レビュー
レゴブロックの「国際宇宙ステーション」、バンダイの「ちきゅう」

大型連休に作ってみたい、知的好奇心をくすぐる2つのキットに挑戦!


新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛要請のため、今年は旅に出かけずに自宅で過ごす、例年にない大型連休となっています。仕事が休みで、旅行先に移動することもなくずっと家にいるわけですから、時間を持て余し気味の人も多いのではないでしょうか。

先行きが不透明な日々が続いていますが、そんな時だからこそ、普段はなかなかできない何かで楽しみたいと思った筆者。昨年のゴールデンウィークにはフジミ模型の戦艦「武蔵」のプラモデルを作りましたが、今年は子どもの知的好奇心もくすぐりそうな2つのキットに挑戦してみました!

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レゴブロックの大型キット「国際宇宙ステーション」

ひとつ目は今年の2月1日に登場したレゴアイデアの「国際宇宙ステーション」です。レゴブロックの新製品で、宇宙飛行士の長期滞在開始から今年で20周年を迎えた国際宇宙ステーション(ISS)を再現したキットとなります。

完成したレゴアイデア「国際宇宙ステーション」を正面から。置く場所を考えてしまうくらいの完成サイズです

完成したレゴアイデア「国際宇宙ステーション」を正面から。置く場所を考えてしまうくらいの完成サイズです

レゴの国際宇宙ステーションはピースの数が864個という大型キットで、細かな部分もあることからか対象年齢は16歳以上となっています。組み立ては大きく6ステップに分かれていて、ステップごとに必要なピースが小分けされています。900個近い大量のピースのなかから目的の1個をジャラジャラと探し出すことにならないよう、ひとつずつ順を追って開封していくのがいいでしょう。

6つのステップごとに分けて包装されているピースと組立説明書。ISSらしさがうかがえるのは6ステップ目のソーラーパネル(右下)くらいで、この段階ではどのように組み上がっていくのか想像もできません

スペースシャトルや設置用スタンドもブロックで構成

組立説明書にはISSの解説や本製品を考案したクリストフ・ルーゲさんのコメントなどが記載されています。テキストはすべて英語ですが、組み立て手順はイラスト、数字、記号だけで表現されているので、英語が苦手な人でも大丈夫です。

ステップ1を始めるところ。組み立て手順はイラストで説明されています

ステップ1を始めるところ。組み立て手順はイラストで説明されています

最初のステップ1ではISSに飛来する宇宙船を組み立てます。スケールやブロックの都合でロシアのソユーズ宇宙船は簡略化されていますが、アメリカのスペースシャトルはなかなかそれっぽく仕上がるところが楽しいです。

発表当初から個人的にずっと気になっていたキットだったのでうっかり途中経過も撮らずに熱中してしまいましたが、指示通りのブロックを拾い出して組み立てていくだけというお手軽さがレゴブロックのいいところですね。

ステップ1を終えたところ。スペースシャトル1機、ソユーズ宇宙船もしくはプログレス補給船が2機、ドラゴン補給船の再突入カプセルらしきもの1機が組み上がりました。組立不要の小さな宇宙飛行士も2人付属します

続くステップ2では完成したISSを設置するスタンドを組み立てます。スタンドももちろんレゴブロック製。ずらりと穴が並んだ細長いピースに棒状のピースを差し込む部分が多いので、どの場所に取り付けるべきか慎重に確認しながら進めます。

レゴブロックでできた設置用スタンド。ISSのシルエットが印字されたパネル状のピースが付属しています

レゴブロックでできた設置用スタンド。ISSのシルエットが印字されたパネル状のピースが付属しています

ISSの形が少しずつ現れ始める

ステップ3ではISSのトラス構造に着手します。トラスは電力を生み出すソーラーパネルや熱を逃がすラジエーターと宇宙飛行士が滞在する与圧モジュールを結ぶもので、ISSの屋台骨のような存在です。基本的に左右対称な構成ですが、一部に左右で異なる部分があるので、説明書のイラストと照らし合わせながら組み立てていきます。

形が見えてきたトラス構造。山ひとつ分サイズの小さなピースも組み込まれているので、イラスト通りの位置に取り付けられているかを気にしながら作っています

ステップ3が完成したところ。ソーラーパネルの角度を変えるために回転する部分の手前までが再現されています

ステップ4では与圧モジュールの組み立てとトラスへの取り付けが一気に進みます。円筒形のピースを棒状のピースに通すようにして直線状につなげていくのですが、ステップ3で組み立てたトラスをはさみ込むようにピースを通す場面ではバランスを崩しやすく、本キットの組み立てにおいて一番の難しさを感じました。子どもと一緒に組み立てる場合は、1人がトラスを支え、もう1人が取り付けを行うなど協力するのがよさそうです。

トラス構造に取り付ける直前までステップ4を進めたところ。日米欧の実験棟が集中する部分です。小さいながらも日本実験棟「きぼう」のロボットアームまで再現されています

問題のトラスに取り付ける手順を終えたところ。実際のISS同様に「要」となる部分なので、しっかりと組み立てておきましょう

トラスへの取り付け後はトラスより後ろの与圧モジュールを一気に組み立てていきます。ISSはアメリカが計画していた「フリーダム」とロシアが計画していた「ミール2」の2つの宇宙ステーションを紆余曲折の末に合体させたような存在で、与圧モジュールの前半が元フリーダム、後半が元ミール2に相当します。レゴの国際宇宙ステーションでもその違いがうまく表現されています。

ステップ4がほぼ完成したところ。日米欧の区画とロシア区画の違いが再現されていて楽しくなります

ステップ4がほぼ完成したところ。日米欧の区画とロシア区画の違いが再現されていて楽しくなります

最後のトラスとソーラーパネルは同じものが複数必要

ステップ5と最後のステップ6では、ISSのソーラーパネルとそれを支えるトラスを組み立てます。左右に同じものを取り付けることになるため、トラスは2組、ソーラーパネルは8組を並行して同時に組み立てました。

ステップ5ではソーラーパネルが取り付けられる左右のトラスを組み立てます。どちらも同じピースで構成されていて、組み立て手順も一緒なので、2つのトラスを同時に組み立てていきました

ステップ6では同じソーラーパネルを8つ作ります。こちらも別々ではなく8組を同時に組み上げました

ステップ6では同じソーラーパネルを8つ作ります。こちらも別々ではなく8組を同時に組み上げました

ソーラーパネルやロボットアームを動かして表情を変えられるのが楽しい

こうして完成したレゴの国際宇宙ステーション。筆者は3時間ほどで組み立て終わりました。ソーラーパネルやトラス後方のラジエーター、ロボットアームなどは向きを変えられるので、太陽を追ってソーラーパネルの角度が変わるISSの姿を再現することができます。

筆者の子どもは以前「宇宙が怖い」と言っていましたが、完成すると幅49cm、高さ27cm(ソーラーパネルを垂直に立てた場合)に達する本キットを目にしてからは「行ってみたい!」と前向きな姿勢に。これがきっかけになって宇宙飛行士への道に……と考えるのは親馬鹿かもしれませんが、子どもの知的好奇心を大いに刺激してくれそうです。

ソーラーパネルを回転させてみたところ。写真で見たISSの姿を再現できるのが楽しいキットです

ソーラーパネルを回転させてみたところ。写真で見たISSの姿を再現できるのが楽しいキットです

トラスの中央部分をクローズアップ。トラスに取り付けられている観測機器やアンテナなども再現されています。日本実験棟の上に見えるロボットアームも角度を変えることが可能です

後ろ上方から。2枚の大型ラジエーター(白い山なりのパーツ)も回転させることができます

後ろ上方から。2枚の大型ラジエーター(白い山なりのパーツ)も回転させることができます

右側のソーラーパネルをトラスごと取り外してみたところ。一部を外して眺めてみたり、収納したりできるのもレゴブロックのよいところです

海洋研究の最前線で活躍する「ちきゅう」のプラモデル

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