レビュー

「グフ・カスタム」は「グフ」とどう違う? 最新のROBOT魂でチェック!

「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」は、劇中再現にこだわるガンダムの可動フィギュアシリーズ。2022年は、OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場する機体の商品化が続いていましたが、ついに、主役機とも言うべき青い機体「グフ・カスタム」が発売されましたね。

ジオン公国軍のエース機「グフ・カスタム」です

ジオン公国軍のエース機「グフ・カスタム」です

「グフ・カスタム」とは、1996年に発売されたOVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場する、ジオン公国軍のモビルスーツで、パイロットはノリス・パッカード。「グフ」と聞くと、「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」の台詞でおなじみの「グフ」が思い浮かびますよね。「グフ・カスタム」は、そんな「グフ」を改善、再設計した機体です。

今回は、「グフ」との違いにも注目しながら、「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」で立体化された「グフ・カスタム」のできばえをチェックしていきます。

劇中の姿を完全再現

「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の劇中で、主人公側の最大の脅威となった「グフ・カスタム」。圧倒的な存在感と巧妙な戦闘シーンが印象的でしたね。そんな機体を、「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」版では、設定に忠実なプロポーションで再現しています。

色合いもアニメ劇中にかなり近い印象です

色合いもアニメ劇中にかなり近い印象です

さらに、「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズの特徴である可動も秀逸。両肩を大きく引き出せる機構などで、劇中シーンを派手に再現できます。

肩のスパイク部分が干渉せず、ここまで肩を上げられます

肩のスパイク部分が干渉せず、ここまで肩を上げられます

首も大きく可動。胸部もかなり開きますが、中身が見えちゃうのでこれは開き過ぎかも

首も大きく可動。胸部もかなり開きますが、中身が見えちゃうのでこれは開き過ぎかも

腰部のスカートは細かく分割できるので、脚部の動きに干渉しません。軟質パーツの動力パイプも連動するので、かなり自在に脚を動かせます

腰部のスカートは細かく分割できるので、脚部の動きに干渉しません。軟質パーツの動力パイプも連動するので、かなり自在に脚を動かせます

モノアイは頭部を外せば、左右に自在に動かせます

モノアイは頭部を外せば、左右に自在に動かせます

「グフ」との大きな差異は“武装”

それでは、「グフ」との違いを見ていきましょう。テレビアニメ「機動戦士ガンダム」に登場した、ランバ・ラル搭乗の「グフ」は、2016年に「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズで立体化されています。

「グフ・カスタム」(写真左)と、ランバ・ラル搭乗の「グフ」(写真右)。並べて見ると顔や胸部などがかなり異なる印象ですよね

「グフ・カスタム」(写真左)と、ランバ・ラル搭乗の「グフ」(写真右)。並べて見ると顔や胸部などがかなり異なる印象ですよね

大きく異なるのは武装。ランバ・ラル搭乗の「グフ」は、左手にフィンガーバルカン砲が固定されていましたが、「グフ・カスタム」では、左手は通常のマニピュレーターに変更されており、外付けで35mmガトリング砲を装備できる仕様に変わっています。また、シールドは小型化されつつ、75mmガトリング砲を装備可能なガトリング・シールドに変更されています。これらの改善点により、汎用性が高まった「グフ」が「グフ・カスタム」と言えるでしょう。

「グフ」は6年前のキットですが、可動は優秀ですよ

「グフ」は6年前のキットですが、可動は優秀ですよ

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着脱可能な武装をしっかり再現

では、「グフ・カスタム」の武装を細かく見ていきましょう。

付属品一覧です。武装一式と各種エフェクトなどが付属します

付属品一覧です。武装一式と各種エフェクトなどが付属します

前述のとおり、「グフ・カスタム」の左手は、35mmガトリング砲を外付けで装備する仕様です。また、ガトリング・シールドにも75mmガトリング砲を装備可能。本製品では、そういった武装の着脱機構もちろん再現されています。

左手にガトリング砲を装備。ピンで取り付けるので簡単には外れません(写真左)。その上からガトリング・シールドを装備。こちらもシールド裏のピン接続に加えて、グリップを握ることでしっかり保持できます(写真右)

左手にガトリング砲を装備。ピンで取り付けるので簡単には外れません(写真左)。その上からガトリング・シールドを装備。こちらもシールド裏のピン接続に加えて、グリップを握ることでしっかり保持できます(写真右)

ガトリングエフェクトを使い、ワイヤーにぶら下がりながらガトリング砲を発射する劇中シーンを再現。エフェクトを付けるとさすがに左腕が重く、腕はだんだん下がってきますね

ガトリングエフェクトを使い、ワイヤーにぶら下がりながらガトリング砲を発射する劇中シーンを再現。エフェクトを付けるとさすがに左腕が重く、腕はだんだん下がってきますね

ヒート・サーベルは、ランバ・ラル搭乗の「グフ」とは異なり、発光しない黒い刃(劇中設定のとおりです)。ヒート・サーベルはシールド裏に装備でき、劇中のようにシールドから引き抜いての戦闘シーンなどが再現できます。

シールドからサーベルを引き抜き……

シールドからサーベルを引き抜き……

バーニアエフェクトを付けて、攻撃開始!

バーニアエフェクトを付けて、攻撃開始!

ヒート・ワイヤーは、これまた「グフ」のヒート・ロッドとは異なり、文字どおり細いワイヤー状で、自在に動かせます。

ヒート・ワイヤーは右手首にパーツ差し替えで装備します

ヒート・ワイヤーは右手首にパーツ差し替えで装備します

今1度OVAを見たくなる良フィギュア

「グフ」は「ザク」とは異なり、機体のバリエーションが少なく、また商品化されている機体も少ない印象です。その中でこの「グフ・カスタム」は、劇中を再現するという点においては唯一無二のフィギュアではないでしょうか。2022年11月発売予定の「第08MS小隊オプションパーツセット03」や「ガンダムEz-8」と組み合わせると、劇中のラストシーンなどが再現できそうで楽しみです。

ビルの上からの登場シーン。ここからの無双っぷりがすごかったですよね。OVAを見返したくなります!

ビルの上からの登場シーン。ここからの無双っぷりがすごかったですよね。OVAを見返したくなります!

空中戦に挑むシーン。「第08MS小隊オプションパーツセット03」と組み合わせれば、コア・ブースター戦も再現できそうです

空中戦に挑むシーン。「第08MS小隊オプションパーツセット03」と組み合わせれば、コア・ブースター戦も再現できそうです

マッシー

マッシー

趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。

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