特別企画
2種類のインスタント麺「チャパゲティ」と「ノグリ」で作る

※ネタバレなし※ 映画「パラサイト」で見た“ジャージャーラーメン(チャパグリ)”を食べてみたい!

映画「パラサイト 半地下の家族」が話題ですね。同作は、随所に韓国の生活文化が垣間見られるキーワードがちりばめられているのもおもしろさのひとつ。なかでも筆者が気になったのが、 作中で食べられる“チャパグリ” 。2種類のインスタント麺を組み合わせて作るジャンクオブジャンクなフードで、字幕版では「ジャージャーラーメン」と翻訳されていました。これがたまらなくおいしそうなんです。

韓国の国民的ジャンク飯“チャパグリ”が、映画「パラサイト 半地下の家族」では、高級牛をのせたセレブ飯として登場

「チャパゲティ」+「ノグリ」=チャパグリ

チャパグリは、韓国で大人気(というか定番)のインスタント麺、「チャパゲティ」(韓国風ジャージャー麺)と「ノグリ」(辛いラーメン)を組み合わせて作ります。チャパグリの歴史は古いそうですが、2013年に人気芸能人がテレビ番組で紹介したのをきっかけに大流行し、今や韓国では誰もが知る人気アレンジメニューなのだそう。ちなみに、「チャパゲティ」と「ノグリ」を販売している農心は、日本でも人気の「辛ラーメン」のメーカーです。

「チャパゲティ」(左)と「ノグリ」(右)。「チャパゲティ」ってかわいいネーミングですね。「ノグリ」は韓国語で「タヌキ」。パッケージ右下にはタヌキが描かれています

「チャパゲティ」。麺、かやくと粉末ソースのほかに、仕上げのオイルが入っています。かやくの内訳は謎の肉、にんじん、キャベツなど(たぶん)

「ノグリ」。麺、かやくと粉末スープ。ダシ用に昆布がそのまま入っているのが斬新ですね。かやくはワカメなど

「ノグリ」。麺、かやくと粉末スープ。ダシ用に昆布がそのまま入っているのが斬新ですね。かやくはワカメなど

麺は同じもののようにも見えますが、「ノグリ」の麺(右)のほうが若干赤みがかっているような。乾麺の状態でも食べてみましたが、差はわかりませんでした

材料の配分や作り方は、わりと自由

インターネットで「チャパグリ」と検索すると、「チャパグリを作ってみた」という記事がたくさん出てくるのですが、材料の配分などは記事によって異なっており、「これが正式なレシピ」というものは存在しないようです。

「チャパゲティ」「ノグリ」ともに1袋ずつ全部使うという人もいれば、麺は全部使うけど、「ノグリ」のスープは半分だけ入れる、などさまざま。今回は、韓国在住の友人に教えてもらったレシピ(材料)で試してみることにします。

【麺】
チャパゲティ1袋分
ノグリ1/2袋分

【スープ】
チャパゲティ1袋分
ノグリ1/4袋分
(「ノグリのスープは1/4でも辛いから、味見しながら入れてね」とのこと)

「ノグリ」の麺を半分に割るのと、「ノグリ」のスープの量に気を遣うという点で多少手間がかかりますが、この材料なら丸々2人前できてしまうということが避けられるのはいいですね。ひとりでもなんとか食べ切れそうです。

【作り方】
1.麺を茹でる
2.ゆで汁をちょっと残して湯を捨てる
3.麺にスープを加え、炒め混ぜる
以上です!

沸騰したお湯で4分半ほど麺を茹でます(筆者はここでかやくと昆布も入れました)。この後に炒めの工程があるので、アルデンテを心がけるとよいでしょう。お湯の量は適当でOK。なぜならほとんど捨てるから

お湯を捨てます。調味料がからみやすいよう、お湯は多めに残すのがポイント。70ml(カレースプーン12杯分)くらい残すとちょうどよかったです。粉末ソース・スープがお湯を吸うのと、火にかけながら混ぜている間にいい感じに水分が飛びます

まずは「チャパゲティ」の粉末ソースを入れて混ぜ……

まずは「チャパゲティ」の粉末ソースを入れて混ぜ……

味を見ながら「ノグリ」の粉末スープを少しずつ入れて混ぜます

味を見ながら「ノグリ」の粉末スープを少しずつ入れて混ぜます

仕上げに「チャパゲティ」のオイルを入れて和えます。シンプルなチャパグリはこれで完成

仕上げに「チャパゲティ」のオイルを入れて和えます。シンプルなチャパグリはこれで完成

牛肉のトッピングも忘れてはいけません。映画では茹でていたような気もしなくもないのですが、記憶が確かではないので、個人的な好みを優先し、焼いて乗せます。

国産牛のモモ肉をスタンバイ。映画では韓牛(日本で言う、和牛ということでしょう)を使っていましたね

国産牛のモモ肉をスタンバイ。映画では韓牛(日本で言う、和牛ということでしょう)を使っていましたね

ミディアムレアに焼き上げます。チャパグリの味が濃そうなので、味付けはしません

ミディアムレアに焼き上げます。チャパグリの味が濃そうなので、味付けはしません

できました! 「チャパグリ〜映画『パラサイト』スペシャル」。映画と同じように、カットフルーツを添えてみました

もちもち、甘い、辛い、香ばしい、深い。そして、フルーツが大事

食べてみると、「甘辛い」という味の方向性は予想通りだったものの、予想に反して深い味わい。もっとべったべたに濃いだけのジャンクな味を想像していたのですが、思ったより上品なのです。とくに「ノグリ」の昆布がいい仕事をしてる! 昆布ダシのおかげで、味に深みが加わっています。「チャパゲティ」のソースが焦げた香ばしさも最高。そしてそれらを包み込む、「ノグリ」のクセのない辛み。

味わいを分解すると、甘い、辛い、グルタミン酸、香ばしい。ポイントは昆布の風味と、ソースの香ばしさでしょう。ただ、食べてるそばから体がビタミンを欲するので、フルーツを添えることを強くおすすめしたいです。

お高い牛肉特有の甘みのある脂ともマッチして、意外といい組み合わせ! えびを入れてもおいしそうだし、パクチーをのせたり、マヨネーズをかけてもおいしそう。なんて懐の深い味なのでしょうか

実際に食べる前は、「チャパグリを作ってみた」の記事をいくら読んでも、どんな味なのかイメージできなかったのですが、自分で食べてみて納得。日本のメジャーな食べ物で、似ている味がないのです(よい例えがあったら教えてください)。しかも、数回食べてもまだ味を覚えられません。おいしかったことだけを覚えていて、思い出したくてまた食べたくなるというサイクル。日本人にすごくなじみがある味ではないけれど、多くの日本人の舌にもジャストフィットすることでしょう。

そして、とくに印象的だったのが麺の「圧力」。日本のインスタント麺よりももっちりと弾力があるうえにボリュームがあり、ものすごくお腹にたまります。決して小食ではない筆者ですが、1.5袋分が胃に収まり切らず、しばらくは胃と食道の間で麺が渋滞しているような感覚でした。誰かと分け合って食べること前提のメニューですね。

半熟の目玉焼きをのせるのが王道アレンジのようです。確かに、黄身との相性が抜群。味がまろかやになって絶品です

ちなみに後日、麺2袋分、調味料を全部入れたバージョンも作ってみたところ、辛すぎました。「ぺヤング 激辛やきそば」に近い辛さになるので、よほど辛いモノ好きの方以外にはおすすめできません。が、「ノグリ」のスープの量にさえ気をつければ、「とりあえずチャパゲティとノグリが混ざっていれば細かいことはどうでもいい。おいしくできる」ということが判明。気負わずチャレンジしてください。

「チャパゲティ」と「ノグリ」を単独でも食べてみました

今回は「チャパゲティ」「ノグリ」とも5袋入りを購入したので、それぞれ単独でも食べてみました。どちらも十分おいしいのですが、チャパグリを食べたあとだと、やはり物足りなさを感じます。

私には、これらは単独で食べるインスタント麺ではなく、チャパグリの材料としてすり込まれてしまったようです。「ノグリ」が好きで普段からよく食べるという同僚は、チャパグリを食べたうえで「ノグリだけのほうが好き」と言っていたので、人それぞれですが。

「チャパゲティ」は、甘いソースがやさしい味です

「チャパゲティ」は、甘いソースがやさしい味です

「ノグリ」は寒い日に食べたい、王道の韓国ラーメン味です。単独でも昆布が暗躍。昆布ダシのおかげで、「辛ラーメン」よりも辛さがマイルドに感じます

日本版チャパグリ? 「チキンラーメン」と「焼そばU.F.O.」を混ぜてみたら……

チャパグリのおいしさに、日本のインスタント麺も組み合わせ次第で新たな可能性が……!?と発奮。日本を代表するインスタントラーメン「チキンラーメン」とカップやきそば「焼そばU.F.O.」を合わせた「U.チキ」を生み出してしまいました。結果を先にお伝えすると、やたらと塩みが強い謎の麺類ができただけ……。

焼きそばは「ペヤングソース焼きそば」と迷ったのですが、同じメーカー(日清食品)の製品のほうがマッチしやすいのではということで、「焼そばU.F.O.」をチョイス

少なめのお湯で茹でた「焼そばU.F.O.」の麺に、「チキンラーメン」を乾麺のまま入れて茹で、最後に「焼そばU.F.O.」のソースを和える

“日本版チャパグリ”ならぬ「U.チキ」。確実に別々に食べたほうがおいしいです。材料に謝りたい

“日本版チャパグリ”ならぬ「U.チキ」。確実に別々に食べたほうがおいしいです。材料に謝りたい

奇跡の融合と調和によって生まれていた“チャパグリ”

「おいしいもの×おいしいもの=もっとおいしい!」の方程式は、すべてに当てはまるものではないようです。そう考えると、チャパグリは奇跡の融合と調和によって生まれた味だったのですね。筆者は「チャパゲティ」「ノグリ」を家に常備しておきたいくらい虜となってしまいました。興味のある方はぜひ試してみてください。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

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