筆者は、ガンダムの可動フィギュアシリーズ「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」(BANDAI SPIRITS)をたくさん集めています。アニメのような動きを再現できるのが魅力なのですが、ひとつ困った点が。一部の商品を除き、基本的にスタンドが付属していないのです。そのため、躍動感のあるポーズで飾っておこうとしても、うまくキマらなかったり、いつの間にか倒れていたり……。せっかくの可動性能がもったいなく感じていました。
普段は、自立可能な範囲でポージングさせて飾っているのですが、気が付くと倒れていることも……(写真は「MS-07B-3 グフ・カスタム ver. A.N.I.M.E.」)
そこで、そんな悩みを解決できそうなスタンド「魂STAGE」を導入してみました。「魂STAGE」は、アクションフィギュアに対応したBANDAI SPIRITSのディスプレイスタンドシリーズ。人型フィギュア向けの「魂STAGE ACT HUMANOID」など、さまざまなラインアップが展開されていますが、今回は「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」にマッチしそうな「魂STAGE ACT MECHANIC」と「魂STAGE ACT.COMBINATION」の2種類を用意しました。
「魂STAGE ACT MECHANIC」1,100円(税込/写真右)と「魂STAGE ACT.COMBINATION」1,980円(税込/写真左)
いずれも、1商品に2つの台座が同梱されているので、1商品買うだけで2体のフィギュアをディスプレイできます。
まずは「魂STAGE ACT MECHANIC」から。特徴は、クリップアームでフィギュアを挟んで固定できること。「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」の場合、モビルスーツの腰あたりで挟むことになるのですが、しっかりとホールドできてアクションが決まります。
クリアカラーの台座セット2つで構成されています
すべてのパーツを組み合わせるとこのような姿に。付属のジョイントを使えば、2つの台座を合体できます
先端のクリップアームでフィギュアを固定する仕組み。支柱やクリップアームは自在に動くので、自由なディスプレイが楽しめそうです(写真左)。腕のように関節で2本のパーツがつながっている支柱は、短いほうを省いて1本だけの状態でも使えます(写真右)
実際に使ってみると、クリップアームのホールド力が強いうえに、支柱も安定しているので、立体的なポージングも難なく保持できました。ただ、短いほうの支柱は割と抜けやすく、飾っている間は問題ないのですが、手で触れると抜けてしまうことが多かったです。
ちょうど腰あたりにクリップアームが来ます。フィギュアを浮かせた状態でも、余裕でホールド可能(写真は「RGM-79(G) 陸戦型ジム ver. A.N.I.M.E.」)
ここまで高い位置で固定しても安定しています(写真は「MS-06JC 陸戦型ザクII JC型 ver. A.N.I.M.E.」)
浮かせたポージングがしっかり固定されるので、バーニアエフェクトの多い「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズに最適と言えるスタンドでしょう(写真左は「MS-06R-1A シン・マツナガ専用高機動型ザクII ver. A.N.I.M.E.」、写真右は「RX-78-2 ガンダム ver. A.N.I.M.E. 〜最終決戦仕様〜」)
続いては「魂STAGE ACT.COMBINATION」。こちらは「COMBINATION」というだけあり、2つの台座をいろいろな形で組み合わせられるのが特徴です。台座のカラーはクリア、ブラック、クリアブルーがラインアップしており、今回はクリアブルーを選びました。
2つの台座セットとジョイントで構成されています。支柱は短いものが1本ずつ付属
支柱にクリップアームはなし。「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズの多くは、本体下部(お尻あたり)に3mm穴が開いており、支柱の凸部分をその穴に差し込んで固定する仕組みです
「魂STAGE ACT.COMBINATION」の最大のポイントは、高低差を付けたディスプレイが楽しめること。ジョイントパーツを使って、異なる高さに台座を並べられます。
ジョイントを縦に接続すると、このような高低差の付いた台座を作れます
高低差を生かして、テレビアニメシリーズ「機動戦士ガンダム」のあの名シーンも再現可能!(写真は「RX-78-2 ガンダム ver. A.N.I.M.E.」(左)と「MS-06 量産型ザク ver. A.N.I.M.E.」(右))
もちろん、平面の状態での接続も可能
写真のように、支柱で武装を支えれば、大型の武装やエフェクトをかっこよく飾れます(写真は「MS-14A ガトー専用ゲルググ ver. A.N.I.M.E.」)
ジョイント面を底にして立てることも可能(写真は「MSM-07 量産型ズゴック ver. A.N.I.M.E.」)
多彩なジョイント方法で、迫力あるディスプレイが楽しめます(写真は「RX-78-2 ガンダム ver. A.N.I.M.E.」(右)と「MS-09 ドム ver. A.N.I.M.E.」(左))
「魂STAGE」は汎用性が高そうなので、「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズ以外にも使えるのか試してみました。結論として、クリップアームを使えば、サイズさえ合えば問題なく使えます。
クリップアームで挟めれば問題なくホールドできます(写真は「S.H.Figuarts ミュウツー」)
ひとつの台座に2本の支柱を立てれば、こんなレイアウトも可能(写真は「figma マリィ」)
1/144スケールのガンプラも問題なし(写真は「RG 1/144 ウイングガンダム」)
1/100スケールのガンプラにも使えました。ただ、ウエストが太いガンプラでは難しいかもしれません(写真は「MG 1/100 ガンダムバルバトス」)
最近の「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」シリーズは、足の接地力が高いので、単体で立たせておく分には困りません。しかし、「魂STAGE」を使えば、浮遊シーンを再現したり、ポーズを決めたりといった状態で飾れます。アニメの再現が特徴の「ROBOT魂 ver. A.N.I.M.E.」を最大限楽しむには、こういったスタンドの導入を個人的におすすめします!
劇中のシーンを再現しながらディスプレイ。写真のモデルは、「RX-78GP01 ガンダム試作1号機 ver. A.N.I.M.E.」(右)と「RX-78GP02A ガンダム試作2号機 ver. A.N.I.M.E.」(左)
複数の機体を立体的に飾れて楽しいですよ。写真のモデルは、「RX-78GP01 ガンダム試作1号機 ver. A.N.I.M.E.」(中央手前)、「RGM-79N ジム・カスタム ver. A.N.I.M.E.」(左)、「RGC-83 ジム・キャノンII ver. A.N.I.M.E.」(右)、「RGM-79 パワード・ジム ver. A.N.I.M.E.」(中央奥)
趣味も仕事もゲーム漬けだった人生から脱却を図り模索中。ホビーや生活雑貨記事などを書かせていただきます。