レビュー
フリーエム? フリーム?

アイコス互換のノンニコチンスティック「FreeM」はいろいろ不思議

「アイコス」専用たばこスティックの代わりに、茶葉を使用することでニコチンをカットするノンニコチンスティックがブームだ。テレビCMも始まった「ニコレス」を筆頭に、今では多数の銘柄が乱立し、選ぶのが非常に難しくなった。そんな中見つけたのが、正しい読み方もわからないミステリアスなスティック「FreeM」だ。勇気を出して、ヘビースモーカーの筆者が吸ってみたい。

「FreeM」のフレーバーは、スイカメンソール(左)、ミントメンソール(写真右)の2種類。20本入り2箱セットで999円(税込)だったので、1箱換算すると500円程度だ

「FreeM」のフレーバーは、スイカメンソール(左)、ミントメンソール(写真右)の2種類。20本入り2箱セットで999円(税込)だったので、1箱換算すると500円程度だ

ニコチンはもちろん、重金属もホルムアルデヒトもゼロで、ハーブと茶葉を使用

厳選した高品質茶葉を使用したニコチンゼロスティックで、独自製法で吸い応えと味わいを実現したという以外、情報がほとんどない「FreeM」。気合いで調べてやっと見つけたホームページは全編中国語で、その詳細がわかりづらい。

“中国のシリコンバレー”として名高い深センにある、深セン佳品健怡科技有限公司という企業の製品で、日本ではベイプなどの互換リキッドなどを取り扱う「MEET」というブランドから発売されており、専用デバイスもあるようだ。

パッケージに「Lover」と書いてある赤系の箱がスイカメンソールで、「Home」と書いてあるほうがミントメンソール。製品名ロゴの隣には、中国語でハーブを表す"草本"と煙を表す“菸”の文字が印字されている。「ハーブのたばこ」的なヘルシーアピールだろうか。タバコではないし、煙も出さないけれど。

現在、日本で全国展開されている加熱式タバコデバイスで対応しているのは主にアイコスだが、中心加熱式デバイスであれば使えるので、パルズでも利用OKだ(グロー、プルーム・エスは周辺加熱式なので不可)。

それでは実際に吸って、味わいを確かめたい。

そもそも、この製品名は何と読むのだろう。「フリーエム」なのか、「フリーム」なのか

そもそも、この製品名は何と読むのだろう。「フリーエム」なのか、「フリーム」なのか

左から「アイコス」「ニコレス」「FreeM」。中身にシート状を踏襲したニコレスとは違い、顆粒状の茶葉が入っていた

左から「アイコス」「ニコレス」「FreeM」。中身にシート状を踏襲したニコレスとは違い、顆粒状の茶葉が入っていた

一番の特徴は、気流を中心に集めて喫味を上げることのできる穴の空いたフィルター(左)だ。右は、同じ特徴で知られる「グロー」専用スティック

一番の特徴は、気流を中心に集めて喫味を上げることのできる穴の空いたフィルター(左)だ。右は、同じ特徴で知られる「グロー」専用スティック

刺激は強いが思ったよりは吸いやすい「FreeM スイカメンソール」

まず試したのは、フィルムをはがす前の段階で、すでにスイカの青い部分のようなニオイを振りまいていた「FreeM スイカメンソール」である。香料はきつめ、ケミカルではないが、青臭さにクセがある。

アイコスに挿すと、温まった青臭い香りがなんとも言えない"Lover"の世界観。これはアリなのだろうか。

加熱完了後、グッと蒸気を吸い込むと、スイカの白い部分の香りが立って、そこに冷たいメンソールが加わるので、刺激は強いが、思ったよりも吸いやすい。最初に警戒していただけに、拍子抜けだ。

世の中にはベイプ用リキッドにしても、紙巻きタバコや加熱式タバコの銘柄にしろ、スイカ味というのはたまに出会うが、だいたいキュウリ(キューカンバー)寄りのクセが強く、日本人にはあまりなじみにくい仕上がりのものが多い。この製品も例外ではない。

ピンクのパッケージだが、青臭い

ピンクのパッケージだが、青臭い

強く深く吸うと蒸気は多くなるが、辛くなる

強く深く吸うと蒸気は多くなるが、辛くなる

甘みを控えたキリッとした味わい「FreeM ミントメンソール」

続いて、「FreeM ミントメンソール」を吸ってみる。レビュー前、包装フィルムを完全にはがさない状態で2つのフレーバーを保管しておいたのだが、それでも「FreeM スイカメンソール」のニオイが「FreeM ミントメンソール」に移ってしまった。そして、中紙を外していた半分は、ほぼ“スイカ化”してしまった。メンソール同士なら大丈夫かと思ったのだが……。

中紙を外していないほう(ニオイ移りしていない)のスティックを吸うことにしたら、ナチュラルでシンプルな冷感系メンソールの味だった。甘みを控えたキリッとした味わいで、茶葉のわずかなイガイガ感が、紙巻きタバコ的なおいしさだ。

中盤以降、メンソールフレーバーが薄まるとともに酸味と茶葉感が前に出てきてクセが強くなっていくのが惜しい

中盤以降、メンソールフレーバーが薄まるとともに酸味と茶葉感が前に出てきてクセが強くなっていくのが惜しい

ミステリアスな存在だけれど、「ミントメンソール」なら3〜4本に1本くらいの切り替えは可能か

この「FreeM」で、ニコチン断ちは可能なのだろうか。正直筆者の感想では、「ミントメンソール」限定で3?4本に1本くらいの切り替えなら、意志の力が強いという前提でなら、不可能ではないと思った。

喫味は勢いよく吸うとそれなりに強い(辛くはなるが、紙巻きフィーリングを感じることができる)。とにかく吸い応え重視という人になら、向いていると思う。

「スイカメンソール」に関しては、そのものが独特の世界観を形成しているので、ニコ断ち目的の互換品として使用するとなると、かなり人を選ぶだろう。

「ミントメンソール」はそれなりの完成度

「ミントメンソール」はそれなりの完成度

※本記事は喫煙を推奨するものではありません。ご利用にあたっては、健康リスクなどをご考慮のうえ、注意・マナーを守ってご使用ください。

清水りょういち

清水りょういち

元「月刊歌謡曲(ゲッカヨ)」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ!

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