こんミンチは!
“1日1バーグ(いちにちいちばーぐ)”をモットーに、年間400バーグ以上食すハンバーグ王子の松島和之です。
毎月29日(ニクの日)に、おいしい「お取り寄せ肉グルメ」をご紹介するこの連載。なのですが……今回はお取り寄せグルメではなく、ハンバーグ王子直伝、“お店レベル”のハンバーグの作り方を紹介しちゃいまーす!
詳しい作り方は動画でお伝えしていますが、こちらの記事では押さえるべき5つのポイントを中心に説明します。
■材料(2人分)
使用する材料は以下の通り。
<ハンバーグ>
・牛挽肉 140g
・豚挽肉 70g
・牛切り落とし 70g
・牛脂(黒毛和牛) 適量
・たまねぎ 140g
・お麩 10g
・牛乳 大さじ2
・卵 1/2個
・ケチャップ 10cc
・塩 小さじ1/3
・砂糖 小さじ1/3
・コショウ 適量
・ナツメグ 適量
<ソース>
・市販のデミグラスソース 140g
・赤ワイン 30cc
・ケチャップ 小さじ1
・バター 小さじ1/2
・コショウ 適量
・インスタントコーヒー ひとつまみ
・水 30cc
・マッシュルーム 1個
ハンバーグのつなぎとしてパン粉がよく知られていますが、ハンバーグ王子のレシピではお麩(ふ)を使用します。お麩はパン粉に比べて吸水率が1.5〜2倍ほど高いのです。
それだけにしっかりと肉汁を閉じ込めることができます!
おろし器ですりおろして、パン粉のような状態にしてから使います
お肉屋さんで見かける黒毛和牛の牛脂を切ってハンバーグに混ぜ込みます。
これによりジューシー感が増すとともに、上質な和牛の風味がハンバーグに加わります。
使用するミンチ肉は、牛肉7.5:豚肉2.5の比率。
肉感とジューシー感のバランスがもっともいい比率だと思っています。そこに牛切り落としを加えることでさらに肉感をアップさせます。
お肉は25℃以上になると脂が溶け出してしまい、ジューシー感が損なわれてしまうため、こねる際は氷水で手を冷やしておきます。
おいしいハンバーグを作り上げるために、グッと我慢して手を氷水に付けてくださいね
ソースを作る際にインスタントコーヒーをひとつまみ入れるだけで、風味とコクが一気に増して、まるでお店でいただくようなソースに仕上がります。
デミグラスソースがさらにコク深くなりますよ
料理が苦手な人でもこんなハンバーグが作れました!
適度な肉感とともに、かみしめるたびにじわじわとあふれ出す肉汁が楽しめるハンバーグの完成です!
インスタントコーヒーを入れたソースで、とてもおうちで作り上げたものとは思えない本格的な味わいとなっています。
今回ご紹介したレシピで使っているのは、どこにでもある材料ばかり。5つのポイントを守りさえすれば、料理が苦手な方でも簡単にお店レベルのハンバーグが作れるようになっています。
おいしいハンバーグを求めて“どっが”遠くのお店へ訪れることなく、“動画”の通りに作るだけでお店のような味を再現することができちゃいますよ。
ぜひみなさんもトライしてみてくださいね。
それではまた次回! ハンバーグッドラック!
“1日1バーグ”をモットーに年間400バーグ以上を食す日本ミンチ協会公認の「ハンバーグ王子」。と同時に、さまざまな肉グルメを追い求める肉食系グルメアーティストとしても活躍。