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薄型でもアコースティックな弾き心地を追求

マジでスリム! カシオ「PX-S1000」は机にスッキリ置きやすい88鍵電子ピアノ

カシオから、机の上などにスッキリ置きやすいスリムな電子ピアノ「Privia(プリヴィア) PX-S1000」(以下、PX-S1000)が登場した。フルサイズ88鍵で業界最小クラスの奥行きサイズながら、カシオの技術力を生かしてアコースティックな弾き心地を追求している。昔ピアノを習っていたような“カムバック組”の大人ユーザーに、ぜひ注目していただきたい1台だ。

ピアノの“サイズ”と“価格”をコンパクト化した「Privia」シリーズ

電子楽器の世界におけるカシオと言えば、手軽なポータブルキーボードやリーズナブルな電子ピアノでおなじみ。特に、電子ピアノの入門機として2003年に登場した「Privia」シリーズは、机の上に置けるコンパクトなサイズと、一般層にも手の届きやすい価格設定で大ヒットした。憧れのピアノを身近なものにするシリーズとして、ロングセラーを続けている。そんなPriviaの最新世代として登場したのが、今回のPX-S1000となる。

コンパクトで手軽な「Privia」の登場が、国内ピアノ市場を拡大した(カシオの発表資料より)

コンパクトで手軽な「Privia」が登場した2003年より、国内ピアノ市場が拡大している(カシオの発表資料より)

88鍵盤+スピーカー内蔵で、奥行232mmの薄型を実現!

PX-S1000の基本スペックを簡単に書き出すと、フルサイズの88鍵盤を搭載した卓上型の電子ピアノ(別売のスタンドも用意)。本体にスピーカーを内蔵し、単3アルカリ電池6本で駆動するので、AC電源が使えないシーンでも演奏できる。

その最大の特徴は、奥行232mmという薄型設計。カシオによれば、ハンマーアクション付きの88鍵盤を備え、スピーカーを内蔵する電子ピアノとしては、世界最小クラスとのこと。フルサイズながら家具や机の上に置きやすく、単体で音を鳴らすことができる手軽さが魅力だ。

ブラックモデルとホワイトモデルをラインアップし、ブラックは2019年2月15日、ホワイトは同4月より発売を開始する。価格はオープンだが、6万円前後での販売となる見込み

16cm×8cmの楕円形スピーカーユニットを左右に1基ずつ搭載し、8W+8Wの出力を確保

16cm×8cmの楕円形スピーカーユニットを左右に1基ずつ搭載し、8W+8Wの出力を確保

背面にはライン出力やステレオミニ入力、ペダル出力などを搭載する。ヘッドホン出力は本体フロント側に装備

背面にはライン出力やステレオミニ入力、ペダル出力などを搭載する。ヘッドホン出力は本体フロント側に装備

Priviaシリーズの現行モデル「PX-160」比で、奥行約20%、高さ約27%のスリム化に成功

Priviaシリーズの現行モデル「PX-160」比で、奥行約20%、高さ約27%のスリム化に成功

本体側面部を楔(くさび)形状にしているおかげで、スリムさがより際立つシルエットに

本体側面部を楔(くさび)形状にしているおかげで、スリムさがより際立つシルエットに

別売の専用スタンドを使ってスタイリッシュに設置できる

別売の専用スタンドを使っても、スタイリッシュに設置できる

ちなみに、標準で付属するのはダンパーペダルだが、3本ペダルもオプションで用意

ちなみに、標準で付属するのはダンパーペダルだが、3本ペダルもオプションで用意

スリムになっても、鍵盤のタッチ感やサウンドに妥協なし

ちなみに、本体がスリムになると、それ以外のスペックが下がっているのではないかと思う方もいるかもしれないが、そんなことはない。

電子ピアノの最重要スペックである鍵盤部には、PX-S1000のために新開発されたという「スマートスケーリングハンマーアクション鍵盤」を採用する。上述の通り、鍵盤はハンマーアクション付きで、タッチレスポンスを5種類から設定可能。1鍵ごとに異なる鍵盤のタッチ感まで追求し、グランドピアノのような弾き心地の再現を図った。

白鍵は象牙調、黒鍵は黒檀調になっていて、質感も高い

白鍵は象牙調、黒鍵は黒檀調になっていて、質感も高い

また、18種類の音色数を搭載するサウンドにも徹底的にこだわっている。カシオならではの演算技術を生かし、内蔵する「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」によって、発音から消音までの音の変化も再現。その高いデジタル制御技術で、力強いフォルテッシモから繊細なピアニッシモまで、幅広い演奏表現に対応するのもポイントだ。

さらに、アコースティックピアノを弾いたときに、そのボディから発生するダンパーレゾナンスやストリングレゾナンスなどの「弦共鳴」、ダンパーノイズなどの「機構音」なども再現しており、まさに“アコースティックな響き”に近づけている。

「ホールシミュレーター」により、さまざまな演奏ホールでの響きを再現するサウンドモードも

「ホールシミュレーター」により、さまざまな演奏ホールでの響きを再現するサウンドモードも

そのサウンドの実力は、ぜひ以下の動画をご覧いただきたい。ピアニストのWataru Satoさんと加藤亜祐美さんによる演奏だ。

アプリ&タッチパネル操作対応のシンプルなインターフェイス

PX-S1000は、インテリア性のあるデザインも特徴だ。電源ボタンとボリュームノブだけを備えるシンプルなインターフェイスで、音色の切り替えなどはタッチパネルと専用操作アプリで行う仕組みになっている。必要最低限の物理インターフェイスに割り切ることで、リビングなどの生活空間に置いても違和感がないサイズとスマートさを実現した。

フラットな操作パネルに、LED点灯するグラフィカルなタッチセンサーを搭載

フラットな操作パネルに、LED点灯するグラフィカルなタッチセンサーを搭載

視認性の高い専用アプリ「Chordana Play for Piano」で、音色切り替えやサウンドモード調整などの操作がスマートに行える

スマホ/タブレットなどの操作デバイスは、USB接続して譜面台に設置すると収まりがよい

スマホ/タブレットなどの操作デバイスは、USB接続して譜面台に設置すると収まりがよい

Bluetooth連携機能で、スピーカーにもなる

本体にはBluetoothを搭載しており、スマートフォンなどとワイヤレス連携させることができる。スマホ内の楽曲を、PX-S1000の内蔵スピーカーで鳴らすことができ、それにあわせて一緒に演奏するといった使い方が可能。さらに、「サウンドモード」も搭載しており、スピーカー再生中のサウンドにバーチャルサラウンド効果をかけられるのも、今までにないポイントだ。

Bluetoothスピーカーとして使うこともできるし、スマホの音楽とあわせて演奏を楽しむこともできる

Bluetoothスピーカーとして使うこともできるし、スマホの音楽とあわせて演奏を楽しむこともできる

カムバック組の大人ユーザーに最適な電子ピアノ

電子ピアノやキーボードというと、子どもの自宅レッスン用というイメージがある。しかしPX-S1000は、どちらかというと“昔ピアノを習っていた大人ユーザー”に注目していただきたい製品だ。

ピアノ歴がある人の中には、社会人になって生活に余裕が生まれ、「久しぶりにピアノを弾きたい」と思う方も多いだろう。だが、ピアノの“サイズ”がネックとなって、なかなか自宅に演奏環境を作れない人も多いのではないだろうか。

そこそこピアノを弾いた経験があると、鍵盤数は88鍵でないと物足りない。かといって一般家庭ではフルサイズのピアノを置くスペースを確保するのも難しいのが現実。筆者もそんなカムバック組のひとりだが、88鍵のフルサイズながら設置がしやすいサイズのPX-S1000は、かなり魅力的な1台に思えた。

豊富な音色・リズム機能が付いた上位モデル「PX-S3000」も

ちなみに製品ラインアップとしては、PX-S1000をベースに、さらに豊富な機能が付いた上位モデル「PX-S3000」も発表されている。

鍵盤などの基本スペックはPX-S1000と同一だが、こちらは700の音色と200のリズムを内蔵し、ピッチベンドホイールやコントローラーノブも装備。オーディオの録音/再生機能にも対応する高性能モデルだ。多彩な機能を楽しみたい方は、こちらもぜひ注目されたい。

上位モデルの「PX-S3000」

演奏だけでなく、録音/再生などより高性能に楽しめる上位モデル「PX-S3000」

こちらは、タッチパネルの隣に液晶画面を搭載。ピッチベンドホイールとコントローラーノブも備えている

こちらは、タッチパネルの隣に液晶画面を搭載。ピッチベンドホイールとコントローラーノブも備えている

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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