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7/29「ドラクエ11」発売! PS4版も3DS版も今年最大の盛り上がりに!

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「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(PS4版)

「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(PS4版)
(C) 2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

去る2017年7月29日、スクウェア・エニックスから、人気のRPGシリーズ「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」の最新タイトル「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(以下、ドラクエ11)が発売された。前作「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」(ドラクエ10)はオンラインゲームとして発売されたため、ユーザー層が限られたことを考えると、スタンドアローン型の新作タイトルとしては、ニンテンドーDS向けに発売された2009年に発売された「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(ドラクエ9)から約8年ぶりの新作タイトルということになる。それだけに期待がされた本作「ドラクエ11」であるが、やはり、昨年から今年にかけて発売されたゲームタイトルの中でも、最大の盛り上がりとなっている。

PS4、3DSとも、発売から絶好調の「ドラクエ11」

「ドラクエ11」は、PlayStation 4(PS4)向けと、ニンテンドー3DS向けの2種類のパッケージが発売されている。まずは、それぞれの製品のアクセス推移を、直近の人気タイトルの動向と合わせて、「価格.comトレンドサーチ」で見てみよう。

図1:PS4版「ドラクエ11」の主要な人気ゲームタイトルのアクセス数比較(過去2年)

図1:PS4版「ドラクエ11」の主要な人気ゲームタイトルのアクセス数比較(過去2年)

図1は、PS4版「ドラクエ11」と、その他の主要な人気ゲームタイトルのアクセス数推移を示したものだ。昨年末に発売された、こちらも人気RPGシリーズの最新作「ファイナルファンタジーXV」(スクウェア・エニックス)の盛り上がりがこの中では大きいが、「ドラクエ11」はそれを大きく上回る初速の伸びを示している。「バイオハザード7」(カプコン)や、「ペルソナ5」(アトラス)などの人気タイトルとは比較にならないほど大きな伸びだ。

図2:ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」の主要な人気ゲームタイトルのアクセス数比較(過去2年)

図2:ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」の主要な人気ゲームタイトルのアクセス数比較(過去2年)

同様に、図2は、ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」と、その他の主要な人気ゲームタイトルのアクセス数推移を示したものになる。こちらも、「ドラクエ11」の人気は圧倒的で、他の人気タイトルの2倍以上の伸びを見せている。ニンテンドー3DSに関しては、PS4ほどの頻度でゲームタイトルが発売されていないこともあり、こちらのほうが「待ちに待った」感が強いかもしれない。

図3:PS4向け主要5タイトルの売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図3:PS4向け主要5タイトルの売れ筋ランキング推移(過去3か月)

こうした注目度の高さを受け、どちらの製品も、売れ筋ランキングでは首位をキープしている。図3は、PS4向け主要5タイトルの売れ筋ランキング推移を示したものだが、「ドラクエ11」は、発売前から1位ないしは2位の座をキープしてきていたが、発売日が近づいた7月以降はずっと1位をキープしている。発売前タイトルとして、10月発売の「グランツーリスモSPORT」(SIE)が徐々にランクを上げてきているが、おそらくこちらの発売までは、「ドラクエ11」のトップ人気は続くだろう。

図4:ニンテンドー3DS向け主要5タイトルの売れ筋ランキング推移(過去3か月)

図4:ニンテンドー3DS向け主要5タイトルの売れ筋ランキング推移(過去3か月)

いっぽう、図4のニンテンドー3DS向け主要5タイトルの売れ筋ランキング推移では、「ドラクエ11」はここ3か月ずっと、売れ筋ランキングの首位をひた走っている。比較的最近の8月3日に発売された「大逆転裁判2 - 成歩堂龍ノ介の覺悟 -」(カプコン)や、今週8月10日に発売される「スナックワールド トレジャラーズ」(レベルファイブ)もランクを上げてきてはいるものの、「ドラクエ11」の人気には及ばないようだ。

図5:Nintendo Switch向け主要タイトルのアクセス推移(過去2年)

図5:Nintendo Switch向け主要タイトルのアクセス推移(過去2年)

ちなみに、この夏大きな話題を呼んでいる、Nintendo Switch向けに7月21日に発売されたキラータイトル「スプラトゥーン2」(任天堂)であるが、図5に示した通り、週次のアクセス数としては約40,000PVといったところとなっており、上記のPS4版およびニンテンドー3DS版の「ドラクエ11」には大きく及ばない。こちらはやはり対応ハードの普及が大きく影響しており、国内出荷500万台と言われるPS4と、6700万台と言われるニンテンドー3DSに比べて、Nintendo Switchはまだ100万台レベルと、その数が少ないためだ。なお、Nintendo Switch向けにも、発売時期は未定ながら「ドラクエ11」のリリースが発表されている。

図6:主要ゲーム機のアクセス推移(過去3か月)

図6:主要ゲーム機のアクセス推移(過去3か月)

この「ドラクエ11」の人気で、ゲーム機自体の売れ行きにも影響が出ている。図6は、主要ゲーム機(PS4、ニンテンドー3DS LL/2DS LL/2DS LL ドラゴンクエスト はぐれメタルエディション)のアクセス推移を示したものだが、いずれのハードも、「ドラクエ11」が発売された7月29日近辺にアクセスが大きく跳ね上がっており、その後も比較的好調に推移している。これを機に新ハードを購入したという人も多く、「ドラクエ11」効果は、確実にゲーム機市場全体に好影響を与えていると言える。

ゲームとしての完成度、評価も上々。今期最高のタイトルとなるかも

図7:ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」のユーザー評価(2017年8月9日時点)

図7:ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」のユーザー評価(2017年8月9日時点)

これだけの人気を集める「ドラクエ11」であるが、そのゲーム内容・評判も上々のようである。発売から約10日が経った8月9日時点での価格.comユーザーの評価では、PS4版が4.20(レビュワー20人)、ニンテンドー3DS版が4.67(レビュワー12人)となっており、比較的厳しい評価がつきやすいゲームソフトとしては、上々な評価となっている。特に、ニンテンドー3DS版の評価が高く、携帯ゲーム機というハードウェア制限の中で、昔ながらの2Dビューを取り入れるなど、かなりよく練られたゲームシステムであるという評価が多い(図7)。

図8:PS4版「ドラクエ11」と「ファイナルファンタジーXV」の最安価格推移(過去2年)

図8:PS4版「ドラクエ11」と「ファイナルファンタジーXV」の最安価格推移(過去2年)

この人気・高評価は、販売価格の推移からも読み取れる。図8は、PS4版の「ドラクエ11」と、昨年11月に発売された「ファイナルファンタジーXV」との最安価格推移を示したもの。まだ発売開始から間もないこともあるが、「ドラクエ11」のほうは、最安価格7,922円(8月9日時点)で、7月29日の発売日から全く変わっていない。希望小売価格に対しては、約18%安である。これに対して、「ファイナルファンタジーXV」は11月29日の発売には7.351円と、希望小売価格のおよそ23%安でスタートしており、発売から1か月後には6,000円を割り込んだ。ゲーム自体の評価が低かったため、その後も価格下落が激しく、現在では何と2,980円と、元値の約3分の1のレベルまで落ちてしまった。

このように、ゲームタイトルの場合、ゲームの評価によって、販売価格に大きな影響が出ることがある。上記の「ファイナルファンタジーXV」の場合、2.85という価格.comのユーザーレビューの点数からもわかるように、ゲームとしての評価が低く、それが大幅な価格下落につながってしまった。その点、今回の「ドラクエ11」は、まだ発売から10日あまりだが、価格下落の傾向が見えず、ゲームの評価も安定していることから、さほど大きな価格下落は起こらないだろうと予想される。

図9:ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」と主要人気タイトルの最安価格推移(過去3か月)

図9:ニンテンドー3DS版「ドラクエ11」と主要人気タイトルの最安価格推移(過去3か月)

この傾向は、図9のニンテンドー3DS版でも同様で、他の人気タイトルも決して評価が悪かったわけではないがやはり少しずつ販売価格は下がっていく傾向にある。しかし、「ドラクエ11」については、発売から10日経っても、ほとんど価格が下がらず、8月9日時点の最安価格は5,380円。これは希望小売価格の約16%安で、おそらく下がっても2割程度の販売価格をキープしそうだ。

このように、売れ行き、評価ともに好調な「ドラクエ11」は、今年発売されるゲームタイトルの中では最高の売れ行きを記録しそうな勢いだ。今年はゲーム機市場全体が活気づいている当たり年であるが、「ドラクエ11」は、その勢いに大きく貢献したタイトルということになりそうだ。

鎌田 剛(編集部)

鎌田 剛(編集部)

価格.comの編集統括を務める総編集長。パソコン、家電、業界動向など、全般に詳しい。人呼んで「価格.comのご意見番」。自称「イタリア人」。

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2017.10.23 更新
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