選び方・特集
殿堂入りの「ゴールド」に人気の激辛や家系まで。名店の味を再現したセブン-イレブンのラーメンを徹底チェック!

セブン-イレブンの「名店再現カップ麺」10品をプロが採点! 再現度が高いのは?

数あるカップ麺の中でも、セブン-イレブンが名店とコラボしたシリーズは、クオリティの高さで人気です。その代表格は、ロングセラーの「すみれ」「一風堂」「らーめん山頭火」でしょう。「すみれ」と「一風堂」のカップ麺は、実は2020年4月でちょうど誕生20周年(「らーめん山頭火」のカップ麺は2001年5月にご当地ラーメンの先駆けとして登場)。当初「日清名店仕込みシリーズ」としてスタートし、現在はセブン-イレブンのPB(プライベートブランド)の中でも最上ランクの「セブンプレミアムゴールド」に位置付けられており、殿堂入りと言える名作です。

ほかにも、豆腐スープや汁なし麻辛麺などバリエーションが豊富な「蒙古タンメン中本」や、二郎系のチルド麺を発売して話題となった「中華蕎麦 とみ田」など、ラーメン界の超有名店がセブン&アイグループ(イトーヨーカドーなどでも買えます)専用のカップ麺を発売しています。

今回はその中から、筆者が実店舗で食べたことのある10商品をピックアップ。各名店は何がすごいのか、そしてカップ麺を食べる際はどこに意識するとよりおいしく感じられるのかなどをレポート。また、それぞれの「再現度」「濃厚さ」「麺の太さ」「満足度」も採点してみました。

今回は10商品をセレクト。「創作麺工房 鳴龍」は担担麺と汁なし担担麺、「中華蕎麦 とみ田」はカップ麺と冷凍つけ麺の2種類を選んでいます

ひとつだけ例外として、「中華蕎麦 とみ田」のみ、カップ麺のほかに冷凍のつけ麺も選出していますが、その理由も後述します。ぜひ一読し、参考にしていただけたら!

最上級の「セブンプレミアムゴールド」3品をチェック

まずは「セブンプレミアムゴールド」のカップ麺3品から。これはセブン&アイグループのPBの最上級ラインであり、上質の原料をこだわりの技術で仕上げています。普通の「セブンプレミアム」が掲げている「進化しつづけるブランド」「もっと美味しく」「もっとお得に」という点にさらに一層こだわったブランドということでしょう。

また、ゴールドは採用基準がきわめて高く、その数はあまり多くありません。麺類で言えば、これから紹介するカップ麺3種のほか、「中華蕎麦 とみ田」のつけ麺と、「すみれ」のチルド麺の全5種類のみです(以前、「すみれ」と「一風堂」は袋麺タイプがゴールドにありました)。

【1】すみれ札幌濃厚味噌

1食139g(麺は80g)で559kcal。スープは粉末と液体の2つがあり、どちらも食べる直前に入れるタイプ(そうしないと麺がうまくほぐれないため)です

「すみれ」は1964年に札幌で創業。初代店主の村中明子さんが開業した「純連」(すみれ)がルーツで、1989年に店主の三男である伸宜さんが継承するとともに、店名がひらがなの「すみれ」になりました。

同店を一躍有名にしたのは、1994年にオープンした「新横浜ラーメン博物館」への出店。しかも開業時の一軒です。その後、2004年にラー博を卒業し、2012年に再出店して2018年に再び卒業。2019年には横浜・野毛町に路面店をオープンし、新旧のファンをトリコにしています。

名物である味噌ラーメンの特徴は、スープの表面を覆うラード。また、北海道の白味噌を焼くことで香ばしさを出し、香味野菜とともに作り上げる重圧感のある濃厚なスープも独創的。生姜によるキレや、熟成感のあるプリっとした麺も絶品です。はたしてその再現度はいかに!

ミンチ肉、メンマ、玉ネギ、ネギが具材になっています

ミンチ肉、メンマ、玉ネギ、ネギが具材になっています

スープにはニンニク、長ネギなどの香味野菜を炒めて抽出したオイルを加えて、お店の味わいを再現。麺はつるみがあり、しっかりとした食感のタイプを採用しているとか。

濃厚ながらもドロっとした感じでなく、プリっとした弾力の麺がほどよくマッチ。残ったスープにはご飯を入れたくなる、クセになる味噌のうまみです

着目ポイント:香ばしくてうまみあふれる味噌スープ
うまみとコクが豊かで、独特のビターな香ばしさも印象的。山椒や生姜を思わせる余韻も特徴で、すごくおいしいです。味噌の甘みが主張しすぎない、ほどほどの強さなのもよかったです。膜を張るラードの表現が弱いかなと思いましたが、カップラーメンとしての完成度は圧倒的だと思いました。

※あくまでも個人の主観です(以下同)

※あくまでも個人の主観です(以下同)

【2】一風堂 赤丸新味 博多とんこつ

1食121g(麺は70g)で451kcal。小分けにされた袋の数は今回のラインアップの中で最多です

1食121g(麺は70g)で451kcal。小分けにされた袋の数は今回のラインアップの中で最多です

1985年に河原成美(かわはらしげみ)さんが「博多 一風堂」を創業。上記の「すみれ」同様、1994年開業の「新横浜ラーメン博物館」のスターティング店であり、翌1995年には東京1号店を恵比寿にオープン。ラーメン店の海外進出の先駆けでもあり、世界中でラーメンブームを巻き起こしたパイオニア的存在です。

二大看板は、豚骨のうまみを極限まで抽出し、豊かで香り高い正統派の「白丸元味」と、その白丸をベースに辛味噌や黒マー油を加えた「赤丸新味」。カップ麺では後者を再現しています。

具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギ。香油と辛味噌の彩りも食欲をそそります

具材はチャーシュー、キクラゲ、ネギ。香油と辛味噌の彩りも食欲をそそります

うたい文句は、どっしりとした豚骨のコクを強調したスープに、辛味噌のうまみと辛味を加えた濃厚な味わい。スープと好相性な歯応えのある細麺に仕上げているとのことです。

ポッテリとした、まろやかなテクスチャー。そこに、博多ならではの細麺がよくからみます

ポッテリとした、まろやかなテクスチャー。そこに、博多ならではの細麺がよくからみます

着目ポイント:濃厚ながらシルキーで上品な豚骨
「一風堂」の真骨頂は、絶妙なバランスの豚骨スープ。濃厚ながらギトギトしておらず、臭みは皆無。シルキーなタッチで、上品な味わいがうまく表現されていると感じました。日本はもちろん世界中を魅了している、完成度の高さはダテじゃないなと。

ただ、リアル店舗の麺はもっとしなやかかつストレートだったような。また、博多のラーメンは替え玉ありきで、1玉が少なめになっているので、食べ盛りの人は物足りなさを感じるかもしれません。そんなときは、残ったスープにご飯や豆腐を入れるといいでしょう。


【3】山頭火 旭川とんこつ塩

1食126g(麺は70g)で501kcal。かやくの中に梅干しの小袋が入っているのが特徴のひとつです

1食126g(麺は70g)で501kcal。かやくの中に梅干しの小袋が入っているのが特徴のひとつです

「らーめん山頭火」は、1988年に現会長の畠中仁さんが創業。旭川ラーメンにおいて醤油味を中心とする店が多かった当時、塩味の豚骨ラーメンを主力にした個性と、やさしくまろやかなおいしさで人気を博しました。東京進出は1994年で、現在は国内外でグローバル展開しています。

具材はチャーシュー、メンマ、なると、キクラゲ、梅干し、ネギ。やはり梅干しはアイコニックです

具材はチャーシュー、メンマ、なると、キクラゲ、梅干し、ネギ。やはり梅干しはアイコニックです

スープに練りごま、ラードを加え、山頭火特有の濃厚でコクのあるクリーミーな味わいに仕上げているのがポイント。

全体のバランスのよさは、さすが20年近くかけて磨かれた名作。カップ麺の豚骨塩ラーメンとしては、頭ひとつ抜け出ている完成度の高さだと思いました

着目ポイント:やわらかくてマイルドな塩豚骨
上記「一風堂」にも通ずる、まろやかでクリーミーな豚骨ですが、よりやわらかさやマイルドさを感じるスープ。麺は中細で、ゆるやかに縮れたオーソドックスなタイプですが、このスープによく合い、リアル店舗の味にも近いと思います。

梅は酸味よりも塩味のあるタイプで、清涼感のアクセントを生んでいます。チャーシューがすごくおいしいぶん、キクラゲとメンマは小さくて残念でした。


超行列店も監修している「セブンプレミアム」

ここからは「セブンプレミアム」シリーズ。ゴールドシリーズが麺と小袋を個別にした横型だったのに対し、こちらはそれらがひとつになった縦型が多めですが、監修元のラーメン店には「らぁ麺 飯田商店」や「創作麺工房 鳴龍」などの超人気店もあります。

【4】飯田商店 醤油拉麺

1食99g(麺は70g)で439kcal。四角い塊はチャーシューのフリーズドライです

1食99g(麺は70g)で439kcal。四角い塊はチャーシューのフリーズドライです

「らぁ麺 飯田商店」の店主は飯田将太さん。もともとはラーメンのチェーン店を営んでいたものの、藤沢(現在は戸塚)にあった「支那そばや本店」の味に衝撃を受け、一念発起。「支那そばや」の創業者であるラーメン界のレジェンド・佐野実さんや、かつて首都圏のラーメン界を席巻した「69’N’ ROLL ONE」の嶋崎順一さん(現在は尼崎の「ロックンビリーS1」)などに薫陶を受け、自身の店を2010年に開業しました。

製造元は、今回唯一の東洋水産(マルちゃん)。同社は近年「マルちゃん正麺」で革命を起こしたメーカーであり、期待がふくらみます

鶏と豚のダシをベースに昆布のうまみを加え、鶏油(チーユ)を効かせたまろやかでコク深いスープにこだわりの麺を合わせたのがこちら。佐野さんイズムを継承する飯田さんは、素材への妥協なきこだわりとおいしさへの探求心がハンパなく、どこまで再現できているのか気になるところです。

麺は、独特のトゥルンとしたニュアンスがうまく表現されていると感じました。「やわらかい?」と感じたら、それは同店の個性なのです

着目ポイント:独特なタッチの麺と、鶏油の香りあふれるリッチな醤油スープ
スープも、ふくよかでキレのあるあの味を、鶏油の香りをしっかり効かせることで絶妙にシンクロナイズ。力強さを持ちながらも非常に繊細な、あのラーメンを縦型カップ麺で再現するのはきわめて難しいはず。が、ここまで近づけているのはスゴいと思いました。


【5】鳴龍 担担麺

1食149g(麺は70g)で668kcal。「あとがけ芝麻醤調味料」が気になるところです

1食149g(麺は70g)で668kcal。「あとがけ芝麻醤調味料」が気になるところです

2012年、東京・大塚で創業した「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」。斎藤一将(かずまさ)店主は伝説の名店「ちゃぶ屋」で修業し、その後系列の「MIST」香港店で2011年にミシュランガイドの一ツ星を獲得しています。そして2016年には「創作麺工房 鳴龍」でも一ツ星に。日本では「Japanese Soba Noodles 蔦」に次いでの快挙を成し遂げた名店です。

三層ノンフライ麺にでんぷんを練り込み、リアルな食感に。具材にはミンチ肉、2種のネギが乗ります

三層ノンフライ麺にでんぷんを練り込み、リアルな食感に。具材にはミンチ肉、2種のネギが乗ります

「醤油拉麺」など一般的なラーメンも絶品ですが、同店で有名なのは担担麺。セブンプレミアムのカップ麺は何度かリニューアルされているようで、“あとがけ芝麻醤”を採用した今回のモデルは最新版だとか。

細めの麺はシュッとした風合いで、のどごしも良好。香り高いスープともよくからみます

細めの麺はシュッとした風合いで、のどごしも良好。香り高いスープともよくからみます

着目ポイント:オリエンタルな香りと芝麻醤のコク
まず飛び込んでくるのが、五香粉(ウーシャンフェン)を思わせるオリエンタルな中華フレーバー。芝麻醤(チーマージャン)のコクやとろみも豊かで、個人的に自分が食べてきたカップの担担麺では一番おいしいと感じました。シビれは抑えめで、そのぶん辛さは強め。大人向けの味わいだと思います。


【6】鳴龍 汁なし担担麺

1食139g(麺は90g)で601kcal。パセリとフライドオニオンのふりかけで仕上げるのがポイントです

1食139g(麺は90g)で601kcal。パセリとフライドオニオンのふりかけで仕上げるのがポイントです

上記「創作麺工房 鳴龍」が監修した汁なし担担麺。実は同店の汁なしを筆者は食べたことがありません。ただ、ニュースリリースによると「“いつかは挑戦したかった”という汁なしメニューを商品化」とのことで、実店舗でも提供はしていないのかも。また、2020年3月発売の新作であるということで今回ノミネートさせてもらいました。

具材はひき肉とネギ。個人的には、ふりかけに砕いたナッツが入っているとよかったと思います

具材はひき肉とネギ。個人的には、ふりかけに砕いたナッツが入っているとよかったと思います

担担麺同様のノンフライ麺を使用しながらも、こちらは太麺。味付けは、芝麻醤と辣油(ラーユ)のうまみにトマトペーストを加え、花椒(ホアジャオ)も効かせているそうです。

ノンフライながら加水率が高い生麺を思わせる、もっちりとした弾力があります

ノンフライながら加水率が高い生麺を思わせる、もっちりとした弾力があります

着目ポイント:もっちり麺にからむうまみと辛味豊かな担担ダレ
辛味の方向性は上記の担担麺に似ていて、シビれよりも辛さが強め。塩味の中に甘みがあるものの、味わいとしては濃くはなく、濃厚さは油で主張している印象。個性が立っていておいしいのですが、個人的には酸味やシビれがもっとあるほうが好きです。また、ザージャン(肉味噌的な具材)の量がもっと多いといいなと思いました。


【7】蒙古タンメン中本 辛旨味噌

1食122g(麺は85g)で542kcal。「辛旨オイル」はおいしさのポイントですが、痛みをともなう辛さがあるので苦手な人(苦手な人はそもそも食べないと思いますが)は入れすぎ注意です

セブンプレミアムで数々の商品化をしていて、もはやセブンの常連と言える「蒙古タンメン中本」。前身は1968年に板橋で創業した「中国料理中本」。創業者は中本正さんで、その常連客だった白根誠さんが修業の末に受け継ぎ、2000年に「蒙古タンメン中本」として新たなスタートを切りました。

中本の名物「蒙古タンメン」は秘伝の辛子麻婆が大きな特徴ですが、豆腐などを使ってうまく再現されています

中本の名物「蒙古タンメン」は秘伝の辛子麻婆が大きな特徴ですが、豆腐などを使ってうまく再現されています

以前の記事「『蒙古タンメン中本』コラボの中で旨辛No.1はどれ!? カップから冷凍麺まで5品食べ比べ」でも食べていますが、今回改めて挑みます。

一気にほおばるとむせ返りそうな、安定?の辛さ!

一気にほおばるとむせ返りそうな、安定?の辛さ!

着目ポイント:突き抜けた辛さとボディを支えるうまみ
中本のキャッチコピーは「辛さの中に旨みあり」であり、野菜などによる豊かなうまみがポイント。ただ辛いだけではないんですね。確かに激的な辛さはありますが、ボディを支えるふくよかなうまみ、そして甘みもあってクオリティは抜群。もっちりとした麺やひき肉、豆腐、野菜などがとろみのあるスープとひとつになり、満足度も高いです。筆者はみずから積極的に買うことはないものの、やはりレベルが高いと思いました。


【8】銘店紀行 横浜ラーメン 六角家

1食102g(麺は70g)で403kcal。意外にもカロリーは低めです

1食102g(麺は70g)で403kcal。意外にもカロリーは低めです

1988年に横浜の六角橋で創業した「六角家」は、家系総本山の「吉村家」とその2号店に当たる「本牧家」とともに「家系(いえけい)御三家」と称される老舗。本店は閉店し、今は戸塚店のみが営業しています。店主は「本牧家」の店長だった神藤隆さん。この御三家まわりに関しては独立に関していわゆる“お家騒動”があったようですが、気になる人は調べてみてください。

四角くカットされたチャーシューと、たっぷりのキャベツ、ほうれん草、ネギが乗ります

四角くカットされたチャーシューと、たっぷりのキャベツ、ほうれん草、ネギが乗ります

上記「すみれ」「一風堂」とともに、1994年開業の「新横浜ラーメン博物館」のスターティング店である「六角家」。家系の特徴は濃厚な豚骨醤油スープに加わる鶏油の香り、太麺、のり、ほうれん草といったところでしょう。なお、商品名に付いている「銘店紀行」というのは、セブンプレミアムのカップ麺のひとつのシリーズです。

トロッとしたスープに、弾力豊かな麺がからむ感じは好印象。鶏油がかもし出す甘やかな香りやうまみもおいしいです

着目ポイント:濃厚豚骨醤油スープに加わる鶏油の甘やかな香り
たっぷりのキャベツと角切りのチャーシューは、おそらく「キャベチャー」という家系ならではのトッピングをインスパイアしたものでしょう。ただ「キャベチャー」に逃げず、味作りに注力してほしかったと思います。個人的には醤油のコクとキレ、豚骨のパンチがもっと強くてもいいような。

なお、特製オイルは鶏油のほかに豚骨的な香りもあるのですが、豚骨臭のクセが強めで、好き嫌いが分かれるかもしれません。また、のりを付けてくれれば再現度が少しだけ上がると思います。


【9】銘店紀行 中華蕎麦とみ田

1食102g(麺は70g)で404kcal。同じ「銘店紀行」だからか、チャーシューの形などが上記「六角家」と似ています

“ラーメンの神様”と呼ばれる「東池袋大勝軒」の創業者、山岸一雄さんの弟子である、田代浩二さん(麺屋こうじグループの代表)の店「茨城大勝軒佐貫本店」で修業した、富田治さんが2006年に松戸で創業した「中華蕎麦 とみ田」。富田さんは山岸さんの孫弟子にあたり、店舗には記念写真や激励のメッセージなどが飾られています。

たっぷりのチャーシューに、メンマとネギが具材となっています

たっぷりのチャーシューに、メンマとネギが具材となっています

「中華蕎麦 とみ田」の代名詞といえば、つけ麺。味の骨格となるのが豚骨魚介スープで、それはラーメン(中華蕎麦)も同様です。カップ麺では煮干しの風味を生かした豚骨魚介になっていて、独自のノンフライ製法による太麺で仕上げているとか。いざ、実食!

もちっとツルッとして、ゆるやかにウェーブのかかった太麺。縦型カップ麺としては、かなり太いと思います

もちっとツルッとして、ゆるやかにウェーブのかかった太麺。縦型カップ麺としては、かなり太いと思います

着目ポイント:煮干しのビターなダシ感ただよう濃厚豚骨魚介
ボディの豊かな豚骨スープはほんのりとろみの付いたテクスチャーで、ドロッとまではいかないまでも、確かに濃厚。そこに、魚介のダシがふんわりと香ります。ややビターなニュアンスは煮干しでしょう。さらに、深みのあるカツオやシャープなサバの風味も。チャーシューとメンマがもっと食べ応えのあるサイズ感だとうれしいですが、同じ仕様の縦型カップ麺としてはハイクオリティな仕上がりです。


最後はコンビニ冷凍つけ麺の金字塔を紹介

【10】とみ田つけめん

1食420g(麺は300g)で659kcal。お湯を使わずレンジで作れるなど、おいしさだけでなく作りやすさもうれしいポイントです

上記「中華蕎麦 とみ田」の魅力を伝えるには、やはりつけ麺でなければ。そんな想いから、最後は冷凍麺カテゴリーとなるこちらを紹介させてもらいます。前述しましたが、こちらはセブン-イレブンのPBの中でも超こだわりの「セブンプレミアムゴールド」。製造元は、鍋焼きうどんや冷凍ラーメンの雄、キンレイです。

具材はチャーシューのみですが、原材料に三元豚を使っていて、大ぶりの存在感がピカイチ

具材はチャーシューのみですが、原材料に三元豚を使っていて、大ぶりの存在感がピカイチ

つけ汁は冷凍されたスープの塊を解凍させるストレートタイプ。昨今の冷凍技術の進化は目を見張るものがあるだけに、再現性は興味深いところです。

味わってみると、つけ汁は動物系の濃厚なうまみとテクスチャーに、魚介のダシと甘みが合わさったフルスイングなおいしさ。かすかに柑橘が香るかなと思ったら、カボスの果汁が入っているようです。

3種類の国産小麦に小麦ふすまを加えたコシのある太麺。レンジアップの際にかぐと、どことなく香ばしいパンのような風味を感じました

麺はレンジアップのあとに冷水でしめるのですが、できれば氷水でピシっと仕上げたほうがいいかもしれません。というのも、十分にコシはあるものの、実店舗はもっとみずみずしく、跳ね返すような弾力があるからです。さらに言えば、ネギ、メンマ、のり、味玉なども添えると、よりリアルに近くなります。

着目ポイント:極太麺と濃厚な豚骨魚介つけ汁の芳醇なマリアージュ
すするたびに極太麺が濃厚つけ汁によくからみ、うまさに箸が止まらずどんどんつけ汁が減っていく様は、まさに「中華蕎麦 とみ田」イズム。ふと、「このおいしさがコンビニの冷凍で味わえるとは、すごい時代になったな〜」と思いました。


【まとめ】個人的TOP3はこれだ!

10商品を食べてみた結果、筆者の個人的な好みにマッチした3商品を発表します。

1:飯田商店 醤油拉麺


2:鳴龍 担担麺


3:すみれ札幌濃厚味噌


今回紹介した商品は、セブン-イレブンを始め、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマートなどのセブン&アイグループ系列店、またグループのオンラインサイト「オムニ7」や各種通販サイトでも購入できます。賞味期限が長く備蓄にも便利なので、ぜひ巣ごもりのこの機会にお試しあれ!

中山秀明

中山秀明

食の分野に詳しいライター兼フードアナリスト。雑誌とウェブメディアを中心に編集と撮影を伴う取材執筆を行うほか、TVや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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