「G-SHOCK」今月の衝撃!!!
2020年はどんなG-SHOCKが生まれた?

人気売れ筋モデルTOP5で振り返る「G-SHOCK」2020年総まとめ

G-SHOCKは、先進のカーボン素材の採用や、ワークアウト機能の拡充など、2020年も新しい取り組みを続けてきた。価格.comにおけるG-SHOCKの「人気売れ筋ランキング」(2020年12月24日現在)上位5モデルをチェックして、1年を振り返ってみたい。

「G-SHOCK 人気売れ筋ランキング」第5位

アナログで新たな魅力の開拓!/「フロッグマン GWF-A1000」

2020年6月発売のG-SHOCK「フロッグマン GWF-A1000」。公式サイト価格は99,000円(税込)

2020年6月発売のG-SHOCK「フロッグマン GWF-A1000」。公式サイト価格は99,000円(税込)

「人気売れ筋ランキング」5位にランクインしたのは、フロッグマン初のフルアナログ化を実現した「フロッグマン GWF-A1000」だ。

本モデルは、ペットネームを持つ「マスター・オブ・Gシリーズ」の中でも群を抜いた人気を誇る「フロッグマン」の第8世代モデル。2019年に開発された「カーボンモノコックケース」を採用することで、フロッグマンが備える潜水機能や耐衝撃性、電波ソーラーといった先進機能を損なうことなく、フルアナログ化の実現に成功している。

モジュールを覆うような「カーボンモノコックケース」を採用

モジュールを覆うような「カーボンモノコックケース」を採用

「ダイブモード」で潜水時間を計測できるようにしたり、デュアルコイルモーター搭載でモードの切り替えがスピーディーに行われたりと、アナログならではの工夫を随所に施すことで、使用時のストレスを軽減。「フロッグマン」ファンが慣れ親しんでいたデジタルデザインからの転換は挑戦的な試みだったと考えるが、発売から半年以上が経ってもランキング上位に食い込んでいるのは、ファンに受け入れられたからだろう。価格.comの製品レビュー(原文ママ/以下同じ)でも、「アナログ表示時計でカッコイイ」「装着感は最高。見た目もゴツゴツしてかっこいいです!」といったコメントが書かれていた。

ダイバーズらしい針デザイン

ダイバーズらしい針デザイン

「G-SHOCK 人気売れ筋ランキング」第3位

心拍計&GPSの新境地!/「G-SQUAD GBD-H1000-1JR」

2020年5月発売のG-SHOCK「G-SQUAD GBD-H1000-1JR」。公式サイト価格は55,000円(税込)

2020年5月発売のG-SHOCK「G-SQUAD GBD-H1000-1JR」。公式サイト価格は55,000円(税込)

都合によりひとつ飛ばして……第3位に輝いたのは「G-SQUAD GBD-H1000-1JR」だ。G-SHOCKとして初めて心拍センサーとGPS機能を搭載した、ワークアウトシーン志向のモデルに仕上がっている。

裏ブタに心拍センサーを搭載

裏ブタに心拍センサーを搭載

本モデルは、血管の血流量の変化を感知して心拍数を測定できる光学式センサーを始め、方位・気圧/高度・温度を計測するトリプルセンサー、歩数や移動距離を計測する加速度センサー、さらには位置情報を取得するGPS機能を搭載。スマホアプリとも連携し、ワークアウトをサポートする。

画面はモノクロながら、高精細・高コントラストで見やすいMIP液晶を採用。ひとつの画面内に表示される情報量が多いのが特徴だ。

アプリでは、ワークアウトのプラン提案も行われる。基礎体力を向上させたり、参加予定のランニング大会の目標タイムや準備期間に応じてプランを自動で組んでもらうこともできる。

ワークアウトプランの作成をサポート

ワークアウトプランの作成をサポート

本機は、いわゆるスマートウォッチ化がなされているが、IT系メーカーの製品に見られる「全部入れ」モデルとは意を異にしている。と言うのも、本機はそこそこの大きさと厚みがあり、自宅でゆったり過ごす時まで着けていたくなるタイプではない。画面もモノクロだ。しかし、ソーラー充電システムの採用や、時刻モードで約12か月というバッテリー持続時間、そして何より20気圧防水&耐衝撃構造というタフネスさを備えている。価格.comの製品レビューには、「できること、できないことはありますが、トレーニングに特化したコンセプトに対して機能の不足は感じません」とあったように、“ジェネラル(総合)”と言うより“スペシャル(特化)”な存在と言える。また、「デザインと機能、どの点も気に入っており、常時装着して運動に励んでいます」と、やはりG-SHOCKらしいデザインに惹かれた人も多い。

元々は2020年4月に発売される予定だったが、新型コロナウイルスの影響で5月下旬へと延期。そのうえ外出がはばかられる悪条件下でのスタートとなったが、半年以上が経ってもこのランキングに付けているというのは、G-SHOCK×ワークアウトのニーズの高さを示しているようだ。

「G-SHOCK 人気売れ筋ランキング」第2位

その人気、まさに鉄壁!/「GMW-B5000D-1JF」

2018年4月発売のG-SHOCK「GMW-B5000D-1JF」。公式サイト価格は66,000円(税込)

2018年4月発売のG-SHOCK「GMW-B5000D-1JF」。公式サイト価格は66,000円(税込)

相変わらずの強さだ。第2位には、“メタルG”の原点となる「GMW-B5000D-1JF」が輝いた。

2018年、G-SHOCK35周年の節目に合わせて誕生。初代モデルをそのままメタルに置き換えたようなデザインで、発売後1年近く売り切れが続出し、大きなブームをもたらした。

異なる仕上げを組み合わせて質感を高めたケース

異なる仕上げを組み合わせて質感を高めたケース

この「GMW-B5000D-1JF」を皮切りに、別カラーモデルや樹脂ストラップとのコンビモデルへと派生。そしてメタル化の流れは型を超え、3つ目のラウンドケースモデルやビッグケースモデルなども生まれ、G-SHOCKの看板として大きな流れを生み出した。

わずかなディテールもメタルで忠実に再現

わずかなディテールもメタルで忠実に再現

最新のレビューコメントを見ても、「まさにG-SHOCKの王道のデザイン!」「一番人気モデルのスチール化なのでいいに決まっています♪」「フルメタルでなければGショックは買わなかったと思うくらい、このGMW-B5000は気に入っています」と絶賛する声ばかりだ。

本機は、2020年5月の段階でも「人気売れ筋ランキング」1位を記録していた。発売から1年半以上を経ってもなお、これほどの人気が続くというのは、G-SHOCK史上においても例がないことではないだろうか。

「G-SHOCK 人気売れ筋ランキング」第1位&第4位

12角形ベゼルに魅せられた!/「MTG-B2000BD」

2020年11月発売のG-SHOCK「MT-G MTG-B2000BD-1A4JF」。公式サイト価格は137,500円(税込)

2020年11月発売のG-SHOCK「MT-G MTG-B2000BD-1A4JF」。公式サイト価格は137,500円(税込)

王様として君臨していた「GMW-B5000D-1JF」から首位の座を奪ったのが、「MT-G MTG-B2000BD-1A4JF」だ。カーボンを始めとする先進素材と技術を活用することで、さらなる耐衝撃構造を追求したMT-Gシリーズの最新作だ。

なお、本記事で飛ばした第4位には、ブラックベゼル×シルバーブレスの「MT-G MTG-B2000D-1AJF」がランクインしていた。中身は同じなので、ここでまとめて紹介させていただく。

2020年11月発売のG-SHOCK「MT-G MTG-B2000D-1AJF」。公式サイト価格は126,500円(税込)

2020年11月発売のG-SHOCK「MT-G MTG-B2000D-1AJF」。公式サイト価格は126,500円(税込)

今作では、第5位の「フロッグマン GWF-A1000」でも採用されていた一体構造の「カーボンモノコックケース」を採用。樹脂/メタル/カーボンの3素材の融合を実現させ、新たな耐衝撃性能を実現する「デュアルコアガード構造」を生み出している。「さまざまな素材を融合して耐衝撃ボディを進化させる」というテーマを持つ、「MT-G」シリーズの面目躍如といった存在だ。

新たな耐衝撃性能を実現する「デュアルコアガード構造」

新たな耐衝撃性能を実現する「デュアルコアガード構造」

12角形ベゼルの採用という大胆なデザインも魅力だ。

ケースとは別体のベゼルを起用したため、異なる処理を施して違いを際立たせることが可能になり、細かな仕上げや切り立った造形を実現している。スッキリしたケースサイドなど、全体的にシャープ感のあるフォルムにまとまっている。

印象的な12角形ベゼル

印象的な12角形ベゼル

かなりの意欲作だが、確かな「G-SHOCKらしさ」を感じる中で、さらなる高みを目指そうという挑戦的な姿勢を評価する声は多いようだ。

製品レビューには、「Web広告の写真を見てひと目惚れして衝動的に買ってしまいました。商品が届いて現物を見てほれぼれしました。思ったよりも軽くフィット感もいいです。買ってよかったです」「12角形だがMR-Gチックなデザインが良い。ベゼルのローズカラーも陽が当たると派手に、それ以外では渋いカラーに見た目が変わります」といったコメントがあった。

2020年11月に発売されたので、瞬間的に注目度が高い状況ではあったものの、それでも公式サイト価格で10万円をゆうに超えるモデルが1位に輝くのはスゴいこと。発売当時は「魅力的だけど高い」という声もあった「GMW-B5000D-1JF」がいまだにランキング上位にいることからも、1歩上のG-SHOCKを求める人は多いようだ。

【まとめ】メタルモデルはG-SHOCKの主軸に! 2021年も期待大

激動に揺れた2020年。時計を始めとするあらゆる産業が大きな影響を受け、危機的状況に陥ったメーカーやブランドも少なくなかった。G-SHOCKも4〜6月は大打撃を受けたようだが、7〜9月にはすぐに回復し、コロナ以前の対前年比で95%にまで回復しているという。

こうした人気の背景にあるのが、今回のランキングに登場したようなメタルモデルの躍進だ。メタルモデルは、点数の増加とともに売上構成比を確実に伸ばしている。それは同時に、高価格帯商品が増えていることも意味するが、すでに広く受け入れられていることはこのランキングの結果にも現れている。

2021年も、メタルモデルはG-SHOCKを牽引する大きなカギとなるだろう。また、初めて心拍センサーを搭載した「G-SQUAD GBD-H1000-1JR」のように、スマートウォッチとしての機能を備えたモデルのバリエーションも拡大していくと思われる。すでにカシオは、アシックスとランニング総合サービスを2020年開発、2021年1月に発表する予定だ。現状では、そのタイミングでG-SHOCKのいちモデルとして発売されるかはわからないものの、やがては連携される可能性は高いと思われる。このほか、「ウォーキング」「疲労(睡眠)リカバリー」など健康領域への拡大も視野に入れているようだ。

またカシオは、中国市場におけるG-SHOCK認知のさらなる獲得を目指している。2020年5月には、「MT-G」をベースに中国人アーティストの陳英傑氏が中国哲学の「太極」をテーマにデザインしたモデルが発売されたが、こうした新たな視点でのモノ作りも増えるかもしれない。

2021年は、どのようなG-SHOCKが生まれるのだろうか。こんな状況下、いろいろな意味で「タフ」でありたいと願う人々を支える新作の登場を期待したい。

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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