レビュー
新ヒートスティックはマールボロ1種とヒーツ2種で、全部メンソール!

「アイコス」の「トロピカル・メンソール」「フロスト・グリーン」「クール・ジェイド」を吸ってみた

加熱式タバコの中でもっとも喫味が強いことから、紙巻きタバコからのスイッチ組に人気の高いフィリップ・モリス・ジャパンの「IQOS(アイコス)」。その専用スティックであるヒートスティックに、新フレーバーが3種追加された。すべて日本で人気の高いメンソール系だ。

「マールボロ・ヒートスティック・トロピカル・メンソール」(以下、トロピカル・メンソール)は2019年8月19日から全国発売予定で、価格は500円(税込)。「ヒーツ・フロスト・グリーン」(以下、フロスト・グリーン)、「ヒーツ・クール・ジェイド」(以下、クール・ジェイド)は、アイコスストア、アイコスショップ、アイコスコーナーなどで販売中。価格は470円(税込)となっている。

左から、「トロピカル・メンソール」「フロスト・グリーン」「クール・ジェイド」

左から、「トロピカル・メンソール」「フロスト・グリーン」「クール・ジェイド」

新フレーバーはマールボロ1種とヒーツ2種で、全部メンソール!

マールボロのヒートスティックは、アイコス誕生とともに登場し、今回の「トロピカル・メンソール」追加で、現行フレーバーは8種類となる(地域限定フレーバーを除く)。

いっぽう、ヒーツは2019年2月に全国発売になった新顔だ。アイコスのために作られたブランドで、加熱式タバコ特有のクセのあるニオイが少なめで、価格も30円ほど抑えられているのが特徴だ。今回は「メンソール製品を拡充してほしい」との声から、「フロスト・グリーン」と「クール・ジェイド」の2種類のメンソールが追加となり、ヒーツは現行6種類となった。

もちろんアイコスならば、どの機種でもおいしく味わえる

もちろんアイコスならば、どの機種でもおいしく味わえる

「トロピカル・メンソール」はメンソールとフレーバーのバランス感が絶妙

日本国民は、世界でもまれに見るメンソール好きな国民だという。その中でも最近注目度を高めているのが、すでに「マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール」などで成功を収めている「フレーバーメンソール」という、香料を追加したタイプだ。「パープル・メンソール」はベリー系の風味だったが、今度の「トロピカル・メンソール」は南国風味が特徴となっている。

加熱前のスティックを嗅いでも、そんなに強いニオイはせず、メンソールタバコの香りだ。加熱後も喉奥まで刺激する清涼感が主役で、蒸気を吐き出した後に、ふわっとしたトロピカルカクテルのような後味がやってくる。

トロピカル風味を追加したフレーバーメンソール

トロピカル風味を追加したフレーバーメンソール

トロピカル感は強くない。あくまでアクセントという印象

トロピカル感は強くない。あくまでアクセントという印象

VAPEリキッドなどでは、トロピカルフレーバーはクセが強すぎるものも多い。紙巻きタバコも海外産のものなどはフレーバーが強すぎて、くどくて続けて吸うのが困難なものも少なくない。しかしこの「トロピカル・メンソール」はバランス感がちょうどよく、あくまでメンソールが主体で、トロピカルが華を添える構成だ。国産の紙巻きフレーバーメンソールタバコのニュアンスにもっとも近いだろう。したがって、紙巻きタバコのフレーバーメンソールが気に入っている人なら、好きになるのではないだろうか。

ほぼクセのない純粋メンソール「フロスト・グリーン」

マールボロより30円安いヒーツだが、筆者は加熱式タバコのために作られたそのクセのない味わい、ニオイの少なさはすぐれていると思う。ただ、既存のマールボロ・ヒートスティックユーザーには、「物足りない」と感じる人も少なくないようだ。とくにメンソール系は弱いという人が多い。

そんなメンソール好きユーザーの声に応えて、今回、2種類のメンソールが追加となった。まずは「フロスト・グリーン」から吸ってみたい。ヒーツの特徴だが、加熱前はほぼニオイはない。

同じグリーンで区別しにくいが、少し青みがかった濃いグリーンのほうが「フロスト・グリーン」

同じグリーンで区別しにくいが、少し青みがかった濃いグリーンのほうが「フロスト・グリーン」

ヒーツのメンソールは物足りないと感じていた人でも満足できそうだ

ヒーツのメンソールは物足りないと感じていた人でも満足できそうだ

加熱後も、加熱式タバコ特有のポップコーン臭は少ないままで、吸い込むと強めの清涼感が喉奥を直撃、その中心にかすかな酸味を感じるタバコ葉のおいしい味がする。直訳して「凍りついた緑」という名前ほどにはスースーしないが、メンソール刺激は強めだ。その後、たしかに草原の香りが穏やかにやってくる。

厳密に言えばこれもグリーン風味のフレーバーメンソールとなるのだろうが、ほぼクセはないので純粋メンソールに近く、非常に吸いやすい。このメンソール感なら、マールボロ・ヒートスティックが経済的にキツいと感じる人にとっても、有力な切り替え候補になると思う。

「クール・ジェイド」は神秘的な印象の大人なアロマ

直訳すると、「冷たい翡翠(ヒスイ)」。どんな味なのか想像がつかないが、気のせいか加熱前のスティックを嗅ぐと、高級感のある香りがする。

実際に吸ってみると、爽快なメンソールでありながら、どことなく神秘的な印象を受けた。メンソール自体は喉奥にクッとくる強めの清涼感だが、謎の香料がそこに彩りを加える。大人なアロマ感としか表現しようのない芳香だ。

色の薄いグリーンが「クール・ジェイド」なのだが、ほぼ同色に近い。店頭で間違えそう

色の薄いグリーンが「クール・ジェイド」なのだが、ほぼ同色に近い。店頭で間違えそう

こちらも“ヒーツのメンソールは弱い”という定説を覆す、しっかり強めのメンソール

こちらも“ヒーツのメンソールは弱い”という定説を覆す、しっかり強めのメンソール

喉奥をグッと刺激するタイプの、より日本人好みに調整されたフレーバーメンソールである。マールボロ・ヒートスティックのクセが得意でない人なら、こちらのほうがしっくり来るかもしれない。

しっかりメンソールの3種類。なかでも「クール・ジェイド」の仕上がりに注目

メンソールの清涼感の強さでいえば、強い順に「トロピカル・メンソール」>「フロスト・グリーン」>「クール・ジェイド」といった印象だ。なかでも「トロピカル・メンソール」は、既存のマールボロファンの期待を裏切らない強めなタバコ感とメンソール感に、悪目立ちしない控えめなフレーバーという組み合わせが絶妙だ。特に夏場はおいしく感じるだろう。

ヒーツ2種は、既存のヒーツのメンソール系の物足りなさを払拭する清涼感を持っているのが特徴だ。特に「クール・ジェイド」のどことなくオリエンタルな気品を感じるミステリアスな風味はとても新鮮に感じたので、機会があればぜひ試してみてほしい。

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清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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