レビュー
全機種、全スティックを試したヘビースモーカーが勝手にランキング

愛煙家もうなる! 完成度が高い「アイコス」専用ヒートスティックTOP10

ヘビースモーカーの筆者の独断で加熱式タバコの専用スティックをランキングするこの企画。今回は、加熱式タバコの代名詞「アイコス」の専用ヒートスティックから、完成度の高さでランキングしてみた。もちろん銘柄それぞれに言い分はあると思うので、あくまでヘビースモーカーの筆者による独断と偏見であることをご容赦いただきたい。
※製品写真のパッケージ、デザインは、現状と異なる場合があります。

デバイスは「アイコス3デュオ」の色鮮やかな数量限定“涼”モデルを使用した

デバイスは「アイコス3デュオ」の色鮮やかな数量限定“涼”モデルを使用した

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加熱式タバコ専用スティックの完成度とは何か

人によってタバコは、「吸い応えが強いものがいい」「メンソールが強いほうがいい」「やわらかな味わいがいい」など、いろいろな好みがある。嗜好品なのだから当然だ。しかし筆者は、およそすべての加熱式タバコデバイスの各銘柄を味わってみて、わかったことがある。

それは、吸っているうちに見えてくる味のビジョンだ。自分の好みとはまた別に、そのこだわりや完成度の高さにうなってしまうようなスティックがあるのだ。今回はそうした切り口で、世界観を上手に作り出している「アイコス」のヒートスティックに焦点を当てたい。

現行スティックは、マールボロ ヒートスティック12種類(期間限定フレーバー含む)、ヒーツ8種類の全20種類が発売されている

アイコスの専用ヒートスティックは2銘柄

「アイコス」が一大ブームを巻き起こした時から存在するのが、「マールボロ ヒートスティック」だ。そしてその廉価版として登場したのが、アイコスのために開発された銘柄「ヒーツ」である。マールボロは強めの吸い応えでニオイも比較的強め、ヒーツはニオイが抑えめだが、人によっては物足りないと感じる人もいるクセのない味わいが特徴だ。

紙巻きタバコユーザーが移行するなら、第1選択肢は「マールボロ」で、加熱式タバコに慣れている人のほうが、「ヒーツ」をおいしく感じる傾向がある。それではランキングを見ていこう。

紙巻きから移行しやすい「マールボロ」(左)と、慣れるとおいしく感じやすい「ヒーツ」(右)

紙巻きから移行しやすい「マールボロ」(左)と、慣れるとおいしく感じやすい「ヒーツ」(右)

【1位】マールボロ ヒートスティック レギュラー
紙巻きタバコからの移行がもっともしやすい強い喫味

アイコス発売時に同時投入された王道銘柄。20本入り520円(税込)

アイコス発売時に同時投入された王道銘柄。20本入り520円(税込)

加熱式タバコとして、紙巻きタバコをどこまで再現できるかに徹底的にこだわった、元祖専用たばこスティックが「マールボロ ヒートスティック レギュラー」である。初めて吸った時には、その紙巻きとの味とニオイの差に誰もが愕然としつつ、それでもタバコを吸った感はきちんとあるので、不思議な気持ちに陥った人も多いはずだ。

今となってみると、当時の自分の吸い方に問題があったことがわかる。紙巻きタバコのように強く早く吸うと、加熱が追いつかず味が変化しやすい。矢継ぎ早に吸い込むのも同様だ。そのため、当時はこのレギュラーの実力を味わうことができていなかったと思う。さまざまな銘柄を試してみて、改めて味わってみると、これが実においしい。

加熱式タバコに慣れたことによって、蒸気が途切れないスピードでゆっくりと吸い込むようになり、のどの中央奥あたりをへこませて肺に入れていくと、すべての源流である王者の風格を感じる強い喫味とふくらみのあるロースト感が同時に押し寄せてきて、感動の旨さなのである。

クセのある強いニオイもまた、実は吸っている間はそれほど感じないこともわかる。ニオイのもとはクリーニング不足のデバイスそのものと、吸い殻である。

数限りなく発売されているカップ麺の世界でも、いまだに初代「カップヌードル」(日清食品)を超えられないという現実もある。アイコス操作と吸い方に慣れた今こそ、しっかりとデバイスをクリーニングしてもう一度味わってみるべき本格味なのだと思う。

【2位】マールボロ ヒートスティック ディメンションズ ノア
加熱式特有の風味を生かして旨くした職人技

大きめのタバコ店やアイコスストア、オンラインストアでないと入手できない期間限定品「ディメンションズ」シリーズ唯一のレギュラータイプ。20本入り530円(税込)

加熱式特有の違和感のある風味をカバーするために、メンソールを強くしたり、フレーバーを添加したりのさまざまな工夫がなされてきたのが、アイコス専用ヒートスティックの歴史だ。しかし、この「マールボロ ヒートスティック ディメンションズ ノア」はまったく方向性が違う。

すでにある加熱式タバコ特有の風味を生かし、そこにハーブやスパイスなどを巧妙に使い、おいしいものに仕立て上げているのがすごい。使われているのはシトロネラ(虫除けでもおなじみのシトラス風味を持つハーブ)、パイナップル、ナッツにスパイス。さながら料理のように調味されている印象だ。

味わいは穏やかな温かさを感じる、今まで味わったことのない新しいタバコの味である。ピリッとするスパイス感は上質なシガーのようにも感じられる。ニオイもすごく洗練されていて、非日常のリゾート気分を味わえるから、試したことのない人はぜひ一度チャレンジしてほしいと思う。

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【3位】ヒーツ フレッシュエメラルド
本来の紙巻きメンソールに近いシンプルなメンソール

廉価版とあなどってはいけない。20本入り470円(税込)

廉価版とあなどってはいけない。20本入り470円(税込)

加熱式タバコ専用スティックは、レギュラーメインの紙巻きタバコと違い、メンソール(フレーバーメンソール含む)が幅を利かせている世界である。ただ、ちょっと待ってほしい。メンソールを味わいたいのなら、必ずしもタバコを吸う必要はない。ミントタブレットやガムでも味わえるものだ。

そこでポイントとなってくるのが、タバコの味を脇役として引き立てるメンソールの強度である。強すぎるとタバコの味が吹き飛んでしまい、何を吸っているのかわからなくなってしまう。

本来の紙巻きメンソールも、基本的にメンソールは脇役に徹している銘柄が多かった。そしてその古きよき時代のルールにのっとっているのが、この「ヒーツ フレッシュエメラルド」である。廉価版とあなどるなかれ、甘み少なめの清涼感をほどよく添加して、タバコ葉の味わいを失わない。

筆者にとってはまさに理想的なバランスのメンソールなのである。

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【4位】マールボロ ヒートスティック パープル メンソール
赤ワインのような醸造感があるフレーバーメンソール

紫色の人気銘柄。20本入り520円(税込)

紫色の人気銘柄。20本入り520円(税込)

フレーバーメンソールは人気だが、本当においしく、長く吸い続けられる銘柄は少ない。アロマが強ければ飽きてしまうし、甘すぎるとこれまた気分が悪くなる。現状のアイコス用フレーバーメンソールで絶妙においしく仕上げているのは、この「マールボロ ヒートスティック パープル メンソール」だと思う。

いわゆるベリー・メンソールなのだけれど、パッケージ同様、紫感が強いのが特徴。ぶどうと言っても、ワインに使われる赤ぶどうのカベルネ・ソーヴィニヨンの果皮のような重厚な味わいだ。大人のための落ち着いて味わえるベリー・メンソールの決定版だと思う。

【5位】ヒーツ バランスド イエロー
日常的に味わいたいクセのないレギュラー

マールボロよりも50円安い。20本入り470円(税込)

マールボロよりも50円安い。20本入り470円(税込)

お茶を飲むのに、高級な玉露を毎日楽しみたいかというと、そうでもなく、普段の食事時などはむしろ、クセのない番茶がよいと感じる人は多いと思う。そう言った意味で、この「ヒーツ バランスド イエロー」は、価格設定とともに、日常的に味わう程よい価格のお茶のような世界観を感じる。

このスティックが描いているのは日常だ。クセがない分飽きにくく、リモート仕事の“ながらタバコ”にも向いているという性質は、これはこれで必要なものである。口当たりはマイルド、抑えめな酸味とともにほどよい旨味が乗ってくる。強すぎない個性が後を引く。

【6位】マールボロ ヒートスティック スムース レギュラー
アイコスのレギュラー味のひとつの完成形

これも日常系。20本入りで520円(税込)

これも日常系。20本入りで520円(税込)

「タバコはガツンとしてないと」という人ばかりではない。軽やかさや旨味と後味のバランスなどを総合して、好きな銘柄は決まるものである。これも改めて味わい直して、そのおいしさに驚いたタイプだ。アイコスの新味は、マールボロなど、レギュラー系はなかなか追加されないが、それもそのはず。この2017年リリースの「マールボロ ヒートスティック スムース レギュラー」で、アイコスのレギュラー味は完成していたのだと思う。

その醍醐味はバランス感。マールボロ ヒートスティックの中では一番喫味の弱い立ち位置になるのだが、この深みがありつつキレがよい味わいのバランスは絶妙だ。これも日常的に吸いたくなるほどよさがいい。

スティック選びで注意したいこと

友人に「もらいたばこスティック」をして味わうと、なんとも妙な味わいに感じる時がある。その原因はほぼデバイスのクリーニング不足である。アイコスユーザーならわかると思うが、クリーニングをサボるほど、アイコスはどんどんまずくなる。

そこに違った銘柄のスティックを挿入すれば、前回のスティックのカスや汚れが残っているので、そのこびりついた汚れと新しいスティックの味が混じり合い、だいたいまずく感じてしまうのである。新しい銘柄の味を試すには、とにかくクリーニングが必須なのだ。

筆者は家にいる時は、2〜3本吸う度にウエットタイプの綿棒などでクリーニングをする習慣ができてしまった。それほどまでに味に差が出てしまうからだ。アイコスを吸う際は、しっかりとデバイスのクリーニングをしたうえで、フレーバーごとの完成度の高さを、しっかりと味わって選んでもらいたいと思う。

アイコス純正のクリーニングスティックでもよいし、市販の無水エタノールをつけたベビー綿棒などで拭いてもいい。ポイントは加熱ブレードの付け根のあたりを、綿棒を回転させるように拭うことだ

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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