レビュー
ブルーベリーの「アイコス吸った感」がすごい

カプセルメンソール入りのニコチン0スティック「ccobato(コバト)」4種を吸い比べ!

「アイコス」専用ヒートスティックと互換性があり、タバコ葉の代わりに茶葉を使用することでニコチンをカットするノンニコスティックは、参入メーカーが相次ぎ、今やひとつのジャンルとなり始めている。今回紹介するのは、カプセルメンソール内蔵で、ブルーベリー、メロン、ピーチ、コーヒーとフレーバーのバリエーションも豊かな「コバト(ccobato)」だ。

株式会社サロメによるノンニコスティック「コバト」。フレーバーは4種類。写真左から「ブルーベリー」「メロン」「ピーチ」「コーヒー」。各20本入り418円(税込)

株式会社サロメによるノンニコスティック「コバト」。フレーバーは4種類。写真左から「ブルーベリー」「メロン」「ピーチ」「コーヒー」。各20本入り418円(税込)

紅茶の茶葉をアイコスで吸うと、ニコチンがない分事実上の“禁煙”

タバコ葉にはニコチンが含まれる。吸う時に燃やすとタールが出る。それを燃やさずに加熱することでタールを9割がたカットしたのが、「アイコス」「グロー」などの加熱式タバコだ。

さらにそのタバコ葉を、ニコチンを含まない紅茶葉に置き換えて、ニコチンもカットしたのが、ノンニコチンスティックである。「アイコス」などと同様にタールは9割がたカットしたうえで、ニコチンもゼロにする。見た目は「アイコス」で一服でも、これはもう事実上の禁煙と言ってもいいのではないだろうか。

「アイコス」専用スティック(マールボロ・ヒートスティック)がこの10月の値上げ後は550円になるので、「コバト」の場合、132円安い。つまり、健康にもお財布にもやさしい製品である。

加熱式タバコユーザーの間では、「グロー」専用スティックでおなじみのカプセルメンソール。上記のように、フィルターに内蔵されたカプセルをつぶすことで味変ができる

加熱式タバコユーザーの間では、「グロー」専用スティックでおなじみのカプセルメンソール。上記のように、フィルターに内蔵されたカプセルをつぶすことで味変ができる

カプセルメンソール入りで、中には粘度の高い茶葉が入っている

さっそく吸ってみよう。と思ったが、まず、箱を開けるのにひと苦労。通常、ノンニコチンスティックはフィルムをはがして箱を開けるのだが、なぜか「コバト」は、箱がミシン目になっており、切り離されていない。しかも丈夫だ。爪で慎重にミシン目を切るのだが、これがけっこう力がいる。

中から出てきたスティックは、サイズ的には「アイコス」専用スティックと同じだ。ただ巻紙が異常に硬い。落とすと、ボールペンでも落としたかのような音がする。

分解して中を見たところ、「アイコス」のようなタバコ葉を練り上げたものではないが、紅茶の茶葉が粘度高く固まっていた。

「コバト」はフィルターにカプセルが仕込んであり、口径より細い不思議なフィルターの後に、粘つく茶葉がギチッと詰められていた

「コバト」はフィルターにカプセルが仕込んであり、口径より細い不思議なフィルターの後に、粘つく茶葉がギチッと詰められていた

「コバト ブルーベリー」は「アイコス吸った感」がすごい

まずは、加熱式タバコ界隈で人気のベリーメンソールタイプの「コバト ブルーベリー」から吸ってみたい。驚いたのは、アイコスホルダーに挿す時の硬さ。どうやらコツがいるようで、最初に力を強めに入れれば入っていきやすいようだ。

加熱が完了し、吸おうとするも、ドロー(吸い込む力)が重い。吸い込むのに「アイコス」の1.5倍近い力がいるイメージだ。しかし吸ってみれば、のどへのキックもあるし、控えめだがメンソールもきちんと感じて普通においしい。この段階ではブルーベリーはわずかな香り程度だ。いくぶん軽めの喫味だけれど、そもそもこれはニコチンゼロなのである。それでこの「アイコス吸った感」はすごい。蒸気もしっかり重さがある。

気になるカプセルメンソールをつぶして味わってみよう。一気に広がるパープルなベリー感。これはフラッシュな輝きのあるタイプのベリーメンソールで、おいしい。少しガム寄りだけれど、十分すぎるくらいおいしい。

ノンニコでここまでできるとは思わなかった。何より紅茶感をあまり感じない。そこがいい(ただ吸殻は不思議なニオイだ)。

迷わずすすめたいベリーメンソール味

迷わずすすめたいベリーメンソール味

これはおいしい

これはおいしい

「コバト メロン」は好みが分かれそう

パッケージに書いてある「HAMI MELON」というのは、中国で人気の高い甘みの強いメロンの品種(ハミウリ)なのだとか。メロン味はベイプ(VAPE)では人気だが、たばこスティックとしてはどうなのだろうか。

最初のひと吸いは、控えめなメンソールだった。メロンの風味はごくわずかだ。カプセルをつぶしてみると、メンソールが一気に強くなり、「そこにメロンの風味が……」と言いたいところだが、瓜感はあるものの、ちょっとわかりにくい。

海外では人気の清涼飲料水のフレーバーにキューカンバー(きゅうり)というものがあるが、それに近い。スイカの皮に近い白い部分と言うか。これは少々吸う人を選ぶと思う。

クセのある瓜感強めタイプ

クセのある瓜感強めタイプ

「コバト ピーチ」はカプセルをつぶしてすぐ吸わないのがコツ

次は「コバト ピーチ」だ。これもやはり最初は軽い桃風味の控えめメンソールだったので、早々にカプセルをつぶす。ふんわりと甘い桃の風味が出てくると思いきや、少ししょっぱい。これは少々梅に近いタイプの桃味である。

梅も桃もバラ科なので、近しい部分はあるのだが、ちょっと梅寄りだ。「ローズの香り」の芳香剤をかいで梅干しを連想してしまった時のような残念感がある。

ただ、2回くらい吸うと風味が落ち着き、おいしい桃の缶詰のような甘さが出てきて、おいしくなった。

カプセルをつぶしてすぐ吸わないほうがいいかも

カプセルをつぶしてすぐ吸わないほうがいいかも

「コバト コーヒー」はシックで上質な味わい

筆者が一番期待していたのは、「コバト コーヒー」だ。というのも、「コバト」発売元がライター製造で有名な昭和15年創業の老舗喫煙具メーカー・サロメ(近年はベイプにも進出)で、そのレトロ・クールな存在感が、ひょっとしたら昭和の喫茶店でコーヒーを飲むような雰囲気を醸し出してくれるのではと思ったのだ。

箱を開けた途端にコーヒーの香りがした。吸ってみると、最初からコーヒー風味を感じる。ミント感がアクセントになった、コーヒーメンソールとでも言うべき味わい。シックである。古きよき時代の喫茶店に似合いそうな味わいだ。

カプセルをはじけさせると、昭和レトロ喫茶の基本である酸味系のコーヒーアロマが広がった。これはおいしい。くつろぎタイムにぴったりな、上質な味わいだと思う。

レトロな喫茶店のコーヒー味

レトロな喫茶店のコーヒー味

「コバト」で禁煙、減煙は可能か

もともと「アイコス」でフレーバーメンソールを愛用している人なら、「コバト」はかなり禁煙・減煙の力になってくれると思う。4本に1本、3本に1本、2本に1本と徐々に減らすことで、少なくとも減煙まではたどり着きやすいだろう。

一番いいのは、「アイコス」の「マールボロ・ヒートスティック・パープル・メンソール」の中に、気づかないうちに誰かに「コバト ブルーベリー」をそっと何本か混ぜてもらう作戦だろうか(装着が硬いが自分をごまかす)。そしてそのうち全部「コバト ブルーベリー」に差し替える。それができてもおかしくないレベルにまで到達しているからだ。

蒸気の出方やメンソールの爽快感はほぼ近似値。「コバト」で気に入ったフレーバーを見つけることさえできれば、ニコチンゼロ×タール1割の、事実上の禁煙および減煙は、夢ではないはずだ。

スティックを挿すのに力が必要だが、健康のためなら!

スティックを挿すのに力が必要だが、健康のためなら!

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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