「G-SHOCK」今月の衝撃!!!
エイジド加工で使い古したような質感を表現

「G-SHOCK」ビンテージ感のあるフルメタルスクエアモデル誕生! ギア感獲得で大満足

2019年6月に発売されたG-SHOCK「GMW-B5000V-1JR」

2019年6月に発売されたG-SHOCK「GMW-B5000V-1JR」

カシオのG-SHOCKから、エイジド加工を施した「GMW-B5000V-1JR」が発売された。ブランドのオリジンであるスクエアデザインをフルメタル化した「GMW-B5000」シリーズの新作で、経年変化したような味わい深い質感を生み出している。

フルメタルシリーズはG-SHOCKの新たな看板に!

まずは「GMW-B5000」について、おさらいをしておきたい。
「GMW-B5000」はG-SHOCK35周年を記念して2018年4月に発売されたモデル。初号機のスクエアデザインをベースにフルメタル化した点が特徴だ。

きっかけは、2015年に金無垢(18K)のスクエアケースをコンセプトモデルとして発表したこと。あくまで1点のみの企画モノだったが、大きな反響を獲得し、製品化を切望する声が上がった。また、金無垢モデルのためだけに、ファインレジン製緩衝パーツをケース内に挟み込む耐衝撃構造を新開発していたことや、35周年を目前にしていたこともあって、金無垢ではなくステンレススチールを使ったレギュラーモデルの製品化が決定されたのだ(なお、金無垢モデルも製品化され、2019年に35本限定として生産が進められている)。

右が2015年に発表された金無垢のコンセプトモデル。左は2019年5月に受注生産の予約が行われた金無垢限定モデル

果たして、2018年にお披露目されたフルメタルスクエアモデルは爆発的な人気を呼び、発売後しばらくは入荷待ちの状態が続くほどに。そして約1年のうちに樹脂素材のバンドを合わせたモデルやカラバリも拡充し、人気シリーズとしての地位を急速に確立している。

GMW-B5000の構造

「GMW-B5000」の構造

味わい深い表情に男心がくすぐられる!

新たなラインアップに加わった「GMW-B5000V-1JR」は、表面に施されたエイジド加工が魅力だ。

味わい深い質感をエイジド加工によって表現した

味わい深い質感をエイジド加工によって表現した

エイジド加工とは、ケース表面にブラックIP処理(イオン化させた金属をパーツ表面にコーティングする処理で、耐摩耗性にすぐれ、サビにも強い)を施したあと、同社独自の技術を用いて、その表面の一部をあえてはがしたもの。長年使い込んだようなリアル感を追求している。

エッジの部分ほど、ブラックIPがエイジドされてリアルな使用感を表現

エッジの部分ほど、ブラックIPがエイジドされてリアルな使用感を表現

ベゼル周りやケースの凹凸部分に注目すると、加工の特性がよくわかる。外側に露出した鋭角な部位ほど大きくはげているいっぽう、奥まった細部はブラックIP本来のつややかな質感が残っている。フラットな部分も不均一にはげており、使い込んだオイルライターやバイクのような雰囲気を醸し出している。

部位ごとのエイジドの違いが質感を高めている

部位ごとのエイジドの違いが質感を高めている

バンドやバックルにも同じエイジド加工を実施。開発を手がけたカシオ計算機の開発本部時計企画統轄部商品企画部の泉潤一氏いわく、「本モデルは、ひとつひとつ微妙に異なる外観に仕上がるため、モデルを構成しているバンドやベゼルの組み合わせを選定するのにひと手間かかります」とのこと。当然、エイジド具合は一定範囲に収まってはいるものの、個々のパーツが描き出す表情はすべて1点モノと言える。その点も、所有欲を満たしてくれるポイントだ。

バンドにもエイジド加工を採用

バンドにもエイジド加工を採用

ワンプッシュで開く「三つ折れ式中留」

ワンプッシュで開く「三つ折れ式中留」

レンガブロックを積んだような文字板デザインや凸部のないベゼルは、「5000」や「5600」の新作ではあまり見られなくなったディテールだが、これはオリジナルを踏襲したものだ。

初号機を彷彿とさせるフェイスデザイン

初号機を彷彿とさせるフェイスデザイン

下記のG-SHOCK初号機と比較してみると、文字板の機能表示は異なるものの、そのほか多くの部分が共通していることがわかる。

G-SHOCKの生みの親、伊部菊雄氏が所有する初号機

G-SHOCKの生みの親、伊部菊雄氏が所有する初号機

また本モデルは、エイジド加工されたメタルにマッチする反転液晶を採用。斜めの角度からでも時刻表示が判読しやすい「STN液晶」が使われている。

斜めからでも影ができにくく、視認性が高い

斜めからでも影ができにくく、視認性が高い

裏ブタは「5600」がねじ留め式であるいっぽう、この「5000」はスクリューバックを採用。それも耐摩耗性を強化するDLC(ダイヤモンドライクカーボン)処理が施されており、耐摩耗性にすぐれるうえに装着感も良好だ。

DLC処理されたスクリューバック

DLC処理されたスクリューバック

スマホ連携で実用性にもすぐれている!

スマートフォンと連携すれば多彩な機能の操作が可能に

スマートフォンと連携すれば多彩な機能の操作が可能に

シリーズ共通の機能として、「スマートフォンリンク」も搭載している。専用アプリ「G-SHOCK Connected」を活用し、スマホとBluetoothで連携可能。タフソーラーを搭載しているため、基本的にスマホ連携による電池消費を気にする必要はない。

接続すると、画面に「CNCT(CONNECT)」の文字が現れる

接続すると、画面に「CNCT(CONNECT)」の文字が現れる

ワールドタイムやアラーム、タイマーなどの設定は時計本体でも可能だが、大きな画面でタッチ操作できるスマホを使ったほうが容易だ。旅行などで訪れた場所や日時を記録できる「タイム&プレース」機能も備えている。

左から「ワールドタイム」「タイム&プレース」「ユーティリティ(アラーム/タイマー/リマインダー)」

左から「ワールドタイム」「タイム&プレース」「ユーティリティ(アラーム/タイマー/リマインダー)」

このほか、「マルチバンド6」対応で世界6局の標準電波も受信できるうえ、電波範囲外であればスマホとの連携を介して、正しい時刻へと修正できる機能も実用的だ。

【まとめ】これまでにない表現が物欲を大いにそそる!

エイジド加工は、2015年7月発売のMT-G「MTG-S1000V-1AJF」とスカイコックピット「GPW-1000V-1AJF」が初出だ。当時からリアルな質感に定評があり、その表現力は本作でも遺憾なく発揮されている。むしろ経験を重ねたことで、味わい深さはさらに増しているように感じた。

「GMW-B5000」シリーズはいかにもG-SHOCKなスクエアデザインであり、巷でも話題を呼んだことから、興味を持っている人も多いと思う。ただこれまでは、樹脂バンドモデルを除くと、シルバー/ブラック/ゴールドという想定内のカラーバリエーションに留まっていた。その点、本機は、エイジド加工が与えるインパクトが大きく、「使い古した道具」を連想させる質感は、G-SHOCKのコンセプトである「タフネス」と好相性だ。エイジド加工自体珍しく、人とは違うG-SHOCKを持ちたいという希望にも応えてくれる。

G-SHOCK「GMW-B5000V-1JR」。公式サイト価格は118,800‬円(税込)

G-SHOCK「GMW-B5000V-1JR」。公式サイト価格は118,800‬円(税込)

【SPEC】
「GMW-B5000V-1JR」
●ガラス:無機ガラス
●防水性:20気圧防水
●ケース・ベゼル材質: ステンレススチール
●バンド材質:メタル
●そのほかの機能:耐衝撃構造/スクリューバック/ブラックIP/ワンプッシュ三つ折れ式中留/タフソーラー/電波受信機能/モバイルリンク機能/ワールドタイム5本:世界39都市+UTCの時刻表示、ホームタイムの時刻入替機能付き/ストップウォッチ/タイマー/時刻アラーム5本・時報/バッテリー充電警告機能/パワーセービング機能/フルオートカレンダー/12/24時間制表示切替/操作音ON/OFF切替機能/日付表示/曜日表示/LEDバックライト
●ケースサイズ (H×W×D): 49.3(横)×43.2(縦)×13(厚さ)mm
●質量:167g

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
「価格.comマガジン」プレゼントマンデー
ページトップへ戻る