レビュー
6インチサイズ、低価格でガシガシ遊べる可動フィギュア誕生

ガンダム世界に立つ! 世界標準の可動フィギュア「ガンダムユニバース」始動

今回はガンダムの新ホビーシリーズのご紹介です。その名は「GUNDAM UNIVERSE(ガンダムユニバース)」。塗装済みのアクションフィギュアなのですが、特徴的なのは、世界的に標準と言われる6インチサイズでの展開であること。つまり、新たなガンダムトイとして世界に進出するシリーズなのです。すでに第1弾として3商品が発売され、第2弾の3商品も発表されていますが、今回は第1弾の「RX-78-2 GUNDAM」を中心に紹介していきます。

ガンダムユニバース第1弾「RX-78-2 GUNDAM」です

ガンダムユニバース第1弾「RX-78-2 GUNDAM」です


世界を見据えた6インチというスケール感

ガンダムのホビーといえば、ガンプラ、可動フィギュア、食玩などさまざまな種類がありますが、スケールはある程度統一されています。おなじみのガンプラでは、1/144や1/100などのスケールサイズが統一規格になっていますよね。同スケールのガンプラを並べると、設定どおりにサイズ感の違いが再現されています。可動フィギュアの「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズは、綿密にスケールが設定されているわけではありませんが、ほぼガンプラの1/144スケールと同じようなサイズで統一されています。全長として13cm〜くらいですね。

いっぽう、今回のガンダムユニバースは6インチにこだわっており、全長は約15cm。ガンプラのように設定に合わせた縮尺にするのではなく、どの機体も6インチ長で制作されます。つまりガンダムでもウイングガンダムでもほぼ同じサイズになるということです。

最近のフィギュアにしては付属品が少なめ

最近のフィギュアにしては付属品が少なめ

1/144スケールのHGUCガンダム(写真左)と並べてみました。6インチサイズはかなり大きく感じます

1/144スケールのHGUCガンダム(写真左)と並べてみました。6インチサイズはかなり大きく感じます

この6インチというのは、海外、特にアメリカ製のアクションフィギュアでよく使われているスケールサイズで、スター・ウォーズやマーベルのキャラクターなどの製品でも多く見られます。日本のトイとしてはややなじみの薄い大きさではありますが、海外展開を見据えた商品となっており、海外のコレクターたちにとっては、ほかのフィギュアと統一感があって集めやすいのです。

では実際にガンダムを見ていきましょう。

脚が長く顔が小さい今どきのスタイル

脚が長く顔が小さい今どきのスタイル


スタイリッシュな造形とプロポーション

ガンダムユニバースのRX-78-2ガンダムは、ガンプラなどと比べると、脚が長くスタイリッシュな印象を受けます。また大胆なアレンジもされており、胸のダクトが鋭角になっていたり、ビーム・サーベルの柄部分は今までにないディテールが施されたりしています。

アンテナがシャープにとがっています。目の部分はメタリックな塗装が。胸部や肩にもモールドがあります。排気ダクトは鋭角に

可動に関して言うと、最近の「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」やガンプラシリーズに比べればかなり控えめになっています。肘は90°曲がらないですし、顔の上下可動も少なめ。腹部は一部が可動する程度。脚に関しては、長く、膝部分での可動範囲が大きいので、立ちポーズはダイナミックなポージングができるようになっていました。

腕の可動はこれくらいまで。肘があまり曲がりません

腕の可動はこれくらいまで。肘があまり曲がりません

左のHGUCガンプラと比べると、差がわかりやすいですね

左のHGUCガンプラと比べると、差がわかりやすいですね

腹部は多少の可動が可能になっています

腹部は多少の可動が可能になっています

脚が長く、そして大きく動くので、ダイナミックなポーズが取れるようになっていました

脚が長く、そして大きく動くので、ダイナミックなポーズが取れるようになっていました

付属武器はビーム・ライフルとシールド、そしてクリアではなくピンク色の塗装がされたビーム・サーベル2本です。ライフル、サーベル用の握り手が左右それぞれ付属。シールドは握り手で持って、肘部分のスリットにシールドの出っ張りを押し込み固定させるようになっていました。

ライフル、サーベル用の交換手首が付属。ライフルのフォアグリップは可動せず。両手持ちは不可能でした

ライフル、サーベル用の交換手首が付属。ライフルのフォアグリップは可動せず。両手持ちは不可能でした

シールドはしっかり固定されるのでポロリはありません

シールドはしっかり固定されるのでポロリはありません

サーベルは今どき珍しくクリア素材ではありませんが、発色がよく見栄えがします

サーベルは今どき珍しくクリア素材ではありませんが、発色がよく見栄えがします


壊れにくく遊びやすい低価格シリーズ

最初に手で触れた感触としては、パーツが落ちないし、しっかり自立するし、ガシガシ遊んでも壊れない強度を感じました。そのため、キッズ向けの商品なのかな?と思ったのですが、実はこれ、対象年齢は15歳以上。

以前、筆者がゲームのPRをしていたときに聞いた話ですが、北米市場などでは対象年齢が低いとキッズ向けのトイと混同され、売り場も確保しづらいそうです。そこで対象年齢を高めに設定して、大人向けのアイテムとしてほかのアクションフィギュアと一緒に売り場展開することで認知されやすくし、また世界標準の6インチサイズで展開することでコレクションしやすい環境を作っているのではないでしょうか。

対象年齢15歳以上ということで、ディテールも細かく、大人向けのアイテムとして展開される新シリーズになっています

さらに価格です。希望小売価格3,000円(税別)という価格は、「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズに比べると格安の値段設定になっています。塗装済みのアクションフィギュアとしては、他社の商品と比べても安いですね。現在ラインアップされている6体すべて統一の価格で展開するというのも、ガンプラやロボット魂シリーズにはない特徴。「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズではアニメの可動や見栄えにこだわり、各関節の可動領域の広さやエフェクトパーツの追加など、プレイバリューに徹底した内容となっていますが、そこまでは求めずに、壊れにくく遊びやすい低価格のシリーズを揃えたいという方にかなり魅力的です。

「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」のガンダム(写真左)と比べると、サイズも大きくがっしりとした印象を受けますね


北米市場を意識したラインアップが続々展開

2019年6月に発売された最初のラインアップは、「RX-78-2ガンダム」、「RX-0 ユニコーンガンダム デストロイモード」、「XXXG-01W ウイングガンダム」の3つ。北米では最初にTV放映されたのが「新機動戦記ガンダムW」ということで、ウイングガンダムがラインアップされています。10月に発売される第2弾にも「ガンダムW」の「XXXG-01D ガンダムデスサイズ」が発表されているので、かなり北米市場を意識したラインアップだと言えそうです。

同シリーズのウイングガンダム(写真右)と。6インチでの統一感が出ています

同シリーズのウイングガンダム(写真右)と。6インチでの統一感が出ています

ガンダムの新商品が発売されると聞いて、また、3,000円(税別)という価格や6インチサイズでの統一ということで、いったいどんな商品なんだろうとワクワクしていましたが、実際に手に取ると、かなり新しいアイテムになっているなという印象を受けました。もちろん見た目はあのRX-78-2のガンダムなのですが、スタイリッシュで手になじみやすく、壊れにくく遊びやすいという今までにない安心感がありました。今後はどのようなラインアップで展開されていくのかも楽しみです。

左からHGUC、ガンダムユニバース、MG。MGよりは小さいですが、脚の長さはMG並みです。手に取りやすいサイズになっていますよ

ガシガシ遊べるガンダムです

ガシガシ遊べるガンダムです

最後に、ワールドワイドな展開で挑む新商品のガンダムということで、この記事も世界中の人に見てもらいたく、英文の紹介文章を入れてみました。

<原文>
「ガンダムユニバース」は世界標準の6インチサイズでスケール統一した、新しいガンダムのアクションフィギュアです。スタイリッシュな造形とダイナミックな可動で見栄えもよく、また3,000円(税別)という低価格で販売され、集めやすいシリーズになっています。
対象年齢も15歳以上なので、シャープな造形美と新解釈のディテールアップが楽しめ、大人向けのアイテムとしてコレクターに人気が出そう。
今回第1弾で発売された「RX-78-2 ガンダム」は大胆なアレンジを取り入れ、アクションポーズも決まりやすいシルエットで、初代ガンダムファンや、新しい世代のガンダムファンにも受け入れられるデザインとなっています。
今後もシリーズが続くので、ガンダム好きなら押さえておきたいシリーズですね。

スタイリッシュで今風のデザインのガンダム。手に持ったときの質感やサイズ感にハマりそうです

スタイリッシュで今風のデザインのガンダム。手に持ったときの質感やサイズ感にハマりそうです

<English>
"Gundam Universe" is a new Gundam action figure that is standardized at the world standard 6-inch size. It looks fabulous with its stylish shape and dynamic movement and is also sold at a low price of 3,000 yen (excluding tax), making it easy to collect. The target age is over 15 years old, therefore you can enjoy cool formative art and greebles with new interpretation. It will be popular among collectors as an item for grown-ups. "RX-78-2 Gundam," which was released in the first installment, has a bold arrangement with a silhouette that is easy to make action poses, making it a design that can be accepted not only by the first generation of Gundam fans but also new generation of Gundam fans. Because the series will continue in the future, this is a series Gundam fans surely would keep.

This is a Gundam with stylish and modern design. You will be addicted to its texture and size when holding it.

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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