レビュー
プロも愛用。ゆる〜く弾いて休日の気分転換に

価格.comで3千円台から! 超気軽に買える“カシオのミニキーボード”の魅力


ここ最近、おうち時間に楽しめる趣味として「楽器」の人気が高まっているようです。ならば、手軽に買える鍵盤楽器「ミニキーボード」に注目してみませんか? 「ピアノのおもちゃみたいなもんでしょ」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実はプロミュージシャンにも愛用されるれっきとした楽器なんです。

今回は、数多くあるミニキーボードの中でも、数千円から購入できて入門者にぴったりなカシオの製品をメインにフィーチャー! プロミュージシャンのコメントも交えながら、今改めてミニキーボードの魅力に触れていきましょう。普段の生活の中での、ちょっとした気分転換にイチオシです。

とにかく気軽に買えて、鍵盤楽器へのハードルが下がる

さて、楽器ってどうしても高価なイメージがありますよね。そしておおかたその通りです。たとえば電子ピアノやシンセサイザー・キーボードなどの鍵盤楽器は、エントリーモデルでも実売価格の目安は最安5万円前後から。これから楽器を始めようと思っても、「いつまで続くかわからない趣味に、最初から数万円以上も投資するのは気が引ける」という人も多いと思います。

そこでミニキーボードです! 機種にもよりますが、ミニキーボードの実売価格は1万円前後が目安。そして今回取り上げるカシオの製品は、楽器としては安価な数千円台からラインアップされており、「とりあえず鍵盤楽器に触れてみたい!」くらいのノリで購入しやすいのです。この「気軽さ」が、まず楽器へのハードルを下げる大きな魅力です。

カシオのミニキーボード「SA-46」。価格.com最安価格はなんと3,273円(税込・2020年5月25日時点)です! ミニ32鍵盤を搭載し、内蔵音色は100種類、内蔵リズム数は50パターン、内蔵曲は10曲。叩いて楽しい音が鳴る5種類のドラムパッドが付いているほか、内蔵曲をレッスンできるメロディーオフ機能や、ピアノ音色とオルガン音色をワンタッチで切替できるボタンも装備

筆者宅では、SA-46と共通機能を搭載しつつ44鍵になった「SA-76」を使っています。2020年5月25日現在の価格.com最安価格は5,830円(税込)で、こちらも5,000円台で買えちゃう!

パッと目を引く赤色が魅力の「UK-01」も! 60年代のUKをモチーフにしたデザインで、ミニ32鍵盤も黄色味がかったレトロな色味になっているのがポイント。ポップなカラーリングで大人もオシャレに使いこなせます。こちらは2020年5月25日現在の価格.com最安7,780円(税込)から

コンパクトながら電子楽器らしい機能を搭載

もちろん、価格が安い以外にもミニキーボードの魅力はあります。まず鍵盤楽器としてはとてもコンパクトで軽いこと。一般的なピアノの鍵盤数は88鍵で、電子ピアノだと73鍵・61鍵といったように一部を省略したモデルもありますが、ミニキーボードは32鍵〜44鍵くらいと鍵盤数が少なく、また乾電池駆動するものが多いです。くわしくは後述しますが、このコンパクトさがミニキーボードならではのよさにつながっています。

また、簡易的ですがシンセに通じるサウンド機能を搭載しているのもポイント。たくさんの音色を切り替えていろいろなサウンドで弾くことができたり、ドラム音を鳴らせる「ドラムパッド」を備えていたり、内蔵音楽を再生する自動演奏機能なんかも付いています。

以下、筆者宅で使用しているカシオのSA-76を例にご紹介しましょう。

我が家にあるSA-76。本体サイズは604(幅)×57(高さ)×211(奥行)mm(突起部等は含まず)で、重量は1.4kg(乾電池含まず)というコンパクトさ! 上述の通り、現在は5,000円台から買えるので、お得感あります

内蔵音色は実に100種類! オルガンとかシンセとかギターとかブラスとかいっぱいあります。リズム数は50パターン、内蔵曲は10曲。また、内蔵曲の主旋律をオフできるメロディーオフ機能も付いています。そのほかインターフェイスには、5種類のドラムパッド、ピアノ音色とオルガン音色をワンタッチで切替できるボタンなどを装備。コンパクトなのに多彩です

単三乾電池6本で駆動します。電源をつなげないで使える手軽さがミニキーボードのイイところ

単三乾電池6本で駆動します。電源をつなげないで使える手軽さがミニキーボードのイイところ

背面にヘッドホン端子を備えているので、夜間もヘッドホンを装着して演奏可能。その隣にあるのはAC電源(別売)の接続端子です

SA-76は本体が軽いことに加え、背面に溝が付いていてより手持ちしやすくなっているのもポイント

SA-76は本体が軽いことに加え、背面に溝が付いていてより手持ちしやすくなっているのもポイント

ゆる〜く弾いて、休日の気分転換に

ピアノやシンセとは異なるミニキーボードの楽しさとはズバリ、「たいして気合いも入れず、生活する中でゆる〜く弾けること」。軽くて自由に持ち運べるおかげで、家のどこにいても鍵盤を鳴らすスタイルが実現できます。

こんな感じで、ゆるっゆるな体勢で弾けます

こんな感じで、ゆるっゆるな体勢で弾けます

ピアノの前に座って「さあ、今から練習するぞ!」というのではなく、普段過ごしているリビング、作業デスク、寝室といった自分の好きな場所に鍵盤のほうを持ってきて、自由な体勢で「ゆる弾き」できるわけです。電源オンにするだけで使えるので特別なセッティングもいりませんし、乾電池駆動なので壁コンセントとの距離や位置を気にする必要もありません。

なので、家の外にも手軽に持ち出せます。気晴らしに散歩に行くときに持っていって、近所の公園で演奏するなんていうことも可能ですよ(外で演奏するときは、周囲の迷惑にならないようヘッドホンを装着するなど配慮しましょう)。

ここ最近、筆者はテレワークの休憩時間にちょっとリフレッシュしたいときにも使っています。仕事用の椅子に座ったまま、片手で持ってポロポロ鳴らせちゃう

寝室に持っていって、ベッドに寝転がりながらポロポロするのもアリ。電子楽器なので、時間帯に合わせて音量を調整できるのも便利です。もちろん夜間はヘッドホンで楽しめます

サウンド機能を使って、いろいろな遊び方を工夫できる

「でも鍵盤数が少ないから、満足に演奏できないのでは?」と思われるかもしれませんが、ミニキーボードに搭載されるいろいろな機能が、楽しい「ゆる弾き」をサポートしてくれます。

筆者宅のSA-76だったら、「メロディーオフ機能を使い、内蔵音源を再生しながら右手だけでメロディを弾く」「右手でメロディ&左手でドラムパッドを押しながらリズムで演奏する」「左手でメロディを弾きながら、同時に右手で音色を切り替えて遊ぶ」などなど。こんなに安くてコンパクトな楽器なのに、工夫次第で使い方いろいろなんです。

SA-76は音色数が100種類あるので、それを適当に切り替えながら弾いて「これはなんの音でしょう?」って、家族にクイズを出すという使い方でも楽しんでます。以下の動画は、音色をいろいろ切り替えながら内蔵音源「きらきら星」をメロディーオフ機能で弾いてみたところ。メロディーオフ機能を使うと、自動でいい感じのバッキングを付けてくれるので、片手演奏だけでも「演奏したなー感」が味わえます(笑)。

それに、鍵盤を弾けなかったとしてもドラムパッドで遊べます。ドラムパッドでリズムを刻むだけでも楽しいですよ。以下の動画は、内蔵音源を再生しながら「メロディ(鍵盤)担当」と「リズム(ドラムパッド)担当」に分けて、2人がかりで遊んでいる様子です。3人以上いればもっと複雑なリズムが刻めるはずなので、いろいろ試してみたくなってくる!

つまりミニキーボードは、搭載機能を使って遊び方を発見するのがおもしろい。ガチでピアノレッスンするのとは全然違います。「せっかく買ったから上達しなきゃ……」みたいな気負ったものがなくて大丈夫。どこでも好きな場所で、片手で軽く弾けるからこそ、気分転換になるのです。

子どもも一緒に遊びながら覚えられる

また、小さいお子さんのいる家であれば、大人と子どもが一緒に楽しめると思います。最初のうちは内蔵音源を鳴らしながら「弾くフリ」をするだけでも楽しいはずですし、ドラムパッドを使ってリズム感を養うのもいいのでは? それに筆者宅のSA-76のように、フロントのディスプレイに簡易的な五線譜の表示機能がある機種なら、ちょっとした学びにもなるでしょう。また、サイズが小さくて軽いというメリットは、子どもが持ち運びやすいことにもつながっています。

タッチした鍵盤を、ディスプレイに簡易的な五線譜で表示してくれる機能が結構イイ。内蔵音源を再生したときも、主旋律の音を五線譜表示してくれるので、子どもと一緒に遊んで学べるはず。もちろんリズムや音色を切り替えるのも楽しいです

実はプロのミュージシャンも愛用!

さて、ここまでは主に「これから楽器を始めよう」という人に向けてミニキーボードの魅力をお伝えしてきましたが、実はプロのミュージシャンでもミニキーボードを愛用している人は多いのです。「工夫次第で遊び方いろいろ」の延長線上には、プロがいるというわけ。

そこで今回は、3名のミュージシャンに愛機の魅力を語ってもらいました! 外出先で簡単な作曲をしたり、ライブ前のちょっとした音の確認に使ったり、ミュージシャンならではの活用法があることがわかります。

▼どこにでも持っていけるのが魅力! 思いついたフレーズをその場で弾ける
---- 平戸祐介さん(ジャズ・ピアニスト)

外出先での作曲にもミニキーボードを使用しているという平戸祐介さん。普段使用しているカシオの鍵盤機材は「PX-5S」「PX-S1000」「PX-S3000」「CT-X5000」「CELVIANO Grand Hybrid」「GZ-5」など

<コメント>
ミニキーボードの魅力は、やはり乾電池で稼働してくれて、何より軽いところ。だからどこにでも持っていけて、フレーズを思いついたその場で弾ける! これが1番です。アーティストは外出しているときにかぎって(笑)、作業部屋では思いつかないようなフレーズ、メロディ、リズムが浮かんだりするんです。そういうときにミニキーボードを持っていればサッと弾けるので重宝していますね。

そしてやはり手軽感が魅力。リズム機能が付いている機種が多いので、ピアノを弾けない方でも、リズムを出しながら右手でいろんな音色でメロディやフレーズを鳴らして楽しむことができると思います。宅録派の方なら、MIDI端子がついている機種(カシオ「GZ-5」など)を選ぶと、移動の途中など至るところで楽曲制作が可能です。

◆平戸祐介さん公式サイト:https://yusukehirado.net

▼ライブ前の音確認にも使用中! 大人から子どもまで楽しめる楽器
---- akikoさん(ジャズ・シンガー)

ライブ前のちょっとした音の確認でミニキーボードを使用しているというakikoさん。普段使用しているカシオの鍵盤機材は「CELVIANO Grand Hybrid」「Privia PX-S1000」「UK-01」など

<コメント>
私が使用しているカシオのUK-01は小さくて軽いので、ツアーのときもスーツケースに入れて持ち運びができてとても便利です。ライブ前のちょっとした音の確認や、思いついたアイデアを周りに聞かせたいときなどに重宝しています。多機能なキーボードはたくさんありますが、ここまでシンプルで手軽なキーボードは逆に貴重だと思います。すぐ手に取れる気軽さとキュートなルックスで、小さなお子さんたちのファーストキーボードとしてもおすすめです。

我が家にはUK-01のほかに、「CELVIANO Grand Hybrid」と「Privia」、2つのカシオの鍵盤があります。いずれもスタイリッシュで機能性にすぐれ、オケージョンで使い分けています。

私はボーカリストですが、今の自分があるのはやはり小さなころから鍵盤に触れてきた経験が大きいと思っています。叩くだけで簡単に音が出て、音階や和音を感じることができる鍵盤楽器は、音楽的感覚を身につけるのにとても適しています。UK-01の存在は、子どもから大人まで遊び感覚で音楽に触れることができる、楽しい提案のひとつです。

◆akikoさん公式サイト:http://akiko-jazz.com

鍵盤が少ないからこそ工夫できて楽しい! 無限の可能性を持つ楽器
---- 角野隼斗さん(ピアニスト/YouTuber)

愛用のUK-01に搭載されるシンセサウンド音源がお気に入りだという角野隼斗さん。普段使用しているカシオの鍵盤機材は「CELVIANO Grand Hybrid」「Privia PX-S1000」「UK-01」など

<コメント>
カシオのミニキーボードUK-01は、ポップなデザインながらも決して子どもっぽさはなく、部屋に飾っていてもいいアクセントになるデザインです。「ミニ」キーボードなので、鍵盤数は通常のピアノに比べて1/3程度しかありませんし、音量のコントロールもできません。一見、それは普通のピアノに比べて劣っていると考えられるかもしれませんが、制約があるということは逆にそれだけ工夫のしがいがあり、そこには別のおもしろさがあるのです。

変わった考えかもしれませんが、僕はゲームの縛りプレイなどが大好きな人間です。限られた中でいかに音楽的に感じさせるかというのは、ピアニストの腕の見せどころでもあるのです。

UK-01が内蔵する音色は100種類ありますが、なかでも僕が気に入っている音源が68番のシンセサウンド。往年のテレビゲームを思わせる8-bitなサウンドがレトロな見た目とマッチし、何とも言えない懐かしさ、そしてあのころの高揚感を味わうことができます。

また、リズムパターンが50種類用意されており、さまざまなドラムパターンの上で演奏できます。最後の10種類は簡単なベースラインも付いており、気軽にセッション感覚を味わえるのもいいです。この軽くて小さいキーボードが無限の可能性を秘めていることは、ちょっと触ればきっと気付くと思います。

◆角野隼斗さん公式サイト:https://hayatosum.com

まとめ

というわけで、ゆるく自由に楽しめるミニキーボードの魅力に改めて迫ってみました。「鍵盤で遊びたい」くらいの気持ちでトライできるのが気楽でよいです。それでいて、搭載機能を使いこなすことで遊び方を工夫できるのもポイント。とりあえずのノリで購入したとしても、その後もずっと楽しみがいのある楽器だと思いますよ。これからの生活のお供にどうぞ。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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