レビュー
大人も子どもも楽しめる

「らくらくモード」なら誰でも演奏できちゃう! カシオ「鍵盤が光るキーボード」の魅力再発見

今、「おうち時間需要」で楽器の売れ行きが伸びています。なかでも、鍵盤楽器にトライしたい人が手軽に購入しやすいのが「キーボード」。特にカシオの「光ナビゲーションキーボード」は、「ゆくゆくはピアノを練習したい」と思っている人が鍵盤楽器への第一歩を踏み出すのによいモデルとして有名です。

実際にシリーズ最新モデルの「LK-515」は、価格.comのシンセサイザー・キーボードカテゴリーの売れ筋ランキングで1位を獲得している人気っぷり(2020年10月29日時点)。今回はこのLK-515を使って、意外と知られていない光ナビゲーションキーボードの楽しい機能を紹介したいと思います。子ども向けと思われがちなキーボード製品ですが、実は大人が使っても楽しめるんですよ!

カシオの光ナビゲーションキーボードとは?

光ナビゲーションキーボードは、内部に200曲もの楽曲を搭載していて、それらを再生しながらレッスンが行えます。ここまでは一般的なキーボードと同じ。しかしその最大の特徴は、「演奏する楽曲にあわせて、次に押さえるべき鍵盤が自動で光り、演奏をナビゲートしてくれる」という機能です。光っている鍵盤を押さえれば正しい音を鳴らせるという、初心者にやさしすぎるキーボードなのです。まずは、その特徴を写真でご紹介しましょう。

こちらがシリーズ最新モデルのLK-515。鍵盤数は61鍵で、200曲を内蔵します。ブルーの基調カラーがさわやか

こちらがシリーズ最新モデルのLK-515。鍵盤数は61鍵で、200曲を内蔵します。ブルーの基調カラーがさわやか

鍵盤自体が光ることで、演奏をナビゲートしてくれる機能は、過去シリーズから受け継がれてきたポイント!

鍵盤自体が光ることで、演奏をナビゲートしてくれる機能は、過去シリーズから受け継がれてきたポイント!

リズム機能や録音機能などを搭載していて、いろいろ遊べます

リズム機能や録音機能などを搭載していて、いろいろ遊べます

電源はACアダプターのほかに、単三乾電池6本で駆動するのも魅力! 部屋から部屋へ手軽に持ち運んで弾けます

電源はACアダプターのほかに、単三乾電池6本で駆動するのも魅力! 部屋から部屋へ手軽に持ち運んで弾けます

実は毎年新モデルが登場! カラバリや内蔵曲がリニューアル

ちなみにこの光ナビゲーションキーボード、実は年に1回新製品が登場して、毎年モデルが切り替わっています。光る鍵盤などの基本機能はそのまま引き継ぎながら、本体のメインカラーが変わったり、内蔵される曲目が年々アップデートされているんです。

特におもしろいのが、内蔵されるポップス音源。最新モデルが出るたびに、過去1年間にヒットした旬のJ-POPが追加されて、音源ラインアップが入れ替わっていくんです。光ナビゲーションキーボードに追加された楽曲を見て「ああ、今はこのアーティストが旬なんだな」って思います(笑)。

たとえばLK-515は2020年8月発売ですが、Official髭男dism「Pretender」やKing Gnu「白日」などが新しく追加されています。うん、順当ですね……! 逆に、星野源「恋」のように3年前のモデルからずっと搭載されているような楽曲もあります。こちらはもはや定番曲になりつつあるのかも?

内蔵楽曲の一部は本体のボディに記載されています。この曲目を見るだけでも楽しい。アニメソングの項目には、「鬼滅の刃」の主題歌で大ヒット中の「紅蓮華」もありますね

内蔵楽曲の一部は本体のボディに記載されています。この曲目を見るだけでも楽しい。アニメソングの項目には、「鬼滅の刃」の主題歌で大ヒット中の「紅蓮華」もありますね

ちなみに、過去モデルとのデザイン比較はこの通り。2018年モデル「LK-511」はイエロー、2019年モデル「LK-513」はグリーンが基調カラーでした

ちなみに、過去モデルとのデザイン比較はこの通り。2018年モデル「LK-511」はイエロー、2019年モデル「LK-513」はグリーンが基調カラーでした

実は光ナビゲーションだけじゃない! 意外と知られていない「らくらくモード」がスゴい

さて、この光ナビゲーション機能は、キーボード本体に搭載される「ステップアップレッスン」のボタンを押すことで使用できます。以下、カシオの公式動画でそのイメージをご覧ください。こんな感じで、子どもだけではなく大人の趣味としても楽しめます。

具体的な使い方としては、「ステップアップレッスン1」のボタンを押すと、選んだ楽曲のお手本を自動再生してくれるので、これで正しい演奏イメージを脳内にたたき込みます。次に「ステップアップレッスン2」を押すと、光ナビゲーションモードになるので、再生音源にあわせて、光る鍵盤を追いかけるようにして練習ができます。そして最後に「ステップアップレッスン3」のボタンを押すと、鍵盤が光らないモードになって本番演奏ができます。

……というのが、光ナビゲーションキーボードの基本機能なのですが、実は意外と知られていない、もうひとつのおもしろ機能があります。それが「らくらくモード」です。今回はこちらをメインにご紹介したいと思います。

ステップアップレッスン1〜3のボタンで光ナビゲーション機能を使ったレッスンが使用できます。しかし、今回ご紹介したいのはその隣のボタン

ステップアップレッスン1〜3のボタンで光ナビゲーション機能を使ったレッスンが使用できます。しかし、今回ご紹介したいのはその隣のボタン

「ステップアップレッスン」の左にある「らくらくモード」ボタンを押すと、どの鍵盤を押さえても正しい音を鳴らしてくれるモードになります。つまりこれ、正しく鍵盤をタッチしなくても、ノリでデタラメに鍵盤を押せば演奏できるという超絶初心者向け機能なんです! 「まずは弾いてる感を楽しみたい!」という人にうってつけ。

どういう雰囲気になるかは、以下の動画をご覧ください。現在、映画が超大ヒット中で話題のアニメ「鬼滅の刃」の主題歌であるLiSA「紅蓮華」を、「らくらくモード」で弾いてみました。鍵盤はほとんど見ないで、ものすごく適当に手を動かしています。

本当は光っている鍵盤を押すのが正しいのですが、間違った鍵盤を押しても、正しい音が鳴っているのがおわかりいただけたでしょうか? 楽曲のメロディさえ知っていれば、適当に鍵盤をタッチするだけで楽曲が弾けるわけです。サビの後半では、1本指でポンポンやるだけで演奏できています。

いくら光ナビゲーション機能が便利といっても、弾けるようになるための練習は必要になりますよね。しかしこの「らくらくモード」なら、キーボードを買ったその日から、楽曲のメロディさえ知っていれば誰でも弾けちゃいます。旬のJ-POPが何曲も内蔵されているので、実際に知っている楽曲は多いはずです。

▼ピアノ初心者のアラフォー夫が弾いてみると……

でも、正しい鍵盤を押さえなくても演奏ができるとそれで満足してしまって、あまりちゃんとした練習にならないのでは? というご意見もあるでしょう。確かに、そういう面もあると思います。

そこで今回、筆者の夫に、本機の「らくらくモード」を試してもらいました。夫は昔ドラムをやっていた経験はありますが、ピアノなどの鍵盤楽器は初級クラス。そんな夫がKing Gnu「白日」を「らくらくモード」でプレイしてみたのです。普段からよく聞いている楽曲でメロディは把握しているため、数回鍵盤を触っていたらだんだんと弾けるようになった夫。すると、「自分で弾いている感があって楽しい。本当に弾けるようになりたいと思えてきた」と語っていました。

この感覚って非常に大事で、初心者のうちこそ「楽器を演奏できていることの楽しさ」を味わうのがポイントなんだと思います。疑似的な演奏の成功体験とでも言いましょうか。それを実感できることで、「次は本当に演奏できるようになりたい」と、練習するためのモチベーションにつながるわけです。つまり、練習に入る前の「モチベーション喚起の機能」として、「らくらくモード」はアリだと筆者は思います。

まとめ

ちなみにこの「らくらくモード」、以前から光ナビゲーションキーボードに搭載されている機能なのですが、どうしてもメインの光ナビゲーション機能に比べると話題になりにくい部分でした。しかし、こうして見ると結構すごくないですか? ただ鍵盤が光るだけではなく、このように初心者のモチベーションを喚起してくれる機能が搭載されているのも、光ナビゲーションキーボードの魅力のひとつだと思います。おうち時間の過ごし方としてキーボード演奏に興味が出てきた皆さんに、ぜひ注目していただきたいです。

杉浦 みな子(編集部)

杉浦 みな子(編集部)

オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。

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