国内最大のゲームの祭典「東京ゲームショウ2023」(TGS2023)が2023年9月21日(木)〜24(日)まで幕張メッセで開催。開催初日にPS5で発売予定の注目タイトルをプレイしてきました。
「東京ゲームショウ2023」は今年も熱かった!
スクウェア・エニックスのブースでは、「FINAL FANTASY VII REBIRTH」(FF7リバース)を試遊。そのほかにも「FOAMSTARS」(フォームスターズ)や「ファイナルファンタジーXIV」など注目の展示に多くの人が集まっていました。
「FF7リバース」の試遊はセフィロスとクラウドの物語が楽しめる「FATED BEGINNINGS: SEPHIROTH & CLOUD」と、ジュノンエリアのマップを探索できる「THE WORLD OF FFVII REBIRTH: JUNON AREA」の2つのうち、どちらかひとつをプレイできます。
取材ではジュノン周辺のマップ探索と、アンダージュノンでのボスバトルが楽しめる「THE WORLD OF FFVII REBIRTH: JUNON AREA」を選択。ジュノン周辺エリアやアンダージュノンは、草木や岩、建物、人などのオブジェクトが非常に多く、リッチなグラフィックを堪能しつつも、人々の生活が感じられるような高い描写で表現されています。PS5の性能をフルに生かしたグラフィックは、あの「FF7」がこんなふうによみがえるのかと感動を覚えたほどでした。
アンダージュノンでは、ボスのボトムスウェルとのバトルに挑みます。試遊でのパーティメンバーは、クラウドに加えて、ティファ、エアリス、バレット、レッドXIIIの5名。この5名のメンバーを入れ替えながら戦います。
ボスにある程度ダメージを入れると攻撃パターンが変わったり、新要素のキャラクターとの連携技だったり、バトル中に挿入される演出のグラフィックがすばらしく、特に連携技はほかのキャラクターのものを見てみたくなるほど。また、ボスは空中を浮遊することが多く、アビリティを使わないとクラウドの攻撃が当たらないため、ちゃんと考えてバトルを行う必要があります。このあたりの戦略性は、前作から引き続き継承されていました。
「FF7リバース」のブースにはクラウドのバイクが展示されていました
「フォームスターズ」は、4対4のチーム対戦型オンラインシューティングゲーム。アワを撃って戦うTPSで、各キャラクターには固有の能力があります。アワを積み上げて立体的なステージを作るという、なかなか独創的なシューティングです
「FF14」のブースには、レゴで再現した第一世界「クリスタリウム」が展示。ここもフォトスポットになりそうですね
セガ/アトラスのブースでは「龍が如く 8」の試遊を体験。そのほかにも、「ソニックスーパースターズ」「ペルソナ3 リロード」の展示も盛り上がっていました。
「龍が如く 8」は、ハワイが舞台ということで、スタッフがアロハシャツでお出迎え。ゲーム内の雰囲気も、まぶしい太陽と青いビーチなど、全体的に明るくなっているのが印象的です。セグウェイ的な乗り物もスピード感があって、いろんな場所にもすいすい行けちゃいます。
前作から取り入られたコマンドバトルは継承しながらも、「龍が如く」ならではのコミカルな演出に磨きがかかっています。特に、悪徳運転手役で登場する「King Gnu」の井口理さんが、タクシーに乗って町のごろつきをなぎ倒していく演出には思わず笑ってしまいました。サブストーリーやミニゲームもお笑い要素が取り入れられていて、正式版をプレイするのが今から楽しみな作品です。
加えて、バトル中に桐生だけがアクションバトルに切り替えられるのもファン心の理解度が高いなという印象。やっぱり、桐生は慣れ親しんだアクションバトルのほうが合いますよね。
「ソニックスーパースターズ」や「ペルソナ3 リロード」も多くの人が試遊に列を作っていました
「ペルソナ3 リロード」からアイギスの巨大フィギュアが展示
カプコンブースでは「ドラゴンズドグマ 2」を試遊。そのほかにも、「バイオハザード RE:4 VRモード」「バイオハザード RE:4 セパレート ウェイズ」などが盛り上がっていました。特に、「バイオハザード RE:4 VRモード」は試遊の予約もできなかったので、明日からも争奪戦になるかと思います。
「ドラゴンズドグマ 2」は世界初のプレイアブル出展になります。ひとりでもマルチプレイしているような感覚が楽しめるゲーム体験と、美麗なグラフィックで描かれる王道のファンタジー、魔法などを駆使するバトルなどが特徴になっています。
PS5などの次世代機専用タイトルということもあり、海外のAAA級タイトルと比較してもまったく引けをとらない壮大なグラフィックには非常に驚かされました。オープンワールドゲームなのかは現時点で不明ですが、マップ上で行けないところがないくらい自由度は高そうだと思います。
ポーンと呼ばれる従者を引き連れることで、ひとりでもマルチプレイのような楽しさが味わえます。試遊では、目の前の敵を倒すことで精一杯でしたが、背後でポーンがほかの敵を倒してくれたり、カバーしてくれたり、指示を出してくれたりなど、AIの性能も非常に高そうです。
森から突如として登場する狂暴で巨大なモンスターや、眠ってしまう魔法をかけてくるモンスターなどにぼこぼこにされてしまい、難度もゲーマーが満足するには十分そう。倒し方をしっかりと考える必要があり、戦略性も高いです。
試遊だけで面白そうな雰囲気マックスといった感じで、発売が非常に楽しみなタイトルになりました。
コナミのブースでは「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」の試遊を体験。「桃太郎電鉄ワールド〜地球は希望でまわってる!〜」の試遊や、「WBSC eBASEBALL™パワフルプロ野球」のステージなども注目です。
「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」は、ほかのタイトルのなかでも非常に注目度が高く、取材時は待機列が150分待ち。試遊ブースも非常にこだわっていて、段ボールに入って写真が撮れたり、レアなグッズを展示するスペースに潜入ミッション風の演出があったりなど、ファンなら感動するレベルです。
試遊では「METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1」に収録されている「メタルギアソリッド 」をプレイ。かなり久しぶりに遊んでみても、操作などが古臭くなく、時代を先取りしていたタイトルということを実感。ただし、シンプルがゆえに選択肢が少なく、少し昔のゲームならではの難しさも感じました。
取材時は待機列が150分待ち
ブースは非常に気合の入った演出で、まさにメタルギア祭
おなじみの警告音が鳴り響き、赤いレーザーライトが侵入者を拒むグッズの展示エリア
時間の関係上試遊を体験できませんでしたが、コーエーテクモゲームスやバンダイナムコエンターテインメントのブースも非常に多くの人が集まっていました。TGS2023で試遊を体験したい人は、開場後すぐに並んだほうがよさそうです。
最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。