ガンプラ組み立てレビュー
天使のような翼を持つガンダム

美しさNo.1のガンプラ! 「MG ウイングガンダムゼロEW Ver.Ka」に感嘆

今回組み立てるガンプラは、2020年11月末に発売された「MG 1/100 ウイングガンダムゼロEW Ver.Ka」。発表時から期待されていたガンプラでしたが、実際に組み立ててみたところ、その美しさと完成度に心打たれました。特徴的な白く大きな翼の表現をはじめとして、理想の「ウイングガンダムゼロ」を立体化したガンプラになっています。

「Ver.Ka」シリーズの特徴は、この白いパッケージとスタイリッシュな機体、そして大量の水転写式デカールが付属することですよね

「Ver.Ka」シリーズの特徴は、この白いパッケージとスタイリッシュな機体、そして大量の水転写式デカールが付属することですよね

こちらが完成形。仕上げとして、水転写式デカールを貼り、スミ入れ、そして翼を除く本体部分につや消しのトップコートを吹いています

こちらが完成形。仕上げとして、水転写式デカールを貼り、スミ入れ、そして翼を除く本体部分につや消しのトップコートを吹いています

「ウイングガンダムゼロEW」とは、TVアニメ「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」の完結編「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の主役機。オリジナルメカデザイナーのカトキハジメ氏により、TV版の「ウイングガンダムゼロ」とは大きくデザインが変更されており、天使を連想させる大きな白い翼や8頭身のプロポーションなどが特徴的な機体です。発表当初は「ウイングガンダムゼロカスタム」と呼ばれており、ガンプラなどもその表記でしたが、2004年以降は「ウイングガンダムゼロEW」と表記されています。そんな「ウイングガンダムゼロEW」が今回、カトキハジメ氏監修の「Ver.Ka」シリーズとして完全新規造形でMG化しました。

ランナー枚数はMGだけに22枚と多かったです。さらにアクションベースが付属するのでプラス2枚。ほか、ホイルシールと水転写式デカール1枚が付属していました。

1/100スケールで、全高は約19cm。翼を広げるとかなり大きい印象です。翼の重量があるため、自立させるにはスタンドを使ったほうがいいですね

1/100スケールで、全高は約19cm。翼を広げるとかなり大きい印象です。翼の重量があるため、自立させるにはスタンドを使ったほうがいいですね

完成形を眺めていると、「とにかく美しい」という感想しか出てこないのですが、動かしてみると可動のすばらしさにも驚かされます。

独特な脚部の構造で“ひざ立ち”がキマる!

まず、全体として可動はとても優秀です。独特のポーズを再現できるように、肩の前方向への引き出し+胸部の可動が加えられて、両手持ちの射撃ポーズが取りやすくなっています。下半身も、太もも外装のスライド機構や膝関節の可動、つま先の可動などにより、流れるようなポージングが可能。

肘関節はもちろん、肩の前方への引き出しなどで柔軟に動かせます

肘関節はもちろん、肩の前方への引き出しなどで柔軟に動かせます

太ももや膝関節は、可動に合わせて外装パーツがスライドするようになっています

太ももや膝関節は、可動に合わせて外装パーツがスライドするようになっています

驚かされたのは脚部の構造です。前述の、外装パーツのスライド移動はほかのガンプラでもよく採用されていますが、本キットはさらなる工夫が施されていました。膝関節の真下、ふくらはぎに当たる部分の外装を開くことができます。作っているときはなんで開くんだろう?と思っていたのですが、ここを開くことで膝関節の可動域が広がり、脚をよりしっかり曲げられるようになることがわかりました。このギミックとつま先の可動のおかげで、今までのガンプラではできなかった深いひざ立ちができるようになっています。

左脚のふくらはぎに注目です。従来のガンプラでは、太ももとふくらはぎのパーツが干渉するため、写真左のようにしか曲げられませんでした。しかしこのふくらはぎ部分が開くので(写真中央)、太ももの裏側にふくらはぎが付くくらいくらい曲げられます(写真右)

左脚のふくらはぎに注目です。従来のガンプラでは、太ももとふくらはぎのパーツが干渉するため、写真左のようにしか曲げられませんでした。しかしこのふくらはぎ部分が開くので(写真中央)、太ももの裏側にふくらはぎが付くくらいくらい曲げられます(写真右)

「ウイングガンダムゼロEW」でよく見るポーズもこれで再現できます

「ウイングガンダムゼロEW」でよく見るポーズもこれで再現できます

翼は自在に動き、流れるようなポージングが可能

さらに、4枚の翼もフレキシブルに可動。特に両肩部分の大きな翼は、ジョイントアームの可動域が広く、さまざまな表現が可能になっています。

両肩部分の翼は前面に持ってくることも可能です

両肩部分の翼は前面に持ってくることも可能です

ジョイントアームをさまざまな方向に動かせるので、翼を横にしたり展開させたりと自由自在

ジョイントアームをさまざまな方向に動かせるので、翼を横にしたり展開させたりと自由自在

翼に細かい表情を付けられるので、流れるようなポージングを決められます。スタンドを使えば浮いたような状態で飾れるのもいいですね

翼に細かい表情を付けられるので、流れるようなポージングを決められます。スタンドを使えば浮いたような状態で飾れるのもいいですね

ツインバスターライフルの両手持ち射撃ポーズも再現可能

武装はツインバスターライフルとビームサーベル、そしてシールドが付属。ツインバスターライフルは専用の指パーツで固定して持てるほか、手首の外装をスライドすることで現れる穴に差し込めば、しっかり固定することも可能。

ビームサーベルはクリアグリーンの刃です

ビームサーベルはクリアグリーンの刃です

ツインバスターライフルは専用指と手首部分への固定でしっかりと保持可能

ツインバスターライフルは専用指と手首部分への固定でしっかりと保持可能

劇中で印象的だった両手射撃ポーズも可能。ツインバスターライフルを合体させて持つことができます

劇中で印象的だった両手射撃ポーズも可能。ツインバスターライフルを合体させて持つことができます

ツインバスターライフルは折りたたんで翼に収納することもできます

ツインバスターライフルは折りたたんで翼に収納することもできます

ビームサーベルは2本付属。刃はいわゆる円柱タイプではなく、刀のような薄いサーベルになっていました

ビームサーベルは2本付属。刃はいわゆる円柱タイプではなく、刀のような薄いサーベルになっていました

シールドは左手に装備。飛行形態への変形時に必要なパーツでもあります

シールドは左手に装備。飛行形態への変形時に必要なパーツでもあります

MG初! 2種類のネオバード形態への変形が可能

実は「ウイングガンダムゼロEW」は2004年にもMG化されていますが、今回の「Ver.Ka」版では飛行形態(ネオバード形態)への変形が可能になっています。それも、大気圏内/圏外の2種類のネオバード形態に変形可能。とはいっても本体の変形は必要なく、背中のバックパックをずらして移動させ、翼の展開方法を変えるだけの簡単な変形です。

両肩の翼を前面に移動し、専用パーツを腰に付けて翼を固定。これで大気圏突入スタイルに

両肩の翼を前面に移動し、専用パーツを腰に付けて翼を固定。これで大気圏突入スタイルに

両肩の翼を本体下部に展開すると、大気圏外飛行のネオバード形態に

両肩の翼を本体下部に展開すると、大気圏外飛行のネオバード形態に

背中の翼を立てて両肩の翼を横に展開すると、大気圏内飛行のネオバード形態に

背中の翼を立てて両肩の翼を横に展開すると、大気圏内飛行のネオバード形態に

美しさNo.1のガンプラと言っても過言ではない

元々スタイリッシュなガンダムだった「ウイングガンダムゼロEW」ですが、今回のガンプラはそれをさらにリファインし、より美しくなっている印象を受けました。可動域の広さと翼のポージングが決まることで、その印象はさらにアップしているといった感じです。

ディテールも優秀。コックピットハッチが可動し、パイロットのヒイロが見えます

ディテールも優秀。コックピットハッチが可動し、パイロットのヒイロが見えます

やはりツインバスターライフル両手射撃ポーズの美しさを完全再現しているのがすごいです。迫力もありますね

やはりツインバスターライフル両手射撃ポーズの美しさを完全再現しているのがすごいです。迫力もありますね

ツインバスターライフル水平射撃のポージングが美しく決まるのもいいです

ツインバスターライフル水平射撃のポージングが美しく決まるのもいいです

ガンプラも41周年目に突入し、次の10年の進化が楽しみですが、しばらくはこの「ウイングガンダムゼロEW」が美しさNo.1のガンプラの位置をキープするのではないでしょうか。

マッシー

マッシー

「月刊PCエンジン」誌で編集ライターデビュー。「64DREAM」誌デスクを経て前職はXbox 広報のゲーム漬け人生。猫とガンプラとaqoursが存在理由のホビー担当。

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