「G-SHOCK」今月の衝撃!!!
ジェンダーレスデザインを採用!

大ヒットした八角形G-SHOCK“カシオーク”にミッドサイズの新作が誕生!

2021年3月、カシオ計算機のG-SHOCKから「GMA-S2100」の2カラーが発売された。近年、スマッシュヒットを記録した「GA-2100」をダウンサイジングしたモデルで、より幅広いユーザー層に“カシオーク”の魅力を広げる。

2021年3月に発売された「GMA-S2100」

2021年3月に発売された「GMA-S2100」

ミッドサイズ化を果たすGMAシリーズとは?

ご存じの人も多いかもしれないが、今作のベースとなった「GA-2100」について先に解説しておきたい。

「GA-2100」は、2019年8月にベーシックシリーズの新作として発売を開始。高剛性を発揮するカーボン繊維入りファインレジンを活用した「カーボンコアガード構造」をケースに採用したことで、G-SHOCKのデジタル×アナログコンビネーションモデルとして最薄の11.8mmを記録したモデルとして登場した。

何と言っても、多くの人の心をとらえたのが、そのデザインだ。G-SHOCKにしては全体的にシンプルでありながら、印象的な八角形ベゼルを採用。G-SHOCKらしいタフさと高級時計を彷彿とさせるラグジュアリー感が同居していると、世界中で話題になった。いつからか、八角形ベゼルの高級時計として著名なオーデマ ピゲ「ロイヤル オーク(ROYAL OAK)」にちなみ、“カシオーク(CASIOAK)”と呼ばれるように。あくまでファンの間だけでの通称だが、UKの公式サイトには「“カシオーク”とも呼ばれているGA-2100」という一文も掲載されており、国内外で広く浸透しているようだ。

そんな人気を背景に、「GA-2100」はこれまで10色近いカラーバリエーションを展開してきた。だが、色以外の仕様にまでアレンジを加えた派生モデルは、ダウンサイジングを果たした今回の「GMA-S2100」が初となる。

【「GA-2100」についての記事はこちら!】
オールブラックが人気爆発! デジアナ史上最薄のG-SHOCK「GA-2100」
https://kakakumag.com/hobby/?id=14352

2019年に発売された「GA-2100-1AJF」。公式サイト価格は14,850‬円(税込)

2019年に発売された「GA-2100-1AJF」。公式サイト価格は14,850‬円(税込)

なお今作は、シリーズで言うと「GMAシリーズ」に属している。

「GMAシリーズ」は、さまざまな既存モデルをミッドサイズにダウンサイジングすることをコンセプトとしたシリーズで、2020年2月にスタート。名称の由来は「G-SHOCK」「Mid-Sized」「Analog」の頭文字と思われる。これまで「GA-120」がベースの「GMA-S120」、「GA-110」がベースの「GMA-S110」、「GA-140」がベースの「GMA-S140」、「GBA-800UC」がベースの「GMA-B800」が登場している。

なお、2020年に発売された「GMD-S6900」「GMD-B800」の「GMDシリーズ」も同様のコンセプトで、こちらは「G-SHOCK」「Mid-Sized」「Digital」だ。

共通の狙いとして、腕が細めの人でもフィットしやすくすることに加え、ジェンダーレスデザインへの対応があり、男女どちらでも着用しやすいデザインに仕上がっている。

これまでの“カシオーク”との違いを徹底検証!

ここからは、今作のディテールを検証していく。違いを明確にするため、ベースである「GA-2100-1A1JF」(オールブラックカラー)と、新作の「GMA-S2100-7AJF」(ホワイトカラー)を比較してみた。

「GMA-S2100-7AJF」。公式サイト価格は14,850‬円(税込)

「GMA-S2100-7AJF」。公式サイト価格は14,850‬円(税込)

スペックにおけるケースサイズの違いは、「GA-2100」が幅45.4×高さ48.5mmなのに対し、「GMA-S2100」は幅42.9×高さ46.2mm。幅2.5mm、高さ2.3mmがサイズダウンしている。それぞれ単体で見ると、大きな違いは感じないレベルだが、両者を近づければ違いがハッキリとわかる。

なお、ケース厚もさらに薄くなっている。「GA-2100」の厚さ11.8mmはG-SHOCKにおいて革新的な薄さだったが、「GMA-S2100」は11.2mmとさらに記録を更新。シャツの袖口でジャマに感じる機会はほとんどないだろう。

また、重量51gの「GA-2100」に比べ、「GMA-S2100」は41gと、約2割も軽量化されていることも大きな違いだ。

「GMA-S2100」(上)のほうが、わずかに小さいことがわかる

「GMA-S2100」(上)のほうが、わずかに小さいことがわかる

どちらも基本的なフォルムやデザインは同一だが、一部に仕様変更が認められる。そのひとつがプッシュボタンだ。「GA-2100」はメタリックなパーツが使われているのに対し、「GMA-S2100」はベゼルと同じ樹脂を使用。マットな質感で、サイドビューは控えめな印象だ。

「GMA-S2100」(上)には、マットな樹脂ボタンを採用

「GMA-S2100」(上)には、マットな樹脂ボタンを採用

また、バンドのデザインも異なる。

「GA-2100」で起用されている凹凸のある樹脂バンドは、G-SHOCKのオリジンシリーズでも多数採用されているスタンダードなものだが、「GMA-S2100」はフラットなシンプルデザインを採用。幅もわずかに細く、女性の腕でもフィットさせやすい。なお、バンド長はどちらも同じだった。

樹脂バンドのデザインは、「GMA-S2100」(左)のほうがシンプル

樹脂バンドのデザインは、「GMA-S2100」(左)のほうがシンプル

「GMA-S2100」のバンドのほうが、少し幅が狭い

「GMA-S2100」のバンドのほうが、少し幅が狭い

バンドに合わせ、バックルの材質とデザインも変わっている。

「GA-2100」のバックルは、メタル製で左右に広がったフォルムだが、「GMA-S2100」は樹脂製でスッキリとしたフォルムに。これも、ジェンダーレスな世界観にマッチさせたものだ。

バックルは、材質まで変更

バックルは、材質まで変更

文字盤は、基本的に同じデザイン。そもそも搭載されているモジュールは、どちらも「5611」であり、使用できる機能が同じなのはもちろん、センター針や液晶画面、インジケーターなどの配置も完全に一致している。

使用しているモジュールが同じなのに、どうやってダウンサイジングを果たしたのか? それは、細部をじっくりと見比べることで判明する。たとえば、3時位置にある液晶画面の右側には「DST/HND」の機能表示があるが、「GMA-S2100」のほうが文字盤外周部に接近していることがわかる。

液晶画面と文字盤外周部の間の長さが異なる

液晶画面と文字盤外周部の間の長さが異なる

また、インジケーターの大きさはどちらも同じだが、近くにある8時、9時、10時位置のインデックスを見ると、「GMA-S2100」のほうが短くなっている。

つまり、文字盤は同じレイアウトをキープしつつ、外周部との距離をうまく切り詰めることで、ダウンサイジングを実現したことがわかる。言われなければ気づかないくらいの微々たる違いだ。

「GMA-S2100」(左)のインジケーター周辺のインデックスが、短くなっている

「GMA-S2100」(左)のインジケーター周辺のインデックスが、短くなっている

デザイン上の大きな違いは、インデックスの華飾方法だ。どちらも傾斜した文字盤外周部から連なる立体的なバーインデックスだが、「GA-2100」は梨地のマットな仕上がりであるところ、「GMA-S2100」はメタリックなミラー仕上げで、ひと際輝きを放っている。ジェンダーレスデザインであることを、最も強く感じるポイントだ。

インデックスの形はほぼ同じだが、仕上げ方が異なる

インデックスの形はほぼ同じだが、仕上げ方が異なる

いっぽう、「GA-2100」で高評価を得たディテールは、そのまま踏襲している。

文字盤右下の液晶は、多角形なデザインでG-SHOCKらしさを表現しつつ、ワールドタイムやストップウォッチといった機能をサポート。画面の大きさも変わらずで、実用性を担保している。

機能性を高める液晶画面

機能性を高める液晶画面

八角形ベゼルは、なるべく風防との段差を少なくし、この独特のフォルムを強調。G-SHOCKのロゴも、微細なエンボスで表現されている。

風防との段差が少ないベゼルデザイン

風防との段差が少ないベゼルデザイン

もちろん、今作でも「カーボンコアガード構造」が採用されており、ケース裏からは樹脂製ベゼルに覆われた「カーボン繊維入りファインレジンケース」の一部を見ることができる。バンドも、クイックレバー付きで着脱が可能だ。

グレーの部分が、「カーボン繊維入りファインレジンケース」

グレーの部分が、「カーボン繊維入りファインレジンケース」

ブラックとホワイトの洗練されたカラーリング!

「GMA-S2100」にラインアップされた2つのカラーを見ていこう。

今回紹介した「GMA-S2100-7AJF」は、やわらかで透き通るようなホワイトカラーを採用したモデルだ。

オールホワイトの「GMA-S2100-7AJF」

オールホワイトの「GMA-S2100-7AJF」

インデックスには、シルバーに輝くメタリック塗装を採用。また、文字盤のすき間からのぞく「ファインレジンケース」やベゼルの色埋めに差し込んだグレーがアクセントカラーとなり、美しい白さを引き立てている。

グレーがアクセントカラーに

グレーがアクセントカラーに

本機のカラーリングは、さまざまなカジュアルスタイルにマッチする。ここまで「無色透明」なG-SHOCKは逆にインパクトがあり、いい意味で人の目を引き寄せる存在になる。

真っ白のG-SHOCKが異彩を放つ

真っ白のG-SHOCKが異彩を放つ

いっぽう、「GMA-S2100-1AJF」は、ケースも文字盤もブラックに染まったモデルだ。

「GMA-S2100-1AJF」。公式サイト価格は14,850‬円(税込)

「GMA-S2100-1AJF」。公式サイト価格は14,850‬円(税込)

「GMA-S2100-1AJF」は、アクセントカラーにピンクゴールドを採用。ラグジュアリー感と大人の色気を漂わせ、“カシオーク”に求められていた高級感を醸成する。

針やインデックスにピンクゴールドを採用

針やインデックスにピンクゴールドを採用

ピンクゴールドに女性的なイメージを持つ人は多いが、ピンポイントで使用されているため、着用してみれば男性でも違和感がないことがわかる。肌になじみやすい色合いでもあるし、ブラック系やブラウン系のウェアに合わせやすいので、大人の装いにぴったりだ。

ブラウンカラーのウェアとも親和性が高い

ブラウンカラーのウェアとも親和性が高い

【まとめ】「GA-2100」をジェンダーレス化の対象としたのは好判断!

昨今主流のクリーン&シンプルなファッションは、ジェンダーレスの流れも取り込んでいる。特に時計は、男女間でシェアする動きも増しているアイテムだ。常にファッションカルチャーに寄り添ってきたG-SHOCKとして、こうした流れに沿うモデルの展開は絶対に押さえておきたいところだろう。

「タフネスなG-SHOCK」というイメージはこれからも変わらないだろうが、そこに「男らしく」という枕詞がいつまで付くのか、また、付けられるのかはわからない。ある意味で、これまでのG-SHOCKらしくない「GA-2100」をジェンダーレス化の対象としたのは好判断だったと感じる。

“カシオーク”を1本では飽き足らず、複数のカラーをコレクションするファンも少なくないと聞く。今回、ダウンサイジングという新たな展開を見せたことで、さらに活況に湧きそうだ。

【SPEC】
●ガラス:無機ガラス
●防水性:20気圧防水
●ケース・ベゼル材質:カーボン/樹脂
●バンド材質:樹脂バンド
●ケースサイズ:42.9(横)×46.2(縦)×11.2(厚さ)mm
●重量:41g

横山博之

横山博之

カバン、靴、時計、革小物など、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

記事で紹介した製品・サービスなどの詳細をチェック
関連記事
価格.comマガジン プレゼントマンデー
ページトップへ戻る