レビュー
煙量がアップし、喫感が紙巻きタバコに近づいた

人気の電子タバコ「FLEVO(フレヴォ)」に、上位機種「FLEVO+(フレヴォ プラス)」登場

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改めて説明するまでもないかもしれないが、「アイコス」「グロー」「プルーム・テック」などの加熱式タバコと電子タバコはまったくの別ものだ。加熱式タバコはニコチンを含んだ蒸気を発生させるのに対して、国内流通の電子タバコが発生させる蒸気にはニコチンが一切含まれておらず、正確には「タバコ」ではない。したがって、電子タバコへ完全移行すれば即、禁煙となるわけだが、紙巻きタバコからの移行はやはり加熱式タバコがファーストチョイスであり、電子タバコはあくまで第2の選択肢という印象がぬぐえない。いきなりノンニコチンへ移行するのはハードルが高いことに加えて、電子タバコは「難しそう」「仕組みがよくわからない」といったイメージがあることも大きな要因だろう。今回使ってみたのは、そんなイメージを覆す、“超”が付くほど手軽に吸える電子タバコ「FLEVO+(フレヴォ プラス)」(DMM.com)だ。

より紙巻きタバコに近い喫感になった上位モデル

アトマイザー(リキッドを気化させるためのパーツ)へのリキッド補充や、コイル交換、タンク洗浄といった電子タバコ(VAPE)ならではの“作法”が一切必要なく、その手軽さから電子タバコの入門機として一定の人気を得ているカートリッジ式の電子タバコ、「FLEVO」。「FLEVO+」はその上位機種という位置づけで、メンテナンスフリーの手軽さはそのままに、煙量がアップし、より紙巻きタバコに近い喫感が得られるようになった。

<関連記事>「アイコス」の充電中にも! 電子タバコ「FLEVO(フレヴォ)」がかなり使える

スターターキットには、本体(バッテリー部)、充電用のUSBアダプターのほか、フレーバーカートリッジ(アイスメンソール)×1が同梱されている

カラーは「ブラック」「シルバー」「ピンク」「ネイビー」の4色

カラーは「ブラック」「シルバー」「ピンク」「ネイビー」の4色

中央が「FLEVO+」、右が「FLEVO」、その左に並べたのは5.5インチスマートフォンだ。「FLEVO」と比べると大型化したものの、ポケットにすっぽり収まるコンパクトサイズは踏襲されている

手に持つとこんな感じ。感覚としてはペン型VAPEに近く、サラッとした質感でグリップもしやすい

手に持つとこんな感じ。感覚としてはペン型VAPEに近く、サラッとした質感でグリップもしやすい

用意されているフレーバーカートリッジは、同梱されている「アイスメンソール」に加え、「タバコフレーバー」「トロピカルマンゴー」の計3種類。全7種類が用意されている「FLEVO」に比べると数が少ないが、「FLEVO」と同様、今後拡充されていくだろう。なお、フレーバーカートリッジは1箱3個入りで、1個あたり約400回吸うことができる(1回の吸気量を35mlとした場合)。1日に10回、1度の使用で10吸いする場合だと、1個のカートリッジで4日程度は持つ計算だ。

左から、「アイスメンソール」、「タバコフレーバー」、「トロピカルマンゴー」。リキッド補充やコイル交換、タンク洗浄といったメンテナンスは一切不要で、使い切ったフレーバーカートリッジをゴミ箱に捨て、新しいフレーバーカートリッジに交換すればすぐにまた楽しむことができる

吸うと電源が入る手軽さはそのままに、煙量増加で「吸った感」がアップ!

使い方は説明不要の簡単さで、フレーバーカートリッジを本体に装着し、吸う、ただそれだけ。吸うと電源が入るオートスイッチ式はプルーム・テックユーザーにはおなじみのもので、電子タバコ入門者でも問題なく使いこなせるはずだ。

肝心の喫感については、エアフロー(空気孔)の狭さに起因するドロー(吸気)の重さは若干気になるものの、煙量は明らかに「FLEVO」よりも増えている。ニコチンフリーの電子タバコは紙タバコを吸った時の喉を蹴る感覚、いわゆるスロートキックが得られないわけだが、それを補ってくれるのがメンソールの清涼感と煙量であり、このくらいの煙量であればかなり「吸った感」はある。グリセリンを主成分とするリキッドを加熱する構造はプルーム・テックと同じであり、喫感も比較的近しいものがあるので、「紙巻きタバコ→プルーム・テック→FLEVO+」という段階的な移行であれば違和感なく減煙・禁煙が達成できそうだ。

フレーバーカートリッジはマグネット式となっており、本体の上部に軽く差し込むだけで奥までしっかり入り込んでくれる。ネジ式の「FLEVO」も十分簡単だったが、着脱がより一層スムーズになった印象だ

本体とフレーバーカーカートリッジの接続部に小さなエアフローがある。ここから空気を取り込んでリキッドを気化させるので、吸う時に指でふさがないように注意しよう

充電用のUSBアダプターはマグネット式となっており、本体下部の充電用コネクターと簡単に接続できる。喫感だけでなく、使い勝手についてもさらにブラッシュアップされた印象だ

味の感想も記しておこう。タバコ感がもっとも強いのは何と言っても「アイスメンソール」。「FLEVO」の「メンソール」はあくまで「香りを楽しむ」といった印象だったのだが、「FLEVO+」の「アイスメンソール」では味の輪郭まで感じ取ることができる。増えた煙量と相まって、スロートキック的な心地よい刺激が得られるのもありがたいところだ。「タバコフレーバー」は、ひとさじ砂糖を落としたエスプレッソのような喫味。正直なところ「タバコ味」とは言い難いが、「アイスメンソール」をメインにして、サブ的に「タバコフレーバー」を吸うなら気分も変わるのでアリだろう。そして「トロピカルマンゴー」だが、こちらはかなり完成度が高い。「マンゴー風」ではなく、「マンゴーそのもの」の味わいで、濃厚な果実感を楽しむことができた。

煙量の多さは「FLEVO+」の最大のアピールポイントだ。紙巻きタバコと同等の煙量だった「FELVO」と吸い比べてみたが、その差は一目瞭然。煙量が増えた分、喫感もさらに紙巻きタバコに近づいた

電子タバコの入門機に最適

「FLEVO」や「FLEVO+」なら煩雑なメンテナンスは一切なく、それでいて紙巻きタバコに近い喫感も得られるので、電子タバコの入門機としてはまさにうってつけである。細かく棲み分けるなら、「FLEVO」はタール値が1〜3mg程度のタバコを吸っている人、「FLEVO+」はそれより高いタール値のタバコを吸っている人にしっくりくると思う。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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