「G-SHOCK」今月の衝撃!!!
「BURTON」コラボ第4弾!

《G-SHOCK》白銀に映える新「マッドマスター」は、機能の多彩さに磨きがかかった!

2020年3月に発売されたG-SHOCK「GG-B100BTN-1AJR」

2020年3月に発売されたG-SHOCK「GG-B100BTN-1AJR」

カシオのG-SHOCKと、スノーボード用品のパイオニアとして知られるBURTON(バートン)とのコラボモデル「GG-B100BTN-1AJR」が登場した。防塵・防泥性にすぐれる「MUDMASTER(マッドマスター)」の最新モデルをベースに、白銀の世界に映えるデザインに仕上げている。

1985年に原点がある「マッドマスター」の歴史

「GG-B100BTN-1AJR」を解説する前に、「マッドマスター」について改めて振り返りたい。

「マッドマスター」のアイデンティティは、「マッドレジスト」と呼ばれるすぐれた防塵・防泥機能だ。言うまでもなく、塵(チリ)や泥の内部への侵入は重大な故障を招きかねず、ラリーレースの選手やクルー、厳しい環境で作業するエンジニアといったプロフェッショナルから支持されているシリーズだ。G-SHOCKブランドでは、特定の分野に秀でた機能性を有するシリーズ「マスターオブG」に含まれている。

左が「DW-5500C-1」、右が「DW-8400-1」。ともに生産終了品●画像提供/カシオ計算機

左が「DW-5500C-1」、右が「DW-8400-1」。ともに生産終了品
●画像提供/カシオ計算機

原点は、1985年に発売された「DW-5500C-1」だ。特定の「ペットネーム」(愛称)はなかったが、G-SHOCKで初めて「マッドレジスト構造」を採用したモデルだった。それから10年後の1995年、「マスターオブG」のシリーズ化を受け、「マッドレジスト構造」を備えた新モデル「DW-8400-1」は、「マッドマン」と呼ばれて存在感を高めていった。

現行「マッドマスター」。左から「GWG-1000」「GWG-100」「GG-1000」<br>
●画像提供/カシオ計算機

現行「マッドマスター」。左から「GWG-1000」「GWG-100」「GG-1000」
●画像提供/カシオ計算機

2015年には、構造を見直して防塵・防泥性を高めた「GWG-1000-1AJF」が発売。このモデルより、「マッドマスター」と呼ばれるようになる。現在は、耐衝撃構造と防塵・防泥機能のほかにトリプルセンサー付きの「GWG-1000」、電波ソーラー付きの「GWG-100」、ツインセンサー付きの「GG-1000」、そして今回のコラボのベースにもなったトリプルセンサー+加速度センサー付きの「GG-B100」の4つがラインアップされている。

ちなみに、G-SHOCKとBURTONのコラボは、2012年の「GDF-100BTN-1JR」、2015年の「レンジマン GW-9400BTJ-8JR」、2018年の「マッドマスター GG-1000BTN-1AJR」に続き、今回で4回目。いずれも、加飾技術を最大限に生かして時代感を反映させており、人気のうちに生産を終了している。

これまでのBURTONコラボ。左から「GDF-100BTN-1JR」「レンジマン GW-9400BTJ-8JR」「マッドマスター GG-1000BTN-1AJR」。すべて生産終了品
●画像提供/カシオ計算機

今回のコラボはバックカントリーがテーマ!

「GG-B100BTN-1AJR」。公式サイト価格は57,200&#8236;&#8236;円(税込)

「GG-B100BTN-1AJR」。公式サイト価格は57,200‬‬円(税込)

さて、本作「GG-B100BTN-1AJR」の話に戻ろう。

本作の特徴は、何と言っても洗練されたデザインにある。「大自然の中を滑走するバックカントリーでの使用を想定」したということで、随所に雪山やその地での利用を想起させる要素が秘められている。

最も目に付くのが、雪山をモチーフにしたバンドだ。急峻な雪山に見られる縞模様を描き出している。

雪山を思わせるバンドデザイン

雪山を思わせるバンドデザイン

驚くのは、その精細な印刷技術だ。バンドそのものの表面は、ヘリンボーンの織り柄のような凹凸が付けられているが、その上から微細なプリントが施されている。グラデーションを表現するドットの最小サイズは0.1mm前後のようで、G-SHOCKが秘める技術力の高さが光るポイントだ。

バンドには、精細感のあるプリントが施されている

バンドには、精細感のあるプリントが施されている

文字盤やベゼル上にあるインデックスの一部には、雪山でも映えるピンクのパステルカラーを採用。このカラーリングは、G-SHOCKのレギュラーモデルにはない色合いで、アーバンなスタイルにもハマりそうだ。

ピンクのパステルカラーを採用

ピンクのパステルカラーを採用

遊環には、BURTONのロゴマークを刻印。コラボであることの証だ。

BURTONのロゴマークを遊環に刻印

BURTONのロゴマークを遊環に刻印

ベゼルには、これまでの「GG-B100」同様に、織り柄のあるカーボンファイバーシートが見える3層構造素材を採用。

カーボンの織り模様が見えるベゼル

カーボンの織り模様が見えるベゼル

ケースには、高剛性素材のカーボンを使用。この素材を採用することで、過酷な環境に耐える防塵・防泥性能を維持しつつ、ボタン周りをよりスッキリ表現させることに成功している。

ファインレジンのバックケースを採用

ファインレジンのバックケースを採用

また、衝撃に強いガラス繊維入りファインレジンで作られたバックカバーのデザインは、悪路を走るオフロード車に搭載されているガソリン携行缶を模したものだ。

使い勝手を高める3つの機能!

機能面もチェックしていこう。

本機は、「マッドレジスト構造」による防塵・防泥性能の高さに加え、大きく3つの特徴を有している。

ひとつが、「ロケーションインジケーター」機能だ。

右上のボタンを5秒間長押しすると、Bluetoothで連携させたスマホの位置情報を利用して、現在位置を取得

右上のボタンを5秒間長押しすると、Bluetoothで連携させたスマホの位置情報を利用して、現在位置を取得

その後、右上のボタンを2秒間長押しすると、「ロケーションインジケーター」機能が開始

その後、右上のボタンを2秒間長押しすると、「ロケーションインジケーター」機能が開始

「ロケーションインジケーター」機能は、記録した地点の方向を秒針で、そこまでの距離を液晶画面で表示。間違いなくたどり着けるよう道案内をしてくれる機能だ。コンパスのような図柄の文字盤上部は、この時のためにデザインされたものと言ってもよく、角度のちょっとした違いも視認しやすくなっている。

なお、同機能はスマホとの連携が必須なので、手元にスマホがあるのであれば、その地図アプリで済んでしまうとも言える。ただ公園や雪山など、目印のない場所で利用する際は、およそ誤差なく戻って来られる、本機の機能に軍配が上がるだろう。

もうひとつ、さまざまなアクティビティを積極的に楽しむ人にオススメしたいのが、「ミッションログ」機能だ。時計の高度情報とスマホの位置情報を組み合わせ、行動のログを記録できる。

本機右下のボタンを5秒長押しすると、ログがスタート

本機右下のボタンを5秒長押しすると、ログがスタート

「ミッションログ」機能は、高度の変化と行動の軌跡を記録でき、スマホの専用アプリ「G-SHOCK Connected」では途中で撮影した写真や最高高度など、詳細な情報を確認できる。たとえば、バックカントリーでは高度情報の上下でどれくらい高い山を登ったのか、またどれくらいの時間と速度で滑り降りたのかがわかるだろう。

最後は、「モードカスタマイズ」機能だ。

「GG-B100BTN-1AJR」には、トリプルセンサーや加速度センサーが搭載されており、実に多彩な機能が利用できる。その内訳は以下の通りだ。

(1)気圧計測
(2)温度計測
(3)高度記録の確認
(4)日の出日の入り
(5)ストップウオッチ
(6)タイマー
(7)アラーム
(8)ワールドタイム

ただ、独立ボタンのある高度計測と方位計測を除いては、目的の機能を選択するまで左下のボタンを最大8回もプッシュしなければならない。腕時計というデバイスにおいて操作性が制限されるのは致し方ないが、何度もプッシュする煩わしさから、その機能を使わなくなってしまいかねない。そうなれば、せっかくの多機能も意味がない。

「G-SHOCK Connected」での「モードカスタマイズ」画面

「G-SHOCK Connected」での「モードカスタマイズ」画面

そこで役立つのが、「モードカスタマイズ」機能だ。アプリ「G-SHOCK Connected」上で、機能が表示される順番の並び替えや機能を表示する/しないの選択が行える。ちょくちょく天気を気にするなら「気圧計測」を、スポーツで時間計測する機会が多いなら「スポーツウオッチ」を、海外の現地時間をひんぱんに確認したいのなら「ワールドタイム」を頭に持ってくれば、少ないプッシュ回数で機能を選べるようになる。

また、時刻モード時の液晶画面に表示できる内容も8パターン用意されており、ボタンのプッシュで選択できる順番や表示のあり/なしもカスタム可能だ。内容は以下の通り。

時刻モード時に、液晶画面で表示できる8つのパターン
(上段左)曜日+日付
(上段中)気圧傾向グラフ+日付
(上段右)時分秒
(中段左)歩数(本日)
(中段中)年月日
(中段右)気圧傾向グラフ
(下段左)ワールドタイム時分
(下段中)日の出/日の入り(本日)

ロケーションインジケーターなどの機能については、以前の記事も参照してほしい。

G-SHOCK最新「MUDMASTER」は買いの“戦略モデル”だった!

【まとめ】BURTONとのコラボで多彩さに磨きがかかった!

「GG-B100」は、2019年から始まったカーボン素材の活用の流れを受けた最新の「マッドマスター」。同素材の恩恵を最大限に発揮して、耐衝撃性や防塵・防泥性を高め、さらにトリプルセンサーと加速度センサーを内蔵させて多機能に進化した。+αな要素が多く、ひと昔前なら視覚的にも表現しようとしてゴテゴテさせていたかもしれないが、比較的スッキリとまとめられているところに今らしさを感じさせる。

今作では、BURTONのセンスがさらに投入させることでますますデザインにも磨きがかかっている。実に都会的で、“泥臭さ”のない「マッドマスター」は、従来モデルとはまた違った魅力を宿している。

【SPEC】
●ガラス:無機ガラス
●防水性:20気圧防水
●ケース/ベゼル材質:カーボン/樹脂
●バンド材質:樹脂
●ケースサイズ:53.1(横)×55.4(縦)×19.3(厚さ)mm
●重量:97g

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る