選び方・特集
ガン消し! ビックリマン! カードダス! ダイアクロン!

実家に眠っていた「懐かしホビー」をプロが買取鑑定! ガン消しなどが驚きのプライスに

ある日、筆者が実家の押し入れを整理していたら、大量のおもちゃが見つかった。

スチール缶箱に詰め込まれたおもちゃが、25年以上の時を経て、押し入れの奥から発見された。スチール缶箱は、外面がだいぶくすんでいた

おもちゃは、筆者が小学生のころに血まなこになりながら収集した“宝物”で、キャラクターグッズがほとんど。「機動戦士ガンダム」「トランスフォーマー」「聖闘士星矢」「キン肉マン」「ドラゴンボール」など、今もなお現役の超人気シリーズのおもちゃが散見される。というか、よくもまあこんなに集めたものだ。

世界でいちばんかわいい甥(4歳)に継承することも考えたが、こんなホコリをかぶったおもちゃを大量に押しつけて、義妹に迷惑をかけたくない。思い切って捨てることも考えたが、それはそれで何だかもったいない。そこで、中古品の買い取りや販売を行う会社「買取コレクター」に査定してもらうことに。同社は、一般的な古物商ではない。懐かしいホビーを専門に扱う会社で、ガン消しやカードダスなどのプロの鑑定士を多く抱えているという。

「買取コレクター」のホームページ。査定料、送料、振込手数料が0円という、何とも太っ腹なサービス。ここなら、安心して任せられそうだ

「買取コレクター」いわく、なかには数万〜数百万円の価値がある昔のおもちゃも存在するんだとか。期待に胸がふくらむ。とはいえ、今回のおもちゃは、一介の小学生が当時1個当たり20〜100円で購入したもの。おそらく二束三文の結果が出るだろうが、甥におやつを買うくらいの査定額にはなるだろう。そう、とどのつまり、筆者はただ叔父としての株を上げたいだけなのだ。

ジャンル別に結果発表! 買取査定額に目を疑った

今回の査定額を発表する前に、「買取コレクター」の買い取り方法を簡単に紹介。

方法は「宅配買取」か「出張買取」の2種類あり、どちらもまず無料買い取り査定をホームページから依頼。その後、「宅配買取」の場合は「ゆうパック」の着払いで商品を発送。プロの鑑定士が1点1点査定を行い、結果を連絡してくれる。買い取りを了承した場合は、査定金額が口座に振り込まれる仕組みだ。「出張買取」の場合は、プロの鑑定士が自宅を訪問し、その場で査定。査定金額を現金で支払ってくれるという。なお、今回は「宅配買取」で買い取り査定を行った。

そして今回査定してもらった商品は次の通り。

カードダス(一部PPカード)が何と2000枚も! 当時1枚20円だったので実に4万円分も買っていることになる。お年玉とかをつぎ込んでいたんだろうな〜

1,000円超えのプチ高額商品出た!
「ガン消し」編

消しゴムの中では数を1番集めていた、「ガンダム」シリーズの「ガン消し」253個

消しゴムの中では数を1番集めていた、「ガンダム」シリーズの「ガン消し」253個

結論から言うと、予想どおりほぼ二束三文の結果に終わった。しかし、3個だけいい値が付いたので紹介しよう。

「元祖SDガンダム パート3 ヘビメタガンダム」/買値1,413円
「ヘビメタガンダム」は、80年代後期から90年代初頭に、「コミックボンボン」や「デラックスボンボン」で連載されたマンガ「元祖! SDガンダム」に登場したキャラクター。ヘビメタバンド「クラッシャーズ」のリードギタリストだ。よく見ると、ゴミやホコリが付いている……。でもこの買値!

「SDガンダム外伝 聖機兵物語 復活の聖機兵 邪機兵ダークタイラント」/買値707円
「SDガンダム外伝 聖機兵物語」は、1990年代初頭にカードダスを中心に展開された騎士(ナイト)ガンダムシリーズの第3弾。この第1章「復活の聖機兵」に登場する巨大ロボット「邪機兵ダークタイラント」は、ネオジオン族の「邪騎士(エビルナイト)バウ」が搭乗する邪機兵だ。4枚目は同キャラのカードダス。「MP130000」は、ガン消しの背面にも書かれており、連携していたことがわかる

「SDガンダム外伝 聖機兵物語 真聖機兵誕生 騎士ガンダムステイメン」/買値236円
上記と同じ「SDガンダム外伝 聖機兵物語」の第4章「真聖機兵誕生」に登場したキャラクター。「騎士ガンダムステイメン」は、ダバード王国の騎士「騎士ガンダムGP03」が伝説の装甲馬車オーキスに乗っている状態をさす。MPは「150000」。写真を見るとわかるが、筆者のガン消しは、残念ながら「騎士ガンダムGP03」が欠品している……。肝心な騎手がいないただの馬車なのに、この買値は驚きだ

これらのいい買値を見て最初は、「こ、これ、消しゴムだぜ……」と思ったが、ガン消しをながめているうちに、小学生当時、なけなしの100円をカプセルベンダー「ガシャポン」に投入し、ハンドルをガチャガチャガチャガチャ回して、欲しかったキャラクターがゴロンと出てきた時の感動を数十年ぶりに思い出した。うん、当たった時は狂喜乱舞していたよ。

このノスタルジーはハンパない。ヘタすれば涙が出そうになる。いい買値が付くということは、今でも集めている人がいるということ。その気持ち、スゴくわかる。

買値の理由を「買取コレクター」に聞いたところ、どんなシリーズもブームが過ぎた後の後期のシリーズが生産数が少なく、高値が付きやすいという。また、保存状態がよいほど価値も高くなる。

ちなみに、残りの250個のガン消しは、まとめて買値1,178円。1個5円弱だった。

そのほかの消しゴムシリーズも簡単に紹介しよう。

「トランスフォーマー」の消しゴム。10個で買値471円。集めていた記憶、まったくなし

「トランスフォーマー」の消しゴム。10個で買値471円。集めていた記憶、まったくなし

デフォルメされた仮面ライダーシリーズ「仮面ライダー倶楽部」の消しゴム。21個で買値236円。これを見ていたら、ファミコンのゲームソフト「仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド」を思い出した。難し過ぎて、クリアした記憶はない

そのほかの消しゴムは、50個で買値141円。ピーチ姫の横にいる生物は何だろう。怖い

そのほかの消しゴムは、50個で買値141円。ピーチ姫の横にいる生物は何だろう。怖い

2枚重ねのシールには興奮した!
「ビックリマンチョコ」編

続いて、2020年に「悪魔VS天使」シリーズが35周年を迎えた「ビックリマンチョコ」のシール。特にいい買値のシールはなかったが、同世代の男性なら「あったあった!」と興奮するはずのこちらを紹介。

「悪魔VS天使」シリーズ第28弾の「クライシスフッド」と「クライシスピーター」

「悪魔VS天使」シリーズ第28弾の「クライシスフッド」と「クライシスピーター」

「クライシスフッド」と「クライシスピーター」は、同じキャラクターで4枚ラインアップされ、絵柄には少しずつそのキャラが変化していく様子(左上→右上→左下→右下の順)が描かれている。そして、裏面の説明書きには、どちらも「4体合体でピーター・フッド・一本釣増力だ?」と謎の文言が……。実はこの4枚、それぞれシールをめくると、別の絵柄が出現する2枚仕様! 実際にめくってみると……、

何と、4枚の絵柄を組み合わせて1枚の大きな絵柄ができあがる! それぞれの“進化”キャラ「バンパイアフッド」と「バンプピーター」だ

これら計8枚のシールについては、筆者がすべて1枚目を裏面に貼り付けてしまっていたため、買値1枚23円程度。元の状態のままであれば、もう少し高値が付いたであろう。

そのほか、1円からそれ以下の価値しかなかったシールやカードは以下の通り。

何でもかんでも手を出していた印象

何でもかんでも手を出していた印象

ノスタルジーが1番爆発したのがこれ! カネボウ食品(現・クラシエフーズ)の棒アイス「君はオバキッドを見たか?!」(当時1個50円)の付録「マジカルプレート」。鉛筆でカードに開いた穴をなぞって組み合わせると、さまざまなオバキッドのイラストが描ける不思議なカードだった。「Wikipedia」には掲載されていないようだが、筆者の周りでは流行った……気がする

以上の消しゴム、シール、カードの買値を合計すると、3,950円。取材当時、「買取コレクター」は「30%UPキャンペーン」中だったので、最終的に5,135円となった。捨てようと思っていたおもちゃが5,000円に化けた。えっ、実家がお金持ちでもない一介の小学生が集めたものにしては結構スゴくない? 甥を「うまい棒」でいっぱいのお風呂に入れてあげることも夢ではない。

パーマンのバッグにもお宝が詰まっていた!

本稿は、5,135円で「めでたしめでたし」するはずだったが、後日、さらにおもちゃが出てきたと実家から連絡が。それがこれだ。

「パーマン」のバッグである

「パーマン」のバッグである

バッグを開けると、パンパンにおもちゃが詰まっていた

バッグを開けると、パンパンにおもちゃが詰まっていた

すべて出して、並べてみた。圧巻である。見た感じ、保育園時代〜小学校低学年時代に遊んだ超合金フィギュアやソフビ、ミニカーのようだ。ドラえもんのゼンマイおもちゃなんて、同じのが3体笑顔で並ぶ。のび太でも恐れおののく異様さだ

バッグには、全40個のおもちゃが詰められていた。せっかくなのでこれらも「買取コレクター」に査定していただいた。すると、さらに驚きの結果が出た。先に合計買い取り金額を発表しよう。何と10,820円! これも「30%UPキャンペーン」で最終的には14,066円となった。開いた口がふさがらない。甥も、大量のお菓子で食べる口がふさがらないだろう。

まあ、超合金フィギュアやソフビは、ガン消しやシールに比べて元値が高いからというのはわかる。とはいえ、30年以上前の量産品だ……。以下では、1,000円以上の買値が付いた商品を紹介していこう。

トレインロボがどれも高値!
「ダイアクロン」編

まずはタカラ(現・タカラトミー)の「ダイアクロン トレインロボ」シリーズから。「ダイアクロン」は、「トランスフォーマー」の前身と言える変形合体ロボット玩具シリーズだ。

左から
タカラ「ダイアクロン トレインロボ No.1 東海道新幹線」(マッハライナー/武器欠品)
タカラ「ダイアクロン トレインロボ No.5 L特急485系特急電車」(ブレインライナー/武器欠品)
タカラ「ダイアクロン トレインロボ 特別限定車輛 No.10 クハ111型 急行電車 横須賀線色電車」(先頭車両欠品)

「ダイアクロン トレインロボ」は、ただの電車フィギュアではなく、もちろん変形する。

説明書がない状態で、適当に変形させてみた(間違っていたら、ごめんなさい)

説明書がない状態で、適当に変形させてみた(間違っていたら、ごめんなさい)

買値は、「No.1 東海道新幹線」と「No.5 L特急485系特急電車」が各1,208円、そして「特別限定車輛 No.10 クハ111型 急行電車 横須賀線色電車」は、先頭車両や片腕が欠品しているにもかかわらず、まさかの2,417円という高値を付けた。

まだまだちゃんと変形する!
「タマゴラス」編

もうひとつ高値を付けたのも変形ホビーだった。

わかる人は、これだけでわかるはず

わかる人は、これだけでわかるはず

これは、1984年からバンダイより発売された、卵が動物や昆虫、恐竜に変形する玩具シリーズで、「タマゴラス」「虫タマゴラス」「ちゃ卵ぽ卵」の3シリーズに分かれていた。写真は、「ちゃ卵ぽ卵 CP-14 アッソラドン」で買値1,208円

今でもしっかりと変形が完了したことに驚いた

今でもしっかりと変形が完了したことに驚いた

もうひとつは、「虫タマゴラス M-3 カミキリムシ」。

こちらも買値は1,208円

こちらも買値は1,208円

どちらも傷や接続部のゆるみなどがあるが、いい値が付いた。

そのほか、タカラ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ」の変形ロボットシリーズが242〜483円、ポピー「マシンロボ」シリーズが387〜967円、バンダイ「超合金 GC-37 超新星フラッシュマン グリーンフラッシュ」が725円だった。

さて、全体を見回してみると、何だか筆者は幼少時、変形玩具が好きだったようだ。こんなものもあった。

マクドナルドのハッピーセットのおまけ。「ホットケーキ」のケースのようだ。変形させると……

マクドナルドのハッピーセットのおまけ。「ホットケーキ」のケースのようだ。変形させると……

……な、何なんだ、コイツは。魔女か何かに、魔法で無理矢理ロボットへと変えられたような出で立ちだ

……な、何なんだ、コイツは。魔女か何かに、魔法で無理矢理ロボットへと変えられたような出で立ちだ

本人もこの表情である。ジワジワくる

本人もこの表情である。ジワジワくる

【まとめ】実家で見つけたらきれいに保管しておこう!

残念ながら、筆者の“宝物”からは1万円を超えるようなレアものは出てこなかった。レアものになりやすいアイテムの条件を「買取コレクター」に聞いてみると、

・ブームが落ち着いた後の後期シリーズのアイテム
・ファンクラブ限定アイテム
・抽選でしか入手できなかった非売品
・生産数の少ない付録

などがあげられるという。

もちろんどれも、超美品であったり、未使用であったほうが価値は上がる。また、これから価値が上がりそうなのが「遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム」や「ポケモンカードゲーム」だ。20代後半〜30代前半の人は、実家に帰ったら探してみてほしい。レアだと思うものは、丁重に保管しておこう。なお、現在「買取コレクター」が所有するレアものを動画でまとめたので、参考にしてほしい。

最後に、ひとつだけ気になったことをお伝えしたい。

「パーマン」のバッグに入っていたこの普通のカスタネット……

「パーマン」のバッグに入っていたこの普通のカスタネット……

誰だろう、清水りょうさんって……

誰だろう、清水りょうさんって……

●取材協力
ホビー総合買取の「買取コレクター
TEL:0120-827-101

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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