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ジャコウネコの糞から作られるコーヒーってどんな味?

優雅な一杯…世界の「高級コーヒー」を贅沢に飲み比べてみた

その芳醇な香りによって、私たちに優雅な時間を提供してくれるのがコーヒー。コーヒーの香り成分には人間をリラックスさせる成分が多く含まれているようです。しかし、その香りはコーヒーの種類によってさまざま。今回は、ちょっと変わったものから有名なものまで、"少しお高い"コーヒーを飲み比べてみました。

まずは“ジャコウネコの糞”から作られるコーヒーを

高級コーヒー5種を飲み比べ!

高級コーヒー5種を飲み比べ!

まずは、インドネシアへ頻繁に旅行に行く友人から噂に聞いて飲んでみたいと思っていたコーヒー「コピ・ルアック」。“ジャコウネコ・コーヒー”とも呼ばれ、世界三大珍コーヒーとして知られるコーヒーです。ネットで検索をするとさまざまな商品がヒットしますが、今回は「Koki’s Kopi Luwak」というコピ・ルアックを専門に扱うお店の商品を購入してみました。

一般に市販されているコーヒー豆は2種類に分かれます。1つは「ロブスタ種」。栽培が比較的容易で、主にインスタントコーヒーなどに用いられる大量生産品種です。もう1つは「アラビカ種」。栽培に手がかかるため生産量が少なく価格が高い種類です。香りが高いため、焙煎コーヒー用に使われています。

■飲み比べ1:何層にも味わいが広がる、コピ・ルアック(ロブスタ種)

100gあたり、5,800円〜

ジャコウネコが食べたコーヒーの実のうち未消化のまま糞(ふん)と一緒に排出される豆の部分を集めてキレイに洗浄したもので、ジャコウネコの腸内で消化酵素や細菌の発酵が起こり、独特な香味が楽しめるコーヒーとのことです。まずは一般的とされるロブスタ種のコピ・ルアックから。ロブスタ種はもともとインドネシアでも限られた地域でしか栽培されていない希少種。そう知るだけでも特別感がありますが、まずは香りを嗅いだだけでも独特。糞から精製されたと聞かされればそんな気がしなくもないという感じです。

ロブスタ種はもともと苦みが強いコーヒーですが、ジャコウネコの腸内で発酵が進んだためか、若干マイルドな気がします。とはいえ、味わいも独特で野性味がある感じ。お肉でたとえるなら羊肉的な感じで少しクセがあります。ただ、飲むほどに味わいが変化して何層にも広がる奥の深さ。最初は抵抗があっても、「なんだろうこの味は?」と、探究心やインスパイアからだんだん深みにハマっていくような…まさにクセになってしまう味わいです。

「Koki’s Kopi Luwak ロブスタ 粉(中挽き)」(50g入)

「Koki’s Kopi Luwak ロブスタ 粉(中挽き)」(50g入)

■コピ・ルアック(ロブスタ種)
香り ★★★★★
苦み ★★★
酸味 ★
コク ★★
※筆者の主観により5点満点で評点、以下同

■飲み比べ2:麦茶のような香ばしさ、コピ・ルアック(アラビカ種)

100gあたり、6,600円〜

一方、アラビカ種のコピ・ルアックは、インドネシアでもポピュラーな種類。現地では一般にコピ・ルアックと言えばアラビカ種が基本のようです。ロブスタ種に比べるとアラビカ種は通常のコーヒー豆でもマイルドで飲みやすい種類。コピ・ルアックでもそれは共通で、ロブスタ種よりも味も香りもクセはなく思えます。ただし、こちらも奥行きがある味わいは共通。ひと口飲むごとに味わいが変化していく、まるでワインのような魅力を感じます。また、ロブスタ種よりも香ばしさが感じられるのも特徴。たとえていうなら麦茶のような香ばしさで、紅茶やウーロン茶のような風味も感じられます。

「Koki’s Kopi Luwak アラビカ 粉(中挽き)」(50g入)

「Koki’s Kopi Luwak アラビカ 粉(中挽き)」(50g入)

■コピ・ルアック(アラビカ種)
香り ★★★★
苦み ★★★
酸味 ★★★
コク ★★★

“コーヒーの王者”、そのお味は?

次は、“高級コーヒー”として比較的名の通ったほかの種類も試してみました。たとえば「ブルーマウンテン」は、缶コーヒーなどで有名だと思います。聞いたことがあるけれど、豆から飲んでみる機会があまりないのでこの機会に飲み比べてみました。以下ご紹介するコーヒーは、澤井珈琲「幻の3種 3缶珈琲ギフトセット」で楽しむことができますし、このセットでなく単品でも購入可能です。

■飲み比べ3:深いコクが特徴的な、ブルーマウンテンNo.1

100gあたり、1,134円〜(バラ売りの場合)

まずは“コーヒーの王者”とも呼ばれる「ブルーマウンテンNo.1」。実は「ブルーマウンテン」とは、ジャマイカ東部の法律で定められた地域で生産され、ジャマイカ政府の公社が定める基準と検査を合格したものをすべて指します。

ブルーマウンテンにはNo.1〜No.3までの等級があり、最も価値が高いのがNo.1のようです。ひと口含んでみた感想は、まさに「ザッツ・コーヒー」ともいえるコーヒーの王道的な味わい。とにかく深いコクがあり、キャラメルやメープルシロップのようなほろ苦さを感じることができます。複雑な味ではあるものの、雑味が少なく、苦み、酸味、香り、コクのバランスがよく、非常に整った味わいという気がします。苦みは強いですが、好き嫌いの好みが分かれない、万人受けする、上品で優等生的なコーヒーだと思います。

澤井珈琲「ブルーマウンテンNo.1(ミディアムロースト)」(50g入)

澤井珈琲「ブルーマウンテンNo.1(ミディアムロースト)」(50g入)

■ブルーマウンテンNo.1
香り ★★★★
苦み ★★★
酸味 ★
コク ★★★★★

ブルーマウンテンNo.1だけを飲みたい場合は以下よりどうぞ。豆の量や挽き方など、お好みで選べます。

■飲み比べ4:紅茶のように華やかな、ゲイシャ

100gあたり、680円〜(バラ売りの場合)

お次は「ゲイシャ」と呼ばれる品種。エチオピア南西部のゲイシャという地域が原産で、現在はパナマで主に生産されているアラビカ種の1つで、かなり生産量が低く“幻のコーヒー”とも呼ばれています。

まず開封しただけで、その香りに圧倒されました。コーヒーというよりも紅茶を思わせるほどの高い香りで、花やフルーツのような爽やかさがあります。口に含んでもそれは同じ。紅茶のように華やかでフルーティーなコーヒーで、一度飲んだら忘れられないほど、はっきりとした特徴的な味わいです。反面、コクや苦みはあまりなく、サラッと飲みやすいため、コーヒーが苦手な人でも飲みやすい気がします。コーヒーらしくないコーヒーとも言えますが、かと言って紅茶でもなく、不思議な味わいです。

澤井珈琲「幻のゲイシャ(ハイロースト)」(50g入)

澤井珈琲「幻のゲイシャ(ハイロースト)」(50g入)

■ゲイシャ
香り ★★★★★
苦み ★
酸味 ★★★
コク ★★

ゲイシャも、いろいろな商品があります。

■飲み比べ5:酸味の強い、ハワイコナ

100gあたり、983円〜(バラ売りの場合)

そして最後は「ハワイコナ」。ハワイ島のコナ地区のみで栽培されている、稀少性の高いアラビカ種のコーヒーで、今回飲み比べた5種類の高級コーヒーの中では最も酸味を感じる種類です。苦みが強くなく、とても上品でクセのないスッキリとした味わいが特徴。マイルドなコクがあり、口当たりもまろやか。花の蜜のようなほのかな甘い香りも印象的です。やや強めの酸味が前に出る品種ながらも、コクと香り、控えめの苦みのバランスが絶妙でした。今回飲み比べた中では、日本人が慣れ親しんだコーヒーの味わいに最も近く、何杯でも飲める飽きのこない品種だと思います。

澤井珈琲「ハワイコナ エクストラファンシー(ハイロースト)」(50g入)

澤井珈琲「ハワイコナ エクストラファンシー(ハイロースト)」(50g入)

■ハワイコナ
香り ★★
苦み ★★
酸味 ★★★★★
コク ★★

ハワイコナも各社から販売されています。

今回のまとめ

今回は飲み比べた高級コーヒー5種類の中で、最も独特と感じたのはやはり「コピ・ルアック」。若干クセはあるものの、それがまさに「クセになる」というおいしさで、一度飲んでみる価値アリです。ちなみに、飲みやすさは断然アラビカ種でした。

一方、個人的に一番リピートしたいと思ったのは「ゲイシャ」。香りを嗅ぐだけでも優雅で、ダイレクトに誰もが高級コーヒーとしての贅沢(ぜいたく)さを感じることができるはず。絶対に女性ウケする種類だと思います。

今回ご紹介したものは、決してお手頃とは言いがたい価格のコーヒーですが、味わいや香りは値段だけのことはあります。機会があれば、ぜひご賞味ください。

えみぞう

えみぞう

日々のムダをとにかく省くことに執念を燃やす母ライター。好きな言葉は「時短・節約・自作」。なのに非生産的な活動にも必死になることも多々。意外にアウトドア、国際派。

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