いいモノ調査隊
「シャア専用」に負けず劣らず!

ガンダムだけじゃない! “アムロ・レイ専用機”をガンプラで振り返る

ガンダムの世界において、専用機といえばシャア専用の機体が有名ですが、実は、「機動戦士ガンダム」の主人公でもある、アムロ・レイ専用機ともいうべき機体もいくつか種類があるのをご存じでしょうか? あれ、アムロってガンダムだけじゃないの? とお思いかもしれませんが、劇中はもちろん、設定上でもさまざまな機体に搭乗しているのですよ。そこで今回は、アムロ・レイ専用機を手持ちのガンプラで振り返る企画をご用意しました。

アムロといえばガンダム。でも実はさまざまな機体に搭乗しているのです

アムロといえばガンダム。でも実はさまざまな機体に搭乗しているのです

すべてはここから
RX-78-2 ガンダム

アムロ・レイ専用機といえば真っ先にこのRX-78-2 ガンダムが浮かびますよね。テレビアニメでも初回から搭乗し、以降アムロ・レイ専用機として活躍します。ガンプラもこのファーストガンダムを軸に商品展開をしておりまして、現在発売されているガンプラのフォーマットであるHG、MG、PG、RGシリーズすべてでファーストガンダムが製品化されています。まさにガンプラの基礎となる製品ですね。ではラインアップを見ていきましょう。

HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム

1980年に発売された「1/144」のガンダムのガンプラから35年。2015年にHGUCのフォーマットで「リバイブ」されたガンダムです。2001年に一度発売されたHGUC版と同等数のパーツ数ながら、可動領域は1.5倍以上になり、3枚のランナーで誰でも簡単にグリグリ動くガンダムが作れるということで人気の製品。量販店なら700円台で買えるのも魅力です。

簡単組み立てで劇中の動きを再現できるのがすごいです

簡単組み立てで劇中の動きを再現できるのがすごいです

MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0

1/100スケールのMGではすでに3代目となったガンダム。コア・ファイターの変形合体ギミックを持たせながらプロポーションも両立したキットです。本体色のホワイトに2色の色分けがなされていたり、金属感をアップさせるデカールが付属していたりするなど、ハイディテールな製品。筆者的にはかなりオススメなのですが、デカール数が多く、ちょっとゴチャゴチャした見た目になる感じはありますね。RG版はこれの1/144スケールといった感じです。

多めのデカールで今までにないガンダムの存在感があります。可動も秀逸

多めのデカールで今までにないガンダムの存在感があります。可動も秀逸

メガサイズモデル 1/48 RX-78-2 ガンダム

以前、いいモノ調査隊でも紹介しましたが、なんと1/48というガンプラ史上最大のスケールの製品で、全長はなんと375mm。圧倒的な存在感ですが、しっかり可動もし、ガンダムらしいポージングもとれるのでディスプレイには最高のガンプラだと思いますよ。

このサイズでガンダムらしいポージングがとれるのがすごいんです

このサイズでガンダムらしいポージングがとれるのがすごいんです

コラム:一年戦争でアムロが搭乗した機体

さて、アムロ・レイ専用機というわけではないのですが、初代ガンダムの劇中で、アムロがガンキャノンとガンタンクに搭乗したことがあるのをご存じですか? テレビ版では第16話「セイラ出撃」にて、セイラさんがガンダムで出撃したのをサポートするため、アムロが一時的にガンキャノンに搭乗して出撃します。これなかなかいい戦い方でしたよね。さらに第17話「アムロ脱走」では、命令を無視してガンダムではなくガンタンクに搭乗したアムロが見られます。
またテレビ版とは設定が異なる小説版「機動戦士ガンダム」において、マグネット・コーティングを施され、グレー1色の色合いとなったG-3ガンダムという機体にアムロが搭乗します。しかもその後、撃墜されてアムロ死亡になったりするのですが……。これらの機体ももちろんガンプラで販売されています。ほか、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では肩口にキャノン砲がついたガンダムに搭乗しています。

【一年戦争時にアムロが搭乗したモビルスーツ】
・RX-78-2 ガンダム
・ガンキャノン
・ガンタンク
・G-3ガンダム(小説版「機動戦士ガンダム」)
・ガンダム(「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」版)

アムロ=ガンダムの概念をぶち壊した機体
MSK-008 ディジェ

時は流れて一年戦争から7年後、TVアニメ「機動戦士Zガンダム」の世界でもアムロ・レイ専用機が登場します。おそらく、ぱっと見て「え? これアムロの機体?」と驚かれること間違いなし! その名もディジェ。設定ではリック・ディアスという機体をベースに設計されたモビルスーツで、第35話「キリマンジャロの嵐」でシャア、カミーユを助けるためにディジェが登場します。ガンダムとはおよそほど遠いデザインは、ジオン軍のモビルスーツをほうふつとさせます。そんなディジェが、2018年12月にHGUCとして発売されました。最新技術のガンプラでディジェを堪能できる日が来るとは! ほか、ディジェはRE 1/100シリーズでも発売されています。
ディジェは最新作「機動戦士ガンダムNT」でもグレーの機体が登場します。

HGUC 1/144ディジェ

グリーンのカラーにどっしりとしたデザイン。背中の独特のフィンのデザインもディジェならでは。劇中ではこれにアムロが搭乗し、カミーユのZガンダム、シャアの百式とともに戦います。
キットは最新技術を駆使したガンプラになっており、可動の優秀さはもちろん、組みやすく、ポージングも決まってとてもよくできています。

グリーンのカラーがアムロらしくないですよね。ジオン軍MSみたいな印象です

グリーンのカラーがアムロらしくないですよね。ジオン軍MSみたいな印象です

可動領域が広く、さまざまなポージングが可能

可動領域が広く、さまざまなポージングが可能

「機動戦士Zガンダム」では、アムロはほかにもリック・ディアスに一時的に搭乗しています。再び戦いに身を投ずることになったアムロの決意ともとれるシーンが印象的でした。ただその前は、ガンダムMk-IIにカミーユを乗せて自分が乗れないということに、ちょっといじけていたシーンもありましたよね。
テレビアニメ版「機動戦士ガンダムZZ」にアムロは登場しませんが、小説版ではシュツルム・ディアスというモビルスーツに搭乗し活躍するシーンが描かれています。
その後劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に続く過程で、いくつかのモビルスーツにアムロが搭乗したという設定があるようです。

【グリプス戦役〜第一次ネオジオン抗争時代にアムロが搭乗したモビルスーツ】
・リック・ディアス
・ディジェ
・シュツルム・ディアス(小説版「機動戦士ガンダムZZ」)
・ΖプラスA1型 (ガンダムセンチネル設定)
・Ζガンダム3号機 (全天周映画「ガンダム新体験 -0087- グリーンダイバーズ」 ※搭乗者がアムロだと明言はされていません)
・Ζガンダム3号機A型 ホワイト・ゼータ(OVA「GUNDAM EVOLVE../9」 ※同上)

ガンダムもどきと言われながら……
RGZ-91 リ・ガズィ

劇場版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」にてアムロが最初に搭乗するモビルスーツです。Zガンダムから変型機構を排除したいわば量産機のようですが、劇中で見られるのはこの1機だけ。しかも劇中ではギュネイに「ガンダムもどき」などと散々罵られているのが不遇ですな。劇中後半ではアムロに代わりケーラ、チェーンが搭乗しています。キットはHGUC、MG版が発売されていますが、かなり古く、再生産もあまりないので市場には定価で出回っていることが少ないです。

このリ・ガズィに乗る前に、「ジェダ」というジェガンもどきのMSにアムロが乗ったことがある、という資料があるのですが、ガンプラ展開はありません。小説「機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー」に登場します。

アムロ最後の機体は人気No.1モビルスーツ
RX-93 νガンダム

「逆襲のシャア」でアムロ専用機となるガンダムです。ようやくアムロにガンダムが戻ってきました。アムロ初となるファンネル搭載型モビルスーツで、アンシンメトリーの形状が当時斬新でした。2018年にNHKで行われたガンダム総選挙のモビルスーツ部門で堂々の1位を獲得した人気のモビルスーツです。キットはHGUC版、MG版、MG Ver.Ka版などが発売されており、いずれも秀逸な出来。今回はHGUC版とMG Ver.Ka版をご紹介しましょう。またキットではνガンダムをフルアーマー化した「νガンダム HWS」もHGUC版で発売されてます(2019年2月再生産)。

HGUC 1/144 RX-93 ニューガンダム

1/144スケールながら、この時代の大型モビルスーツに合わせてボリューム感もある秀逸なキットです。

6基のフィン・ファンネルはそれぞれ独立可動します

6基のフィン・ファンネルはそれぞれ独立可動します

可動も秀逸。安定したポージングがとれるのもオススメですね

可動も秀逸。安定したポージングがとれるのもオススメですね

MG 1/100 νガンダム Ver.Ka

以前、いいモノ調査隊でも紹介しましたが、発売から7年がたってもいまだに神キットとして根強い人気を誇るガンプラです。独自の解釈で搭載されたサイコフレームの露出ギミックや、マーキングデカールのスタイリッシュさもνガンダム好きにはたまりません。

サイコフレーム露出ギミックはこのVer.Ka版ならでは

サイコフレーム露出ギミックはこのVer.Ka版ならでは

スタイリッシュなプロポーションとマーキングデカールの格好よさも目立ちます

スタイリッシュなプロポーションとマーキングデカールの格好よさも目立ちます

出典は小説版ながら根強い人気
RX-93-ν2 Hi-νガンダム

νガンダムのバリエーションの1つで、小説版「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」に登場するアムロ専用機。オリジナルのνガンダムとはファンネルの位置やカラーリングが異なります。キットはHGUC版、MG Ver.Ka版が発売されており、こちらもνガンダムに負けず劣らず秀逸なガンプラです。

HGUC 1/144Hi-νガンダム

さきほどご紹介したHGUC νガンダムをベースにしており、パーツ構成や組み方もほぼ同じ。大きく異なるのはバックパックとフィン・ファンネル周りです。可動するフィン・ファンネルは2基のみ。またビーム・ライフルやニュー・ハイパー・バズーカは設定色と異なるので塗装が必要になります。

フィン・ファンネルの位置がνガンダムとは大きく異なります

フィン・ファンネルの位置がνガンダムとは大きく異なります

カラーリングも白とブルー(パープル)を基調としたデザインに

カラーリングも白とブルー(パープル)を基調としたデザインに

νガンダムと並べて。どちらも格好いいですが、個人的にはやはりνガンダムが好きですね

νガンダムと並べて。どちらも格好いいですが、個人的にはやはりνガンダムが好きですね

想像以上に多くのモビルスーツに搭乗していたアムロ

いかがでしたか? 実はアムロもシャアに負けず劣らずいろいろな機体に搭乗していることがわかりますよね。設定や小説にのみ登場するモビルスーツを合わせると、本記事では網羅しきれないほどいろんな機体を操ってきたみたいです。特にディジェのスタイリングは当時度肝を抜かれました。アムロがどんな思いでディジェのコックピットから、Zガンダムに搭乗したカミーユを見ていたのか心中お察しいたします。個人的にはお金と余裕があるならMG Ver.Ka版のνガンダムをぜひ一度組み立ててほしいと願いますが、HGUC版のνガンダム、Hi-νガンダムもとても出来がいいので、試してほしい次第です。あとはメガサイズのガンダムの迫力を感じながら飾ってほしいですね。

手持ちのアムロ・レイ専用機大集合です

手持ちのアムロ・レイ専用機大集合です

※編集部注:2019/2/18 18:35 記事の一部を加筆・修正しました。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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