「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
マイクロソフトは、Xboxのイベント「X019」を2019年11月11〜14日にロンドンで開催しました。新作の発表が盛り上がりましたが、それ以上に注目だったのはゲームをストリーミングでプレイするクラウドサービスの展開についてです。
Xboxは、Xbox OneとWindows搭載PCで利用できるゲームのサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」を2017年から展開しています(日本ではローンチしていません)。これは、Xbox 360といった過去のXboxシリーズで発売されたタイトルや、大型の最新作まで、100以上のタイトルが月額制で遊び放題になるサービスです。
サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」
「X019」では、この「Xbox Game Pass」のラインアップにスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」シリーズや「キングダムハーツ」シリーズ、セガゲームスの「龍が如く」シリーズなどの日本産のゲームが追加されることが発表されました。また、オンラインタイトルの「ファイナルファンタジーXIV」についても、同サービスを含めて、Xbox Oneでプレイできるように協議中とのことです。
日本産のゲームタイトルが加わったことで、「Xbox Game Pass」の日本でのローンチにも期待がかかります。日本ではXbox Oneはあまり人気を得ていませんが、Windows搭載PCで利用できるのであれば、普及する可能性もあるでしょう。
Xboxが手がけるもうひとつのストリーミングサービス「Project xCloud」についても多くの新情報が公開されました。こちらは、Xboxのゲームをスマートフォンやタブレットでプレイできるサービスで、2019年10月からアメリカやイギリス、韓国でパブリックプレビューが行われており、2020年に正式にローンチされる予定です。
「Project xCloud」
新情報として、モバイル端末以外にもWindows搭載PCでも利用可能になること、そしてパブリックプレビューが2020年に日本でも開始されることが発表されました。パブリックプレビューで遊べるタイトルは50以上で、これは2019年11月19日にスタートするGoogle「Stadia」の22タイトルと比べても多くなっています。今後も正式ローンチに向けてタイトルを拡充していくとのことです。
また、対応コントローラーにソニーの「DUALSHOCK 4」など多くのBluetooth対応コントローラーを追加。これも、専用のコントローラーが用意されている「Stadia」とは違い、PS4などほかのプラットフォームのユーザーが遊びやすい仕組みになっています。
そのほかにも、「Microsoft Flight Simulator」や「Age of Empires IV」などの最新映像が公開され、イベントは大きく盛り上がった模様です。
「Microsoft Flight Simulator」
ソース:Xbox
セガの名作ゲーム「ソニック」シリーズを実写化した「ソニック・ザ・ムービー」。2019年4月には予告編が公開され、実写のソニックが初披露されました。
しかし、ゲームのソニックのイメージからかけ離れたソニックの姿に対して批判が殺到。特に人間に近いプロポーションや、人間のような歯が生えていることに多くのファンが「違う!」となり、大炎上しました。
あまりにも批判が多かったため、監督のジェフ・ファウラー氏が公式Twitterにてキャラクターデザインの変更を明言し、2019年12月に予定されていた公開は延期となりました。
違う意味で注目された「ソニック・ザ・ムービー」ですが、2019年11月12日に新しい予告編が公開されました。以前は白かったソニックの手は、白い手袋の着用へ変更され、顔のデザイン、特に目のデザインが原作のソニックに近くなった印象です。
新しい予告編は、YouTubeでの高評価数が88万、低評価数が1.5万となっており、ファンからの反応も上々のようです。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。