スニーカー“最旬足報”

ナイキ初のランニングシューズ「コルテッツ」新作はビンテージ感満載!

1972年、ナイキから初のランニングシューズ「コルテッツ」がリリース。創業者のフィル・ナイト氏と元陸上競技のコーチであったビル・バウワーマン氏によって、試行錯誤の末に生み出されました。同モデルは、軽量かつ高いクッション性を誇り、リリース当時から世界中で人気を得て、まさにナイキの礎を築いた一足と言っても過言ではありません。

そんな「コルテッツ」は2022年に50周年を迎えたことで、人気セレクトショップ「ユニオン」や日本発のファッションブランド「サカイ」とのコラボレーションモデルがリリースされ、再び熱い注目を集めています。しかし、インラインではリリースされず、多くのスニーカーファンから切望する多くの声が……。そんな声に応えるように、今期ようやく「コルテッツ」のニューモデルがインラインでリリースされました!

ナイキ「ウィメンズ コルテッツ '23」(品番:FD2013-100)。サイズは29cmまで展開。「atmos 千駄ヶ谷」での販売価格は14,300円(税込)

ナイキ「ウィメンズ コルテッツ '23」(品番:FD2013-100)。サイズは29cmまで展開。「atmos 千駄ヶ谷」での販売価格は14,300円(税込)

上品な一足へとレベルアップ!

見てください、このシンプルでクラシックなデザインを! 丸みを帯びてボテッとしたフォルムと、大きめのスウッシュを配した横顔。まさに「コルテッツ」ですね。さらに、今作で注目すべきなのが素材使いです。オリジナルモデルはナイロンをメインに、スエードのディテールを使用していたのに対し、今作ではスエードをメインに、タンブルレザーのオーバーレイを使用。本来のスポーツシューズとしての装いから、より上品な一足へとレベルアップさせています。

上質なスエードをメインに、タンブルレザーを加えて大人の雰囲気に

上質なスエードをメインに、タンブルレザーを加えて大人の雰囲気に

ナイキオールドモデルのディテールをサンプリング!

そして注目すべきなのが、ビンテージ仕様のディテール使い。シュータンは、ナイキのオールドモデルで採用されている、フォーム剥き出し仕様でアレンジされており、クラシック感を高めています。

さらにヒールにも注目です。オリジナルモデルは、ナイキのロゴが斜めになった“斜めナイキ”を使用していますが、本作では1980年代に多く使われていた“縦ナイキ”ロゴを採用。「コルテッツ」オリジナルモデルの時代よりも後期のディテールですが、現行では使われていない分、よりオールド感を醸し出しています。

そして「'72」のあしらい。「コルテッツ」の誕生年を右足ヒールとデュブレそれぞれに配してします。

シュータンは、フォーム剥き出し仕様でビンテージ感を強調

シュータンは、フォーム剥き出し仕様でビンテージ感を強調

左足ヒールには“縦ナイキ”、右足ヒールにはオリジナルの誕生年「'72」をオン

左足ヒールには“縦ナイキ”、右足ヒールにはオリジナルの誕生年「'72」をオン

使い込んだ雰囲気の金属製デュブレにも「'72」ロゴが刻まれています

使い込んだ雰囲気の金属製デュブレにも「'72」ロゴが刻まれています

まさに時代を超えて愛される一足!

「ウィメンズ コルテッツ '23」は、オリジナルモデル本来のディテールを忠実に再現するのではなく、ナイキのオールドモデルで多く見られるディテール使いをサンプリングすることで、よりビンテージ感を強調した一足と言えますね! アッパー本体はやわらかくて耐久性にすぐれた起毛スエードでアレンジして、大人っぽくて落ち着いた雰囲気を醸し出しているのもポイント。まさに時代を超えて愛される逸品です。

「コルテッツ」はいつの時代でも、アメカジからキレイめまで、合わせるスタイルを選びません

「コルテッツ」はいつの時代でも、アメカジからキレイめまで、合わせるスタイルを選びません

●取材協力/「atmos 千駄ヶ谷」

本間新

本間新

ファッションを中心にさまざまな雑誌やWeb媒体で執筆を行っているエディター/ライター。なかでもスニーカーに特化し、年間400本近くのスニーカーレビュー記事を制作している。

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