JTが展開する高温加熱式タバコデバイス「プルーム・エックス」で使用する、カプセルメンソールタイプの専用タバコスティック「オプション」シリーズに、「パープル」と「イエロー」に次ぐ「メビウス・オプション・マスカットグリーン」が追加された。
「オプション」シリーズと言えば、天然メンソールを100％使用し、本格フレーバーを楽しめる高品質さが特徴。ヘビースモーカーの筆者が大いなる期待を胸に、味わいを確かめてみた。
2022年7月8日より、全国のコンビニエンスストアおよびタバコ販売店などにて順次発売される「メビウス・オプション・マスカットグリーン」。20本入り570円（税込）。なお、「プルーム・エス」でも使用可能だ
JTの高温加熱式タバコデバイス「プルーム・エックス」で使用できる専用タバコスティックは、現在全15種類（メンソール系11種+レギュラー系4種）をラインアップ。銘柄は、「メビウス」と、低価格シリーズ「キャメル」の2種類で、今回紹介するのは「メビウス」の中の「オプション」シリーズの新作だ。
「オプション」シリーズの特徴は、フィルター内にカプセルが仕込まれており、ユーザーが任意のタイミングでつぶすことで、味変できるカプセルメンソールタイプという点。すでにベリーメンソール味の「オプション・パープル」と、シトラスメンソール味の「オプション・イエロー」の2種類が登場済みで、新作「メビウス・オプション・マスカットグリーン」は3種類目になる。
「メビウス・オプション」シリーズはどれも、JTではおなじみの天然メンソールを100％使用しており、ベースはボタニカル感のある自然なメンソール味。そこに、カプセルで風味を追加するスタイルだ。また、それぞれのフレーバーに合わせて、タバコ葉のブレンドも変えているというこだわりもうれしい。
カプセルは、フィルターの上部（先端に近い場所）に内蔵
フィルター内部を見てみると、鮮やかなブルーのカプセルが入っていた
メンソールとカプセルともに、自然な味わいなのが◎
既発の2種でも、ナチュラルでキツ過ぎない上質な味わいがおいしかった「オプション」シリーズ。同じようなおいしさを期待しつつ、3種類目の「メビウス・オプション・マスカットグリーン」を吸ってみた。
パッケージを開けた段階で、植物としてのミントのような自然な香りを感じる。そして最初のひと吸いで、自然派メンソールのフレーバーに圧倒される。ノド奥に一気に広がる清涼感は、辛いけれど品があり、かすかな苦みはあるがクセのない、グリーン感あふれるメンソール味がとてもおいしい。なお、この段階では、マスカットはほぼ感じない。
続いて、カプセルを弾けさせてみた。すると、ほぼマスカットの果実そのものの風味が飛び込んできた！ とかくケミカルな味わいになりがちなマスカットフレーバーだが、これはフルーツとしてのマスカット風味が忠実に再現されている。果肉と果皮部分の味わいさえ立体的に感じられる繊細さ、必要以上の派手さはない抑制された味わいが、吸いやすく、ウマい。同じブドウ系の「オプション・パープル」とはまったく異なる、ブドウの自然風の味わいをしっかりと感じさせてくれた。「ベイプ」のリキッドも含め、香料でここまでリアルな味を再現できているスティックには、出会ったことがない。
カプセルはつぶしやすいが、フィルターがひしゃげたままだと蒸気が吸いにくくなる。形状を指で少し戻してから吸おう
大人のための上質フレーバーメンソールという印象
世の中にたくさんあるタバコスティックの中でも、「自然派」的な特徴を持つ「オプション」シリーズ。ラインアップに共通するのは、不自然さのない本来のミントおよびフルーツのおいしさだ。今回味わった「メビウス・オプション・マスカットグリーン」も期待に違わず、上質な清涼感と果実感を味わえたのがよかった。
「メンソールはむせるくらい強烈なほうがいい」、「フルーツ感が人工的でもいいからコントラスト高めにデフォルメされているほうがいい」という“刺激優先主義”の人でなければ、満足感は高いはず。一服タイムを上質フレーバーで優雅に過ごしたいなら、「メビウス・オプション・マスカットグリーン」とその仲間たちがおすすめだ。
「メビウス・オプション」シリーズは、左から「パープル」、「イエロー」、「マスカットグリーン」
元「月刊歌謡曲（ゲッカヨ）」編集長。今はめおと編集ユニット「ゲッカヨ編集室」として活動。家電や雑貨など使って楽しい商品のレビューに命がけ！
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