レビュー
メーカーの予想を上回る反響!

氷水でも自然に溶ける! 超時短飲料の新星「ワン・ツー・キューブ」を試飲レビュー

缶コーヒー「ジョージア」やペットボトル緑茶「綾鷹」などを手がける日本コカ・コーラが、新ジャンルのフリーズドライ飲料として「1,2,CUBE(ワン・ツー・キューブ)」を発売しました。

ウリは、特許出願中の「濃縮フリーズ製法」によって、素材のおいしさをキューブ1粒に凝縮させ、水やお湯に溶かすだけで本格的な味わいを楽しめるというもの。フレーバーは3種ラインアップされており、「緑茶」と「麦茶」は先行して2021年5月19日に、「珈琲」は6月28日に発売されました。

筆者が気になるのは、水でもダマになることなくサッと溶けて手軽に飲めるのかという点。また、味のクオリティも肝心です。そこで、各商品からドリンクを作り、さまざまな角度からおいしさを深掘り。実力を徹底チェックします。

「ワン・ツー・キューブ」は、「Amazon.co.jp」限定で、1袋15個入り648円(税込)で販売されています

「ワン・ツー・キューブ」は、「Amazon.co.jp」限定で、1袋15個入り648円(税込)で販売されています

「Amazon.co.jp」予約期間に1、2位を独占する注目度!

試飲の前に、「ワン・ツー・キューブ」の特徴を解説。開発の背景には、昨今提唱される新しい生活様式の中で、インスタント飲料の消費者ニーズが一層高まっていることにあるとか。日本コカ・コーラの調査(※)によると、それは、自宅でおいしいお茶やコーヒーを飲みたいが、道具を使いたくない、手間をかけたくないといったもの。

また、環境意識の高まりや経済的な理由などから、「週1回以上マイボトルを使用している」という答えが半数以上にものぼる結果に。そこで、家事の合間やリモートワークの気分転換に、また忙しい朝やマイボトルのお供になるように、という狙いで「ワン・ツー・キューブ」が誕生したのです。

インスタント飲料として手軽さとおいしさを実現するために開発した製法が、「濃縮フリーズ製法」。茶葉やコーヒー豆から抽出したエキスを濃縮・凍結させ、真空状態において氷になった水分を取り除きます。この製法には、強い加熱処理が施されないため、素材本来の香りや味がキューブに残るうえ、キューブは多孔質(ミクロの穴が無数に存在する)構造のために水にも簡単に溶けるのだとか。

※:「ステイホームで変わった?おうち時間のドリンク事情」日本コカ・コーラ調べ/2020年12月/20〜40代の男女 567名

パッケージを開けると、フレーバーがボリューミーに香り、期待値はアップ! キューブは個包装ではないので、余計なゴミが出ないのもポイント。もちろんパッケージは、チャック付き

パッケージを開けると、フレーバーがボリューミーに香り、期待値はアップ! キューブは個包装ではないので、余計なゴミが出ないのもポイント。もちろんパッケージは、チャック付き

「ワン・ツー・キューブ」は、反響も大きく、先行発売した「緑茶」と「麦茶」は5月11〜19日までの予約期間、「Amazon.co.jp」の「食品・飲料・お酒の人気度ランキング」において「緑茶」が1位、「麦茶」が2位と上位を独占する状況に。となると、一層味わいが気になってきます。まずは、最新フレーバーの「珈琲」から試飲してみました。

「1粒」、「2粒」、「ミルク入り」とレシピ別に「珈琲」を試飲!

「ワン・ツー・キューブ 珈琲」は、コーヒー抽出液、デキストリン、コーヒー豆パウダー、コーヒーオイルで作られています。コーヒー豆は、アラビカ種100%で、ブラジル産というのもこだわりのひとつ。なお、「デキストリン」というのは、デンプンを部分的に加水分解したもので、食品にはよく使われています。

「ワン・ツー・キューブ 珈琲」。1粒につき6kcal、炭水化物 1.4gということなので、無糖ではないということでしょうか。気になるところです

「ワン・ツー・キューブ 珈琲」。1粒につき6kcal、炭水化物 1.4gということなので、無糖ではないということでしょうか。気になるところです

内容量を調べてみると、「ワン・ツー・キューブ 珈琲」は23g。フレーバーによって異なり、「ワン・ツー・キューブ 緑茶」は18g、「ワン・ツー・キューブ 麦茶」は25gでした。1袋に15粒(重量で管理するため個数が異なる場合あり)入りなので、キューブひとつで1〜2gと非常に軽いのが特徴です。

袋を含めた重量は、「ワン・ツー・キューブ 珈琲」で32gでした。携帯性も優秀です

袋を含めた重量は、「ワン・ツー・キューブ 珈琲」で32gでした。携帯性も優秀です

キューブ1粒は、「ワン・ツー・キューブ 珈琲」の場合130mlの水に溶かすことを想定されていて、「ワン・ツー・キューブ 緑茶」と「ワン・ツー・キューブ 麦茶」は200〜400mlの水に1粒が目安。また、「ワン・ツー・キューブ 珈琲」はすっきり飲むなら1粒/1杯、コクを楽しみたい場合は2粒/1杯が推奨されています。まずは1粒入れ、混ぜてみました。

1粒の大きさは、ペットボトルのフタよりもひと周り小さいくらいのサイズ感

1粒の大きさは、ペットボトルのフタよりもひと周り小さいくらいのサイズ感

「キューブ」を水に入れると、驚きの現象が起こりました。すぐ水面に浮かぶものの、何もすることなく自然と溶け始めました! 透明のグラスであれば、キューブが勢いよく溶けていくのが確認できます。

ご覧のとおり、水溶性の高さは一目瞭然

ご覧のとおり、水溶性の高さは一目瞭然

サッとかき混ぜれば、一瞬で完成。もしかしたら、インスタントコーヒーよりもスピーディーに混ざるかもしれません。

そしてひと口。筆者は濃いコーヒーが好きなため、想像以上にライトな気がしましたが、薄いとは感じませんでした。また、甘香ばしい風味はあるものの、糖の甘さはなし。

苦みや酸味はほどほどで、バランス重視な味の構成。香りの豊かさが印象的でした

苦みや酸味はほどほどで、バランス重視な味の構成。香りの豊かさが印象的でした

続いて、2粒目を投入。やはりこちらもサッと溶け、色、香りともに深みを増していきます。味の感想としては、飲み心地にこっくりしたニュアンスが加わって、ボディが豊かな味わいに。

ビターなアイスコーヒーが好きな人は、2粒がデフォルトかもしれません

ビターなアイスコーヒーが好きな人は、2粒がデフォルトかもしれません

当たり前ですが、1粒よりコク深く、甘やかな香ばしさもひと段階アップ

当たり前ですが、1粒よりコク深く、甘やかな香ばしさもひと段階アップ

次は、この2粒入れたコーヒーに、牛乳を入れてミルクコーヒーにしてみました。

味はマイルドな方向性で、すっきり楽しみたい人向けのテイストに。よりビターな味を好む人は、水ではなく牛乳にコーヒーキューブを溶かすのがいいと思います。

甘党の人は砂糖を入れるなど、お好みで調整を

甘党の人は砂糖を入れるなど、お好みで調整を

氷水でもスピーディーにサッと溶ける「緑茶」

次は、「ワン・ツー・キューブ 緑茶」。玉露のにごりが溶け込んだ、まろやかな味わいをテーマに設計されていて、緑色がどこまで表現されているかが気になるところです。

「ワン・ツー・キューブ 緑茶」。1粒につき、3kcalで炭水化物0.8g

「ワン・ツー・キューブ 緑茶」。1粒につき、3kcalで炭水化物0.8g

原材料は、緑茶エキス(緑茶は国産)、デキストリン、緑茶/酸化防止剤(ビタミンC)。なお、「ワン・ツー・キューブ 緑茶」では、氷で冷やした水に入れても溶けるのかを試してみました。

大きめの氷を入れて、水をしっかりと冷やしたあと、キューブを入れました

大きめの氷を入れて、水をしっかりと冷やしたあと、キューブを入れました

溶けるスピードは、常温のほうが速く感じましたが、問題なく自然に溶けていきます

溶けるスピードは、常温のほうが速く感じましたが、問題なく自然に溶けていきます

味のほうは、冷たさもあって、清涼感はピカイチ。玉露の効果かまろやかさもあって、ファーストタッチは茶葉のうまみが広がり、余韻はすっきりしています。また、「珈琲」同様に甘さは感じません。

色味は明るいグリーン。渋味はおとなしく、ゴクゴク飲めます。氷水でもサッと溶けるのは、暑い日にうれしい限り

色味は明るいグリーン。渋味はおとなしく、ゴクゴク飲めます。氷水でもサッと溶けるのは、暑い日にうれしい限り

成長著しい麦茶市場に攻める日本コカ・コーラ

最後は、「ワン・ツー・キューブ 麦茶」。日本コカ・コーラとしては、今春「やかんの麦茶 from 一(はじめ)」という新ブランドを立ち上げましたが、その背景のひとつに、夏の猛暑日の増加などの影響で、この10年間で麦茶市場の平均成長率が16%増となっていることがあげられます。「ワン・ツー・キューブ 麦茶」も、この成長市場で戦おうという意図があると考えてよいでしょう。

「ワン・ツー・キューブ 麦茶」。1粒当たり7kcalで、炭水化物 は1.6g

「ワン・ツー・キューブ 麦茶」。1粒当たり7kcalで、炭水化物 は1.6g

味の特徴は、麦芽の香ばしさを生かした、すっきりとしたテイストに仕上げているとのこと。原材料は、麦茶エキス(国内製造)、デキストリン、麦茶エキスパウダー、麦芽エキスパウダー、大麦/酸化防止剤(ビタミンC)です。

こちらも氷水にキューブをイン。やはりストレスなく、スピーディーに溶けてくれます

こちらも氷水にキューブをイン。やはりストレスなく、スピーディーに溶けてくれます

飲んだ印象は、どことなく「ワン・ツー・キューブ 珈琲」と似ていて、甘みをもった香ばしいフレーバーを豊かに感じます。ゴクゴク飲みたくなるすっきりとした軽快さもあって、暑い日に冷やして飲んだらよりおいしく感じられそう。甘さはありません。カフェインが気になる人には、特にイチオシと言えるでしょう。

個人的には「ワン・ツー・キューブ 緑茶」がお気に入り

個人的には「ワン・ツー・キューブ 緑茶」がお気に入り

水溶性が高く、環境面や携帯利便性にもすぐれた「ワン・ツー・キューブ」。キンキンにして飲みたくなる暑い日には、特に大活躍をしてくれることでしょう。夏本番を迎えるこれからの時季、1度試してみてはいかがでしょうか。

中山秀明

中山秀明

食の分野に詳しいライター兼フードアナリスト。雑誌とWebメディアを中心に編集と撮影をともなう取材執筆を行うほか、TVや大手企業サイトのコメンテーターなど幅広く活動中。

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