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あなたの「アイコス」が今日から禁煙デバイスに!?

「アイコス」で吸える! 禁煙・減煙のためのノンニコチンスティックまとめ

「いいかげん、ついていけない!」。2020年10月に行われたたばこ値上げの幅は30〜50円と大きく、“今度こそ禁煙”を決意した人も多いと思う。そこで強い味方になってくれるのが、「アイコス」で吸えるノンニコチン(ニコチンゼロ)スティックだ。

本記事では、ノンニコチンスティック5銘柄17種類のスティックを吸い比べたヘビースモーカーの筆者が、それぞれのスティックがどのような人に向いているか、銘柄別にまとめてみた。

ニコチンゼロのノンニコチンスティックとはどんなものか

ノンニコチンスティックは、たばこ葉の代わりに紅茶などの茶葉を使用して、タバコを吸っているかのような味わいを保ちながらニコチン断ちができるというアイテムである。加熱式タバコの代名詞「アイコス」と互換性を持つ者が多く、通常のたばこスティックの代わりに挿して使用する。

元祖ノンニコチンスティック「ニコレス」

元祖ノンニコチンスティック「ニコレス」

「ニコレス」から始まったブーム。おいしさの理由

ブームの口火を切ったのは、2019年3月に登場した「ニコレス」だ。

「アイコス」専用のたばこスティックは、たばこ葉に蒸気を発生させるためのグリセリン類が染み込ませてある。よって加熱式特有のクセがあるため、それを感じにくいメンソールを添加したタイプが人気だ。つまり、多くの「アイコス」専用たばこスティックが「たばこ葉+グリセリン類+メンソール」という構成となる。

ノンニコチンスティックはそのたばこ葉の部分だけを茶葉に変更することで、「アイコス」専用たばこスティック風な味を再現し、違和感少なめの味が実現できたというわけだ。まさに加熱式タバコ時代ならではのアイデアである。

使い方は通常の「アイコス」専用たばこスティックと同じだ

使い方は通常の「アイコス」専用たばこスティックと同じだ

左が茶葉を使用したノンニコチンスティック(写真は「アムール」)。右がたばこ葉を使用した「アイコス」専用たばこスティック

左が茶葉を使用したノンニコチンスティック(写真は「アムール」)。右がたばこ葉を使用した「アイコス」専用たばこスティック

茶葉がこぼれないように、先端にフィルターが付いているものもある(写真は「アムール」)

茶葉がこぼれないように、先端にフィルターが付いているものもある(写真は「アムール」)

ブームの火付け役! タバコ味からあえて離れたい人は「ニコレス(NICOLESS)」

元祖ノンニコチンスティックである「ニコレス」は、累計売上げ400万個を突破している(2020年8月31日時点)大ヒット商品である。中国・福建省産の紅茶葉を使用して、「アイコス」専用たばこスティックと同サイズに仕上げている。内部の紅茶葉も、「アイコス」同様、板状に加工するという徹底ぶりだ。

改めて吸ってみると、どのフレーバーも初めて吸った時より上質な紅茶感を強く感じる。たばこスティックの代替品ではあるが、“おいしく紅茶を吸う”というサブコンセプトがあるのだろうかと感じさせるほどだ。

ロングヒット製品ならではの安心感もあり、たばこテイストよりも、タバコイメージからあえて離れるために“紅茶を吸う新習慣”を取り入れたいという人に向いていると思う。

「NICOLESS(ニコレス)」(VUEN)20本入り418円(税込)フレーバーは写真左から、メンソール、ミント、レモンメンソールというメンソール系3種類

「NICOLESS(ニコレス)」(VUEN)20本入り418円(税込)フレーバーは写真左から、メンソール、ミント、レモンメンソールというメンソール系3種類

「ニコレス メンソール」

かつて、「思ったよりおいしい」という結論にたどり着いた記念すべき製品だ。紅茶葉を加熱することによって生まれる葉のいがらっぽさが、紙巻きタバコのようにも感じられ、感動した。

ただ、後発製品がたばこ感を押し出している現状では、強いほうじ茶・紅茶感は少々不利だ。残り1分あたりで酸味が非常に強くなるのも残念。

「ニコレス ミント」

「ニコレス メンソール」よりも清涼感は強めに感じる。甘みのあるスペアミント系清涼感で、紅茶葉の主張をほどよく抑えて、「マールボロ ヒートスティック ミント」に近い味わいを実現している。

「ニコレス レモンメンソール」

「紅茶葉を使用している」という事実をあらためて思い出したかのように、2020年9月に追加された「ニコレス レモンメンソール」。箱を開けるとわかる“レモンティー”感。吸ってみるとミントの葉が爽やかに雑味を消し、すっきりしておいしい。

すべてノンニコだが、それぞれ個性が強い

すべてノンニコだが、それぞれ個性が強い

<もっとくわしく知りたい人はこちらをチェック!>
「アイコス」で使えるニコチンゼロの「NICOLESS(ニコレス)」で無理なく減煙!

「アイコス」再現度が高い「ニコノン(NICONON)」

「ニコノン」の最大の特徴は、日本人向けに味調整していることだ。タバコ製品全般に言えることだが、いわゆる洋モク(海外タバコ)は、日本人には受け入れらにくいフレーバーも少なくない。その点、「ニコノン」は箱を開けると、お茶専門店のほうじ茶のような香りが少しするものの、気になるほどではない。

タバコの味で冒険したくないという人に特におすすめだ。

「NICONON(ニコノン)」(晴和)20本入り418円(税込)。フレーバーは「メンソール」「アイスシトラス」のメンソール系2種類

「NICONON(ニコノン)」(晴和)20本入り418円(税込)。フレーバーは「メンソール」「アイスシトラス」のメンソール系2種類

「ニコノン メンソール」

一瞬「マールボロ ヒートスティック メンソール」と誤認するレベルの完成度がすごい。味だけなら3本のうち1本をすり替えても、ながら吸いだったら気づかないレベルだ。

強めのペパーミント系メンソールとともに、重みのある蒸気を感じられ、裏側に少しのしょっぱさを感じるが、不自然さがない。スロートキックもわずかだが、しっかりと感じられる。

「ニコノン アイスシトラス」

冷涼感を強調した柑橘メンソールだ。甘酸っぱい果肉よりも苦味のある果皮(ピール)を効かせたライムのような味に仕立てられて、クールにおいしい。

<もっとくわしく知りたい人はこちらをチェック!>
ヘビースモーカーが驚いた!「NICONON(ニコノン)」の”アイコス再現度”がすごい

軽めの喫味が好みの人に「アムール(AMOOUR)」

福建省の自社畑で栽培・生産した良質の無農薬茶葉と天然由来原料のみを使用した、健康意識高めなノンニコが「アムール」である。健康目的で禁煙を目指している人にはうれしい要素だと思う。スティックにはポロポロの茶葉が詰まっているが、ややスカスカしている。

吸いごたえはかなり軽め。特にレギュラー系はタール値3〜4mg程度にまで下がる。ただそうした特徴は、軽めのタバコが好みという人にとってはメリットにもなるだろう。

「アムール」(マルマンH&B)20本入り418円(税込)。レギュラー系2種(レギュラー、オレンジ)とメンソール系2種(ミント、メンソール)の4フレーバー展開

「アムール」(マルマンH&B)20本入り418円(税込)。レギュラー系2種(レギュラー、オレンジ)とメンソール系2種(ミント、メンソール)の4フレーバー展開

通常は「アイコス」とサイズを合わせるものだが、この「アムール」は、なぜか背が高い

通常は「アイコス」とサイズを合わせるものだが、この「アムール」は、なぜか背が高い

「アムール レギュラー」

香りはうっすらとしたダージリン紅茶の香り。スカスカした見た目の印象通り、蒸気が少なめで味も薄味。スロートキックも少ない。「プルーム・エス」をさらに弱くしたような喫味だ。

「アムール ミント」

軽めの清涼感が加わって味自体はおいしい。蒸気は少ないが、まさにニコチンを抜かれて軽くなりましたという印象で、自然に感じた。

「アムール メンソール」

強めのメンソールで、6〜7割ほど「アイコス」に近づいた感じ。ただメンソールの分、スロートキックは高まっている。

「アムール オレンジ」

もうひとつのレギュラー系。オレンジティーにミントの葉をのせたような香りのスティックなのだが、加熱する過程で肝心なオレンジ風味もミントの清涼感も飛んでいってしまう。キックもほぼない。

<もっとくわしく知りたい人はこちらをチェック!>
意識高い系ニコチン0スティック「アムール(AMOOUR)」でニコ断ち!

カプセルメンソール搭載で万人向け(一部例外あり)「コバト(ccobato)」

高級感の感じられないパッケージで、なぜかフタが切り離されておらず、開けるのにひと苦労。スティックも異様に巻紙が硬い。スティックの中にはネバつく茶葉がギチギチに詰まっていて、いろんな意味で期待できなかった「コバト」だが、吸ってみればその完成度は非常に高かった。

フレーバーによるが「アイコス」互換レベルの味であり、カプセルメンソールを搭載するなど、「アイコス」専用たばこスティック越えの部分もある実力派だ。

スティックは挿しにくく、ドロー(吸い込む力)がかなり重いが、味は誰もがおいしいと感じるレベルまで到達している。おいしさの理由は、紅茶感が抑えられていること。当然ながらユーザーが吸いたいのは紅茶ではなくタバコ感なのである。

ニコ断ちしたいフレーバーメンソール好きの「アイコス」ユーザーなら全員にすすめられる。

ちなみに販売元はライター製造で有名な昭和15年創業の老舗喫煙具メーカー・サロメ(近年はベイプにも進出)だ。

「ccobato(コバト)」(サロメ)20本入り418円(税込)。フレーバーはブルーベリー、メロン、ピーチ、コーヒーのメンソール系4種類

「ccobato(コバト)」(サロメ)20本入り418円(税込)。フレーバーはブルーベリー、メロン、ピーチ、コーヒーのメンソール系4種類

加熱式タバコユーザーの中では、「グロー」専用スティックでおなじみのカプセルメンソール。上記のようにフィルターに内蔵されたカプセルをつぶすことで味変できる

加熱式タバコユーザーの中では、「グロー」専用スティックでおなじみのカプセルメンソール。上記のようにフィルターに内蔵されたカプセルをつぶすことで味変できる

「コバト ブルーベリー」

人気の高いベリーメンソール。吸い始めは少し軽めだが、カプセルをつぶすと強力なガム寄りアロマが広がって、「マールボロ ヒートスティック パープルメンソール」を越えた味の濃さとなり、うまい。

「コバト メロン」

これのみ例外で、あまりおすすめできないフレーバー。カプセルをつぶすと、メロンというより、どう吸っても海外清涼飲料水のキューカンバー(きゅうり)風味で青臭い。

「コバト ピーチ」

吸い始めは梅っぽいしょっぱさを感じるが、カプセルをつぶして3吸い目くらいから広がる桃の缶詰風味がおいしい。甘い系ならこれ。

「コバト コーヒー」

ミントの効いたコーヒー味がごく自然に広がっておいしい。カプセルをつぶすと昭和レトロな酸味系コーヒーアロマが広がって、くつろぎ感たっぷりな味わいに。

<もっとくわしく知りたい人はこちらをチェック!>
カプセルメンソール入りのニコチン0スティック「ccobato(コバト)」4種を吸い比べ!

エスニック料理ファンならいけるかも「ローリープロ(Lolly Pro)たばこスティック」

加熱式タバコデバイス「ローリープロ(Lolly Pro)」用に開発された「ローリープロたばこスティック」は、発売当初の製品からクセの強い仕上がりで、厳しかった。いつの間にかリニューアルしていたので再挑戦したのだが、そのクセは余計に強くなっていた……。アジアン・エスニックなこの風味は、かなり人を選ぶと思う。日本人の嗅覚・味覚にはなじまない印象だが、エキゾチック大好きな人ならいけるかも。

「ccobato(コバト)」(サロメ)20本入り410円(税込)。フレーバーはレギュラー、メンソール、ピーチ、ライム、ブルーベリーの4種類

「ccobato(コバト)」(サロメ)20本入り410円(税込)。フレーバーはレギュラー、メンソール、ピーチ、ライム、ブルーベリーの4種類

「ローリープロ たばこスティック レギュラー」

ノンニコでは珍しいレギュラー味。吸い始めは物足りない軽さ。わずかにミントの清涼感を感じる。中盤から酸味が強くなり始め、本格的中国茶に間違えてミントの葉を加えてしまったようなエキゾチックな味となる。

「ローリープロ たばこスティック メンソール」

ノンニコでも比較的おいしく仕上がることの多い、メンソールタイプだが、ミントと煮出しすぎた烏龍茶のようなアジアンエキゾチックな風味が広がるのが厳しい。

「ローリープロ たばこスティック ライム」

デザートかおかずか悩んでしまうような不思議なライムに、お香タイプの発酵茶風味が加わる。

「ローリープロ たばこスティック ブルーベリー」

ベリーメンソールもおいしくなることが多いが、これはツンとしたアジアン雑貨店のインセンス風。そこにエキゾチック茶葉。難しい……。

<もっとくわしく知りたい人はこちらをチェック!>
かなり好みが分かれる! ニコチン0スティック「ローリープロ たばこスティック」4 種を一気吸い

選択肢がグンと増えたノンニコスティック。あなたの「アイコス」が今日から禁煙デバイスに!?

「アイコス」専用スティックから、これらノンニコスティックにチェンジすることができれば、デバイスを換えることなく、「アイコス」が禁煙・減煙デバイスとして機能するとこになる。

その切り替えを成功させるかは、ノンニコスティック選びにかかっていると思う。好みの味が見つかったら、まずは4本に1本から始めよう。なるべく今吸っている製品に近い味のものがいい。慣れて来たら3本に1本、2本に1本、そして最終的に全面切り替えと、ソフトランディングで進めていくのがおすすめだ。

コスト的には「Lolly Pro たばこスティック」のみわずかに安いが、ほか4銘柄は20本入り418円(税込)と同じ。

1日1箱/月換算で比較すると、
「マールボロ・ヒートスティック」 550円×30日=16,200円/月
ノンニコスティック 418円×30日=12,540円/月

その差は3,660円となる。ただ、ノンニコチンスティックの先には、タバココスト自体がなくなる可能性がある。依存性のあるニコチンを含まないということは、いつでもやめられるということだからだ。そうなればタバコ値上げにダメージを受けることはなくなるのだ。

※本記事は喫煙を推奨するものではありません。ご利用にあたっては、健康リスクなどをご考慮のうえ、注意・マナーを守ってご使用ください。

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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