるアウトドアブランド、メレルは、近年のアウトドアアクティビティ人気もあって、我々パパ世代にも、もはやおなじみの存在に。今回はそんなメレルのラインアップのなかから、人気の「モック」シリーズの注目作を紹介!

世界160か国で愛されるアウトドアブランド、メレルは、近年のアウトドアアクティビティ人気もあって、我々パパ世代にも、もはやおなじみの存在に。今回はそんなメレルのラインアップのなかから、人気の「モック」シリーズの注目作を紹介!

新たな年が始まり、本連載も気が付けば30回目! さて、そんな記念すべき回のテーマはどうしようか? これまで「トレンドを超越したスタンダード」を掲げて、地に足のついたさまざまなモデルを紹介してきましたが、このコンセプトに準ずると、どうしても各ブランドの定番モデルにかたよりがち……。もちろんそれでもイイのですが、目新しさもなければ面白くもない。とはいえ、新作だからといってパパの足元にトゥーマッチなモデルを取り上げるのも本末転倒。どうにか世の中のトレンドと真冬という季節感にマッチしつつ、パパの足元にふさわしいモデルはないだろうか……。

そこでチェックしたのが、MERRELL(メレル)のラインアップ。「いや、メレルは過去にも紹介してるでしょ」とお思いの皆様、ご明察です。今回の主役は、本連載で以前ピックアップした同社のアイコン的モデル「JUNGLE MOC(ジャングル モック)」シリーズ最新作「WINTER MOC 3(ウィンター モック 3)」! このシューズの特徴に触れながら、どんなスタイルに似合うのか?を考えつつ“なぜ買いなのか!?”を検証してみました。また今回は、冬季に活躍間違いなしのスライドタイプ「WINTER SLIDE(ウィンター スライド)」にもフォーカス。両モデルの魅力をお届けします。

そもそも「ウィンター モック 3」ってどんなモデル?

まずその前に、シリーズの処女作「ジャングル モック」について。

同モデルの発売は1998年。通常、アウトドアブランドのシューズは、トレッキングやトレイルランニング、キャンピングといったアウトドアアクティビティにおける使用を想定して作られていたなか、運動後の疲労をやわらげるために着用するアフタースポーツシューズとして誕生。リリース当時は、そのようなカテゴリー自体が存在していなかったため、最初は反応も今イチでしたが、次第にその履き心地に世界中が魅了され、のちに23年間で累計販売数1,700万足を超える超ロングセラーシリーズとなりました。

ベストセラーシリーズの初代として、今なお世界中で愛されている「ジャングル モック」

ベストセラーシリーズの初代として、今なお世界中で愛されている「ジャングル モック」

そんな名作のリリースから3年後の2001年に、同じくアフタースポーツ用の冬季モデルとして開発されたのが「ウィンター モック」であり、その復刻版が本作というワケです。それでは早速、実物写真をご覧いただきつつ、その魅力を掘り下げていくとしましょう。

今冬の足元にウォームな履き心地と&テックな空気感を呼び込む

メレルの「ウィンター モック 3」(トープ)。メーカー希望小売価格は14,850円(税込)

メレルの「ウィンター モック 3」(トープ)。メーカー希望小売価格は14,850円(税込)

まずは全体像をチェック。

シューレースがなく、アッパー部分と履き口で足にフィットさせるスリッポンタイプの作りは、初代「ジャングル モック」と同じ。さらに特徴的な丸みのあるフォルムは継承しつつ、履き口周辺に変化をプラスしています。ソールもよりゴツめでアウトドアというよりは、未来的なコンセプトカーのような印象を与えます。公式の発表によれば、本作はリリース当時のままのデザインで復刻したとのこと。昨今、ファッションシーンでもトレンドとなっている「Y2Kファッション」の1つの要素である「テック(高機能素材を用い、近未来的なデザイン)」な雰囲気が、今見ると新鮮に映ります。では、ここからはシューズの細部にフォーカスしていきましょう。

冷気の侵入を防ぎつつ、絶妙なフィット感を演出するアッパーデザイン

【写真上】ネオプレーン素材の履き口部分がしっかりとフィットし、冷気の侵入を防いでくれます 【写真下】アッパー素材はしっとりした風合いで、撥水加工済み。エンボスロゴがさりげなく主張しています

【写真上】ネオプレーン素材の履き口部分がしっかりとフィットし、冷気の侵入を防いでくれます 【写真下】アッパー素材はしっとりした風合いで、撥水加工済み。エンボスロゴがさりげなく主張しています

初代からのアップデートが最も顕著な部分が、この履き口部分です。100%リサイクル素材を採用したネオプレーン素材がくるぶし部分をグルリと包み込むことで、シューズ内部への冷気の侵入をシャットアウト。伸縮性にすぐれているため、心地よいフィット感が得られながらも着脱は容易です。しかも、ライニング(裏地)には温かみのあるやわらかなフリース素材を、インソールにはクッション性の高いEVA素材をそれぞれ採用。この3段構えによって、街履きにもほどよいウォーム感とリラックスムードが体感できます。

アッパー素材は、撥水加工を施したスエードレザー。しっとりした風合いはネオプレーン素材の質感ともなじみがよく、かわいらしくなりがちなスリッポンのフォルムをスタイリッシュに見せています。基本的にシンプルな同モデルにおいて、唯一のデザインアクセントがサイドに配置された同色のエンボスロゴ。大げさなロゴやアイコンに頼ることなく、アイデンティティーを主張する良ディテールと言えるでしょう。

濡れた路面や氷上でもしっかりと体感できるグリップ力とクッショニング

【写真上】ループにもなっているテープがアクセントを添えるバックビュー。アウトソールのタフな雰囲気がギア感を強めています 【写真下】独自のラグパターンを備えた「メレルスティッキーラバー アウトソール」。濡れた路面や氷上でも安定したグリップ力を発揮します

【写真上】ループにもなっているテープがアクセントを添えるバックビュー。アウトソールのタフな雰囲気がギア感を強めています 【写真下】独自のラグパターンを備えた「メレルスティッキーラバー アウトソール」。濡れた路面や氷上でも安定したグリップ力を発揮します

バックビューには、デザイン的アクセントにもなるテープを配備。上部がループ状でつかめるようになっているので、真冬に手袋を装着した状態でも脱ぎ履きはイージーです。「ジャングル モック」にも同様のディテールが備えられていますが、ウィンターアフターシューズという用途に対しても効果的に機能しています。

また、以前の記事でも触れていますが、「ジャングル モック」の大ヒットの理由のひとつが、着脱がイージーでありながら長時間歩いても疲れにくいその機能性。その要因となっているのが、両サイドからアッパーを包み込むように設計されたアウトソールの形状です。これにより、内部に空間が生まれ、リラックスした履き心地を実現しているわけです。本作においてもそのあたりは継承されているようで、安定性とクッション性にすぐれた軽量EVAフォームミッドソールの搭載も相まって、履き心地のよさは健在。

ところで、メレルには「M-SELECT(エムセレクト)」という独自開発技術が存在します。求める機能性により数種類が存在し、本作ではソールテクノロジー「エムセレクト グリップ」を採用。すぐれたグリップ力と耐久性を発揮するパターンを備えた「メレルスティッキーラバー アウトソール」により、濡れた路面や氷上といったさまざまなフィールドでの活躍を約束します。というワケで、そろそろ実際に着用したスタイルサンプルをご覧いただくとしましょうか。

漂う“テック”感がストリート×アウトドアのMIXスタイルを最旬ムードに!

着用するのは、メレルの「ウィンター モック 3」(トープ)

着用するのは、メレルの「ウィンター モック 3」(トープ)

ボトムスは、リーバイスの旧「タイプ1」シリーズのブーツカットデニム。アウターはコロンビアの「コーブトゥーストリームダウンジャケット」に、マイティー・クラウンのロンTをレイヤードして着用。ニットハットはフラグスタッフです。筆者にしては珍しく、ダウンなんか着て冬らしい装い。それだけでは寂しいのでポイントで鮮やかな色を効かせてみました。ここに「ウィンター モック 3」(トープ)を合わせてみると……!?

メレルの「ウィンター モック 3」(トープ)を着用

メレルの「ウィンター モック 3」(トープ)を着用

わずかにフレアがかったデニムの裾から顔を覗かせるトゥが、思いのほかスタイリッシュ。ソールのゴツさもあってかアウトドア風味が薄れて、より街履きがしやすくなっているように感じられます。今回のようなストリート&アウトドアのMIXスタイルに、「Y2K」というトレンド要素を落とし込むのにも打ってつけ。ボトムスは、ナイロンパンツやミリタリーパンツにも似合いそうですね。

あと忘れてはいけないのが、サイズ感について。今回着用したのUS9.0。筆者は普段、他メーカーでもUS9.0を選びますが、これはアウトドア用の厚めのソックスを履いてピッタリという感じ。ソックスが薄めだと程よくフィット。ご参考まで。近場で実物を手に取れるようなら、試着することをオススメします。

ホッコリした肌触りと履き心地が魅力の「ウィンター スライド」もチェック!

メレルの「ウィンター スライド」(キャラメル)。メーカー希望小売価格は14,300円(税込)

メレルの「ウィンター スライド」(キャラメル)。メーカー希望小売価格は14,300円(税込)

そして今回は、同じく「Y2K」スタイルを構成する要素の1つである“ウォーム感”をファー素材で演出し、リラックスムードが色濃く、かつ気軽に履けるスライドタイプの 「ウィンター スライド」も取り上げたいと思います。

基本デザインはよく似ていますが、こちらはアッパーに切り替えが施されており、エンボスロゴもやや目立つ位置に。寒い冬の時期、ちょっと近所のコンビニまで買い物に行ったり、ゴミ捨てに行ったりといった雑事をこなす際に、スニーカーを履くのは面倒だけど、ただのサンダルでは寒すぎる!なんてことありますよね。そこで本作の出番です。

メレルの「ウィンター スライド」(キャラメル)

メレルの「ウィンター スライド」(キャラメル)

アッパー素材は「ウィンター モック 3」と同様に、撥水加工を施したスエードレザー。色がオフホワイトに近い「トープ」からブラウン系の「キャラメル」に変わっただけで、見た目のホッコリ感がアップしています。随分雰囲気が変わって見えますよね。

そして、本モデル最大の特徴がスライドタイプという点。ヒール部分がゴッソリ削られていて、足入れも楽ラクです。とはいえ、完全にヒール部分がないわけではなく、若干残っているので歩いていて簡単に脱げてしまうなんて心配はありません。

もう1つの特徴であるライニングには、モコモコと肌触りのよい人工ファーライニングを採用。軽量性、クッション性にすぐれたEVAフォームのインソールも同じくモコモコで、取り外しは自在です。こういったインソールは、履いていくうちに髪の毛やホコリが絡まったりして汚らしく見えてしまうもの。その点、汚れたら簡単に洗えるのは気がきいています。ちなみに、ソールは「ウィンター モック 3」と同じタイプなので、説明は割愛して実際に着用してみましょう。

メレルの「ウィンター スライド」(キャラメル)を着用

メレルの「ウィンター スライド」(キャラメル)を着用

デニムの裾が覆いかぶさって、特徴的なファーライニングが隠れていることもあってか「ウィンター モック 3」と同様、ウィンターシューズにしてはスッキリした印象を与えます。このほかのカラバリとしては「ブラック」と「アース」がラインアップ。汎用性という点では「ブラック」に軍配が上がりますが、温かみのある雰囲気を楽しみたいなら「キャラメル」が個人的にはイチオシです。

着用感としては、同じくUS9.0でも「ウィンター モック 3」に比べてシューズ内がやや窮屈に感じました。筆者的にはジャストサイズという感じで、走ることだって余裕。ライニングとラストの違いなのかはわかりませんが、普段あまりアクティブに歩き回らないようでしたら、1/2サイズ上げてもよさそう。

【まとめ】機能性とデザイン性を両立した“テック”顔の最旬モック

というわけで、今回はメレルの「ウィンター モック 3」と「ウィンター スライド」をピックアップしました。

本記事内でも説明したように、両モデルとも“冬季用のアフタースポーツシューズ”という用途に基づいた機能性を備えているだけでなく、昨今のファッション潮流である「Y2K」テイストを押さえている点がポイント。「スニーカーを買う際に、汎用性や着回しやすさばかりを優先していては面白くない」。そう感じながらも1歩踏み出せなかったパパたちが新たな1歩を踏み出すキッカケになってくれるはずです。まだまだここからが冬本番。この機会に、機能性とトレンドを兼備したウィンターシューズを、ぜひチェックしてみてください!

●撮影協力:メレル

TOMMY

TOMMY

メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する本厄41歳。

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