選び方・特集
コンビニPBから冷凍まで全10種食べ比べ!

「サラダチキン」10種類を食べ比べ! おいしいのは? カロリーが低いのは?

健康ブームの後押しもあってか、もはや定番となった食品「サラダチキン」。低カロリーでたんぱく質が豊富なことから、ダイエットや筋トレに活用している人もいるでしょう。ブームの先がけとなったコンビニをはじめ、さまざまなメーカーが展開しています。そこで今回は、サラダチキン10種を食べ比べ! コンビニ3社やサラダチキンの元祖メーカー、さらには常温保存OKのものや冷凍など、味はプレーンに統一させつつさまざまなタイプを用意しました。

ちなみに、サラダチキンは2001年に岩手県のメーカー「アマタケ」が「サラダチキン」として商品化したのが始まり。部位は基本的に、脂質やカロリーが低くたんぱく質が豊富な鶏ムネ肉が使われています。これをしっとりとした食感、あっさりとした味に加工することで、そのまま食べてもおいしい味わいに。ブレイクのきっかけは、2013年にセブン-イレブンが発売したこと。現在は味などのバリエーションが拡充し、筋肉ブームも追い風となり、今も安定の人気を誇っています。

それぞれの商品でどんな違いがあるのか、食べ比べていきましょう!

【1】アマタケ サラダチキン プレーン

今ではすっかりおなじみになったサラダチキン。実は初めて作ったのがアマタケです。岩手県の大自然の中で育てた自社ブランド「南部どり」のムネ肉を100%使用。下味にじっくりと漬け込み、焼き上げているのもポイント。素材のおいしさを感じられるうす塩味です。

●内容量:110g●カロリー(100gあたり):101kcal●たんぱく質(100gあたり):20.6g

●内容量:110g●カロリー(100gあたり):101kcal●たんぱく質(100gあたり):20.6g

他社の商品が蒸して作られているのに対して、こちらは焼いているので裏面に焼いた跡がうっすらと付いています。だからパッケージに表記される「名称」の項目も「ローストチキン」なんですね。

唯一のローストタイプ。さすがは「元祖」と言うべきおいしさ

唯一のローストタイプ。さすがは「元祖」と言うべきおいしさ

自社・岩手県大船渡の銘柄鶏「南部どり」を使っていて、うまみもやわらかさもしっかり。姉妹品に、肉の中に味を入れた「練り込み製法シリーズ」があるからか、こちらも中まで味が染みている感じがします。

さすがはサラダチキンの元祖、チルドパックの中ではトータルで一歩抜きんでたおいしさです。


【2】ローソン 国産サラダチキン プレーン

続いてはコンビニで販売されているサラダチキンを食べ比べます。ローソンのサラダチキンは国産の鶏肉を使用。そのままで食べてもおいしいですが、クセがなく、野菜などほかの食材との相性にも配慮されています。保存料・合成着色料は不使用なのも、昨年までの数年間「マチの健康ステーション」がスローガンだった同社らしさでしょう。

●内容量:115g●カロリー(100g換算):111kcal●たんぱく質(100g換算):19.8g

●内容量:115g●カロリー(100g換算):111kcal●たんぱく質(100g換算):19.8g

鶏肉がタイ産から国産へと変わり、パッケージも最近リニューアルされました。製造はローソンの親会社にあたる三菱商事グループのフードリンク社が担当しています。

味・素材・製法とも安心感のあるローソン

味・素材・製法とも安心感のあるローソン

食べてみて感じるのは、抜群の安定感。味に飛び抜けた特徴こそありませんが、安心できて飽きのこないテイストだと思いました。


【3】セブンプレミアム サラダチキン(プレーン)糖質ゼロ

サラダチキンの元祖はアマタケですが、現在のブームの火付け役はセブン-イレブンと言えるでしょう。セブン-イレブンのサラダチキンは、新鮮な鶏ムネ肉をじっくりと蒸し上げ、健康が気になる方にうれしい糖質ゼロ、うす塩味で仕上げられています。

●内容量:110g●カロリー(100gあたり):114kcal●たんぱく質(100gあたり):24.1g

●内容量:110g●カロリー(100gあたり):114kcal●たんぱく質(100gあたり):24.1g

ほんのり甘みの余韻を感じるテイストが特徴的。味・食感ともにバランスのよさが光ります。製造はプリマハム。

トータルバランスにすぐれた、サラダチキンブームの立役者

トータルバランスにすぐれた、サラダチキンブームの立役者

肉の内部は比較的パサついた感じもありますが、食べごたえがあるとも表現できます。鶏肉はタイ産ですが、糖質0というのはかなりスゴいのではないでしょうか。


【4】ファミリーマート 淡路島藻塩の国産鶏サラダチキン

コンビニPBのラストはファミリーマートです。国産鶏肉を国内の工場で加工して、淡路島産の藻塩で仕上げたサラダチキン。鶏肉のうまみを引き立てる、まろやかな塩味が特徴です。

●内容量:110g●カロリー(100gあたり):111kcal●たんぱく質(100gあたり):23.0g

●内容量:110g●カロリー(100gあたり):111kcal●たんぱく質(100gあたり):23.0g

コンビニ商品の中では、一番パッケージがおしゃれな印象。商品名からもこだわりが感じられておいしそうです。

上品な味わいのおしゃれなサラダチキンです

上品な味わいのおしゃれなサラダチキンです

セブン-イレブンと同じくプリマハムが製造を担当していて、味の方向性は似ています。ですが、こちらのほうが繊細かつ上品な味のイメージ。糖質は0ではないものの、カロリーとたんぱく質がセブン-イレブンより低いのも興味深いところです。


【5】伊藤ハム サラダチキン(プレーン)

ここからは各食品メーカーから発売されている商品です。伊藤ハムのサラダチキンは、鶏ムネ肉を使用し、国内工場で製造。真空調理製法によってやわらかく、うまみを逃がさずジューシーに仕上げられています。

●内容量:120g●カロリー(100gあたり):92kcal●たんぱく質(100gあたり):18.1g

●内容量:120g●カロリー(100gあたり):92kcal●たんぱく質(100gあたり):18.1g

特徴的なのは、パッケージにも書かれている「旨みジュレ仕立て」。ゼラチンを使ったゼリー状のエキスが多めに入っています。

しっかり味がついているので、おつまみにもピッタリ

しっかり味がついているので、おつまみにもピッタリ

ジュレのせいかはわかりませんが、塩味がやや強くて全体的に味は濃いめ。しっとり感もあって、味のクオリティは高いです。それでいて、カロリーが低めなのもうれしいポイント。


【6】内野家 uchipac サラダチキン(プレーン)

昭和50年創業、兵庫県の老舗総菜メーカー内野家のサラダチキンは、「全国お惣菜グランプリ2017」入賞の実力派。食品添加物と保存料は不使用で、国産鶏肉のおいしさにこだわった無添加食品です。

●内容量:100g●カロリー(100gあたり):150kcal●たんぱく質(100gあたり):30.1g

●内容量:100g●カロリー(100gあたり):150kcal●たんぱく質(100gあたり):30.1g

原材料は鶏肉と食塩のみという潔い製法ながら、常温保存OKで、しかも1年以上も保つのはスゴいことです。

製法も味わいもかなり個性のトガったサラダチキンです

製法も味わいもかなり個性のトガったサラダチキンです

肉はやわらかく、肉汁は多め。肉の繊維がほぐれやすくてポロポロくずれる感じの食感はオンリーワン。そこまで細かくはないですが、“チキンのコンビーフ”といった感じです。
味付けは淡白で、マヨネーズなどが欲しくなります。


【7】いなば食品 サラダチキン プレーン

やわらかくほぐれやすい、いなば食品のサラダチキン。糖質0かつ、化学調味料無添加、リン酸塩と発色剤は不使用というヘルシーさが特徴です。こちらも内野家と同じく常温保存ができて、賞味期限も長いので便利。

●内容量:90g●カロリー(100g換算):110kcal●たんぱく質(100g換算):22.7g

●内容量:90g●カロリー(100g換算):110kcal●たんぱく質(100g換算):22.7g

常温保存タイプは似通っているようで、内野家のようにほぐれやすく、細かくしやすいという特徴があります。

キレのある味わいとほぐれやすさが魅力

キレのある味わいとほぐれやすさが魅力

鶏肉自体に密度はありますが、口の中でほろっと広がります。ただ、悪く言うとパサッとしているので、しっとりやわらかいという感じではありません。うまみはシャープで、おいしさ的にはなかなかいいです。


【8】丸善 プロフィットささみ プレーン

ナチュラルローソンやドラッグストアなどで販売されている、丸善の「プロフィットささみ」シリーズ。その中から、鶏ささみを香味野菜のタレに漬け込んで焼き上げたプレーン味です。手軽なハンディサイズで、おやつにはもちろん、スポーツ時のたんぱく質補給にもおすすめ。

●内容量:60g●カロリー(100g換算):108kcal●たんぱく質(100g換算):20.0g

●内容量:60g●カロリー(100g換算):108kcal●たんぱく質(100g換算):20.0g

ほかの商品がムネ肉を使用しているのに対して、これだけササミなのはお許しを。ただ、部位の素材感としては、似た方向性です。

醤油風味とスモークフレーバーで、お酒によく合いそうです

醤油風味とスモークフレーバーで、お酒によく合いそうです

醤油で味付けしているからか、コクがあります。しかもスモークフレーバーを使っているので、おつまみにしてもよさそう。どこか醤油ラーメンのような味があって、香ばしい熟成感もあるので、トータルなおいしさとしては優秀です。


【9】はごろもフーズ シーチキンチキン オイル不使用

今回一番の変わりダネです。はごろもフーズのシーチキンと、プリマハムのサラダチキンを1対1で配合した、フレークタイプの「シーチキンチキン」。今回は「オイル不使用」タイプを採用(「油漬タイプ」もあり)しました。パッケージは、使いやすい小ぶりなパウチタイプです。

●内容量:60g●カロリー(100g換算):72kcal●たんぱく質(100g換算):16.5g

●内容量:60g●カロリー(100g換算):72kcal●たんぱく質(100g換算):16.5g

名称は「まぐろと鶏の混合調理品」。長い間“海の鶏肉”と名乗ってきたツナと、本物の鶏肉のまさかのコラボです。

全体的にはサラダチキンよりも、シーチキンに近いです

全体的にはサラダチキンよりも、シーチキンに近いです

味はマグロのうまみが強く、シーチキン風のテイスト。オイル不使用なので油っぽさはありませんが、汁は多めです。細かいフレーク状になっているので、サラダやパスタ、おにぎりの具にするといったアレンジ用食材として優秀。マヨネーズとからめるだけで、いいおかずやおつまみになるでしょう。


【10】ニチレイ 切れてる!サラダチキン

ラストはニチレイから、今回唯一の冷凍タイプ。商品名の通り、あらかじめ食べやすいサイズにカットされたサラダチキンです。鶏ムネ肉をしっとりと蒸し上げ、素材の味を生かしています。

●内容量:250g●カロリー(100gあたり):111kcal●たんぱく質(100gあたり):23.1g

●内容量:250g●カロリー(100gあたり):111kcal●たんぱく質(100gあたり):23.1g

切れているし保存もきくし、しかも自然解凍OKなので、かなり使えます。冷凍庫に常備しておけば、さまざまな料理に活躍してくれるでしょう。

冷凍で、切れているだけ。と言われれば確かにそうですが、これは体験してみると想像以上にメリットが絶大です

味の浸透は弱いものの、弾力は豊かでおいしいです。鶏ハムに近いイメージでしょうか。一部に皮のような部分が付いていて、それがアクセントになっています。味はおとなしめですが、ちょこちょこつまみたい人には最適な、知られざる冷凍食品の名作だと思います。


全然違った! 目的に合わせて使い分けるのがベスト

全体的に、コンビニPBは総じてバランスがよく、食品メーカーは個性的なサラダチキンを作っている印象です。なので、シーン別のおすすめとして、何かに特化したメーカー製をピックアップしました。

そのまま食べるなら:
(おいしさ)「アマタケ サラダチキン プレーン」
(食べやすさ)「ニチレイ 切れてる!サラダチキン」

料理に使うなら:
「はごろもフーズ シーチキンチキン オイル不使用」
「ニチレイ 切れてる!サラダチキン」

とにかく低カロリーがいい人:
「伊藤ハム サラダチキン(プレーン)」
「はごろもフーズ シーチキンチキン オイル不使用」

とにかく高たんぱくがいい人:
「内野家 uchipac サラダチキン(プレーン)」

おつまみとして食べたい人:
「丸善 プロフィットささみ プレーン」
「ニチレイ 切れてる!サラダチキン」

どれも同じに見えるサラダチキンも、食べ比べてみると違いがよくわかります。皆さんも目的に合わせて商品を使い分けてみると、もっとおいしくヘルシーなサラダチキン生活を送れることでしょう!

中山秀明

中山秀明

食の分野に詳しいライター兼フードアナリスト。雑誌とウェブメディアを中心に編集と撮影を伴う取材執筆を行うほか、TVや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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