疲れて帰った日、料理をする気になれず「お茶漬けでいいか……」と思うことは多いかもしれません。ごはんにかけてお湯を注ぐたけですぐ食べることのできる手軽さが便利なお茶漬けですが、実は高級感あふれるものもたくさんあるということをご存じでしょうか?
今回は「お茶漬け【で】いいか」ではなく「お茶漬け【が】いい!」になるような、食べるのがご褒美になる“リッチなお茶漬け”を5種類取り寄せ、そのお味をチェックしてみました!
高いものは1袋850円という高級なお茶漬けばかり!
それではさっそく5つの商品を食べ比べしていきましょう。
山本海苔店のお茶漬け・さけ味
粒が大きいのと、海苔がたっぷり入っていますね!
1849年創業の老舗海苔屋さんの「山本海苔店」が出している「海苔を楽しむお茶漬け」シリーズのさけ味。海苔のおいしさに注目して味わってみたいと思います!
価格も1袋70円前後と、一般的なものよりは高めですが、とはいえ手が届く範囲の価格……!
【食べ方】
ごはんの上に袋の中身をふりかけ、熱湯150mlをかける
※冷水でもおいしく食べることができるそう!
【採点】
・高級感:★☆☆☆☆
・満腹感:★★☆☆☆
・見栄え:★★☆☆☆
【総評】
味はいわゆる普通のお茶漬けと似た、慣れた味わい。
海苔が通常よりもたっぷり入っているような気がしましたが、そこまで海苔の存在感は感じず……。ですが、フレーク状になったさけの存在感がすごい!噛み応えもあるし味もしっかりとします。常備するお茶漬けとして家にあるとよいかもしれません!
永谷園の野菜増し増しラーメン茶づけ
かなり粉末が多い印象ですが……!?
お茶漬けといえば!の「永谷園」からかなり珍しいお茶漬けを発見。ラーメン、しかもピリ辛担々麺風とはいったい……?
「胡麻のコクと花椒の香りが効いた」と書いてあるので味はがっつり系っぽいですが、「野菜増し増し」というワードも気になります……。
【食べ方】
ごはんの上に袋の中身をふりかけ、熱湯150mlをかける
【採点】
・高級感:★★☆☆☆
・満腹感:★★★★★
・見栄え:★★★☆☆
【総評】
開封した時点でかなり花椒の香りを強く感じましたが、ごはんにかけてお湯を注ぐと濃すぎずにちょうどいい味わいに。まさに「担々麺」を再現した味わいは、後味にまろやかなクリーミーさを感じるほどにクオリティが高い……!
そしてその名のとおり、シャキシャキの小松菜も歯ごたえがあり満腹感もあります。
高級お茶漬けギフト3種
今回は「梅」を食べてみたいと思います
贈り物にもぴったりな箱入りのこちらのセットには、鰻・梅・炙り明太子の3種のお茶漬けが入っています。
ほかにも、「鮭・炭火鶏・たらこ」「金目鯛・焼き海老・炙りふぐ」「鯛・はまぐり・しじみ」などセットには種類があるので、お相手の方の好みに合わせて選べるのもうれしい!
【食べ方】
ごはんの上に具材をのせ、熱湯とだしつゆをかける
※夏には氷と冷水で「冷やし茶漬け」としても楽しめるそう!
【採点】
・高級感:★★☆☆☆
・満腹感:★★★★☆
・見栄え:★★★★☆
【総評】
塩昆布のほどよい塩味と大きな梅(種が抜いてあるのがいい!)の酸っぱさのバランスがちょうどよくて、お酒を飲んだ後のシメにぴったりなお味! それぞれの具材に存在感があるので満腹感もあります。粉末で作られた「梅干し茶漬け」の贅沢(ぜいたく)版といった感じです。
焼海老茶漬け
かなり大きな海老が大量に入っています……!
お茶漬けギフトの中でも、ネット上でかなり人気が高かったのが、巣鴨で日本茶、健康茶、健康食品などを取り扱う「山年園」のシリーズ。「焼海老」のお茶漬けとはあまり想像ができませんが、いったいどんな味がするのでしょうか……? お値段はなんと……1袋850円!
【食べ方】
ごはんの上に具材をのせ、熱湯とだしつゆをかける
【採点】
・高級感:★★★★★
・満腹感:★★★★☆
・見栄え:★★★★★
【総評】
かなりのサイズの海老がゴロゴロ入っています!実はしっかりしていますがしっぽ部分のカリカリはお茶を注いでも残っている!そしてほんのりピリ辛な味がついているのがアクセントになっています。
海老の味だけでも満足感がありますが、三つ葉とあられも存在感があるのでいろいろな味があって飽きがきません……! 850円の価値……あり!!!
うなぎ茶漬け
うなぎ?のようなものがパウチされています
こちらも「山年園」のお茶漬けですが、なんと「うなぎ」味!ひつまぶしのような感じなのでしょうか?
こちらもお値段は1袋850円。かなり高級なだけあって、その見栄えも満足感も期待が高まります!
【食べ方】
ごはんの上に具材をのせ、熱湯とだしつゆをかける
【採点】
・高級感:★★★☆☆
・満腹感:★★☆☆☆
・見栄え:★★★★☆
【総評】
うなぎ……と言われればほんのりと香ばしさがあるのですが、「まさにうなぎ!」とまでは言えないほどにホロホロだったのが少し残念でした。海老の後に食べたのでなおさら、うなぎが3切れしか入っていないこともあり少ししょぼく感じてしまったのかもしれません。
これらの高級お茶漬けは、もちろんそのままのお味でおいしかったのですが、普段のお茶漬けは味に飽きてしまうこともありますよね。
そこで「ちょい足し」をして味変をするのがおすすめ!おうちにあるものを少し加えるだけで一気においしくなる「ちょい足し」をご紹介します。
まずは定番のわさび。
お店のお茶漬けにも少量のわさびが添えられていますよね
これは定番ですよね。チューブのものでも立派な味変をしてくれます。
ここにさらにチューブのにんにくも足すと、さらにお茶漬け全体の深みが増しますよ!
続いては「ごま油」。
意外な脇役!
ほんの少し足すと奥行きが出るのでおすすめです。かけすぎると油っぽくなってしまうので小さじ1程度にしましょう。
最後に……チーズ。
まさかのキャラ登場
梅系には合わないかと思いきや、実はどんな味にも合うマルチなちょい足し!
満腹感にひと役買ってくれます。ぜひ試してみてくださいね!
5種の高級お茶漬けを比較してみて筆者のおすすめは、ダントツで「焼海老茶漬け」! お茶漬けのイメージや概念を覆される、1袋850円にも納得のコスパでした!
大切な方への贈り物に送ってみたり、自分へのご褒美に常備しておいたりと大活躍の予感です! ぜひ一度ご賞味くださいね!
恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。Twitter:@KA_HO_MA