こんにちは、ガンプラマニアのポッチです!
「ポッチのガンプラ+」というブログで、日々ガンプラレビューを更新しています。今回は、テレビアニメシリーズ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」における主役機のガンプラ「HG 1/144 ガンダムエアリアル」と、2023年3月18日に発売された「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」を徹底比較。特に後者では「新たなビットステイヴの装着ギミック」が搭載されているので、そのあたりを含めじっくりと比較していきます。
左が「HG 1/144 ガンダムエアリアル」(以下、旧モデル)、右が「HG 1/144 ガンダムエアリアル(改修型)」(以下、改修型)。ちなみに、テレビアニメシリーズ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のシーズン2は、2023年4月9日から放送開始!
まずは全身を比較。左が旧モデルで右が「改修型」です。似通った部分も見受けられますが、デザインは一新されています
「改修型」には、背部のフライトユニットが標準で付属
まず「改修型」の最大の特徴は、サーベル刃などの細かなパーツを除き、新規金型で再現されている点です。ガンプラではよく、「発売済みガンプラの一部ランナーに新規ランナーを足したモデル」が発売されているのですが、新作ガンダムの主役機ということもあってか、すべてのランナーが一新されているところにBANDAI SPIRITSの気合いを感じます。
また、旧モデルのバックパックはシンプルな形状で、別売りの「HG 1/144 ミラソウル社製フライトユニット装備」を取り付けることにより、強化版を再現できました。しかし、「改修型」では最初からフライトユニットが付属しています。ちなみに、先述の「HG 1/144 ミラソウル社製フライトユニット装備」に同梱するフライトユニットと、「改修型」に同梱するフライトユニットは別デザインです。
それでは、各部アップで比較していきましょう。
頭部を比較。左が旧モデルで右が「改修型」です。2体とも「ツインアイのグリーン」「側面のイエロー」「レッド部」などが、パーツ分割により細かく色分けされています。頭頂部にクリアパーツが使われているのも共通ですが、デザインはすべて異なります
胸部のシェルユニットを比較。上が旧モデルで下が「改修型」です。シェルユニットはどちらも「インモールド成形」されたパーツが使われており、シールを貼らずともキレイな色合いが再現されています。発光状態で比べてみると、「改修型」のほうが光のラインが多めにデザインされています
そのほか、胴体を始め、肩アーマー、腕部、腰部、脚部なども改修。「改修型」では色数が多少少なくなり、ブルーを主体とする渋い色合いで再現されています
背部を比較。「改修型」には専用のオプション兵装のフライトユニットが同梱します。先端の黄色いツメのような部分は、回転式展開翼で収納できます
旧モデルと「改修型」にはどちらも、「ビームライフル」や「ビームサーベル」のほかに「エスカッシャン」という特殊な武装が付属します。従来作品の「ガンダム」で言う「ファンネル」のような機能をあわせ持つ兵器で、複数の「ビットステイヴ」による多目的攻防プラットフォームとなる武装。防御兵装のシールドだけではなく、機体全身に「ビットステイヴ」を接続した機動強化形態の「ビットオンフォーム」を再現できるのが最大の特徴です。まずはシンプルに、各武装を比較していきます。
「ビームライフル」を比較。下が「改修型」の「ビームライフル」で、大型化されただけではなく新ギミックを搭載しています。ギミックについては後述
多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」がこちら。「ビットステイヴ」をつなぎ合わせることにより、シールドとして装備できます
「エスカッシャン」の裏側。グレーの中心パーツに「ビットステイヴ」を取り付けていく形で再現します
取り付け軸の規格が異なるため、旧モデルと「改修型」の「エスカッシャン」に互換性はありません。ちなみに、取り付け軸が旧モデルは丸型の軸、「改修型」では角型の軸を採用しています
次に、「ビットステイヴ」を分離させ、機体全身に接続した状態「ビットオンフォーム」を比較していきます。2体ともギミックは同じで、シールド状態の「ビットステイヴ」を分解して、機体各部に装着していく形で再現します。
「ビットステイヴ」を分離させてみた状態がこちら。左が旧モデル、右が「改修型」です。作品の公式設定では「機体の改修に合わせて外装のリニューアルが行われた」とされていることから、ガンプラでも別形状で再現されています
機体全身に取り付けた姿がこちら
「改修型」では、背部のフライトユニットにも「ビットステイヴ」を接続します
両肩と腕部に接続した「ビットステイヴ」を比較
右手側と腰部側面を比較
旧モデルではお尻付近にウイングのような「ビットステイヴ」を取り付けるのに対し、「改修型」ではお尻とフライトユニットに取り付けます
旧モデルでは、「シールド」「ビットオンフォーム」の2種類を再現できましたが、「改修型」では「ビームライフル」に「ビットステイヴ」を取り付けることで、「ガンビットライフル」が再現できるようになりました。
こちらが「ビームライフル」に「ビットステイヴ」を接続した状態の「ガンビットライフル」。先端のバレルを交換することでロングレンジモードが、左右のグリップを差し替えればグリップを展開した状態が再現できます
「ガンビットライフル」でビームを発射!
「改修型」、確かにパワーアップしていますね……!
2体を並べてディスプレイ。あなたはどちらの「エアリアル」がお好み?
新規金型ということで、デザインがだいぶ異なります。2体購入して違いを見比べてみるのも楽しいですよ
いかがでしたでしょうか。互換性について補足しておくと、頭部や手足などは無改造で交換できますが、「ビットステイヴ」に関しては一部規格が異なります。たとえば、「ビットオンフォーム」で全身に接続するパーツはすべて交換不可。シールドも付け替えられないため、「無改造でミキシングして遊びたい!」と思われている人はご注意を。
今回の比較でわかった「改修型」の特徴は、「新規金型」「フライトユニットを装備」「ガンビットライフルが再現可能」の3点です。特に「ビームライフル」に「ビットステイヴ」を接続できるギミックは旧モデルでは実装されていなかったので、「改修型」最大の特徴と言えそうです。さらに新規金型で再現されているので、旧モデルを購入済みの人でも新鮮な気持ちで組めると思います!
ガンプラレビューサイト「ポッチのガンプラ+」の管理人でガンダムマニア。都内で出版・コンサル系の会社を経営しております。【ポッチのガンプラ+】https://gunplapocchi.com/