ガンプラ組み立てレビュー
老眼の筆者でも組み立てやすい!?

史上最大級! 巨大ガンプラ「1/48 ユニコーンガンダム」の完成度が高い!

毎月のようにガンプラを紹介させていただいておりますが、最近1/144スケールのHGシリーズやRGシリーズを作るのがちょっとしんどくなってきました。そう、老眼です。初代ガンダム好きな皆さまもこれには悩まされているのではないでしょうか? 何かのCMではないですが、取扱説明書の文字もガンプラのパーツも「小さい!!」と叫んでしまいそうになることも。そこで今回はどうせならめちゃくちゃ大きなガンプラを作ろうと思い立ちました。

1/48スケール。メガサイズモデルシリーズのユニコーンガンダム(デストロイモード)です

1/48スケール。メガサイズモデルシリーズのユニコーンガンダム(デストロイモード)です

ガンプラにはいくつかのスケールがあるのをご存じですよね。

・1/144スケール
標準的なガンプラ。HG(ハイグレード)シリーズやRG(リアルグレード)シリーズなど。価格も1,000円台から始まり、手頃で種類も豊富。手軽に組み立てられて、完成すると通常のもので全長13cm程度になります。

・1/100スケール
少し大きめのガンプラ。価格は3,000円前後からになりますが、HGシリーズに比べて内部構造があったり、ディテールも細かくなったりと完成度も高いです。MG(マスターグレード)シリーズが主ですが、最近は内部構造などを簡略化したRE/100(リボーンワンハンドレッド)シリーズも登場。完成すると全長約18cm〜になります。

・1/60スケール
大型のガンプラ。かつての旧キットではこれが最大のサイズでしたが、現在はPG(パーフェクトグレード)シリーズが主となり、価格も2万円〜と高価なガンプラになりました。その分最もハイディテールなモデルで、LEDなどを組み込んだキットも多くあります。完成すると全長約30cm〜になります。

・1/48スケール
現在発売されているガンプラの中では最大のスケールのメガサイズモデルシリーズ。種類は少なく、価格も1万円台と高価なのですが、パーツが大きく簡単に大きなスケールのガンプラを組み立てられます。完成する全長と約40cm〜になります。

今回は最大スケールのメガサイズモデル1/48から、ユニコーンガンダム(デストロイモード)を作ることにしました。

メガサイズユニコーンガンダムの箱の上にHGUCのガンキャノンの箱を重ねてみました。箱だけでもこれだけ大きさが異なります

2017年夏に発売された本品はメーカー希望小売価格10,800円なのですが、最近では量販店などで7,000円前後で購入できることもあり、ちょっとお得になっています。筆者は通販で購入したのですが、巨大な段ボールが自宅に届きました。家族の目が気になる方はご注意ください。


巨大ガンプラはパーツも巨大!

さっそく開封です。成形品のランナー数は24枚。同スケールのガンダムを組み立てたときは21枚でした

さっそく開封です。成形品のランナー数は24枚。同スケールのガンダムを組み立てたときは21枚でした

デストロイモードといえば、サイコフレームの発色。クリアレッドの鮮やかなパーツが付属します

デストロイモードといえば、サイコフレームの発色。クリアレッドの鮮やかなパーツが付属します

ボディはホワイト。頭部のアンテナやカメラアイは色分けパーツになっています

ボディはホワイト。頭部のアンテナやカメラアイは色分けパーツになっています

関節部分はグレー。足先はブルーの配色

関節部分はグレー。足先はブルーの配色

巨大なポリキャップで関節をサポートします。デカールはカメラアイなどのシール式のものと、水転写式のもの2種類が付属

ランナー数は24枚とMG並みにあるのですが、1つひとつのパーツが大きく、とてもわかりやすいです。そしてパーツを見て、改めてその大きさに驚かされます。

巨大なシールドと「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」を比較。もうこれだけでいかに大きいかがわかりますよね

巨大なシールドと「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」を比較。もうこれだけでいかに大きいかがわかりますよね

さらにビーム・ライフルとも比較。ライフル単体で1/144ガンダムより巨大

さらにビーム・ライフルとも比較。ライフル単体で1/144ガンダムより巨大

またランナーを切り離す際は、通常ニッパーなどを使うのですが、パーツセパレータと一体化したパーツ切り離し部品も付属しており、これだけでパーツの切り離しができるようにもなっています。

パーツ切り離し機能も備えたパーツセパレータ。先の細い部分をパーツとランナー部に差し込み、ひねるような動作で切り離します。下部の広い部分を合体したパーツ間に差し込むことで、間違って合体してしまったパーツ同士を取り外すこともできます


組み立てやすさはダントツ

では組み立てていきましょう。通常ガンプラは、HG(ハイグレード)からPG(パーフェクトグレード)にかけてスケールが大きくなるほどに完成度が高く、また作り方も難しくなっていくのですが、この1/48メガサイズはその逆。パーツが大きくて、とても組みやすく、むしろ初心者にすすめたいくらい簡単になっています。以前、メガサイズモデルのガンダムを紹介したときにも触れたのですが、ある関節部分のパーツなどは、ランナーごと組み合わせて、その後でランナーから切り離すという、ほかのガンプラにはない作り方も採用されています。

ランナーのままパーツを組み合わせ、合体させたらその後ランナーから切り離すというお手軽な作り方をする部分も

ユニコーンガンダム(デストロイモード)といえば、フレームから露出したクリアレッドのサイコフレームが印象的でHG、RG、MG、PGとすべてのシリーズで発売されている人気の機体です。ただどのシリーズでも組み立ての難易度が高く、特にサイコフレームを露出させている部分は本体フレームの白いパーツが小さくてすぐに取れることも多いです。いずれかのシリーズを組み立てた経験のある方なら”あるある”だと思うんですよね。でもこのメガサイズモデルはそのストレスから解放され、実に快適に組み立てられます。筆者はPGを除く全シリーズのユニコーンガンダムを作ったことがありますが、このメガサイズがダントツで作りやすく、パーツのポロリもありませんでした。

まずは足首から組み立てます。色分けもできており、少ないパーツでこの完成度

まずは足首から組み立てます。色分けもできており、少ないパーツでこの完成度

先ほども登場した1/144スケールのガンダムと並べて。足首だけですでにこの大きさです

先ほども登場した1/144スケールのガンダムと並べて。足首だけですでにこの大きさです

膝から下部分も完成。すでに1/144ガンダムよりでかいです。膝部分の複雑な露出部分も簡単に組み立てられました

脚完成です。脚だけですでに20cmオーバー。大きいながらしっかりと可動もします

脚完成です。脚だけですでに20cmオーバー。大きいながらしっかりと可動もします

顔部分です。額やカメラアイはクリアパーツ。その上からデカールを貼るようになっています

顔部分です。額やカメラアイはクリアパーツ。その上からデカールを貼るようになっています

基本的に白い本体フレームに赤いサイコフレームパーツをはめ込んでいくというスタイルで組み上げていきます。関節部分のパーツはポリキャップを使用。ポリキャップに入れ込む凸パーツも大きくしっかりはめ込めるので、作っている最中に関節ごと抜けるようなことはありませんでした。


完成! 圧倒的な大きさと存在感

そしてユニコーンガンダム完成です。さてどれくらい大きいか見ていきましょう

そしてユニコーンガンダム完成です。さてどれくらい大きいか見ていきましょう

完成サイズはなんと全長45.2cm!! メガサイズのガンダムが37.5cmだったので、それよりもひと回り大きな巨大ガンプラの完成です。まずはほかのガンプラと大きさを比較してみました。

左が1/144サイズのRGユニコーンガンダムです

左が1/144サイズのRGユニコーンガンダムです

ほかのスケールとも並べてみました。左手前から「1/144 RGユニコーンガンダム」、「1/100 MGエクシア」、右奥が「1/60PGエクシア」。全高30cm超えのPGエクシアですら小さく見えます

全高37.5cmのメガサイズのガンダムと並べてもこの大きさ。右は牛乳パックとの比較です。これでスケール感がわかっていただけましたでしょうか?

デスクに飾るとその存在感は圧倒的です!

デスクに飾るとその存在感は圧倒的です!


プロポーションとディテールが見事

完成すると改めてその大きさに驚きます。かつて昭和世代にジャンボマシンダーとかで遊んだことのある方なら、この大きさの魅力をわかっていただけるはず。そして大きいがゆえにディテールもしっかりしており、プロポーションのよさとユニコーンガンダムならではのボリューム感を堪能できますよ。

ぐるっと見ていきましょう。正面、サイド、バックショットです。巨大サイズながらしっかりとハイディテールな作り込みで、完成度がとても高いユニコーンガンダムだと思います

背中のバックパックもかなり精密にできていますよね。ビーム・サーベル収納部分は可動します

背中のバックパックもかなり精密にできていますよね。ビーム・サーベル収納部分は可動します

頭部や胸部の造形もかなりハイディテール。肩部分はシェーディングモールドと呼ばれる、スジ彫りがなされています

脚周りのディテールもかなり美しいです。特に膝周りのサイコフレームは大きく目立ちます

脚周りのディテールもかなり美しいです。特に膝周りのサイコフレームは大きく目立ちます

腕部分の可動も良好。関節から抜け落ちることはありませんでした

腕部分の可動も良好。関節から抜け落ちることはありませんでした

武装はビーム・マグナムとシールド、そしてビーム・サーベルです。ビーム・マグナムは専用の持ち手パーツがついており、しっかりと保持できます。また両手持ちができるように左手の替えパーツも付属。これはメガサイズのガンダムにはなかった要素なのでうれしいです。ただ長時間持たせておくと、重さで腕が下がってきてしまいました。ビーム・サーベルの刃は肘部分に仕込んだパーツに接続でき、劇中のビーム・トンファーのように装備することも可能です。

ビームマグナムとシールドを装備した状態です。さらに迫力が増しますよ

ビーム・マグナムとシールドを装備した状態です。さらに迫力が増しますよ

ビーム・マグナムを構えての射撃体勢もきっちりとれます。両手持ちもできますが、長時間持たせておくと腕が下がってきてしまいました

ビーム・トンファー装備が可能。動きのあるポージングができます

ビーム・トンファー装備が可能。動きのあるポージングができます

いかがですか? このスケール感。最初は脚が長すぎて、自立ポーズさせるのが大変そうかなと心配していましたが、しっかりと着地し安定感もあったのでポージングも自在でした。大きなガンプラを作りたい!という人には価格面も含めて迷わずすすめられますね。


GWに“巨大ガンプラ作り”なんていかが?

ほかにも大きなガンプラは多々あります。元の機体自体のサイズが大きければ1/144スケールでもなかなかのサイズ感が楽しめますので、たとえば以下の2キットはいいですよ。

・HG 1/144 RX-78GP03 ガンダムGP03デンドロビウム
「ガンダム試作3号機」と合体する巨大アーマーパーツ「デンドロビウム」を1/144で再現したガンプラで、全長なんと1m!


・HGUC 1/144 ネオ・ジオング
「シナンジュ」と合体する巨大モビルアーマー。これまた全高86cmと高さではガンプラ史上最大のスケール。お値段も3万円超え!

上記のようなHGスケールでも巨大なガンプラ作りを楽しめます。「逆襲のシャア」、「ガンダムUC」に登場するモビルスーツは初代ガンダム時代に比べてサイズが大きくなっているので、「νガンダム」や「サザビー」、「クシャトリヤ」などは1/144スケールでも巨大感を楽しめますよ。
また、1/100のMGでもギミックのついた大きなガンプラが多数あります。過去に紹介させていただいた「サイコザク」「ディープストライカー」などはその例ですね。

とにかく存在感とスタイルが格好いいユニコーンガンダムでした

とにかく存在感とスタイルが格好いいユニコーンガンダムでした

巨大なガンプラの楽しさが少しでも伝わっていればうれしいです。記事ではパチ組みでの紹介でしたが、スケールが大きいと、塗装など改造の楽しみもひとしお。このゴールデンウィークは時間をたっぷり使えるチャンスですし、ガンプラ作りにいそしみませんか?

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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