レビュー
皮もあんも個性いろいろ! 手軽でウマい、庶民の味方

人気の「冷凍餃子」10品を実食レビュー! 王道の羽根付きから贅沢系まで

今回食べ比べる10品。どれも傑作ばかり!

今回食べ比べる10品。どれも傑作ばかり!

時短できて保存に便利、味もコスパもよい――。

さまざまな理由で有能な冷凍食品ですが、数ある製品の中で最も売れているのが、味の素の「ギョーザ」です。いっぽうで、羽根付きという個性で人気の「大阪王将 羽根つき餃子」や、レンチンするだけの手軽なコンビニ冷凍餃子、またご当地有名店の冷凍餃子が出そろうなど、このジャンルが今、激アツなのです。

そこで今回は、「メーカー&PB(プライベートブランド)部門」「コンビニレンチン部門」「ご当地名店部門」の3部門から計10品の冷凍餃子を集め、食べ比べてみました。商品の特徴、スペック、味の項目チェックや感想を盛り込みながらレポートしていきます。

目次

今回実食レポートするのは、以下の10品です。

【メーカー&PB(プライベートブランド)部門】
(1)味の素 ギョーザ
(2)味の素 しょうがギョーザ
(3)大阪王将 羽根つき餃子
(4)大阪王将 羽根つきチーズGYOZA
(5)肉のハナマサ 焼餃子

【コンビニレンチン部門】
(6)セブンプレミアム レンジで焼き餃子
(7)お母さん食堂 ジューシー豚肉焼餃子
(8)ローソンセレクト 国産豚肉の焼餃子

【ご当地名店部門】
(9)宇都宮みんみん 冷凍生餃子
(10)浜太郎セット

近所のスーパーやコンビニで手に入るものから、ネット通販でないと入手が難しいものまで、いろいろな餃子を集めてみました。それでは早速、フライパンと電子レンジを用意して、どんどん食べ比べていきます!

メーカー&PB部門

(1)「味の素 ギョーザ」

ご存知、日本一の売り上げを誇る人気商品。油と水なしで調理でき、誰でもパリパリの羽根付き餃子が簡単に作れます。具材には、国産の肉と野菜を使用し、パリッとした薄皮とジューシーなあんが絶品。安定感のある王道のおいしさです。

12個入りで計276g。カロリーは1個(23g当たり)45kcal

12個入りで計276g。カロリーは1個(23g当たり)45kcal

焼き時間は、中火で約5分(何度も言いますが、油と水不要!)

焼き時間は、中火で約5分(何度も言いますが、油と水不要!)

改めて食べてみて、人気No.1の理由はバランスのよさだと実感。皮は薄めながらほどよい弾力で、焼き目はパリッと。あんは肉と野菜の両方をしっかりと味わえて、濃すぎず薄すぎずの味わいです。薄皮なので、口の中ですべてがフワッと広がる感じが素晴らしい!

パリッとしてウマみたっぷりの間違いないバランス感です

パリッとしてウマみたっぷりの間違いないバランス感です

ちなみに、ネギは長ネギではなく玉ネギを使っているのが特徴的で、これが甘味と絶妙な余韻を生んでいると思われます。

(2)「味の素 しょうがギョーザ」

「味の素 ギョーザ」シリーズからもう1品。ニンニクを使用しない代わりに生姜を使った餃子は、毎日でも食べられそうな飽きのこない味わい。こちらも国産の肉と野菜を使用しています。

12個入りで計276g。カロリーは1個(23g当たり)44kcal

12個入りで計276g。カロリーは1個(23g当たり)44kcal

焼き時間は、中火で約5分(油と水不要!)

焼き時間は、中火で約5分(油と水不要!)

生姜のさわやかなエッジは効かせつつ、全体的には自然な味付けに仕上がっている印象です。パリッとしていてジューシーなバランスのよさは、さすが味の素。ただ、あくまでも一般的レベルの生姜好きな人向けの味わいなので、生姜が大好きな人には物足りないかもしれません。

生姜の風味はしっかりと感じつつも、好バランスな仕上がり

生姜の風味はしっかりと感じつつも、好バランスな仕上がり

なお、本来は羽根付きの焼き上がりになるはずなのですが、調理に失敗して羽根がうまく付きませんでした。ポテンシャルを最大限に引き出せなかったのは反省点です。

(3)「大阪王将 羽根つき餃子」

創業50年を超える人気店「大阪王将」ブランドの冷凍餃子。パリパリの羽根とジューシーな肉感が特徴です。油も水もフタも使わない、お手軽な調理もポイント。

12個入りで計314g(付属のタレを含む)。カロリーは1個(24.5g当たり)46kcal

12個入りで計314g(付属のタレを含む)。カロリーは1個(24.5g当たり)46kcal

焼き時間は、中火で約7分(油、水、フタは不要)

焼き時間は、中火で約7分(油、水、フタは不要)

先述の味の素の餃子も羽根は付くものの、大阪王将の羽根はより厚く、しっかり付く印象です。ちなみに羽根が特徴の冷凍焼き餃子は、表面がちゃんとテフロンなどで加工されているフライパンを使い、焼き面の水分がなくなって焦げた感じになるまで加熱するのが鉄則。そうしないと羽根が付かなかったり、皮が焼き面に貼りついて中身が出てしまったりと、失敗する可能性があります。

しっかりめの羽根と皮の食感が楽しい!

しっかりめの羽根と皮の食感が楽しい!

羽根だけでなく、皮自体も厚めで、あんは肉感が強め。ということで、全体的なアタックは強いですが、後味はすっきりとしています。パリッとした皮の食感もあいまって、キレのある味わいと言えるでしょう。

(4)「大阪王将 羽根つきチーズGYOZA」

「大阪王将」ブランドの2品目は、ニンニク不使用で、チーズの風味たっぷりの冷凍餃子。具材にコク深いゴーダ、とろけるモッツァレラ、伸びるステッペンの3種類のチーズをブレンドしています。羽根には香り高いパルミジャーノ・レッジャーノを使用。こちらも油・水・フタ不要のお手軽仕様です。

12個入りで計276g。カロリーは1個(23g当たり)43kcal

12個入りで計276g。カロリーは1個(23g当たり)43kcal

焼き時間は、中火で約7分(油、水、フタ不要)

焼き時間は、中火で約7分(油、水、フタ不要)

さすがにチーズが入っているだけあって、コク深く濃厚。チーズが好きな人や、ワインに合わせたい人には特にオススメです。ただ、味が単調な印象もあり、さらにチーズの油分が加わるせいなのか、食べ続けるとちょっと重く感じてきます。

4種のチーズが織り成す濃厚な味わいはオンリーワン!

4種のチーズが織り成す濃厚な味わいはオンリーワン!

中身自体がとろ〜りとろけるワケではないので、チーズジェニックな感じを楽しむなら、フォンデュにしたり、追いチーズするほうがよさそうです。

(5)「肉のハナマサ 焼餃子」

肉のハナマサのPB「香港飲茶シリーズ」の、豚肉をたっぷりと使用した冷凍餃子です。肉のハナマサ実店舗や通販など、買えるチャネルは限られていますが、PB系の中でも極めて高評価なので、今回の食べ比べ企画にノミネートしました。
公式サイト価格は、537円(税込)。

20個入り。カロリーは100g当たり202kcal

20個入り。カロリーは100g当たり202kcal

最初は強火か中火、そのあとに弱火で焼きます。焼き時間は計10分ほど

最初は強火か中火、そのあとに弱火で焼きます。焼き時間は計10分ほど

両面に焦げ目をつけて、2分経ったら餃子が隠れるぐらい水を入れてフタをして、水を捨てて……と、調理工程は複雑ですが、その分、味は絶品です。

大ぶりで食べ応えがあり、焼売のような肉感でとてもジューシー。甘味をきかせた味付けで、パンチのあるおいしさを楽しめます。

お肉たっぷりのガッツリとした味わい!

お肉たっぷりのガッツリとした味わい!

肉のウマみが力強くワイルド。肉にとことんこだわる「肉のハナマサ」らしい餃子と言えるでしょう。

(6)「セブンプレミアム レンジで焼き餃子」

袋のまま電子レンジで調理できる、コンビニの冷凍餃子。まずは、セブン-イレブンのPBから紹介。国産の鶏肉、豚肉、野菜を使った具を、モチモチとした食感の皮で包んだ王道の餃子です。
公式サイト価格は、138円(税込)。

5個入りで計95g。カロリーは5個で190kcal

5個入りで計95g。カロリーは5個で190kcal

調理時間は、袋のまま電子レンジで1分30〜40秒

調理時間は、袋のまま電子レンジで1分30〜40秒

電子レンジ調理なので、皮はどうしてもフニャッとしてしまいますが、これはこれで悪くないおいしさです。

皮のパリッ、ではなくモチッとした感じは、意外にもアリ

皮のパリッ、ではなくモチッとした感じは、意外にもアリ

あんは肉の粒感がはっきりとしていて、ニラのアクセントを感じるおいしさです。個人的には同社の黒胡椒のきいた5個入り108円の餃子が最高に好きでした(最近見かけないと思ったら、公式サイトからも消えています。終売したのだとしたら残念……)。

(7)「お母さん食堂 ジューシー豚肉焼餃子」

どこか懐かしく温かみのある惣菜を展開する、ファミリーマートのPB「お母さん食堂」の1品。豚肉の味わいを生かし、キャベツ、ニラ、ニンニク、生姜などの野菜と合わせた風味豊かな冷凍餃子です。
公式サイト価格は、162円(税込)。

5個入りで計100g。カロリーは5個で235kcal

5個入りで計100g。カロリーは5個で235kcal

調理時間は、袋のまま電子レンジで1分20〜30秒

調理時間は、袋のまま電子レンジで1分20〜30秒

ほかのコンビニ餃子と比べて、具材が多くハリがある印象。そのためなのか、価格もカロリーもややお高めです。

スパイスをしっかりと感じる、メリハリのある味わい

スパイスをしっかりと感じる、メリハリのある味わい

味は塩気と生姜が効いていて、キレのあるおいしさ。おかずにもおつまみにもなりそうです。

(8)「ローソンセレクト 国産豚肉の焼餃子」

コンビニレンチン部門のラストは、ローソンのPBから。国産豚肉と野菜をたっぷりと使った冷凍餃子です。「ジュワッとあふれる豚肉と野菜の旨み」というサブタイトルからして、シズル感を漂わせています。
公式サイト価格は、138円(税込)。

5個入り。カロリーは5個で182kcal

5個入り。カロリーは5個で182kcal

調理時間は、袋のまま電子レンジで1分30〜40秒

調理時間は、袋のまま電子レンジで1分30〜40秒

皮は比較的厚め。ただそれでいて、電子レンジ調理ながら、ほんのりとパリッとした食感が楽しめます。いっぽうで、あんは野菜の甘味が出ていて、ソフトでやさしい味わいです。

野菜の甘味を感じられる、ホッとするおいしさです

野菜の甘味を感じられる、ホッとするおいしさです

コンビニ3社の冷凍餃子はそれぞれに特徴があって、好みが分かれるところでしょう。個性派だった“黒胡椒餃子”を、持ち味の王道路線に変えたセブン-イレブンは、個人的に思うところはあるものの、安定感のあるおいしさでさすがだと思いました。

ご当地名店部門

(9)「宇都宮みんみん 冷凍生餃子」

ご当地のトップバッターはこちら。昭和33年創業、「餃子王国」と言われる栃木県宇都宮市の中でも、トップクラスの知名度を誇る名店「みんみん」の冷凍餃子です。あんは野菜が主体で、白菜をたっぷり使っているのが特徴。ニンニクはウマみだけを残して臭みを抑えています。さまざまな内容量のセットがある中で、今回は12個入りを使います。

12個入りで計240g。カロリーは1人前(6個)で227kcal

12個入りで計240g。カロリーは1人前(6個)で227kcal

焼き時間の具体的な表記はありません。油、水、フタは必要ですが手軽に調理できます

焼き時間の具体的な表記はありません。油、水、フタは必要ですが手軽に調理できます

皮の食感は、冷凍とは思えない生のような弾力があります。適度な厚みもあって、絶妙なウマさ! あんは野菜が多めで、甘味の奥にほんのりとした辛みを感じる味付けです。

野菜多めのあっさりした中に、深みを感じさせる名門の味

野菜多めのあっさりした中に、深みを感じさせる名門の味

全体的なバランスが高いレベルで調和していて、名門のおいしさはダテじゃないと思いました。

(10)「浜太郎セット」

宇都宮と双璧をなす餃子の町・静岡県浜松市。その中でも、最近テレビで大きく紹介されるなどして最注目なのが、「浜太郎」です。ブランド豚と野菜ともに国産100%。隠し味として、あんにはコラーゲンたっぷりの自家製スープが練り込まれています。今回は化粧箱入りの贈答セットをお取り寄せしました。

40個入り(白餃子20個・赤餃子20個)で計800g

40個入り(白餃子20個・赤餃子20個)で計800g

中火で軽く焼き目をつけたら、お湯を入れてフタをして強火で3分半……という感じの調理法で、それが書かれた写真付きのガイドが同梱されています

セットには、ニンニク入りで辛みを効かせたスタミナ系の「赤餃子」、ニンニク抜きで国産野菜とコラーゲンを混ぜ込んだ「白餃子」の2種類が入っています。上の写真では、手前3個が赤餃子、奥3個が白餃子。焼き上がりの見た目は同じですが、中身は別物です。

素材も味もハイクオリティな、贅沢なお取り寄せ餃子

素材も味もハイクオリティな、贅沢なお取り寄せ餃子

肉のウマみと野菜の甘味が調和。それらが肉汁として、口内でジュワッとあふれる餃子は激ウマ! 皮は適度な厚みで、高密度なあんとの一体感があります。赤餃子のほうが、パンチのあるワイルドな味わいに感じました。

タレや薬味付きというのもさることながら、餃子自体がリッチなおいしさ。ちょっと値が張るものの、お取り寄せ好きの人なら1度は食べる価値があります。

【まとめ】

全10種類の冷凍餃子の実食が完了しました。それぞれ個性が分かれていて、こうして比べてみるとどれも特徴が際立って面白いですね。

冷凍餃子は、今回紹介したもの以外にも、あらゆる商品が発売されています。味の素は「ひとくち餃子」、大阪王将は「カレー餃子」や「水餃子」を出しているほか、皮に米粉を使ったり、あんにレモンや唐辛子を使ったものなど、ラインアップは多種多彩です。餃子パーティーをする際は、いろいろと商品を集めて食べ比べてみると面白いですよ!

今回は触れませんでしたが、餃子はタレも重要。お好みの組み合わせを試してみてください!

今回は触れませんでしたが、餃子はタレも重要。お好みの組み合わせを試してみてください!

中山秀明

中山秀明

食の分野に詳しいライター兼フードアナリスト。雑誌とウェブメディアを中心に編集と撮影を伴う取材執筆を行うほか、TVや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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