こんにちは、ペパーミントです。私は料理がかなり好きで、普段から新しい調味料やスパイスを探したり試したりしています。そんな中で見つけた、すごい調味料を3つご紹介させてください!
まずご紹介するのは……「透明醤油」です。
このビン、空じゃありませんよ!
なんとこれは、無色透明の醤油なんです。信じられない……。
お皿に注いでみました。見えますか?
お皿に出してみましたが、入っているかもわからないくらいに透明で、水みたいです。しかしちょっとなめてみたところ、ちゃんとお醤油でびっくり! コクのあるやや甘めな風味で、醤油ならではのしょっぱさ、辛さが軽減されているまろやかな印象です。普通のお醤油とは少し違う味ですね。
ではでは、この透明醤油をいろいろなものに使ってみましょう。
お醤油をつけて食べるものといえば、やっぱりお刺身!
わさびを溶かしてみましたが、なんだか変な感じですね(笑)
ほんのり甘くてコクがあっておいしい! 透明なので、つけすぎていないか心配だったのですが、たくさんつけても意外と大丈夫。しょっぱさがあまりなく、甘さを感じる醤油なので、たっぷりつけるぐらいでちょうどよさそうです。素材の味をしっかり引き立てる醤油だなぁという印象。普通のお醤油だとお刺身が茶色く染まってしまいますが、透明醤油ならそのままなのでキレイですね。もし服に飛んでも安心です!
続いて、透明醤油を使って漬け丼を作ってみたいと思います。
酒・みりんを煮きったものにこの透明醤油を混ぜ、30分以上冷蔵庫で漬けます。
透明な液体の中のマグロ……という感じですが、きっとおいしくなるはず!
1時間ほど漬け、海苔・大葉・ネギ・ごまなどを添えて、漬け丼の完成!
なんてやさしい色みでしょうか
普通の漬け丼は色が黒く変わってしまいますが、これだと刺身丼といった見た目。一見味がなさそうですが、食べてみるとあら不思議。しっかり漬かっています。めちゃんこおいしいじゃないですか! この透明醤油自体に「卵っぽい甘み」を感じるのですが、それが漬けに非常に合っていますね〜。
次は醤油でこんがり焼いた焼きおにぎり!
味がなさそう……
できあがりは、ただのおこげおにぎりといった感じで味がなさそうに見えます。が、しかしこれまたちゃ〜んとしっかり醤油の効いたおいしい焼きおにぎりになりました! 透明醤油、みりん、だしのほかに、ごま油を少し混ぜて焼いたのですが、これが相性抜群でして、うまうまでどんどん食べてしまいました。焼きおにぎり、かなりおすすめです!
ほかにも、肉じゃがやそうめんつゆなどに使ってみましたが、色はないのにしっかり甘みとコクを感じる不思議な仕上がりになりました。
視覚と味覚が一致せずに混乱します!
さて、この透明な醤油を作っているのは、熊本県の老舗醤油メーカー「フンドーダイ五葉」。作り方としては、まず普通の色の濃口本醸造醤油を作り、それを独自の製造方法で分離・精製して透明化しているそう。何か薬剤などを使って透明にしているわけではないそうなので、安心ですね。和食以外の料理にも醤油を幅広く使ってほしいという願いが込められているそうです!
いろいろな料理で試してみて感じたメリットと注意点を書き出してみます。
▶メリット
@素材の色を生かせる
たとえば今回作った漬け丼にしても、素材のマグロの赤みは鮮やかに見せたいところですが、通常の醤油ではやや黒っぽくなってしまいます。透明醤油なら鮮やかなまま! カルパッチョやサラダ、煮込み料理などでも素材の色を生かせるため、お料理が楽しくなります♪
A汚れない
白いシャツを着ていて、お刺身の醤油がはねて汚してしまった……なんて経験は誰もがあるかと思います。でも透明醤油なら大丈夫! 本当に無色透明なので、万が一服についても気付かないレベルではないでしょうか。
▶注意点
@使いすぎてしまう
しっかり計量して使う煮物料理などではあまり心配いりませんが、醤油を直接つけて使用するときは、透明なためついつい使いすぎてしまいそうな気がします。しかし、今回たっぷりとお刺身につけてみましたが、しょっぱすぎる、という印象はありませんでした。もしかしたらそういう点も計算されて作られているのかもしれません……! 味に心配はなくても、早く使い切ってしまう可能性はありますね。
Aお水と間違ってしまうかも?
もちろん注意して扱う前提ですが、一度容器から出してしまうと、お水と思って間違って使ってしまう可能性はありそうです。塩と砂糖を間違えて……というのは料理の失敗でたまにあることですが、お水と醤油を間違えるなんてことも起きかねないですね(笑)。
続いてご紹介する調味料は「クレドレ」! なんと“削って”使うドレッシングなのです。
「クレドレ」とは、南フランスのアレスで作られている、クレヨン型のドレッシング。添加物や合成着色料は使われておらず、地中海沿岸に多く生えているカロブという植物から抽出されるローカストビーンガムと、海藻のアガーなどの天然素材によって、液体から固形に形成されているようです。
ペパーミントが買ったのは3本セットのもので、味は
・Basil(バジル)
・Piment et Ail(ニンニクとうがらし)
・Citron Confit(シトロン コンフィ)
の3種類。ほかに「ジンジャー味」もあるそうです。
試験管のような容器に入っており、見た目は本当にクレヨンみたい
中を開けて香りを確認すると……なんだろ、深い調味料の複雑な香り。どんな味がするのか想像しにくいです。
では、削ってみましょう。動画で撮影しました!
ピントがいまひとつ合わなかったのですが、くるくると削る様子は伝わるかと……!
削り器の形もそうですが、ほろほろとうす〜く削られていく感じが文房具そのもの。力は全然いらないですよ。1本で約120回削れるそうです。
削ったドレッシングそのものをかじってみたんですが、味が濃くて辛い! そのまま食べるものではないな、って感じです。ちゃんとした味のレビューはこの先に記載しますね
見た目は細かく刻んだ生ハムみたい!
なるほど……! 削る量に悩んだのですが、少量でも意外としっかり味がしますね! ただクレドレは乾燥していて水分がない状態なので、少し口の中が乾く感じがあります。液状のドレッシングのように野菜をコーティングしてくれないので、野菜の味がどん!クレドレのコクがどん!と順番にくる感じです。野菜の味をかき消さない印象。
「ニンニクとうがらし」は結構辛くてニンニクの効いたパンチのある味。お肉料理などにも合いそう!
「バジル」も試してみましたが、こちらはパスタやパンにもよさそうです♪
「シトロン コンフィ」はレモン味なので、これに合うのでは!?と思ったものがあり、試してみます。
チキンナゲットです!
唐揚げにレモンをかける要領で、チキンナゲットに「シトロン コンフィ」味は絶対おいしいはず!と思い、実践。これがやっぱりめちゃくちゃ合いました。レモン汁をかけたときのように、衣がシナッとしないのもいいです。酸っぱすぎない味で、クレドレ自体の香りはデザートみたい。ケチャップやマスタードに飽きたら、これは間違いないですよ!
「クレドレ」を使ってみて感じたメリットと注意点です。
▶メリット
@携帯できる
ドレッシングといえば、液状かつビンに入ったものが定番で、開封後は要冷蔵ですよね。賞味期限も開封後は1か月ほどが一般的。しかし「クレドレ」なら、固形でケースに入っていて常温保存OKなので、ホームパーティーやアウトドアなどに簡単に持ち出せます。
A料理が華やかに
形も色もドレッシングとは思えない見た目で、料理をおしゃれに美しく演出してくれるので、パーティー料理などにぴったり。
Bヘルシー
普通のドレッシングは100gあたりの脂質が40g、カロリーが400kcal程度なのに対し、クレドレは脂質が0.1g以下、カロリーは15kcal以下と超ヘルシー。液体のようにかけすぎる心配も少ないので、ドレッシングのカロリーが気になる方にもいいですね。
▶デメリット
@サラダにパサつきを感じるかも
液体ドレッシングは野菜をコーティングしてくれる感じがありますが、クレドレは水分がなく、また全体に行き渡る感じでもないため、サラダにかけるとみずみずしさがなく、舌触りがパサパサだなと感じてしまうかもしれません。フレーバーが追加されるような感覚と思ってください。
A普段使いにはちょっぴり高級
毎日使うドレッシングと思うと、ちょっと高いなと思ってしまいます。ただ、ここぞというときに使うには便利ですし、おしゃれでもあるので、ギフトには特にいいと思いますよ。
最後に紹介するのは「パパっと味噌パウダー」です!
これは名前の通り、粉末になった味噌なのです。かつおと昆布だしの入った味噌をそのままフリーズドライしてパウダーにしたもの!
作ったのは、創業1662年という超老舗「神州一味噌株式会社」です。
ぺろっとまずはそのままなめてみたところ、だしの効いた甘めの味噌味! かなり期待できるおいしさです♪
ふりかける用と、さじですり切る用の2種類のフタがついています
パウダー化されることでどう便利になったのか、まずは公式に載っているレシピを作ってみましょう。
まずはやっぱりお味噌汁! 作り方は本当に簡単で、お碗に味噌パウダーを大さじ1、あとは豆腐やネギなど好きな具材を入れてお湯を160mlほど注いだらできあがり。お鍋いらずで、ほぼインスタントの味噌汁と同じです!
味は、かなりやさしい味の味噌汁です! 普通においしいです。
濃いめが好きな人はパウダーの量で手軽に調整できるのでいいですね!
続いて味噌おにぎり。これもとっても簡単。
温かいごはんに、味噌パウダー、千切りの大葉とごまを適量入れ、全部混ぜて握るだけです。
本来なら固形の味噌を使うため、まんべんなく混ぜるのが面倒ですが、パウダー状なのでラクラク。
料理とは言えないレベルで簡単ですが、5分で2品できちゃいました!!
味噌おにぎりがかなりおいしいです。大葉と甘いだし入り味噌の味がマッチして味噌汁との相性も最高!!! これは料理が苦手な人や時短で作りたい人にはかなり便利なアイテムだと思います。味噌は取り扱いがやや面倒な調味料なので、粉末になるだけでグンと使いやすさが上がりますね。
いつもの味噌料理がラクになることはわかりましたが、せっかくパウダーになっているので、もっといろんなものにかけて食べてみたくなりました。
まずは冷凍餃子にかけて食べてみたいと思います。
塩コショウのような感覚!
なんだかすごくハイブリッドな味の餃子になりました。もともと餃子にしっかり味が付いていましたが、味噌パウダーをかけることでうまみがグンと上がり、食べた瞬間に「うま〜!」って言ってしまいました。不思議なことに、味噌の味がすごくするわけではないんです。餃子の味をさらにうまうまにしてくれる感じです。実際、味噌はさまざまな料理の隠し味などで使われるので、それに近い効果かもしれません。
冷凍のフライドポテトにたっぷりと味噌パウダーをふりかけました。普通の味噌ではできないことですよね!
これは……!
完全にフレーバーポテトです! 味噌味ですが、あまり和風っぽくもなく、なんだかクセになる味でおいしい。これは合います! ついつい手が伸びてしまうやつ。味噌フレーバーのポテト、めっちゃいいですよ。
よく、バニラアイスにお醤油をたらしてみたらし風にするレシピはありますが、味噌ではいかに!
見た目はきなこみたい
これがまたなんだか不思議。「塩バニラアイス」っぽくなるんです。バニラアイスの種類にもよるかと思いますが、味噌味はいい意味で全然感じなくて、甘じょっぱい塩気のあるバニラアイスになります♪ 食べてるアイスにパンチがなかったり、少し物足りなかったりするときはこれをけかけるだけでうまみの増したアイスになるかと!!!
「味噌パウダー」もメリット・注意点を考えてみました。
▶メリット
味噌を使うときの手間が解決
従来の味噌は味の調節が難しく、また、洗い物が意外と出るなど、料理初心者にとってはやや扱いづらいもの。しかし味噌パウダーは塩コショウの感覚に近いので、とにかく手軽に使えるのが革命的に便利です! 今まで味噌を使わなかった料理にも味噌風味を足すことができるので、レパートリーが広がりそう。
▶注意点
味の違いが出しにくい
たまには赤味噌、麦味噌、といった変化を楽しみたい方には不向きです。またすでに鰹だしが入ってしまっているため、味噌単体で使いたい、ほかのだしに合わせたいという場合も難しいです。でも、通常の味噌のサブとして活躍してもらうにはすごく便利だと思います!
今回見つけた3つの調味料、どれも個性的でびっくりしました! 変わっているだけじゃなくて、どれもおいしかったです。透明醤油とクレドレはプレゼントとしてもよさそうですよね。味噌パウダーは、味噌をもっと手軽に使えるようになる画期的なアイテムだと思いました。
またおもしろい調味料を見つけたら紹介します!
都内を中心に活動するミュージシャンです。歌ったり作ったりしています。よろしくお願いいたします! http://www.peppermint-web.net/