「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
人気ゲーム「フォートナイト」を提供するEpic Gamesが、App Storeで課される30%の手数料が不当であるとしてアップルを提訴したこの問題。アップルは、手数料の支払いを回避する決済システムを「フォートナイト」に実装したことを理由に、App Storeから同ゲームを削除しました。さらに、「Apple Developer Program License Agreement」への違反を修正しなければ、Epic Gamesの開発者アカウントをApp Storeから削除すると警告しました。
アップル対Epic Gamesにマイクロソフトが参戦
Epic Gamesは人気ゲームエンジン「Unreal Engine」を開発しており、もし開発者アカウントが削除されれば、同ゲームエンジンを利用するほかのゲームに影響が出るほか、今後同ゲームエンジンをゲーム開発に利用する機会が減少するなどの影響が出ると考えられます。
Epic Gamesはアップルの警告を不服として真っ向から争う姿勢を崩していません。いっぽう、Unreal Engineを自社ゲームに採用するマイクロソフトが、ここにきてコメントを発表。Unreal Engineが多くの開発者にとって重要なツールであり、自社エンジンを持たない小規模なゲーム開発会社にとって必要だとし、Unreal Engineの重要性を訴え、Epic Gamesを支持する姿勢を見せました。
この問題はApp Storeの手数料を巡る1件から、ゲームエンジンの利用にまで発展しており、今後の展開次第ではゲーム業界に大きな影響を及ぼす可能性があります。
ソース:Vox
アメリカのトランプ大統領は、個人情報が収集される可能性を懸念し、アメリカ市民がTikTokと取り引きを行うことを禁じる大統領令に2020年8月6日に署名しました。同月14日には、TikTok事業に関するアメリカでの資産を売却する命令を下しました。
TikTokがトランプ政権を提訴へ
この大統領令に対し、TikiTokは同サービスに国家安全保障を脅かす脅威はないとして反論し、ついに8月24日に大統領令の差し止めを求め、ロサンゼルス連邦地裁に訴えを起こし、トランプ政権を提訴しました。
TikTokは大統領令が政治的理由に基づくもので、適正な手続きがされていないと主張。また、アメリカ市民の動画コンテンツを介したオンラインコミュニティを破壊する行為だとトランプ政権を批判しています。
ソース:TikTok
2020年末に発売される「PlayStation 5」の最新CMが公開されました。本CMでは、ゲーム映像ではなく、「DualSense ワイヤレスコントローラー」とサウンドシステム「Tempest 3Dオーディオ技術」がもたらす没入感にフォーカスしています。
CMの前半では、女性が凍った水の上を歩いていると、突然氷が崩れ落ち、湖からクラーケンが登場するシーンが描かれています。これは、「DualSense ワイヤレスコントローラー」のハプティック(触覚)フィードバックを表現しており、キャラクターがゲーム内のオブジェクトに触れたときに、細かな振動まで手に伝えてくれるとのことです。
CMの後半はTempest 3Dオーディオ技術の効果を表現しており、女性の周囲360°から音が聞こえ、正面や横、頭上、背後からの物音に反応する姿は、「PS5」がもたらすサウンド体験を物語っています。
また、最後に映し出される女性が弓を引くシーンでは、弓を引き絞る弦の抵抗力までもが、「DualSense ワイヤレスコントローラー」に伝わるとのこと。技術の最先端を体験するのが今から楽しみになるCMです。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。