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「G-SHOCK」2023年最初の新作21本! 注目は12通りのデザインが楽しめる「G-B001M」

本連載は、カシオ計算機の耐衝撃ウォッチ「G-SHOCK」の新作を発売月ごとに紹介する企画。今回は、2023年1月発売モデル21本を、撮り下ろしの写真とともに紹介する。

※価格はすべてメーカー希望小売価格(税込)

2023年1月発売モデルのなかで最注目はこれ!

1994年発売の人気モデルが着脱式ベゼル付きでリボーン!

2023年1月に発売されたG-SHOCKの中で注目すべきは、「G-B001M」シリーズ。モバイルリンク機能を搭載するうえ、ベゼルの着脱が可能な新シリーズだ。

左から、「G-B001MVB-8JR」(34,100円)、「G-B001MVA-1JR」(34,100円)、「G-B001MVE-9JR」(44,000円)

左から、「G-B001MVB-8JR」(34,100円)、「G-B001MVA-1JR」(34,100円)、「G-B001MVE-9JR」(44,000円)

「G-B001M」は、1994年、「Capsule Tough」をコンセプトに誕生した「DW-001」を進化させたモデルだ。オリジナルモデルのフォルムや耐衝撃構造はそのままに、軽量で高強度かつ耐候性にすぐれたカーボンファイバー強化樹脂ケースでモジュールを保護する「カーボンコアガード構造」のほか、メタルベゼルのケースをウレタンベゼルでガードするユニークなデザインを採用。3モデルそれぞれ、異なる仕上げのメタルベゼルを採用しつつ、スケルトン素材を採用した2色成形のウレタンベゼルが同梱されている。

1994年当時に人気だったイエローをベースとしたカラーリングの「G-B001MVE-9JR」には、着脱可能な2種類のウレタンベゼルと、交換用バンドが同梱されており、12通りの組み合わせが楽しめる。ちなみに、同モデルはすでに店頭在庫のみなので、早めの購入をおすすめする

1994年当時に人気だったイエローをベースとしたカラーリングの「G-B001MVE-9JR」には、着脱可能な2種類のウレタンベゼルと、交換用バンドが同梱されており、12通りの組み合わせが楽しめる。ちなみに、同モデルはすでに店頭在庫のみなので、早めの購入をおすすめする

ラインアップは、オリジナルカラーの「G-B001MVE-9JR」のほか、ゴールドのメタルベゼルにグレースケルトンのウレタンベゼルを装着できる「G-B001MVB-8JR」、ブラックをベースにシルバーのメタルベゼルにブラックのウレタンベゼルを装着できるうえ、バンドに印刷を施した「G-B001MVA-1JR」の全3色で展開される。

なお、Bluetooth機能を搭載しており、専用アプリを使ってスマートフォンと連携。アプリ内の情報更新を時計の表示で知らせてくれる。

左が今回の新作で、右がオリジナルモデル。ロゴのフォントなど細部に少し変更が加えられているが、全体的なデザインはほぼ踏襲している

左が今回の新作で、右がオリジナルモデル。ロゴのフォントなど細部に少し変更が加えられているが、全体的なデザインはほぼ踏襲している

ほかの2023年1月発売モデルも一挙に紹介!

モジュールのサーキットボードの柄を刻印したフルメタルスクエアモデル

「GMW-B5000TCC-1JR」(214,500円)

「GMW-B5000TCC-1JR」(214,500円)

初代G-SHOCK「DW-5000C」をフルメタル化した「GMW-B5000」シリーズのスペシャルモデル。本体全体に「GMW-B5000」のモジュール「3459」のサーキットボードの柄をブラックIPとレーザー刻印で描いているが、レーザー照射をブラックIP でコーティングする前と後に行うことで、質感の違いを出し、奥行き感を生み出している。

レーザー刻印をブラックIPの前後で行うことで、柄に奥行きを持たせている

レーザー刻印をブラックIPの前後で行うことで、柄に奥行きを持たせている

素材には、日本製鉄が開発したチタン合金「TranTixxii(トランティクシー)」を採用。この素材は、軽くて肌にやさしいチタンの特徴を備えながら、純チタンの約2 倍の硬度を持つもので、これをさらに鏡面仕上げにより、ステンレス材に匹敵する美しさに仕上げている。

なお、「GMW-B5000」シリーズならではの特徴は踏襲している。メタルベゼルと本体ケース部の間にファインレジン緩衝体を挟む耐衝撃構造により、フルメタルケース化を実現しているほか、高密度実装技術によりサイズもキープ。裏ブタには重厚感のあるスクリューバックケースを採用し、耐摩耗性にすぐれるDLC 処理を施している。また、メタル製のバンドピースにはディンプル加工を施し、初号機の樹脂バンドデザインを継承。フィルムソーラーセルやSTN-LCD(液晶)を用いて視認性を高めている。

月面をイメージして凹凸を出した「MT-G」の新作

「MTG-B3000CX-9AJR」(165,000円)

「MTG-B3000CX-9AJR」(165,000円)

G-SHOCK の起源である樹脂素材とメタル素材を融合して革新的な構造美を追求する「MT-G」シリーズから、2023 年の幕開けを祝い、「月の兎」をモチーフにデザインしたモデルが登場。

ベゼルには、月面をイメージして鍛造による加工で凹凸を出し、ゴールドIP コーティングを施しているほか、ダイアルには月面のパターンを印刷。裏ブタには、月を旅する兎のイラストを刻印した遊び心あるデザインに仕上げている。

なお、「MTG-B3000」シリーズの主な特徴は踏襲。カーボン強化樹脂ケースでモジュールを保護し、外側をメタルパーツで覆った「デュアルコアガード構造」を採用している。また、ステンレス製の裏ブタを、何工程ものプレス、切削、研磨を駆使して立体的な複雑形状に成形。バンドを固定するラグやりゅうずガード、ボタンガードの機能を裏ブタに持たせるという新構造とデザインで、小型・薄型化を実現している。さらに、高密度実装技術により薄型の多機能モジュールを採用することで、裏ブタからベゼルまでが12.1mmと、「MT-G」の従来モデルと比べて大幅に薄くなっている。

ヤドクガエルをモチーフにした30周年記念「FROGMAN」

「GWF-A1000APF-1AJR」(137,500円)

「GWF-A1000APF-1AJR」(137,500円)

G-SHOCK「MASTER OF G」の中で、ISO規格200m潜水用防水機能を持つ本格ダイバーズウォッチ「FROGMAN(フロッグマン)」は、1993 年に誕生し、2023 年で30 周年を迎えた。これを記念した「FROGMAN」限定企画第2弾として、「GWF-A1000」をベースに「ヤドクガエル(Poison dart frog)」をモチーフにデザインしたスペシャルモデルが登場。

南米のアマゾンに生息する希少なカエルに着目し、その神秘的な色彩を表現するためにマルチカラーカーボンをベゼルに採用。ヤドクガエルのカラーを再現したこのベゼルは、ランダムに積層したカラフルなカーボンとグラスファイバーの母材から削り出しにより成形されており、2つとして同じものはなく、ヤドクガエルの希少性も表現している。

また、スケルトンのウレタン素材を組み合わせることで、水辺に生息するヤドクガエルの肌の質感も表現。バンドはヤドクガエルのまだら模様をイメージして、偏光インクをスプレー塗装。さらに「FROGMAN」シリーズには欠かせないケース裏のカエルのキャラクターの刻印も、ヤドクガエルのまだら模様をまとった特別仕様に仕上げている。

イエローを差し色としてちりばめた「MUDMASTER」の力強い新作

「GG-B100Y-1AJF」(53,900円)

「GG-B100Y-1AJF」(53,900円)

「MASTER OF G」シリーズの「MUDMASTER(マッドマスター)」から、エマージェンシーカラーのイエローを差し色に、力強いデザインに仕上げたカラーモデルが登場。

素材には、高剛性のカーボンを使用することで破損・変形を抑制し、高い気密性と耐衝撃性を確保。加えて、泥の侵入を防ぐフィルターやステンレス製パネルバック、衝撃に強いガラス繊維入りファインレジンのバックカバーを装備しており、高い防塵・防泥性能を備えている。

機能面では、方位や高度/気圧、温度計測に加え、歩数計測が可能。また、G-SHOCK専用アプリによる簡単時刻修正に加え、時計で取得した高度とスマートフォンで取得した経路をアプリに自動記録できるミッションログ機能など、役立つ機能を複数搭載している。

エマージェンシーカラーのイエローを差し色に添えた「レンジマン」

「GW-9400YJ-1JF」(55,000円)

「GW-9400YJ-1JF」(55,000円)

もうひとつ「MASTER OF G」シリーズの「レンジマン」から、先述の「GG-B100Y-1AJF」と同じくエマージェンシーカラーのイエローを差し色に添えたモデルが登場。

本モデルは、高度、方位、気圧/温度のトリプルセンサーを搭載する。センサーのボタンには、スムーズで正確な操作を可能にする「ボタンガードシリンダー構造」を採用。センサーボタンを押すと直前に使用したセンサーモードをダイレクトに表示する機能や3段階の報知音を搭載しており、感覚的な操作が可能だ。

鉱石がコンセプトの40周年記念メタルカバードシリーズ

【写真上/左から】「GM-5640GEM-1JR」(41,800円)、「GM-2140GEM-2AJR」(38,500円)、「GM-114GEM-1A9JR」(40,700円) 【写真下/左から】「GM-S5640GEM-7JR」(35,200円)、「GM-S2140GEM-9AJR」(33,000円)、「GM-S114GEM-1A2JR」(36,300円)

【写真上/左から】「GM-5640GEM-1JR」(41,800円)、「GM-2140GEM-2AJR」(38,500円)、「GM-114GEM-1A9JR」(40,700円) 【写真下/左から】「GM-S5640GEM-7JR」(35,200円)、「GM-S2140GEM-9AJR」(33,000円)、「GM-S114GEM-1A2JR」(36,300円)

2023年に40周年を迎えるG-SHOCKの限定モデルシリーズ「G-SHOCK 40th Anniversary Adventurer's Stone(アドヴェンチャラーズ・ストーン)」。冒険者の道しるべとなった鉱石をコンセプトに、新開発の技術をG-SHOCKのメタルカバードシリーズに採用し
ている。

各モデルのメタルベゼルは、それぞれ鍛造とIP 塗装、そしてマスキング技術により鉱石の輝きを表現。バンドは、スケルトン素材やホットスタンプ、ガラール成形などにより、独特の質感を実現している。

文字盤には、40周年を記念して「SINCE1983」を配し、ケースバックにはG-SHOCKの25/30/35周年のロゴもデザインを手がけたエリック・ヘイズの手による40thロゴを、遊環には「40」を表現するスターマークと「SINCE1983」を刻印するなど、限定モデルにふさわしい仕様に仕上がっている。

なお、詳しいレビュー記事が近日公開予定!

カプセルトイをイメージした「Lucky Drop」シリーズ

左から「DW-5600GL-9JR」(17,050円)、「DW-6900GL-4JR」(17,050円)、「GA-110GL-4AJR」(21,450円)

左から「DW-5600GL-9JR」(17,050円)、「DW-6900GL-4JR」(17,050円)、「GA-110GL-4AJR」(21,450円)

日本のカプセルトイをイメージしたポップなカラーを落とし込んだ「Lucky Drop」シリーズ。

ベースモデルには、定番デジタル「DW-5600」、フロントボタンを採用した「DW-6900」、ビッグケースの「GA-110」を採用。「DW-5600GL」と「GA-110GL」のガラス、「DW-6900GL」の文字盤、そして各モデルの遊環には、カプセルトイのプラスチックのカプセルをモチーフにしたデザインを採用し、遊び心のあるルックスに仕上げている。

アイコンモデル「DW-5600」を小型&薄型化

【写真上/左から】「GMD-S5600-7JF」、「GMD-S5600-1JF」 【写真下/左から】「GMD-S5600-2JF」、「GMD-S5600-8JF」。4モデルともに13,750円

【写真上/左から】「GMD-S5600-7JF」、「GMD-S5600-1JF」 【写真下/左から】「GMD-S5600-2JF」、「GMD-S5600-8JF」。4モデルともに13,750円

G-SHOCKのアイコンモデル「DW-5600」を小型化・薄型化したモデル。ガラス蒸着を施した文字盤は輝きを放っているほか、メタルの美錠とボタンが質感を高めている。また、文字盤はシンプルな機能表記にすることで、洗練された印象に仕上げている。

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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